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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

JR信濃川発電所のもう一つの施設「おぢゃーる」

2020年09月09日 | 旅行記・まち歩き


小千谷市の山本山中腹にあるのが今回ご紹介する「おぢゃーる」である。
先にも紹介したとおり、山本山には十日町市からトンネルを利用し発電用の水が引き込まれるJR信濃川発電所の調整池があり、そのほとりに立つ施設。小千谷発電所にも近い場所に、「市民の家・小千谷信濃川水力発電館(通称・おぢゃーる)」は、小千谷市を一望できる場所にあり、市民の憩いの場として、電気のふるさと信濃川を学習できる施設として設置された。

これまでも紹介してきたとおり、一連のJR信濃川発電所に関して学べる「水力発電館」を中心に、研修室や宿泊室、屋外には広い芝生の広場がありキャンプなども楽しめる。
JR東日本と小千谷市が共同で設置し、小千谷市が管理しており、市民だけでなく、誰でも利用できるという場所だ。



特に、神秘的な灯りのトンネル(「水路トンネル」をイメージしたもの)をくぐって入る水力発電館は、信濃川発電所に関するパネルや資料が展示されていて、その全容を紹介するガイダンス施設になっている。
最初にここに来て、じっくりその仕組みを勉強していれば、3回も小千谷・十日町方面に通わなくても済んだのかもしれない。それだけ展示物はしっかりしているし、子どもたちにとっても、まあ何となく発電の仕組みを勉強することもできる。
まあ、子どもにとってはジオラマや「電車でゴー」でおなじみのシミュレーターが人気なのかもしれない(写真下)。自分もしっかりと楽しみましたがね!



実はこの施設は、例のJR東日本の不正取水事件によって、JR東日本と小千谷市の協議の中で平成28年にオープンしたもの。つまり、迷惑をおかけしたのでという代替施設。地元との懇談会を開催するなどして作成された、JR東の「再発防止策の概要」の中の「地域自治体等との連携」という項目で、その設置が掲げられている。
まあ、施設の設置経緯は忘れてほしくはないことでもあるが、何度も言うように本当に地域と連携し、地域に貢献する企業としてJR東日本は新潟を見てほしいものでおじゃーる!
(写真下:この事件のことに関しても、水力発電館の一角の「地域との共生」というコーナーに、しっかり説明ががあったことは評価したいと思う。)






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