日々好日

さて今日のニュースは

死刑

2008-01-14 10:46:36 | Weblog
日本で死刑判決を言い渡された被告が2年連続で最多記録を更新したと言う。
昨年度に於ける1審、2審とも死刑判決数は14件。最高裁が18件です2007年死刑確定数23件死刑執行数9件前年までの死刑確定総数94名1名病死で07年の死刑確定総数は107名となります。現在107名の人達が死刑執行を待っています。      
(94+23-9ー1=107)
06年死刑確定数は20件です、戦後の混乱期は49件や79件ありその頃の死刑
執行数も30件程でしたが、大体60年代に入り少しずつ減ってきました。
80年90年は激減し2004年頃からまた増加してきて居ます。
社会構造の変化に伴う犯罪の凶悪化に伴い被害者の遺族感情や社会的影響を重視し
ての判断でしょうが、社会もまた極悪化する犯罪を憎み死刑の求刑を望む風潮に
なった事は間違いない様です。
新しい事例で山口県光市母子殺害事件、当時未成年者の被告は母を犯し、幼児を
床に叩き付けて殺したと言う疑いで死刑求刑に対し裁判所は仮釈放もある無期懲役
を言い渡し、最高裁で差し戻し今結審を待っています。
世間の声は当然死刑を要求したが、死刑反対の弁護士団が反対運動の道具とした事
から、事はこんがらがった様です。
世界的にはロシア韓国など130ケ国が死刑廃止か10年以上刑の執行が停止されて居ます。存続は日本中国北朝鮮イラクキューバや米国の大半の州等60ケ国です。
神でない人間が人間を裁くと言う事はある意味では許される事ではないかも知れないが、人間が生活するにはルールが必要で、それを犯すものは当然罪を受けるべき
です。命に対しては命で、これは太古から人類が受け継いできた、シンプルな解決
方です。死刑判決は確かに惨いです。しかし自分の肉親が無法者に殺された時に
どれだけの人が笑って赦す事が出来ますか?ましてや幾ら殺人を犯しても死刑には
ならないとうそぶく被告を前にして・・・
いずれにしても死刑と言う刑罰がある以上、恐れおののいて、犯罪が減少する事を
願うのみです。