kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

2年生が練習に復帰

2009-12-14 | 陸上競技
2年生が修学旅行から帰ってきて、全体練習に参加できるようになりました。少し思うことがあったので本来なら代休で休みなのですが朝練の時間に集合させて女子だけのミーティングをしました。3年生のmisatoも呼んで少し話をしてもらいました。この1年間での劇的な変化の裏にある見えない努力について話をしてもらいました。私の言葉よりも、自分達が目標にしていた選手がどのような取り組みをしていたのかを本人の言葉を聞くほうが効果があると思ったからです。自分達がやっている努力と1年間エースとしてチームを力で引っ張っていくための覚悟を持った努力の差は大きい。本人からの言葉を聞いて心が動かないようではインターハイを口にする資格はありません。考えてもらいたいですね。

今日は私も2年生の授業しかなかったので休みをもらって2年生の練習に付き合いました。2年生は午前と午後の2部練習にしました。選手も私もよくやります(笑)。午前中は基本的な事を時間をかけてやりました。修学旅行前からかなり動きが狂っている部分がありましたから、何がどうなっているのかを説明しながらやっていきました。大きなことではありませんが、動きがズレているという事でスピードが上がらなかった部分があります。時間はかかりますがどうしてもやっておかなければいけないと思います。
かなりの時間をかけましたが、タイミングが取れ始めました。膝の引き出しに関しても少し意識させかたを変えました。ハードルで実施する動きを取り入れてみると膝を絞める事と腰の移動の感覚が少しつかみやすいようです。加えてタイミングを強調する動きを入れてみました。もう一度1から作り直すという位の気持ちがあります。まだ7割くらいの修正ですがもう少し時間をかけて取り組みたいと思います。

午後は合宿参加の1年生を除いたメンバーで実施。午前中にやった動きと基本的な脚運びを繰り返しやりました。午後からはこれまでやってきた動きに加えて試合の時にやっている動きをしました。加速段階も繰り返し実施。昨日の走りの中で感じた部分を修正する必要がありました。これも午前中に地面に力を加える動きが強すぎて狙いとする動きが出来なかった事から感じた部分を改善するための取り組みをしました。「結果的にそうなる」と感じる部分があったので、別の部分を意識することで目指す動きをさせたいと思いました。繰り返しやっていく中で明らかに動きの変化が見られました。現場で考えながらやっていくと見えてくるものがあると強く感じました。

そのままの流れでスティックドリルをやってから短い距離を走りましたがかなり良かったですね。2年生の動きがやっとシーズン中の動きに近づいてきました。まだスピードが足りません1週間前に比べると走っていない割に動きはかなり良かったと思います。中でもakaneは驚異的な走りでした。男子と走っても遜色ない走りでした…。60mを4本中3本男子と走りましたがほとんど差がありません。力がついてきていると感じていましたがここまでとは…。他の女子が勝てないはずです。考えられない強さがあります。これが安定して本物になればチーム自体が劇的に強くなります。まだまだ油断はできませんが、中四合宿でもかなりの力を示せるのではないかと思います。ショートスプリントでも戦えそうな勢いがあります。常に手綱を引いておきます(笑)。

チームの練習を見るのが非常に楽しいですね。本気で取り組む姿は可能性を感じさせます。その意欲に応えられるようにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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県合宿2日目

2009-12-14 | 陸上競技
今回の合宿は1泊2日なのであっという間です。練習終了を早くしなければいけなかったので午前中にしっかりと走ることにしました。ウォーミングアップはジョグではなくメディシングボールを使って実施しました。身体を温めるのが目的ですからジョグをする事にこだわる必要は無いと思っています。正直最近アップは全てサーキットですからどれくらいジョグをしたら温まるかわかりませんし(笑)。これだけでかなり汗をかいていましたからアップとしては問題はありませんね。

その後は前日のハードル基本をもう一度やることにしました。400mHパートとしての練習ですからハードルをやらないわけにはいかないですからね。何年か前の合宿では1度もハードルを跳ばなかった気がします(笑)。さすがに良くないと思ったので最近は入れています。基本的には速く走れる事が大切なんでそれはそれで良いと思うんですが(笑)。
前日の続きとして動きを確認しました。比較的スムーズに練習に取り組むことができたと思います。実際にハードル走をしましたが男子は5歩、女子は6歩で行ける距離を設定しています。高さは1つ下げていますからハードリングがどうこうというよりも上手くコントロールするための練習がメインです。逆足がある程度使えるようになってきています。2日だけでもやれば随分違ってきます。慣れだと思います。

その後はリレー形式の走り込みです。学校でやるときはかなり競り合いますが、合宿では各選手の意識が違うので力を使いきることが出来ない者も出てきます。単純にセット走のほうが良かったかもしれませんが、こういう練習形態でないときちんと追い込むことが難しい部分もあります。普段しっかりと追い込む練習、つまり力を使いきる練習をしている選手はいいですがそうでない選手はこういう場面でなければ追い込めません。本当ならかなり本数を増やしていきたかったのですが、さすがに無理だろうと判断して1セットの本数を減らしてセット数を増やしました。
合宿に参加しているsakiはかなり走れるようになってきています。持ちタイムが違うのもありますが、周りを寄せ付けないスピードがありました。随分戦えるようになってきたと思います。これが本物になれば面白い。

