kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題を見極める

2009-12-22 | 陸上競技
今日の練習は午前中で学校が終わったので、早い時間から練習開始としました。ちょうど開始時間から会議だったので前半は全く練習は見れませんでした。仕方ないですね。

加速練習が終わった段階で練習に行くことができました。それからショートをしたのですが、動きを見てみると昨日に比べてかなり動きが鈍い。勘違いかなーと思ってもう1本見てみるとやはりキレかありません。話を聞いてみると最初のラダーの段階から速く動かないという感じがあったようです。
昨年もこのような状態になる日が何回かありました。あの時は前日にウエイトでかなり追い込んでいたので、その負荷が高いのが原因ではないかと考えていましたが昨日はウエイトをしていません。昨日はハードルをかなり跳んだのでそのダメージがあったのか?ここを見極めていく力が必要になります。確かに昨日はハードルを使ってスピードを落とさないように走りました。しかし、それだけで動かなくなるのか?ショートを見ている間、いろいろと考えてみました。

少し思うこともあり、別の形でスピード刺激をいれることにしました。これで大きく変化するかどうかはわかりませんがいろいろと考えてみて仮説が立ったのですぐに試してみました。これによりまた疲れてしまうのではないかという気持ちがありましたが、やってみる価値があると思って試してみました。
これがある程度良い刺激になって動きのキレが戻りました。神経系の問題だったのかもしれませんが、1日でそれだけ変わるとは思いません。この冬でもう何度かこのような状態になるかもしれませんからこれも確かめていかなければいけません。

練習量も質もかなり高いと思います。普通のケアでは足りないと思っています。かなり本気で身体作りに力を注がないと故障をすると思います。大抵の選手は故障をしてからどうしようと慌てますが、怪我をする前の段階できちんとケアをしておくほうが何倍も効率的です。何も痛みがない状態で気を配っておく事が将来の自分のためになるのです。
スパイクでは0.1秒位記録が変わるかもしれませんが、陸上競技は道具というよりも自分の身体そのものが大切です。身体を駆使して走るわけですから自分の身体がきちんと作れなければ戦えません。ケアと同様に栄養を取る必要があります。ここにきちんと気を配れるようにならなければ絶対に強くなりません。意識の問題です。これは繰り返し話をしていますが理解してもらいたいですね。

とにかく自分の身体をつくる。意識の部分が大きな差になります。勝負をしていく気持ちが本物なら自然と身に目をむけるけことができるはずです。しっかりと向き合わせていきたいですね。
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文化祭の振替

2009-12-22 | 陸上競技
今更なんですが今日は文化祭の1日目の振替で吹奏楽の演奏がありました。学内でインフルエンザが流行っていて結構大変な状態ですが強硬に実施。この状態でやるなら文化祭の時にやったほうが間違いなく盛り上がると思うのですが…。

今回の吹奏楽の演奏には私も出演することになっていました。うちのクラスの子が部長をしていて「やってください」と言われたのでやることに。3人必要だと言われていたので、仲の良い同年代の2人を捕まえて一緒にやることにしました。良い迷惑です(笑)。とにかくテンションが上がらない2人を「○○のためだから」と全く関わりのないうちのクラスの子の名前を使って頑張らせました(笑)。
さすがに延期となり全く関係ない12月22日にやるとなった時には私も吹奏楽部員もやる気を失っていたのですが、先週くらいから3年生が最後までやろうとする姿勢を見て同僚の尻を叩きながら「○○のためだから」と言い続けていました。私と気が合うということは、価値観が近いからだと思います。事務的に生徒と関わるのではなくきちんと関わることができるのでやるときはきちんとやってくれると信じていました。さすがに生徒会長選挙の前に歌って踊れるのかって話でしたが、インフルエンザによる学級閉鎖で会長候補者が登校しないのでそちらは中止になりましたが(笑)。

基本的にやるなら全力でやりたいタイプですから、文化祭の前に衣装を購入しました。勢いがあったので問題はなかったのですが、文化祭から1ヶ月過ぎて30代のおっさん3人がカツラをかぶって女装ですから非常に微妙ですから段々とテンションが下がっていく2人を励まし続けました(笑)。昨日は夜8時半まで、今日は朝から練習をして「笑いは無しでやろう」ということで頑張りました(笑)。

