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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

最強

2017-05-02 07:56:08 | 忌野清志郎
RCサクセション 1985年 キティ
ゴールデンウィークだからってブッ続けて休みがとれるわけでもなく、カレンダーどおりに仕事するしかないんだが。
今日は朝からRCでも聴いてから出かけよう。
このCDは、持ってなかった(だってベスト盤なんて興味ないじゃん)のを、3月下旬だったかな、中古レコード屋さんで見かけて買ったもの。
選曲にはべつに異論も賛同もない。
1~5は「ラプソディ」からのライブバージョン。
「トランジスタ・ラジオ」にはいろんなバージョンがあるらしいが、はっきり言って私にゃどれが何だかわからん(笑)
んー、今日のところは「たとえばこんなラブソング」なんかがいいなあ。
初めて聴いたときは、かったるいなくらいの印象しかなかったような気がするけど、トシとるとだんだんよくなってきた、そんなタイプの曲、私にとっては。
1.よォーこそ
2.ブン・ブン・ブン
3.ラプソディ
4.エンジェル
5.雨あがりの夜空に
6.わかってもらえるさ
7.ステップ
8.ダーリン・ミシン
9.トランジスタ・ラジオ
10.たとえばこんなラブソング
11.いい事ばかりはありゃしない
12.よそ者
13.ロックン・ロール・ショー
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ロックで独立する方法

2016-12-27 18:38:01 | 忌野清志郎
忌野清志郎 2009年 太田出版
これ書店で見かけて、読んでみたくなって買ったの、ことしの10月くらいだったか。
私の手に入れたのは7刷だけど、存在知らなかったな、2009年8月の発行。
もっとも、そのころ、こういうの見かけたら、「またビンジョーの、モンキービジネスだろ」とか思ったかもしれない。
ところが、この本を構成した山崎浩一さんというひとは、そんないいかげんなひとぢゃなかった。
なんせ、あの『愛しあってるかい』(1981年JICC)を編集したひとだったのだ。偉大ぢゃないですか、名前知らずにいてスミマセンでした。
だから、この本だって、「ヤマちゃん、実は俺、つくってみたい本があるんだけど、協力してくれないかな? タイトルだけはもう決まってるんだ」って、キヨシローから持ちかけられたものらしい。
もともとのネタは、取材のインタビューが2000年6月から2001年8月にかけて行われ、「Quick Japan」に2000年12月から2002年2月までにわたって八回連載されてた。
そういう関係だから、めずらしくもキヨシローがインタビュアーを信頼して語った内容なんで、ウソイツワリはない。
基本的にキヨシローがメディアに対してもってる感情としては、
>要するにこちらに言わせたい答えや結論は、最初から決まってるんだ。(略)
>だったらわざわざインタビューなんかに来ないで、最初から自分で勝手に書いちゃえばいいと思うんだが。(略)(p.116)
というあたりで、我慢しながら面白くなさそうに答えることになるから、マスコミ嫌いとか言われちゃうんだけど。
内容は、キヨシローたちがデビューしたころのことから、RCが活動しなくなっちゃったころのことまで、いろいろ。
>(略)いろいろな段階での「独立」があった。
>(1)まずRCとしてバンド活動を始めることによる親や学校、周囲からの独立。
>(2)次にRCごとプロダクションを設立した第一期独立。
>(3)そして忌野自身の個人事務所を設立した第二期独立。
>(4)さらにそれと前後してRCそのものからの独立。(p.162)
ということで、独立を語っている。
独立がキーワードで、本のタイトルを、たとえば「ロックで売れる方法」とか「食える方法」とかにしなかったのは、そこんとこ語りたかったからだ。
>「独立」っていうのは、自分の仕事に関わることを、できるだけたくさん自分で決める、自分で管理することだろう。(p.103)
と言ってるのは、若いころに事務所にいいようにだまされたことへの抵抗からきてるんだろう、当然のことだ。
自分が直接関わった相手だけぢゃなくて、音楽業界全般に対しても、
>ロックがビッグビジネスになってきたプロセスも、結局いろんな価値が数字に変換されてきたプロセスだからね。(略)
>そうなってくると、もう音楽への愛だの情熱だのってものまでが「数の論理」に屈してしまう。(略)
と現状を嘆いていて、
>独立というのは、そういう世界からの独立なんだよ。そこが難しい。(p.146)
って独立を望んでいる。
そんなわけで独立についてキヨシローの考えてきた歴史が明らかになってるが。
読んでて、最後のほうで、とても感心したというか、うれしかったのは、
>たとえば曲がつくれなくなったら、新しい音楽がここ(頭)やここ(ハート)から出てこなくなっちゃったら、もうそれでアウト、選手生命はおしまいなんだよ。(略)
>「ステージで昔のヒット曲が一番ウケる」なんていう状況に我慢や満足できるようになっちゃったら、そいつはもうロックじゃないと思う。(p.184-185)
ってとこ。私も強くそう思うから。
(コンサート行きはじめたころは、有名な曲やってくれるとうれしかったけど、いつしか新曲をやってくれるとうれしいようになった個人的経験もあり。)
章立ては以下のとおり。
第一章 わかってくれない世間が悪い
第二章 歌われていないことは山ほどある
第三章 バンドマンの夢と現実
第四章 「業界」からの独立 前編
第五章 「業界」からの独立 後編
第六章 独立は「自由」か「面倒」か?
第七章 「バンド」からの独立
第八章 決めたのはオレ自身
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コブラの悩み

