キャリア

日本の政治を支えているのが官僚制度で、その官僚制度を支えているのがキャリア制だと言われています。
キャリアとは国家公務員採用試験の１種試験合格者で各省庁の採用者が、キャリアと言うベルトコンベアに乗り、一路昇進コースから将来の天下りまで、身分保障　される制度です。
行政改革はまずはキャリア制廃止等公務員制度改革からと有識者懇談会が議論を本格化し今月末には国家公務員採用試験の抜本改革報告書を福田首相に手渡す予定
と言う。
試案では、１種、２種試験を廃止して、総合職、一般職の試験新設する。
採用から一定期間後幹部候補育成過程を導入する。人事評価の厳格化をする。
この３点を盛り込んだ報告書だと言われる。
しかし過去に公務員試験の抜本改革や試験区分にとらわれない幹部候補育成を定めたが、霞ヶ関の強い抵抗に遭い潰された経緯があると言う。
今回も当然霞ヶ関にとっては浮沈の問題で、頭の良い彼等の事総力を挙げて潰しにかかって来ると思われます。
妙な所で妥協して骨抜きにされては、折角の改革も看板倒れになります。日本の将来のためにも、国会議員の先生達には是非頑張って貰いたい。
しかし１種２種の試験を廃止しても総合職合格者が名前を変えキャリヤと同じ役
をすれば、同じではないかと言う声が出ていると言う。
日本の政治は優秀な官吏で成り立って居ると言う現実。官吏の思うまま国家予算が
出鱈目に使われて居ると言う現実。これを納得の行く様に改革して行くのが、　　行政改革です。
国会議員の先生達も国民の側に立って、したたかな官僚の壁を突き破って欲しい。