10%消費税率引き上げに対し、公明党は酒類を除く飲食料品に軽減税率即刻適用を強く主張
しています。
国民に取っては大変よい事の様に思えますがもし是を適用すれば折角消費税を上げて確保した
財源の大半は軽減税率でなくなってしまいます。
是では折角値上げした消費税が国民の人気取りにバラ播かれる事になるのでそれだけは避けたい
と自民党は対象品目の絞り込みを検討すると云う。
ご存じ様に消費税を1%値上げすれば2兆5千億円程度の財源確保可能とされて居たがこの頃
1%では2兆円の増収も危ういと云われ出して居ます。
今回2%引き上げでは4兆円の財源確保とソロバンを弾いたが、公明党の主張通りに軽減税率を
適用すれば1兆3千億円の財源が消える事になります。
政府はこの2%引き上げを見越して借金して居る分があるので、それも精算しなければなりません。
是では折角上げた消費税はなんのためかとなります。
税金をバラ播くための消費税引き上げと言われても仕方ないのでは・・・・
一方公明党の面目を保つため軽減税率適用は守りましょう、しかし本来社会保障対策のために
消費税は引き上げたのですが、ヤムをえないので社会保障対策の一部を見送りましょうと云う
政府の方針が決まった様だ。
来年夏参院戦を前に公明党の顔を潰すのは拙いと云う判断でしょう。
医療・介護の総合合算制度実施取りやめで年間4千億円の歳出減をし財源確保する意向。
是では本末転倒の感がしてなりませんね。
しかし是が政治なんでしょうね。