kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

思うこと

2010-03-14 | 陸上競技
ここ最近想うことが多いですね。年齢的にもそういう時なのかもしれません。たまたまそういう事が重なるだけなのかもしれないのですが。教育というものについて考えるとかなり気難しい内容になります。仕方ない部分かもしれませんが。本質的なものを書いてもなかなか理解できないと思うのでそれなりにしか書きませんが。

教育というか人との関わりというかその辺りについてかなり想うことがあります。誰かにモノを伝えるというのは責任が伴います。そこをどれだけ重く感じられるか。大切な部分と思います。基本的に私はストレートに想いをぶつけます。これが良いことかどうかは考えものです。もちろん、考えて話はしていますが許せないものは許せないという感覚が強くあります。一昨年だったかかなり頭にきた事があって本気で切れた事があります。これを許したら全て許さないといけないというレベルだと思ったからです。「学校だから許される」ではない。今から教えないといつになっても身に付きません。
が、その姿を見て「大人が本気で怒ったらダメ」だと言われました。私はそれに対しても激怒していました。何を言っているのかって話です。価値観が違うなと強く思いました。悪気はないのかもしれませんがどうなのかなと。別に私の価値観が全てではありませんが、客観的みて「教育」としては良くないのではないかと思いました。

「ダメなものはダメ」だときちんと教えないといけません。人に対する態度が悪い者に悪いと教えなければ「何が悪いのか分からない」ままで終わってしまいます。少し前の記事にも書きましたが国母選手のように今まで何も言われなかったのに社会に出てからいきなり叩かれて戸惑うということになります。誰かがきちんと教えなければいけないと思っています。

学校で生徒を見ていて「社会に出たら絶対にやっていけないな」という子がいるのを感じます。高校生は「自分がやりたいようにやる」事が正しい、カッコいいと思う傾向があります。失礼かもしれませんが、精神年齢がかなり低くなってきている感じを受けます。それを過保護的に親が守る。守ってやることが親の役割だと思う。自分の子供が問題行動を起こしても「自分の子は悪くない」と擁護する。誰からも注意を受ける事がないから、何か言われたら逆ギレをする。我慢をしたり、自分の行動を振り返ろうとはしない。当たり前の話です。

理想論で話をしたくはありません。関わる大人が本気で生徒の事を思い、真剣に向き合えば伝わるものがあると思っています。「~に怒られるからきちんとやらないといけない」と教えるのは教育ではない。それを本人が経験的に気づくのと言われてやるのでは違います。本当は「なぜダメなのか」という本質から理解させないといけませんが、それを全員に理解させるというのは不可能な話です。本質的な話は絶対に必要ですが、理解できるかどうかは別問題です。「何かきちんとやっておかないとまずい」というのが分かれば良いと思います。理想と現実は違いますから。

「生きてくる力」とはそのようなものだと思います。「この先生、今日は機嫌が悪いから気を付けないと」と分かるのも人としての「力」だと思います。形式的な言葉や態度では絶対に人は動きません。誰が教えるのか?関わる全ての大人が伝えるのが理想ですが難しい。だから、我々がきちんと伝えなければいけないのです。責任感というと大げさかもしれませんが、やはり使命感を持っていなければ人と関わる仕事はできないと思います。

今の仕事ははっきりいって労力に比例するような見返りはありません。100やって5返ってきたら十分です。以前は100返ってくることを期待していましたが無理でした(笑)。マイナスで返ってくる事もしばしばあります。それでもやらなければ人は育ちません。嫌われる事を恐れたら何もできないのです。こちらが真剣に向き合って相手の事を思って話を続ければいつか伝わる。真剣でなく意地悪なだけだと本当に嫌われますが。民間企業の理論は通用しないと思います。費用対効果でいえばかなり効率が悪いことをしていますから。

知り合いから聞いたのですが、仕事が忙しくて残業時間が100時間を越えたら月の給料が倍以上になったということでした。我々は全てサービスです。賃金形態には全く反映されません。そこを考えていたら絶対にできない仕事だと思っています。どれだけ伝えたいメッセージを持っているかだと。

少し真面目な話ですが、かなりポリシーを持ってやっているつもりです。自分が評価を受ける必要はないと思っています。そのためにやっているわけではありませんから。誰のために何を目指すのかを常に意識しておきたいと思います。そんなことをふと考えました。
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スピードが上がる

2010-03-14 | 陸上競技
土曜日、狙ったように朝から雨でした。私自身若干具合が悪くテンションが下がりしました(笑)。それでも予報は曇り後晴れでしたから「予定通り」ということで準備を進めました。集まった時点ではまだかなりの雨…。練習開始時間を少し遅らせて雨に濡れないようにしました。結局9時過ぎにスタートして雨に直接打たれる事はありませんでしたが、地面が濡れていたのでウインドブレーカー等はびしょ濡れでした。まー関係ありませんが(笑)。