2016-10-17 18:08:55 | 忌野清志郎
RCサクセション いま私の持ってるのは2005年のRC35周年記念盤のCD 東芝EMI オリジナルは1988年
最近なにが驚いたって、ボブ・ディランのノーベル文学賞である。
(いま「受賞」って書きかけて躊躇した、ほんとに受賞するんだろうか、受け取らないって可能性もありそうな気が。)
そうきたか、って感じで、ひさしぶりにニュースにアッと言わされた。
いやー、これはすごいことでしょ、20世紀からなにも変わってなかったことが、大きくゴロンと動いたような気がする。
でも、それやったら何でもありだろ、みたいに思うんだが、そう言いつつも、基本的に私はこういうの賛成というか肯定的である。
私ゃ知らないんだけどね、ボブ・ディラン、聴かないし、だから賞にふさわしいのかとか全然わかんない。
ただ、そんなこと言ったら、ほかのノーベル賞とったひとの文学作品だって、ほとんど読んでないから、まあ、そのへんはどうでもいい。
ひとつだけ言えるとしたら、生きててよかったね、ボブ・ディランさん、ってことか。死んで伝説になっても、この賞はもらえないから。
けど、世の中にゃあ自分のフェイバリットを中心に、このミュージシャンのほうこそ獲るべきだとか、かまびすしい意見表明をするひとが一杯出てきそうな予感がする。
私は歌の歌詞の善し悪しはよう分からんし、それよりも、こんどはマンガ家の誰かがノーベル賞もらってよ、ってほうに期待っつーか希望している。
ところで、ボブ・ディランは、私のフェイバリット小説である、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に実名あげて使われているんだけど、それはたぶん有名なはなしではないかと。
主人公がカーステレオで唄を聴いていると、レンタカー会社の女性が「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声なんです」と表現する。とても良いシーンのひとつだ。
良い表現だってのはわかるけど、聴いたことのなかった私にはピンとこなかった、当時。
閑話休題。
さてさて、それぢゃなんか音楽聴くかと思っても、私はボブ・ディランなんて何も持ってない。
キヨシローが替え歌した『風に吹かれて』ってのあるが、アルバム『COVERS カバーズ』は、一度このブログにはとりあげたことあるんで、今回はその曲は入ってないけど、同時期のライブ盤である『コブラの悩み』にしてみた。
『COVERS』が発売中止になって、怒りおさまらないかどうかはホントは知らないけど、そういうノリで突入したことになってる日比谷野音のライブ。
だから、なつかしの『言論の自由』とか『あきれて物も言えない』なんかも入ってる、怒りのうたね。
1.アイ・シャル・ビー・リリースト I SHALL BE RELEASED
2.言論の自由 FREEDOM OF SPEECH
3.コール ミー CALL ME
4.ヘルプ! HELP!
5.明日なき世界 EVE OF DESTRUCTION
6.からすの赤ちゃん CROW'S BABY
7.軽薄なジャーナリスト FRIVOLOUS JOURNALIST
8.心配させないで… DON'T MAKE ME WORRY…
9.パラダイス GET TOU PARADISE
10.俺は電気 I'M ELECTRIC
11.あきれて物も言えない FEEL UTTERLY SCANDALIZED
12.君はLOVE ME TENDERを聴いたか?(スペシャル・ショート・ヴァージョン) HAVE YOU EVER HEARD MY "LOVE ME TENDER"?
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BABY A GO GO

