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エコロジカル・フットプリント

2008-01-05 15:07:56 | Weblog
エコロジカルフットプリントと言う言葉を初めて知りました。
これは人間活動により消費される資源量を分析評価する一つの手法です。
人間一人が生きていくために必要な生産可能な土地面積を表したものです。
例えば化石燃料を燃やし出てくるCO2を吸収するために必要な森林面積。
道路建築物に使われる土地面積。食料生産に必要な土地面積。紙木材生産に必要な
土地面積。を合計した値として計算されます。
米国は人間1人が必要とする生産可能土地面積が5・1ha。加4・3ha。 日2・3ha。印0・4ha。世界平均1・8haと言う。
これを世界地図に表すと米。日。韓。欧州。等は異常に膨張し、あの広大な   アフリカや南米は干からびて細く小さくなってしまいます。
それだけ後進国の資源を先進国は食いつぶして居るかが判ります。
01年の環境白書で引用されたWWF推計では、日本国民一人当たり国土が供給
可能な0・86haを越え海外を含め5・94haが必要と言う。
世界がこの様に他所の環境を踏みつけるならば、2・7個分の地球のスペースが
必要とされています。
これに併せてフードマイレージ。食料の輸送距離で重量と距離の積をトン・キロ メートルで表しこの数値が高い程食べ物に贅沢して居る事を表します。
2000年日本の食料輸入量は5300万トン輸送距離を掛けるとフードマイレイジは5000億トン・KMとなる。これは韓国の3・4倍米国3・7倍と言う。
日本人一人当たりフードマイレージは4000トン・KMと言う。
世界中でダントツで現代の日本人は歴史上のどの時代に於けるどの國の王侯貴族
依りも贅沢な食事をしていると言われる。
これは誇って良いものか悲しむべき事なのか。食は基本的には地産地消が原則です
国民の贅沢は海外に食を求め國の農業に打撃を与えその悪循環で食料自給率は下がるばかりで、益々フードマイレージの数値は上がっていく。
その為輸送や環境破壊等々で日本は加害者となって行きます。
アラブのオーマン國から遙々輸入されるインゲン豆や北海から輸入されるサケ等
今や世界中から日本は食料を輸入しています。
そして食べられず破棄される食料は2000万トンと言う。
世界で飢餓に苦しむ民族が必要として居る食料は700万トンから1000万トン
あれば多くの人々が命を繋ぐ事が出来ると言う。
日本で破棄される食料の半分で多くの人が救われると言う。
本当に日本と言う國は贅沢なムチャクチャな國だとつくずく思います。

PS
 あるデーターによるとフードマイレージ日本9000億トンKM。米2958億 トンKM。英1879億トンKM。独1717億トンKMとあった。
 また国民一人当たり日7093トンKM。米1051トンKM
 英3195トンKM。独2090トンKMとあった。
 これから行くと今の日本のデーターは、こんなものではないかも知れません。