kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大会の手伝い&走る

2011-05-15 | 陸上競技
土曜日、中学校の東部県体の手伝いとなっていました。ここ数年間手伝いをさせてもらっています。理由は分かりませんが審判依頼が来ます(笑)。天気が良く暖かかったですが風がめちゃくちゃ強くて記録を狙うという感じではありませんでした。海のそばの競技場ということもありますがもう少し条件の良い中で走らせて上げたいものですね。
今回はスターター。いきなりイングリッシュコールをすることになりました。中学校の試合は全てイングリッシュコールだそうです。高体連は2013年以降だと聞いています。いやー何か照れくさいですね。スタートを見ていると思うことがあります。親しくさせてもらっている先生には一言話をしましたがこれでは完全に出遅れます。良い動きをするなと思っていた選手が数人いますがこれでは・・・。中学生は「速い者は速い」といった感じなのでしょう。細かい技術よりも「身体能力」によるところが大きい。発達段階からみても当然のことですが。別に批評するというわけではなく、高校とは違う部分があるなと感じました。あまり詳しくは書きません。色々あるので。

審判が終わってから徳山に戻り学校の練習を見ました。時間をずらして夕方からということにしていました。練習内容は前日の復習。もう一度スタートの確認。加速段階から中間に入る部分をもう少し修正しなければいけません。また最初の数歩の運びにスムーズさが必要になります。動きの意識はしつこく言い続けました。ある程度は改善されてきています。女子の100m選手、数本やって1本だけスタートが決まりました。これで走れれば3月上旬の予定通りのタイムが出せます。が、確率が低すぎる。何本もやって1本では勝負にはなりません。精度を上げていくことができるかが今後の大きな課題になります。

ハードル選手はスタート練習と平行してハードルドリルをやりました。ここ最近別メニューで練習できていませんから、ある程度は割り切って練習をさせなければいけません。スプリント勝負であればスタートにももっと時間をかけないといけません。しかし、実際はハードルで勝負することになります。感覚的なものを磨かないと戦うことはできません。ちょうど卒業生が来てくれていたのでそちらは任せました。ポイントはこれまで何度も言い続けています。ここを意識するだけでも動きは変わってくると思います。やるだけの練習とポイント意識の練習では結果的に大きな差になります。

その後バトン練習へ。女子はやっと安定していきました。走順変更が功を奏したようです。今までどれだけロスをしてきたか・・・。1秒短縮とはいかないとは思いますが大幅な短縮が期待できます。それだけミスをしていたということです。何とかしようとやってきましたが「無理」だと判断をしました。まだまだ精度を上げていかないといけませんが戦えそうなところまで来ました。

その後再び短距離とハードルに分かれて練習。短距離は中間の動きを強調するための練習。間延びしている中間で「刻む」意識にさせました。意識することで動きが変わります。そのために少しは工夫をしていますが。ピッチアップをさせることで一気に進みます。これを実際のレースで意識するのは簡単ではありませんが、強制的に意識させる練習をさせておくことで走りの質が上がります。これによりここ最近不調気味だった者の動きにキレが出てきました。見ていても分かるくらいの変化です。
ハードルは400mHの3台目までの入りを繰り返しました。今年の400mHは男女共に県内のレベルが高くなっています。ここ数年3位以内に入れるくらいのタイムでなんとか中国大会に進めるというレベルになるのではないかと考えています。「絶対に勝ち上がれる」という安心感はありません。そのため前半からスピードを上げて入っていくことを課題としました。これに関しては直接選手には言っていませんがそこまでにスピード練習を入れてからハードル練習に移っていますから自然とスピードが上がります。こちらも少し前と比べると数段良くなっていますね。スピードを上げるとどうしても踏切位置がちかくなってしまいます。このためハードリングが浮いてしまう。ここに関しては話をしました。踏切が近くなれば大きなロスとなります。風の条件にもよりますが細かい部分は修正していきたいですね。55秒台、64秒台が見えてきています。それでも厳しいなと思っていますからこれから県総体に向けてしっかりと取り組ませたいですね。

最後に少しだけ走らせました。短長は心肺機能の負荷をかけておかなければいけません。今週は雨が続いたのでほとんど走っていません。そのため心肺機能への負荷も少なくなっています。総体に向けて勝負をするためにはきちんとした練習をしておく必要があります。短短は120m、短長は150m+αとしました。途中何人かが涙を流していました。今は泣くときではないと思っています。泣くことで自分が強くなれるのであれば良いですがそれは違うと思っています。ここ数年、チームとして県内で活躍をしてきました。人数は少ないですがそれを補って余りある選手の「心」がありました。それをどれだけ引き継ぐことができるか。「走れない」「悔しい」「苦しい」という涙。客観的に見ると感動的な場面なのかもしれませんがここは厳しく対応しないといけません。雰囲気に酔ってしまっては本来の目的は果たせません。ある程度厳しく言いましたが久々に一生懸命走っている姿を見た気がします。この姿が継続できれば戦える水準には届くと思います。言い訳は必要ありません。やるだけです。

1日中外にいたので若干疲れました。審判の合間に背中に手を当ててもらいました。「疲れている」と言われましたが、どうすれば回復するのか・・・。酸素カプセルにでも入ってみようかな・・・。疲労。
コメント (2)
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