以前より1度は見てみたいと思っていた『飛雲閣』の特別公開をパンフレットで知り、運良く公開日程が平成22年11月3~14日(日)であり、朝一で訪問した。
皆さんは飛雲閣がどこに有るか、ご存知ですか
そうなんです。西本願寺の境内東南の隅にある滴翠園(てきすいえん)に建つ三層の楼閣です。
こんな事を言っても、私自身も知りませんでした。 ただ、西本願寺は京都駅から近いし、早朝から参詣ができるし、他の寺院に比べてスケールが大きいのです。
浄土真宗本願寺派の大本山。正式には本派本願寺と言うようです。 通称名が「西本願寺」。
親鸞聖人の娘、覚信尼(かくしんに)が現在の知恩院に廟(びょう)を移して御影堂(みえいどう)としたのが始まりと伝えられています。 境内には国宝の唐門、飛雲閣や重要文化財の御影堂などが並んでいます。
飛雲閣(国宝)について 本願寺解説書より 飛雲閣は、境内の東南隅にある滴翠園の池に建つ三層杮(こけら)葺きの楼閣建築です。 初層は唐破風(からはふ)と入母屋(いりもや)を左右に、二層は寄棟造りを中心に千鳥破風や唐破風を配し、三層は宝形造りと実に変化に富んだ屋根を持ち、左右非対称ながら巧みな調和を持つ名建築として知られています。 豊臣秀吉の聚楽第(じゅらくだい)の遺構とも、本願寺の御亭の発達したものとも言われています。
一階は主室の招賢殿(しょうけんでん)と八景の間、舟入の間、さらに後に増築された茶室「憶昔」(いくじゃく)からなります。 二階は歌仙の間、三階は摘星楼(てきせいろう)と呼ばれる展望室で、全体に外に向かって開かれ、庭園と一体となった構造になっているようです。
飛雲閣は撮影禁止ですが、境内を出て堀川通りで買物中に三階の摘星楼を発見した絵がこれです。
西本願寺には唐門(国宝)が境内南端にあります。 桧皮葺(ひわだぶき)の四脚門。伏見城から移したと伝わり、随所に豪華な彫刻と飾り金具が施され、丹念に見ていると日が暮れるのを忘れることから、日暮門とも言われています。この唐門はいつでも拝観できます。
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