JRのダイヤ改正については、新しい切符の発売を含めて3回書き込み、前回「最終回」と銘打ったのだが、報道で取り上げらていることもあって、今回の改正で終焉を迎える「キハ52」の問い合わせがきているので、今一度触れてみたい。
このキハ52、JRの非電化区間、特にローカル線をこれまで支えていた気動車であるが、老朽化が進み、この度引退する。両端に運転台を持ち、単機運転が可能。搭載のダブルエンジンは、山間部でもその威力を遺憾なく発揮してきた。
ここでも何度か触れてきたが、2008年の5月2日で予測したとおり、終焉の地は「大糸線」ということになった。最終日の3月12日は、糸魚川駅で各種イベントが開催される。最終便は、糸魚川発20時1分の438Dと、折り返し便で南小谷発21時8分の437D。残る3両を全て連結し、ヘッドマークを着けての運転となる。
その後、1両はJR西日本の岡山支社で保存されるというが、ほか2両は解体か…。いずれも50年近く走っているのだろうから、「お疲れ様でした」と声をかけてやりたい。
(写真下:大糸線平岩駅で折り返し運転を待つキハ52の雄姿。2009年5月撮影)