卒業生が練習に参加してくれました。元々12秒後半の選手だったのですが、気がつけば11秒2で走るようになっていました。通常では考えられない話ですが。この選手の特徴は「地面からの反発をもらうのが上手い」という所です。タータンで走らせると1歩でかなり進みます。この辺りは他の選手が参考にするべき部分です。軸作りをする中で何度も手本として動きを見せました。上手い選手の動きを参考にすることで頭にイメージを持つことが出来ます。真似をするだけではなく感じをつかむことが出来れば違ってくると思っています。
ドリルでもタータンの反発を意識して動きました。普段からかなり意識はさせていますが。土の上ではなかなかつかめないモノがあります。タータンで出来るときにしっかりと軸を作らせてそれを前に進んでいくための力に結びつけていく。ここが出来なければやはり次にはつながりません。繰り返し繰り返しです。地味な事をやっていますが、もう一度原点に戻り基本的な事を繰り返すべきだと思います。冬期の強化期は終わりましたが、まだまだやることはあります。

その後はいつもの流れで加速の動きを作ってからショート。脚運びと重心移動、この辺り課題を置き続けています。男子のエースは加速段階がかなり良くなったのですがそれが中間に結び付きません。本来伸びるべき中間でもたついてしまいます。筋力が上がったのは良いのですがかなり大きくなっていてキレが出ません。少し身体を絞らないといけませんが、本人はかなり意識をしています。次第に動いてくると思います。
ショートが終わってからは短距離とハードルに分かれました。短距離はスタブロからのSD練習。週初めにスタート練習を繰り返していましたからスムーズに入ることが出来ました。先述の男子エース、スタブロから出ると動きの感じが全く違います。60mでもタイミングが合っていてかなりスピードが出ていました。先程とは別人のような動きです。この動きが出来れば本当に面白いと思います。特にカーブからのスタートに関しては群を抜いています。この動きが出来れば今でも十分走れると感じましたし、本人もその感覚があったようです。スタンディングとの差を埋めていかなければいけません。課題ですね。
400m系の女子はカーブからの400mの流れをつかむためのSDもやりました。普段は常にMAXですからそれを400mのために少しコントロールする必要があります。簡単なようで簡単ではありません。シーズンに向けて繰り返していかなければいけません。随分走れるようになってきていると思いますね。昨年61秒台でしたがかなり良くなっていると思います。

最後に短短と短長に分かれて走りました。ここまでの時点でかなりの量を走っています。本当にシーズンに入ったらなかなかここまでは出来ません。他校のメイン練習位の量は消化しているはずですから(笑)。何度か書いていますが、今の時期にあまり上がりすぎるのは怖いと思っています。ピークが早すぎるのはよくありません。上がりきらないようにしっかりと走っておかなければいけません。うちの女子はかなりスピードが上がってきていると思います。今回はそのスピードの中での走り込みですから負荷としては高くなっています。走り込みをする少し前から暑くなってきていましたから身体も動きます。
女子はここ最近で一番の動いていたと思います。全員が絶好調というわけではありませんが、全体として間違いなくスピードが上がっているのは間違いありません。この中で走るということは一切気が抜けない状態になります。メンバー争いがあるというのもありますが、この雰囲気で走れば誰でも強い気持ちを持つようになると思います。目が慣れてきているのも多少は影響しているとは思いますが、かなり走れるようになっています。特定の誰かが強いというよりは全体的に走れるという印象を受けています。

仕上がりが早すぎるのは怖い。常々そう思っています。力がついてきているのは間違いないですが、どこまでなのかは分かりません。故障は絶対に避けなければいけませんが、量を減らして一気に上がってくるという状態に持っていくには明らかにまだ早すぎます。気持ち的にはそうなっていくのかもしれませんが、私が焦らずコントロールしなければいけないと。
150mを2セット行った後、さすがに数分間はぐったりしていました。あれだけ質を上げれば当然だと思いますね。1本1本が「走るだけ」ではなくなってきていますから。が、雰囲気がピリピリしています。選手同士全く口をききません。明らかに「戦闘モード」です。卒業生には「2セット」と伝えていたのですが女子には伝わっていなかったらしく「3セット行く」と思っていたようです。マネージャー失格(笑)。いやー本当にすごいと思いますね。先述のように高いスピード負荷をかけていますから身体にも精神的にもかなりのダメージがあります。それでも全く気持ちが切れません。この辺りの成長が一番の武器になるのかもしれないなと感じました。逆に抑えないとやり過ぎてしまうしまうという怖さもあります。あの状態で3セット行けば見る方は楽しいかもしれませんが、負担が大きくなりすぎます。ひたすらセーブしないといけません。
ちなみに2セットと分かったら「戦闘モード」は一気にOFF。2セットと伝えなかった卒業生は責められていました(笑)。

