忘れた頃にGWに乗った電車の話。あの日、妙高高原から直江津に戻り、犀潟から「ほくほく線」に入り松代で途中下車、昼食後越後湯沢経由で帰ってくるコースを選択していた。
地方の三セクにありながら、業績が好調な北越急行「ほくほく線」。その業績を支えているのが、越後湯沢と金沢を結ぶ、国内在来線では最高時速160キロを誇る「はくたか(写真上:直江津駅の681系JR西日本仕様。2006年8月撮影)」の存在だ。
JRと相互乗り入れの「はくたか」、北越急行の利益の9割を稼いでいると言うが、降りかかる2014年問題(2010年10月26日記事参照)に、会社は内部留保、つまり貯金に躍起だ。
そのほかにも徹底的な少数精鋭主義。路線は高架とトンネルだらけで、これが高速化を実現しているだけでなく、雪にも強く保線にかかる経費を少なくしている。駅管理や列車運行にもアイディアを凝らすなど、集客とサービスにも力を注ぐ。
今回乗車した「ゆめぞら号」もそのサービスのひとつ。トンネル内を活用し、車内が幻想的なシアターに早変わりするイベント列車となっている(写真下)。「わー!」っと声を出してしまうこと請け合い、一見の価値がありますぜ!
しかし、この「ゆめぞら」、大音響だけに通勤・通学客にとっては少々わずらわしいかもしれない。まあ、土曜・休日の日中2往復程度運行なんんですがね。