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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

目指すところ

2016-07-06 | 陸上競技
これも練習とは直接関係ないかも。火曜日の練習中に話した内容です。

毎日の練習の中で全員と話をするようにしています。当然と言えば当然。どうでもいい話の方がほとんどですが技術的なことをやっていたり、トレーニングをやってる時には声をかけるようにしています。メニューだけ与えてやっておけというのはスタンスに合わないですから。こちらとしても「預かっている選手」という感覚はあります。その選手に対してできることは最大限やるようにしています。

その中で1年生女子には「3人とも最低目標は今シーズン中に12秒5切りだね」という話をしました。これは顕著な例かもしれませんが他の選手にも「今シーズン中には・・・」という話をしています。1年生男子は「11秒5は最低ラインだね」と伝えていますがきちんと走れば11秒3くらいは行くんじゃないかという雰囲気はります。この「今シーズン中の目標」をどのように感じ取るかですね。

12秒5を切る。これは簡単な事ではないと思います。が、これから数か月真剣に取り組めば十分可能だと思います。この記録を「先生がまた夢みたいな話をしている」と思うかどうかですね。「やってやる」という気持ちでできれば十分達成できるのではないかと思っています。できないとすれば「そんなの無理だ」と諦めているから。それを達成するために必死になって練習をするかどうかですね。

春先に「県総体の目標は?」と話した時に「決勝に残って中国大会」という返事がありました。すでにそれは達成できています。具体的な目標を掲げさせたときに「25秒台で中国大会」となりました。実際に25秒台に入り中国へ。1年生で25秒台で走るというのはすごいと思っています。これも「自分では出ないと思っていた」というのが正直なところかもしれません。が、ある程度集中して練習をすれば難しい記録ではないのです。「そんな記録で張るはずがない」と思ってやっている間は出ませんが。

単純に「記録を出したい」というのを求めているわけではありません。「11秒台を出す」と口にするのは簡単です。が、実際にそれに見合うだけの練習ができるかどうかだと思っています。目標を掲げれば記録が出るというわけではありません。それに見合うだけの努力と練習が必要なのです。私が「今シーズンの目標は・・・」という話をするのはその選手の潜在能力に対しての話です。実際にやらなければそんな記録が出るはずはありません。

なんとなく練習に来て帰る。これでは強くならないと思います。自分たちがどのようなレベルを目指しているのかを明確にしなければいけない。普通に練習していて届くレベルであれば問題はないと思います。例えば女子が秋のリレーで「中国新人に行きたい」と思うのであれば「どうぞご自由に」という話。春に1・2年生だけで3位に入っています。正メンバーではなくですね。それが「中国新人に行きたい」というレベルで話をしていたら「強くなる可能性はない」と思っています。

前任校、小さなエースが2年生から3年生に上がる冬。かなりイライラしていました。どうしたのか?と聞くと「みんな、本当にリレーでインターハイに行く気があるのか分からない」という答え。自分は何が何でもインターハイに行きたい。個人種目ではなく「リレー」で。その感覚と周囲の感覚の差。これにイラついていたのだと思います。本気で目指していると周囲の「甘さ」が気に入らない。当然の話だと思います。

結果的に「何が何でも」とやっていた小さなエースは大きく記録を伸ばして100m、200m、4継でインターハイ出場。中学時代に全国を経験したことがないのにもかかわらずです。周囲からは「扱いが難しい」と言われていましたが「競技に関しての情熱」はこれまで指導してきた選手の中で最高レベルだと思います。強くなるために。ここはこの子にとって本当に大きなことだったからです。まー普段の彼女しか見たことのない周囲の人はとても信じてくれないでしょうが(笑)。

12秒5を3人切る。4人目が最低でも13秒2。この話をどれだけ真剣に聞けたでしょうか。本気で聞いてそれに向かって努力ができれば12秒5とは言わないくらいの記録が出ると思います。が、「多分出るだろう」という感覚では「100%でない」と思います。そんなものです。甘く考えていて届くほど簡単ではないから。幸い「競技に関して」はかなり真剣です。「勝ちたい」という欲求があります。これはある意味「最大の武器」だと思っています。

小さなエースは「最高に負けず嫌い」でした。負ける勝負は挑まない(笑)。中学時代の中国大会などは「負ける」と分かっていたらそれなりのスピードでしか走らなかったようです。「全力で行っても負けるから」です。どうせ負けるなら・・・という感じ。人前で「できない」ということがすごく嫌でした。が、「強くなるために」と思ってやり始めたら「恥ずかしい」という感覚はほぼ0になりました。やらないと強くならないのだから。練習中の声だしも一番。まー本当に「キャプテン」という立場が彼女を変えたと言えますね。

どこまで本気になれるでしょうか。チーム内でライバルがいる。仲良くやらないといけませんが「最大のライバル」はチーム内にいるのです。双子もいます。1年生3人はライバル関係にある。仲良くやってもらいたいが「馴れ合い」はして欲しくない。それにほかのメンバーが引っ張られて勝負してくれるようになれば「12秒5」という記録は難しくないと思っています。

