日々好日

さて今日のニュースは

日切れ法案

2008-01-15 11:21:54 | Weblog
またまた新しい政治用語が出てきました。今年3月末で期限切れになる揮発油税の
暫定税率等を担保するための歳入関連法案を日切れ法案と言う事だ。
もしこの法案が成立しないと、株価暴落や、ガソリン買い付け騒動が起こり4月 パニックが起こりかねないと心配されている。
民主党は利権のための道路よりガソリン代だ。租税特別措置法案3月成立絶対阻止を叫び解散に持ち込む構えと言う。
一方与党側は対話重視派と、どんな強硬手段を使っても衆院通過させ、参院送付後
60日間で否決とする憲法59条のみなし否決規定を念頭に審議を進めるべきと言う強行突破派の二派に別れて居る。
どうも国民が願っていた国会運営とは逆目にどんどん悪化の一途を辿って居る様に
思えてならぬ。
確かにガソリン代が安く手に入る事は願ってもない事です。しかしそれと引き替えに、生活が今より尚一層逼迫してきて苦しくなると言う事であれば話は別です。
先日発表された世界の株価下落率で日本株は下から2番目と言う不名誉なランク付けでした。今や景気の良い東南アジアや中国に比べ日本株は売りたたかれて居ます
米国ではサブプライムローン損失で今までうま味のあった日本企業株を含み損解消
のため売りに出されると言う。
日本株の売り叩きは日本の株価の更なる下落を呼び、円高、企業業績悪化と悪循環
で益々経済は冷え込んで来ます。
またこの3月で任期満了の日銀総裁人事もねじれ国会のあおりで、空席になる可能性があると言う。この様な事態で歳入関連法案がにっちもさっちも行かなくなったら、世界の目はどうなるか?私達の生活はどうなるか?
この様な時政界の裏では不気味な動きがある様に思えてならない。
福田首相の支持率は辛くも40%をチョツト越え不支持率をほんの少し上回る様ですが、はやくも福田政権に見切りをつけたのか、ポスト福田で動き出した様に思えてならぬ。古賀派と谷垣派の合同の動き。麻生氏担ぎ出しの動き。先日の安倍元
総理を囲み塩崎元官房長官、菅党選対副委員、渡辺行革相等の会合。
一応安倍氏の全快祝いを兼ねた新年宴会となっているが誰もそんな事信じません。
冷や飯を食わされる塩崎氏、独法改革で途中はしごを外され口惜しい思いをした
渡辺氏、独法改革はこれでおしまいと言う声すらあるこの内閣では駄目だと思った
に違いありません。福田内閣は前の小泉安倍内閣が成立させた国家公務員制度改革
法で日本中の官僚を敵に回した轍を踏まないためにも、官僚を立てる立場をとって
居る様です。
その様なドロドロ政界裏の話は別にして、本当に国民のためになる政治を一刻も
早くして欲しいものだ。