2016-05-02 18:12:04 | 忌野清志郎
RCサクセション 1990年 東芝EMI
キヨシローが新しい活動すんのをやめてしまって、もう7年か。
月日のたつのは早いねえ、年々時が過ぎ去るスピードが速くなる。
一方で、私はまだ30年くらい前と同じ感性で、キヨシローの曲を聴いている。
好きなものはなにも変わらない。
そーゆーふーにして、ひとはトシをとってくんだろうか。
さて、きょうは、これ「BABY A GO GO」にしてみた。
結果的には、RC最後のアルバムってことになる。
二人ぬけちゃったけど、解散したりはしないよねえと、ちょっと不安もおぼえながら聴いたかな、当時。
(Rock'n Roll Showはもう終わりだ、なんて言われるとドキッとするよね。)
正直、ドカドカ熱いものが感じられなくて、パッとしないなあと受けとったんぢゃないかと思う、俺。
いま聴くと、いいのはやっぱ「空がまた暗くなる」かな、その後何度も繰り返し耳にすることになったからか。
あと「あふれる熱い涙」も。
1.I LIKE YOU
2.ヒロイン
3.あふれる熱い涙
4.June Bride
5.うぐいす
6.Rock'n Roll Showはもう終わりだ
7.冬の寒い夜
8.空がまた暗くなる
9.Hungry
10.忠実な犬(Doggy)
11.楽(LARK)
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HAPPY HEADS

2015-12-01 17:21:44 | 忌野清志郎
忌野清志郎& THE RAZOR SHARPS 1987年 東芝EMI
キヨシローがソロアルバム「RAZOR SHARP」をつくったときにやったライヴ盤。
「KIYOSHIRO IMAWANO & THE RAZOR SHARPS LIVE IN JAPAN」ってついてるけど、このころ「久しぶりの来日だーぜぃ」とかってお得意のセリフをよく言ってたような。
私がこれ出して聴くのは、たいがい「E‐JAN」か「BAKANCE」が聴きたくなったときに決まってる。
E-JAN べつに わる気はないし
とか
どこへ行ったの?真夏のバカンス
とかってフレーズは、ときどきどうしようもなく聴きたくなる。
全体にシャキシャキした感が強い(当時RCを聴き慣れてた私にはそう感じられた)のは、たぶんドラムなんだろう、チャーリー・チャールズ。
(レコーディングメンバーのトッパー・ヒードンは『忌野旅日記』によれば「来日が決定していたにもかかわらず、あるモノを不法に所持していたということで、急遽、あるトコにいれられてしまった」そうで。)
どうでもいいけど、私が長年慣れ親しんだLP版(を録音したカセット)には、6曲目の「SEMETE」は入ってなかったな。B面1曲目が「ぼくの好きな先生」で、これは当時かなり好きだった。
1.WATTATA(河を渡った)
2.RAZOR SHARP・キレル奴
3.RUBY TUESDAY
4.E-JAN
5.BAKANCE
6.SEMETE(GOING ON THE ROAD)
7.ぼくの好きな先生(SENSEI '87)
8.AROUND THE CORNER/曲り角のところで
9.ちょっと待ってくれ・CHOPPED TOMATO PURÉE
10.STAND BY ME
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