八ヶ岳連峰の最北端に位置し、二重火山の蓼科山(標高 2530m)を歩いて来ました。 円錐形の女性的な山容で、隣り合う北八ヶ岳の山々をはるかに超える存在感があり、独立峰の展望良好の山である。別名『諏訪富士』ともいわれる。
ビーナスラインの通り沿いにある女神茶屋前の「蓼科山登山口」 バス停より登山道に入る。 7時45分。
大きなダケカンバの横から、クマザサの茂る道を緩やかに登って行く。
歩き出してクマザサやカラマツの間をぬうように進むと、40分ほどで木の根が張り出した岩がゴロゴロした坂道に変わる
それもつかの間、再び緩やかな登山道となる。女神茶屋からのコースでは登ってから緩やかにといった感じを2度ほど繰り返し3度目の登りを登り切ると山頂の蓼科山頂ヒュッテに出た。
天気は最高であったが、2回目の登りまでは樹林帯の中で直射日光に晒されずに済んだ。 日陰であることには助けられたが、女神茶屋コースからの登山道はほぼ直登であることが厳しかった。
登山道は岩がゴロゴロしているので広く感じ、平坦になると岩と木の根が張り出しており、足元の注意は欠かせない。 幸徳平通過、9時22分。
登り出して1時間を過ぎた頃から徐々に振り返る景色が見える様になり、だいぶ登って来たことが実感できる。
幅広の登山道で相変わらず岩のゴツゴツした地面を踏ん張り、急登に大汗を流す。
中間地点のピークから僅かに下り、3度目の厳しい急登が更に続く。
シラビソの立ち枯れた林が見えてくると森林限界は近い。
目の前がパッと開ける。1~5m位もある溶岩が折り重なる斜面である。
登るほどに斜度は増し、やがて山腹を右に巻いて行く。
浮き石を踏んだり、踏み外しをしないよう注意しながら標示に従って行くと、ようやく蓼科山頂ヒュッテが見えた。 ヒュッテ到着、10時55分。
山頂は中央が僅かに窪んでおり、そこが火口に当たるらしい。 ただ、山頂のあまりの広さに驚いた。 ヒュッテの方にお聞きしたら、400mトラック位の広さと話されていたが、もっと広いのではと感じた。 正面に人が立っている、小高い所が蓼科山の山頂。 壊れた山岳展望の方位盤からの山頂風景。
山頂の広大な火口跡のほぼ真ん中に蓼科神社奥宮が佇んでおり、無事安全登山のお礼の参拝を済ませた。
蓼科山山頂の三角点。登頂、11時。
休憩しながら、コース状況や色々お話を聞かせて頂いた蓼科山頂ヒュッテ。
下山開始、11時半。
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