男子も個人で戦える可能性のある選手がいます。秋には4継で決勝を目指したい。来年には中国。これは最低限の目標です。これが果たせるかどうか。できないと思っている選手がいればできないでしょうね。私はできる思っています。が、選手が思わなければそれまで。それ以上にはなりません。

去年の記録がどうだったというのは関係ない。過去の自分の栄光に頼って生きるほど長い人生を歩んでいるわけではないのですから。本当に強くなりたいのであれば「未来」に向けての努力が必要です。それがわかるかどうか。行動で示せるかどうか。もう少し時間がかかるかもしれません。まだ幼い。が、持っている力は過去最高だと思っています。それを本人たちが自覚して「やってやる」と思ってくれたら私は特に何もしなくても勝手に強くなると思うのですが。

上手く表現できないですね。文才なし。
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練習再開2

2016-07-06 | 陸上競技
書きたいことがあって書いています。まー「個人情報」というものもあるでしょうからその部分には気を使いながら・・・。これも考え方の部分あと思いますが。一部分の切り取りは避けてもらいたいなと思いますが。無理話でしょうね。

練習を再開して「やりたいこと」を少しずつやるようにしています。正確にいうと「やりたいこと」というよりは「やるべきこと」だと思っています。何をやらないといけないのかを考えないと次に進めない。「目標」だけを掲げてそのために必要なことができないのであれば勝負にはなりません。きれいごとではなく・・・ですね。「練習をしていたら速くなる」と思います。が、その伸び率はどうなのかわかりません。最大限に伸びるためにはやはり「やるべきこと」をきちんとやっていく必要があります。

前の記事に補足。「笑顔でハイと答える選手」が悪いとは思っていません。できればそのほうが運営しやすい。が、それだけではだめだと思っているのです。強くなるために「図々しさ」や「図太さ」が必要。以前、ある練習会に連れて行った選手が「学校でやったほうがよかった」と言っていました。その部分だけ取れば「失礼な発言」だと思います。が、本人が「これでは強くならない」と感じた。大切なことだと思います。普段の練習のほうが強度も強いしトレーニングもできる。そう感じての発言。部分的な「言葉」をとらえると「批判の対象」となる。が、「強くなること」を考えていたら素直な言葉だと思います。

実際、今はプライベート合宿のみ。年間2回の合宿です。これはかなり「質が高い」と思っています。負荷的に高い。それでも「必死になってやる」という部分は絶対に必要。技術的な部分と取り組む姿勢の部分も含めてすごく大切な合宿になっています。初期のころは岡山のH先生の合宿にも参加させていただきました。これも「選手が自主的に動く」という仕組みが作られていてかなり刺激になりました。国体などの関係で日程が合わなかったりしてなかなか参加できなくなりましたが、すごく刺激を受ける部分でした。「自分たちに足りないモノ」を見つけることができる。春には宮崎に合宿に参加させていただいていました。これは「全国で戦う」という意識を持ったチームの練習に参加させてもらい「自分たちは弱い」というのを再確認するためです。すべての面で勝てない。こういうなかで「どうやって戦っていくか」を考えるのです。

「強い選手」は人間的に素晴らしい。それは「理想」です。もちろん、そのほうがよいに決まっている。が、強いからといってすべての部分で「完璧に近い選手」なんていないと思います。競技を通じて少しずつ良くなっていけばいい。逆にいつまでも「人間的な成長」がない選手は「そこで伸びが止まる」と考えています。素直さを持てない選手は決して良い方向には進みません。それくらいの話です。

穏やかな環境の中にいれば「野生動物」としての感覚はなくなります。家で飼っている猫は「エサは与えてもらえる」と思っていますから「狩り」をする必要がありません。自分自身で「感覚を研ぎ澄ます」必要はないのです。TV番組などで「太った猫」をみることがあります。かわいらしい。が、自然界でそのような「運動できなくなった動物」はどうなるのか?エサを取ることもできず自然に淘汰されていきます。「飼いならされた猫」では「勝負」という部分はできない。もちろん、「人間的な成長」という意味では「基本的なマナー」や「人としての行動」は考えさせないといけません。それができない選手は「自分勝手」でしかない。競技を通じてその部分も磨いていかなければいけないと思っています。

それは「強くなるため」に「やるべきこと」だと位置づけています。競技のための技術練習もすごく大切です。が、取り組みの姿勢も大切。「牙を抜かれた野生動物」ではなく「常識的な行動ができる野生動物」のままでいたいと思っています。そこはあくまで「感覚」でしかない。「何も考えずにやる」というのだけは避けたい。そうなると「練習をする意味」がないと思っています。練習を適当にやっている選手が本番でいい結果を出せるか。これは「本気」になれないとできないことだと思っています。どれだけ「力」があったとしてもそれを磨くのは「本人の心」の部分です。好きな練習は頑張る、嫌いな練習はやらないというような選手は強くなる可能性は低い。