しかし、午後から実施した補強ではsakiは人並みでした。うちのチームは絶対に他の選手よりも補強をしています。それでも人並みというのはやはり問題です。身長が高いのもありますから普通にやっていても基礎筋力は上がりません。他校の選手より少しくらい強いというのでは目指す場所では戦えませんから。この辺りはこれから数ヶ月本気でやれたら必ず克服できます。目指す場所に向けて取り組ませたいと思います。出来れば必ず戦えるようになります。県のレベルでは考えたくありませんからやるなら徹底的に上を目指したいと思います。

全体のレベルをもう少し上げないといけないと感じました。自信過剰と思われるかもしれませんが、来年の県総体では400mHで表彰台独占、3人が中国大会決勝で戦うのが目標です。3人目が64秒台を狙うつもりです。県内の女子の400mHを牽引していきます。

細かくは書かないですが感じることがたくさんありました。選手によっては意識レベルの差があるのは確かです。うちの選手、やはり意識レベルがかなり上がってきています。そういう部分も実感できた合宿でした。他校の刺激になればと思います。

私自身合宿での指導スタイルについて考えていく必要があります。反省すべきはしっかりと反省して考えていきたいと思います。もう少しレベルを上げていかないともったいないですね。全く答えは見えませんが考えていきたいと思います。
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県合宿1日目~ハードル基本と走り~

2009-12-14 | 陸上競技
1日目の練習、とにかく基本的な事をやろうと思っていました。ハードルという種目、巧緻性と言われる器用さが必要となります。普段どのような練習をしていたとしても参加した練習の内容がある程度出来なければいけないと思っています。筋力的な事もあり上手く動きが作れない者もいましたが、それをやってみようとする気持ちがあるかどうかで身に付く度合いが違います。まー自分の意欲次第ですね。

前の記事にも書きましたがハードルの台数が少なくて男子は正規のハードルを一番下まで下げてやりました。かなり低いのでそれほど動きに問題はないと考えていました。身長がそれほど高くないというのも影響してるかもしれませんが、上手くできません。難しいですね。

練習自体は基礎的なハードル練習をしました。400mHのための練習としては必ず両足を使えるように指導をしています。利き足ほど上手くならなくても良いですが最低限のレベルではハードルを越えてもらいたいので。実際のレースでは2回位しか使いません。しかし、いきなり2歩増えるのと1歩でカバー出来るのでは減速が違います。逆足を使うことで少しでも減速が抑えられるなら意味があると思います。まー速く走る方が100%タイムは短縮できますが戦術的にも生きてくるので取り入れています。意識してやるだけで確実に動きに変化が出てきます。ここにも差がでます。少しハードル走をやりましたが、雨がひどくなってきたので終了。午前中はかなり軽めに終わりました。

午後からはもう少しハードルを跳ぶことに。400mHの特徴であるカーブのハードリングについてです。ここに関しては腕が重要だと考えています。カーブでは遠心力が働くのでどうしても外側に振られます。ハードルを越える時には空中で外に振られますからそこを上手くコントロールしなければ次のインターバルが走れなくなります。そこを上手く持っていくことが重要です。

他のパートが練習でレーンを使うということになったのでハードル練習をある程度の所で止めました。周りに迷惑にならないようにしなければいけませんから(笑)。400mHは練習場所が広いスペースにハードルを置くことになるので他のパートの練習の邪魔になります。1つのグランドでやっていくので非常に難しくなります。まーあとは走るだけですから問題はないのですが(笑)。

2日目に150mをしっかりと走ろうと思っていたので1日目の走練習は120mにしました。練習時間も限られているので出来るだけ短時間で終わらせる必要があったので。120mを女子は6人一斉にやりました。かなりの走力差があるのでその差を感じてもらう意図もありました。先ほども書きましたが400mHのタイムを上げる一番の近道は走力アップです。400mで戦えないから400mHにという選手もいますが、やはりそれでは差は埋まりません。きちんと戦うためには走力を上げていく必要があります。うちの選手は2レースしか出ていないので実績はありませんが、力的には67秒台の力はあります。400mも2回しか出たことがありませんが、1回目が64~65秒、2回目が61秒9ですから県でいえば上位レベルです。そこを体験してもらうのも合宿の効果だと思います。県で6番以内に入って中国で戦うことを考えたらもっとやることはあるはずですから。
実際に走るとやはり差がありました。それでもなんとか付いていこうとする姿勢が見られます。1年生が多いので伸びる確率は非常に高いと思いますから、それをどこまで自覚してやっていけるかだと思います。それなりに走りましたが最初から最後までスピードを維持できるのはうちの選手ともう1人だけ。普段から鍛えられています(笑)。走る前からかなり言っていたので女子は1本目からスピードを出して走ります。普段の練習である程度走っておかないと本数は持たないでしょうね。

価値観の違いもあると思いますが、上のラウンドで戦おうと思ったらかなり質の高い走りを求められます。県大会、中国大会で戦うことを考えたら最低3本は走らなければいけません。力を温存しておけるだけの実力があっても、上のラウンドでは絶対にしっかりと走らなければいけなくなる。そのためにはタフでなければいけないと思っています。楽々通過だからといって余裕を持っていきすぎるのは次につながらないので、最低3本はMAXで走れなければ戦えない。3本目でベストを更新しなければ上のラウンドには進めませんから…。
この辺りの話しもかなりしておきました。通常のチームであれば400mHで上のラウンドで戦える選手はマイルでもエース級ですからマイルの予選も走らなければいけません。それくらいが走れる覚悟は必要です。

合宿の内容というよりは単純に考えている事を書いたという感じでしょうか(笑)。お許しを。
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