かなり完成度は高かったと思います(自画自賛)。吹奏楽の生徒も喜んでくれましたから良かったですね。こういう場面で恥ずかしいといってバカになりきれないのはカッコ悪いと思ってます。これも価値観ですけどね。女装をして全力で歌って踊ってそれで生徒が喜んでくれるならそれで良いじゃないかと思います。吹奏楽はこの日のために一生懸命練習をしていましたからね。クラスの生徒もその後に出演するので私が全力でやることでやりやすくなるかなーというのもありましたし。

これで一段落です。あとは練習に集中できます(笑)。疲れましたが同僚との親交も深まりましたし良かった(笑)。多分(笑)。
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苦手なことから逃げない

2009-12-22 | 陸上競技
前の記事の補足というか足りなかった部分を。

昨日は数人に苦手な練習や苦手な行動を意識的に自分から取り組むように話をしました。これまでは苦手な部分から目を背けて少し逃げ腰になっている所がありました。これが成長を妨げている最大の要因だと考えているからです。自分の殻を破るという部分がなかなか出来ませんからこちらから半強制的に持っていかないといけないと思っています。
全くできない事を求めても意味がありません。しかし、意識して出来る部分は自分からやれば必ず出来ます。この苦手意識を克服しなければ次のレベルでは戦えないと思います。

もちろん簡単な事ではありません。それでもやらなければ何も変わりません。本気で変わろうと思うなら意識的に苦手な部分、逃げていた部分としっかりと向き合わなければいけません。人は出来るだけ苦手なモノはやらなくて済む方向で行動します。私も人のことは言えないくらい苦手なことがたくさんありますが、どちらにしてもやらなければいけないことなのでやります。苦手な事をやっていくなかで見えてくるものがあります。

これまで女子は「400で戦うのだから短い距離は…」という風に逃げていた部分があります。短い距離で負けても長い距離で勝てたら良いという逃げ道を作っていました。だから上のレベルでは戦えない。自分の弱さから目を背けて勝てない言い訳をしていた。そこの部分があったから強くなれなかったのだと思います。「マイルで戦うのだから」というのは結局逃げていたのだと感じています。
何度も書いていますが、春の中国大会ではマイルで決勝に残ったチームのほとんどは4継でも決勝に残っています。最大スピードが高くなければ勝負は出来ないのです。だからきちんと苦手な短い距離でのスピードアップに気を配らなければいけない。逃げ道を作っていたらそれが最後には「弱さ」につながり、そこからチームの力は崩れていきます。

ある選手に来年の出場種目の話を少しした時に「嫌です(笑)」という返事でした。冗談半分で言っていると思ったのでしょう。しかし、ここに「弱さ」があると感じました。これまで上手くいかなかったからそこから逃げていると。来年、本当に戦うためには逃げずにその種目でも勝負をするくらいの気迫を持たなければいけないと思います。きちんと走れれば県では十分戦えます。優勝争いも出来るレベルにあるのに「苦手」だと言っているのは逃げているだけです。克服しなければいけません。

また、自ら先頭に立って動く事が苦手な者には「誰よりも声を出せ」と指示を出しました。今まで誰かに付いていって済ませてきた部分があってそれが成長を妨げているのではないかと感じていました。声を出すことも単に出すだけで終わってしまい、周りを引っ張るレベルまでには全く届いていませんでした。これは間違いなく意識したら出来ることです。自分がやろうと決めた瞬間から出来ます。やる意志があるかどうかだけの問題だと思います。少しきつめにいっていますが本気で戦おうと思えば逃げずにやらなければいけないと思います。
少しずつこうやってリーダーになれる存在にならなければいけません。性格自体を大幅に変えていこうと思っています。目指すものに比べたら簡単な事です。これが出来ないようでは口だけになってしまいますからね。本気でやろうと思うなら性格を変えてでも取り組まなくればいけない。覚悟の問題です。

苦手な事から逃げずに向き合う。それが成長につながる。意味を理解して取り組んでもらいたいですね。
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