JRの信濃川発電所を紹介するのに、一番下流の「小千谷発電所」とその周辺を紹介しておきながら、上流部の写真がない!これでは全体の3割程度の紹介となるため、急きょ十日町に出動。しっかっりと一連の施設を紹介していきたいと思う。
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JR東日本の信濃川発電所は、十日町市の信濃川から取水することで始まる水力発電施設。
取水は、信濃川に建設された宮中ダムと付帯の取水口から始まる(写真上:宮中ダムと宮中取水口)。信濃川本川では、一番下流に設けられたダムということになる。ここが、先に触れた不正取水事件の震源地ということになって、国土交通省の水利権取り消し処分を受け、1年以上発電ができなかったということがあった。
この日は、11基の水門(堰)うち4基の門が開いていて、下流部に水を送っていたが、ダムのすぐ上流部に設置されている取水口から、開渠または水路トンネル・圧力トンネルで一部は浅河原調整池を経て十日町市の千手発電所に送水されている。
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詳しく言えば、先に建設された宮中取水口からは水路トンネルで浅河原調整池へ、その後圧力トンネルで千手発電所(写真上:発電所エントランスに立つ看板とその下流の開渠部分の二本の水路)へ送られ、その水をさらに下流の山本調整池に送り小千谷発電所で発電する。
また宮中第二取水口からは5期水路トンネル(延長26キロ)で小千谷市の山本第二調整池に直接送られ、平成に入って稼働した新小千谷発電所(小千谷第二発電所)で発電されるという新旧二系統がある。
千手発電所は12万キロワットの出力で、5機のタービンを回す。昭和14年(1939年)の稼働だから80歳。浅河原調整池とともに推奨土木遺産。
小千谷発電所は12万3千キロワット、5機の発電機。小千谷第二発電所は、20万6千キロワット、2基の発電機。全体で、44万9千キロワット(認可値)で、前回に触れたように首都圏に送られて、JR東日本の4分の1の電気を賄っている。
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凄いと思うのは、まあ落差により発電する水力発電では、導水路を設置するため暗渠やトンネルを用いることは全国各地のダムと発電所にもあって、どこでも難工事がつきものです。ただ信濃川発電所の水路トンネル・圧力トンネルで3系統8本の水路を持ち、その延長は80キロに及び、取水口や調整池、開渠部分の水路のほかに、巨大な水路橋を直接見ることができる。
山間にあるためこの水路が谷を渡るときには、巨大な水路橋4か所が設けられていて、谷から見上げるとこれまた圧巻(写真上:真人(まっと)沢に架橋されたRCの3期、4期水路と、さらに沢の奥に突如現れる5期水路橋)。
何でも戦後の工事で、この水路を掘っていたトンネル内で落盤事故があり、45名の作業員が亡くなったとか。このプロジェクトに参加しした先人に敬意も込めて拍手を送りたい。
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JR東日本の信濃川発電所は、十日町市の信濃川から取水することで始まる水力発電施設。
取水は、信濃川に建設された宮中ダムと付帯の取水口から始まる(写真上:宮中ダムと宮中取水口)。信濃川本川では、一番下流に設けられたダムということになる。ここが、先に触れた不正取水事件の震源地ということになって、国土交通省の水利権取り消し処分を受け、1年以上発電ができなかったということがあった。
この日は、11基の水門(堰)うち4基の門が開いていて、下流部に水を送っていたが、ダムのすぐ上流部に設置されている取水口から、開渠または水路トンネル・圧力トンネルで一部は浅河原調整池を経て十日町市の千手発電所に送水されている。
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詳しく言えば、先に建設された宮中取水口からは水路トンネルで浅河原調整池へ、その後圧力トンネルで千手発電所(写真上:発電所エントランスに立つ看板とその下流の開渠部分の二本の水路)へ送られ、その水をさらに下流の山本調整池に送り小千谷発電所で発電する。
また宮中第二取水口からは5期水路トンネル(延長26キロ)で小千谷市の山本第二調整池に直接送られ、平成に入って稼働した新小千谷発電所(小千谷第二発電所)で発電されるという新旧二系統がある。
千手発電所は12万キロワットの出力で、5機のタービンを回す。昭和14年(1939年)の稼働だから80歳。浅河原調整池とともに推奨土木遺産。
小千谷発電所は12万3千キロワット、5機の発電機。小千谷第二発電所は、20万6千キロワット、2基の発電機。全体で、44万9千キロワット(認可値)で、前回に触れたように首都圏に送られて、JR東日本の4分の1の電気を賄っている。
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凄いと思うのは、まあ落差により発電する水力発電では、導水路を設置するため暗渠やトンネルを用いることは全国各地のダムと発電所にもあって、どこでも難工事がつきものです。ただ信濃川発電所の水路トンネル・圧力トンネルで3系統8本の水路を持ち、その延長は80キロに及び、取水口や調整池、開渠部分の水路のほかに、巨大な水路橋を直接見ることができる。
山間にあるためこの水路が谷を渡るときには、巨大な水路橋4か所が設けられていて、谷から見上げるとこれまた圧巻(写真上:真人(まっと)沢に架橋されたRCの3期、4期水路と、さらに沢の奥に突如現れる5期水路橋)。
何でも戦後の工事で、この水路を掘っていたトンネル内で落盤事故があり、45名の作業員が亡くなったとか。このプロジェクトに参加しした先人に敬意も込めて拍手を送りたい。
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