kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

軽めに

2009-12-24 | 陸上競技
今日は終業式でした。そのため練習はいつもよりかなり早目に始めることができました。普段であれば昼食をとってから練習開始ですが今日は選手が治療や身体の調整に行きたいという希望があり、それにあわせて早く練習を終わらせて時間を確保することにしました。少し落とし目にしようと考えていたのでちょうど良かった感じです。

練習はサーキットとウエイト、補強のみ。かなり軽めです。それでもかなりの時間を要しますが(笑)。私はウエイトの途中から見ることができました。1年生女子はかなりの重さでウエイトをやっています。重さを競うわけではありませんからどうこういう話ではないのですが今までで一番強いと思います。逆にベンチが上がっても腕立て伏せ等の基本的な補強に物足りなさを感じます。自分の身体を使っての補強が弱いというのは本当の力になっていないということです。私が求める補強はかなりのレベルのものです。普通の女子レベルの強さは確実に越えていますが正確な動きで20回が最低レベルだと考えています。ちょっと曲がった腕立てでは意味がありませんから。上半身の筋力がある程度ついてきてそれが使えるようになってくると動きは変わってきます。やはりまだまだです(笑)。

最近はウエイトの後の補強を重視しています。何のためにウエイトをやるのかを考えていくと、決められた動きの中での筋力発揮よりも様々な動きの中での力の発揮のほうが良いのではないかという気がしています。投擲などの重いものを投げるためにはまずは筋力が必要となります。最大筋力が高いほうが間違いなく遠くにモノを運べます。ある程度のレベルまでは技術を上回る事ができる気がしています。投擲専門の人に怒られるかもしれませんが…。ベンチ20キロしか挙げられない選手と50キロ挙げられる選手であれば間違いなく50キロ挙げる選手のほうが投擲種目では強いと思います。もちろん技術的な要素もかなりありますが、筋力に左右される部分も大きいと思っています。
スプリントはどうなのか?筋力だけで勝負できることはありません。使えない筋肉は前に進むためには重りにしかなりませんから。筋力を上げるだけでなくそれを走りに結びつけていく。動きに結びつけていく部分は投擲と変わらないですが、重心の移動する距離が異なりますからその部分はきちんと理解してトレーニングを計画しなければいけないと思っています。最近は動きながら軸を作る、動きながら筋力を発揮することをやってみようと試みています。だからかなり時間がかかります(笑)。
それに加えて筋肉に神経系の刺激を与えていこうと考えました。ウエイトの後に速い動きを入れて使えるようにしていきたいと思います。これも若干思いつきなので効果があるかどうかは分かりませんが、トレーニングに正解はありませんから意味があると信じて取り組んでいけば成果は出ると思います。

結局、2時間半位かかりました(笑)。落とし目のはずですがかなりやっているのかもしれませんね。とにかくこれに見合うだけのケアと栄養摂取が必要です。良い練習をしてもこの辺りがきちんと出来なければ身体は出来ませんからね。しっかりと意識させていきたいと思います。
コメント
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