うちの選手、素直でいい子が多い。決して悪いことではありません。が、「欲」という部分では不足しています。普通に練習して勝てるほど甘くはない。何が何でも強くなってやろうという気迫が必要です。「なんとなくやって大会に出て帰ってくる」ことを目指すのであれば問題はないと思います。それも一つの「陸上競技の楽しみかた」でしょうから。が、本気でやった時の楽しさは別物です。「あんなにマジになって練習するって」と揶揄されるかもしれません。それでいいと思っています。以前教え子が「高校時代の部活の話をしたら引かれた」と言っていました。「価値が分からない人とは分かり合えない」とも。そんなものだと思います。「価値観の相違」はどうやっても埋めることができないのだから。

本当に貪欲になれば「競技力」は大きく変わると思っています。そういう部分は「教えられてできること」ではない。結局は「自分がどうなりたい?」なのです。強くしてもらう?そんな簡単な話ではありません。そこの部分は間違って欲しくない。強くなりたいと望みない者が強くなれるほど甘くはないのです。本当に強くなりたいのであれば自分でやるしかない。その時に「牙が研がれているか」は大切です。

「先生に怒られるからやる」という気持ちでいたらこれは話にはなりません。全ては自分自身のためなのです。そこの感覚を間違えるとどれだけ練習しても効果はないと思います。怒られなかったらやらないというのであれば競技者には向かない。もちろん、最初の段階ではしつこくしつこく言い続ける必要があると思いますが、これが最後まで続くようだと選手としては大成しないと思いますね。

どれだけの想いをもって取り組めるか。本当に強くなりたいのか?ここは大きな問題です。実際専門的な指導を受けられなくても強くなっている選手は数多くいます。逆に恵まれていることに気づかずに何となく練習をしていて強くならない選手も多くいます。ここはどうするべきなのか。各自がしっかりと見極めてもらいたいと思います。

うーん、練習の話ではなくなっていますね。どうなんでしょうか(笑)
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練習再開

2016-07-06 | 陸上競技
火曜日で期末考査終了。いや、我ながらよく我慢しました。平日は全く練習をせず。選手がどれだけやっているかは分かりません。こちらとしては「待つ」ことしかない。おかげさまでblogへのアクセス数が激減しました(笑)。半分くらいになったでしょうか。前から思っていたのですが私のような知名度もない指導者のblogを250人位が毎日見るって多すぎる気がしていました。私の知り合いはそんなにいないし。カウントミスなんじゃないかと思っています(笑)

アスセス数だけでいうと1300回とかでした。同じIPアドレスの方が何回か見てくれているのだと思います。それもこの数日間は300くらい。まーそれだけ面白くない内容を書いているんだという自覚はあります。内容的に笑いも生まれないですし。「考え方」を示すことに何か意味があるのか。これも分かりません。自己主張と言われたらそれまで。特別な意味はなくやっています。

2時間考査の後、昼食を取ってから練習再開としました。私はその間会議。会議終了が練習開始時間を過ぎていました。20分で終わるはずだったのに(笑)。結局1時間半くらいだったでしょうか。私が練習に行った時には自主的に練習を始めていました。まー当然ですね。無駄に待つ意味はありませんから。私は練習を任せてコンビニに昼食購入へ。暑いのもあるので食事を摂っておかなければ私が熱中症になって倒れてしまいます。

とにかく暑かった。それだけでバテてしまいます。この日はトレーニングにしていました。この暑さの中でシャフト補強をするのはかなり大変だと思います。段々とやるだけになってしまう。寒い時はシャフト補強をやると身体が温まりますがこれだけ暑いと熱が身体の中に蓄積していきます。身体を冷やす方法を考えておかなければいけません。この日はあえてシャフト終了後に休息を取りました。陰で休ませる。練習時間は長くなりますが。

プレートまでやって専門練習としました。短距離系は加速段階の動きを中心にやることに。中国大会での惨敗を胸にこれからの課題をずっと考えてきました。やりたい事はかなりたくさんあります。私自身が苦手とする部分はやはり選手も苦手です。だからこそここを克服する必要が出てくると思っています。暑いですがやるべき事をしっかりとやる。テスト明けで体力的にキツイかもしれませんがここはやっておかなければ。慌てるつもりはありません。しかし、ある程度の時間をかけてやっていく必要があります。走っていたら動きが改善されるのであれば良いですが違う気がしています。

やりたい事はたくさんあるのです。今回行った練習も何度も何度もやっていかなければ改善はできないと思います。一度やって劇的に変わるとは思っていません。トレーニングとそうですが「即効性」を求められてもなかなか上手くいきません。だからこそ「我慢してやる」や「地道に続ける」という部分が必要になります。それができないようであれば結局強くはなれないと思っています。

「お利口さん」になる事は求めていません。必要性はないと思うからです。すべての人に従順で何でも「はい」と言って従う。これでは勝負になりません。何かあったら「絶対にやり返してやる」と思うような「負けん気」は必要だと思っています。仲良しこよしの選手同士が勝負の場面で戦えるのか。指導のし易さだけでいったら「笑顔でハイという選手」の方が楽です。良い子だから強いか?というのは微妙なところ。もちろん「良い子で負けず嫌い」が理想かましれません。私としても様々な選手がいる方が楽しいと思いますし。

上手く書けません。また書きます。書きたいことが少しあるので。
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