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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

古本屋台

2018-05-13 17:33:11 | マンガ
Q.B.B.(作・久住昌之 画・久住卓也) 2018年4月 集英社
書店のマンガ新刊コーナーの棚に表紙こっち向けておいてあって、作者名とタイトルみて、迷いもせずに即買った。
タイトルそのまんま、夜になると、街のどこかにでる屋台の古本屋が舞台。そのコンセプトがおもしろすぎ。
毎回見開きの2ページ、右も左も基本3段の6コマずつ、最初の右上のコマはタイトルだけだから、一話だいたい11コマ。
男が毎晩のように屋台に寄って、そこでオヤジとなんか会話して、おわり。それだけなんだけど、おもしろ。
「古本」って提灯が下がってる外見はまるで飲み屋だが、オヤジさんに頼むと焼酎を一杯だけ、100円で出してくれる。
んでも「ウチは飲み屋ぢゃないんだから」が決まり文句で、酔っぱらって寄ると「帰んなよ」とか言われちゃう。
いやー、いいわー、ホントにねえかな、こういう屋台。あこがれて妄想してしまう。
全然知らなかったんだけど、初出は2007年からという、けっこう歴史あるマンガのようで、近年では「小説すばる」に載ってるらしい。
しかし、よくこういうの単行本化したね、えらい、集英社。
いっしょに収録されてる4コママンガ、全部で27本のタイトルは「アネコダ」。
なんのこっちゃと思ったら、「あ、猫だ」のことで、猫好きが道を歩いてて猫を見かけると、思わず「あ猫だ」と言って近寄ってっちゃう習性を描いたもの。
コメント
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