初夏の上高地 自然観察ハイク 上高地というと普段は登山基地的な感覚で、ブラブラするよりも、槍・穂高を目指す単なる通過点であったが、今回はノンビリお花や自然の景観を楽しみたいというチーム、 お花や自然景観も楽しみたいが折角の上高地を歩いてみたいというチーム、 ブラブラ自由行動をしたいというチームの 3つを希望するそれぞれの方々40名と共に好天の中、汗を流して来ました。
大正池前到着11時。 皆さん歩く準備はできていたので番目のチームを担当し出発。
まず、大正池の湖畔に降りて北を向いて池と穂高連峰に感動。 穂高の南面、雪がほとんどない。
西を向いて緑濃い池と焼岳(標高2455m)に感動、かすかに噴煙も確認できた。
かつては登山者だけの秘境でありましたが、今では交通機関を利用して誰でもが簡単に訪れることができる山岳リゾートになっています。
梓川の上流に盆地として細長く伸びる上高地は、穂高岳を望む景勝地であり、四季折々の素晴らしい景色を楽しませてくれます。 田代池分岐から見た穂高連峰
清らかな瀬音の梓川沿いには、シラカバ、モミ、コメツガなどの原生林に包まれて大正池、田代池、明神池が散在し、水面に鋭い山影を映しています。
野生のサルさんを間近に見ることができる、ここ上高地は 『特別名勝 特別天然記念物』であります。
「名勝」とは優れた景色のこと。 しかもそれが自然そのものだから「天然記念物」。 さらにそのいずれにも「特別」を冠します。 上高地は、日本で初めて 2つ同時に指定された、素晴らしい所であります。 岳沢湿原からの六百山。
参加された お花好きの皆さんは、この時期にしか見られないという『ショウキラン』を一目見たいという方々であり、花に詳しいスタッフが生育環境にも精通し、皆さんの思いを叶えてくれました。
それも一か所でなく、何株も見ることができました。 ショウキランとは人目に付きやすい所に咲く訳ではなく、木陰や葉陰の中に咲き、何で分かるのか不思議でした
ラン科ショウキラン属の多年草で葉緑素を持たず菌類に寄生する腐生植物。 通年地下茎の形で成育し、7~8月の花期のみ花茎を地上に伸ばし花を咲かせ、一週間程度で黒くしおれるそうです。
その他にも米粒のような花を探したり、私には付いていけませんでした。 そんなことで中々進まず、バスターミナルの集合時間が気になり、見学時間を短縮して行動しました。
ニッコウキスゲやレンゲツツジを見ながら歩く木道の周りは荘厳さと静寂の中で、小鳥の声がより鮮明に聞こえました。
明神池の穂高神社奥宮を参拝し、できれば嘉門次小屋の「岩魚の塩焼き」を賞味したかったが上高地バスターミナルまで戻る時間を考慮し諦めた。
梓川に掛かる明神橋では吹き渡る風が、とても爽やかであった。
素晴らしい天気に恵まれ、梓川の左岸を気持ちよく歩を進めましたが、列を作っても何か花を見つけるとストップ、まるで芋虫の様に伸びたり縮んだりと後ろから見ていて楽しかった。
好天で素晴らしい大自然の中をブラブラしていると、空気がおいしいって感じますね。 ご覧の皆様も是非お出かけ下さい
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