以前の梅小路蒸気機関車館の時には何度か見学に寄ってみましたが、今年の平成 28年 4月 29日に鉄道の歴史を通して日本の近代化の歩みを体感できるとして新たにオープンした「京都鉄道博物館」を訪問しました。
歴史と伝統を重んじながらも常に革新を続ける京都の地に開業されていることが素晴らしいと思います。
博物館の基本コンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」ということだそうです。 「鉄道を基軸とした事業活動を通じた地域の活性化に貢献する。」という基本ミッションを掲げ地域との共生を目指し、また 学校教育、周辺施設など、地域との連携を図り、地域の活性化に寄与するとともに、広く皆様に受け入れられる「憩いの場」となると共に、「見る、さわる、体験する」ことで誰もが楽しむことができる「学びの場」となることも目指しています。
大人から子供まで多くの方々が楽しめる施設として、特に好奇心旺盛な子供たちも車両の構造や動力の仕組みを装置に触れながら学ぶことができ、あれもこれもと広い館内を走り回っていました。
大人でも昭和3~40年頃であろうか 駅の改札や
客車内の雰囲気が再現され、自分の歳を感じさせられました。
また、丸いブラウン管テレビ、赤い公衆電話、店外で見られたアイスクリームの冷凍庫、
それにダイハツの三輪ミゼットが展示されているのには感激というか 、とても懐かしく感じました。興奮です。
職員の方が付いて下さり、足で自転車の様にして乗り、線路の点検作業の体験もできました。
ジオラマで昼と夜の鉄道の動きを見学したり
車両の運転席に座り、運転手さんの雰囲気を味わったり、鉄道の大切なダイヤグラム(列車運行表)の簡単な作成体験など興味津々取り組んでいました。
大きく広い館内には駅のプラットホームを模したスペースに、C 62形蒸気機関車や 80系電車、0系新幹線電車など所狭しと、蒸気機関車から新幹線まで本物車両の貴重な 53両と鉄道施設、工夫を凝らした展示の数々。
扇形車庫には 20両のSLが勢ぞろいしています。
そして本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車することができます。 これは梅小路蒸気機関車館の頃から大人気でSLスチーム号が往復 1Kmを約 10分間で走ってくれ、束の間の蒸気機関車での旅気分が味わえました。
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