日々好日

さて今日のニュースは

一般教書

2008-01-30 09:17:20 | Weblog
来年1月で任期満了を迎えるブッシュ大統領の最後の一般教書演説が行われ今年 1年の施策方針を示した。
流石今年はイラク等を悪の枢軸と非難した勢いは影を潜めたものの、イラク問題や
アフガン問題の正当化と成果を強調した。
しかし今年の一般教書の特徴は悪化する経済問題と、今まで反対してきた、地球
温暖化対策に力を入れ色々施策を打ち出した事です。
日本と同じ様に野党民主党が主導権を握って居る議会に対し、あと1年間でどの様な成果が上げられるか疑問です。死に体の残務整理政権の最後のあがきに見えないでも無い一般教書でした。
ブッシュ大統領の演説を見ていて感じた事は、原稿無しで、自分の言葉で話して
いる事です。
どこかの國のお偉いさんたちは、官僚作成の原稿を1言1句間違えない様に、読み
上げて、お茶を濁しています。早口で原稿から目を離さないで読み上げられる言葉
は死んでいて、もはや演説や答弁になっていません。
日本の議会制度の悪慣行は、事前に質問内容を出させ、審議の上当たり障りのない
議題を選び、国民の前で演出する事です。
これだと、官僚の見事な作文で大臣の株は上がり、失言という大失態も少なくなり
ます。後はいかにドラマチックに議事を盛り上げて、国民にアッピールするか?
円滑な議事運営のためには、必要な事かも知れませんが、これでは本音が聞けません。そう言った意味では米国の議会は羨ましい感じです。
官僚に踊らされて、議事運営をして居るとしか見えない日本の議会何だか情けない
気持ちです。