kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少しずつ進む

2016-07-30 | 陸上競技
金曜日、この日は午前中競技場が使えなかったので学校での練習としました。水曜日に走り木曜日にトレーニング。前日に話した内容が本物になっていくかを見極めていく日でした。こちらもこれからに向けて思う事があります。このチームで勝負をしたい。前任校ではそれなりの成果を出したと思っています。が、それは私の力でも何でもなく選手たちが一生懸命に取り組んでくれたから。本気でやってきた先輩たちの姿を見て「自分達もこうなりたい」と心から望んでくれたから実現できたのだと思っています。

今のチームはこれからのチーム。ここに詳しくは書きませんが「これからに向けて」の準備を進めています。これは1年後に分かることだと思います。私が指導をする中で1番重視する部分です。核になる部分をきちんとしなければ勝負はできないと思っています。1年間という時間をかけて「チーム作り」をしていきたいと思っています。これは今だけのことではなくこれから先のことを考えてですね。私にしか分からない内容なのでお許しを。人は「立場」と「責任」で必ず変わる。そう思っています。

この日の練習話もグランドの端を使わせてもらって走ることにしました。使わせてもらえるだけで十分。この場所で出来ることをやる。それでいいと思っています。与えられた環境の中手間出来ることをやらなければいけない。贅沢は言えませんからね。そういう意味でこの日は動きの基礎を繰り返すことにしました。ここ最近は競技場にハードルを持って行っていません。久しぶりにハードルを使ってのドリルもやることにしました。

跳躍もヤリも含めて全員でドリルをやりました。動的から始めてチューブドリル。スティックを使って膝締めと接地ポジションを作る。壁抜きはハードルを使ってやりました。ここ最近はハードルなしのチューブを使っての移動でした。ここはきちんとやらないといけないなと思っています。全体に声かけをしながら進めていきました。壁抜きからハードルの横抜き。この感覚は丁寧にやっていく中でしか身につかないと思います。そこからはスティックを使っての移動。この辺りは流れろ中ですね。移動感覚を少しずつですね。

ハードルを使っての横またぎ、ワンステップハードル、連続抜き。ここは本当に久しぶりです。ハードルを使ってドリルはうちの練習の中心です。実際にハードルを使っていなくても動きの基本はこの辺りをきちんもやっていく中で大切だと思っています。やっていなくても普段から意識していたら自然にできるようになっています。目立たないかもしれませんが時間をかけてやってきていることが形になるのかなという感じですね。

チューブ腿上げ、スティック腿上げをやってからスキップ走。これも久しぶり。ダイナマックスを使ってのスキップです。重心を前に進めるために。これを少しやってからチューブ5歩。そこから並走。並走を2本ずつやってから30&60。これも久しぶり。バトン練習ができるだけのスペースがありません。そうであれば代わりになる練習をしたい。まー競争させたいというのもあったので。

30&60は私の好きな練習です。加速することとそれを維持するための練習。競争ですね。30&60をやる中でバトンの出の練習も合わせてやっています。距離感を確認する練習として位置付けています。バトン自体は渡しません。距離が短いので。60mしか走れない中でやれる最大限の練習だと思っています。こういう練習を見ていると以前と比べることが出来ます。声が出るようになりました。当たり前です。が、こういう成長があるから少しずつ進んでいることを実感できるのです。

そこからは出来る練習を最大限に。短い距離でのタイヤ引きをしました。本来であればこの日は少し長めの距離を走っておきたかったのですが上述のようにできる状態ではありませんでした。だからこそできることだけはやりたい。60mのタイヤ引きを2本やってから1本スプリント。これを数セット繰り返すことにしました。タイヤ引きは苦手な選手もいます。それでもタイヤが外れた時に動きが変わるのです。進み始めるためにあえてタイヤ引きをして進まない状況を作りだす。分かりにくいですね。

2セットやった段階でグランドが使えるようになりました。このタイミングで120mのタイヤ引きをすることが出来ました。これだけで十分です。選手は短い距離でやるつもりだったかもしれません。が、この日の練習の課題をもう一度説明しました。負荷がかかった中で「切り替え」を意識する。それの繰り返しでした。やりたい事が狙いとする距離で出来るというのは大きいですね。

最後の120mは全員が声を出して取り組んでいました。なかなか他の人には分かってもらえないと思いますが私的にはチームとしての前進を感じる事が出来ました。最後までしっかりと走る。当たり前の事なのですが、全員がこちらがやりたいと思う事をしっかりとやる。そういう雰囲気の中で練習が積めるというのはありがたいなと。

中心になる選手がそれなりに自覚を持ってくれる。これから中心になるべき選手が自覚を持ってくれる。これだけでチームは大きく変わるなと感じています。

この日から岡山ではインターハイが始まりました。勝負の舞台に立てないチームです。個人で行く事だけを目指すのではなくチームとしてその舞台に立てるようにしていきたい。そのために今できる事をしっかりとやりたいと思っています。まとまりのない文章ですが。

中身がなくてすみません(笑)
コメント
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