行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

ひとりで真冬の米坂線研究会に

2015年01月14日 | 旅行記・まち歩き

三連休最終日、思い立って米坂線研究会。厳冬期の米坂線は久し振りだが、この日も雪の予報もあり、動いてくれるかなー、無事に米沢着けるかなー、と少し緊張と期待感が入り混じった気持ちで乗り込んだ。(写真上:羽越線・中条駅からキハ110快速「べにばな」に。もう一枚は、途中・小国駅構内の様子)

終日、雪が降ったり止んだり。写真を見てお分かりのように、最前列の鉄ちゃんビューに度々お邪魔したが、ホント白の世界が続きます。(写真中2枚)
除雪は昨日入ったとの情報が寄せられていたが、列車数の少ないローカル線では、すぐに降雪が線路を隠してしまうし、時折キハ110は自ら吹き上げた雪を思いっきり舞上げる。
坂町から乗り込んだ保線区要員は、各駅の雪の情報をタブレットで撮影していたが、小国を出てからは時々立つ上がり、沿線の雪止め柵やトンネル出入口から張り出す雪庇の状況を確認している。
宇津峠を目前に、列車は急勾配と急カーブの連続で減速を余儀なくされ、時折強く降った雪が視界を遮ったりすると、「頑張ってくれ!」とついつい力が入る。

峠の長いトンネルに入ると列車は一息入れたようにマスコンを切り、惰性で走る。蒸気機関車の時代から、宇津峠は難所とされていたが、いまも運転士と保線員は一旦雪のなくなったトンネルの暗闇の中でホッとしているのかなー。
てなことを考えて、ひとりでとても有意義な研究会だったとしております。(写真下:米坂線羽前沼沢付近と終点・米沢駅の様子)
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