まずは目標に向けどうやって持っていくか。4月にどうこうは考えません。3月いっぱいは強化期の続きだと思っています。専門的な練習を取り入れながらもスピードを上げた中での走りをしっかりとやりたいと思います。過大評価にならないようにしっかりと取り組んでいき、力を上げたいですね。焦らず着実に。
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祝勝会

2010-03-13 | 陸上競技
金曜日の練習終了後、10月末に実施された県体の祝勝会が実施されました。今の顧問が3人、あとは前任校で陸上部の顧問をされていて何度かインターハイに選手を連れていっている方、市役所を辞めて教員になった方と生徒会担当の6人でした。

1年間のお疲れ様会の意味合いも強く様々な話をしていました。うちの陸上競技部は専門が3人付いています。それも短距離、長距離、投擲とそれぞれの専門が違いますから非常に効率良く運営されています。私を除く2人は県のトップ指導者です。普段は一緒に練習をするわけではありませんが、様々な場面で多くの事を学ばせてもらっています。活動自体はバラバラですが最近はチームとして上手く機能し始めています。相乗効果がかなりあります。そんな中での総合優勝でしたから当たり前ですが非常に価値があります。チームとての一体感を感じることが出来ています。

他のパートの選手は普段見ていないですが時折見るとかなり成長していると感じます。うちの選手も刺激を受けますし、私も刺激を受けます。会の途中でもお互いの選手についての話が出ました。短距離の選手についても良く見てもらっています。非常にありがたいですね。種目は違っても何人も全国に連れていっておられる方々の話を聞くというのは非常に貴重な経験です。普段からそういう環境で指導ができるというのは大きいと思いますね。

とにかく今年は上の大会で戦いたいという強い気持ちで冬期を越えてきました。沖縄に行って戦いたい。それが短距離だけではなくチーム全体の目標でもあります。一人でも多くの者が勝負の舞台に立つ。これを成し遂げるために多くの時間を使ってきました。会話の中で「半年後にこの選手がどんな選手になっているかを常にイメージして指導をしている」というのがありました。目の前の事はもちろん大切なことですが、先見の明が必要になるのです。経験的に学んできたものを惜しげもなく与えてもらっています。感謝しなければいけません。1週間前にバスケの監督に「お前は話を聞かないで独断でやることが多い。きちんとアドバイスをもらいながらやって絶対にインターハイに行け」と言われました(笑)。お二人は私の性格を分かっておられますから要所要所で的確な指摘をしていただいています。多くの方に育ててもらっている事を忘れずにいきたいと強く思いました。

ほとんどが陸上の話でした。陸上好きな人が集まると本当に盛り上がります。普通の会話ではなかなか本音が出てきませんが、こういう時には普段では聞けない部分が聞けます。陸上好きと陸上の会話をひたすらする。一番の幸せではないかと感じますね。好きな話を好きなだけする。そして私は常にいじられる(笑)。仲間内の間ではそれが当たり前のようになっています。怖いことですね(笑)。

気がついたら一軒目で22時を過ぎていました(笑)。ここから更に二軒目へ。こちらも約3時間くらい陸上の話をしていました。この辺りからすごくためになる話を聞いていたという記憶はあるのですが、久々にかなり酔いが回っていて大変なことになっていました(笑)。「話した」という事覚えていますが内容は飛んでます(笑)。実指導方法や取り組み等についてたくさん話は聞いたのできっと何かの時に思い出されるはず。貴重な時間だと思います。

良い時間を過ごせました。
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動きの確認と刺激

2010-03-13 | 陸上競技
金曜日、またも特別授業でした。テスト返しだけなので通常の2時間目が終わるくらいの時間には学校は終わります。卒業生が忘れ物を取りに来たので年休をとって一緒にコーヒーを飲みに喫茶店にいきました。学生の時はなかなか出来ませんが卒業してからだとそれなりに時間が取れますからこういう事も出来ます。特に陸上部の卒業生は部活時間以外にはなかなか時間が取れませんから久々にゆっくり話をしました。楽しかったですね。2時間くらいだったと思いますが近況報告を受けました。一日年休を取りましたがその後は学校に戻って色々とやりました。周りからは時間単位で休めばいいのに…と言われますが面倒なので(笑)。

練習は午後からやりました。最近は少し練習時間が短くなっています。開始時間が早いため明るい時間帯に練習が終了しますから全く練習をしていない気分になっています(笑)。が、よく考えてみるとかなりやっています。よく考えなくてもかなりやってます(笑)。気分的な問題だけですね。

練習は前日かなりスピード刺激を入れていたので再び動きを確認する事にしました。スピードが上がれば自然と良い動きをするのですが、そのスピードに振り回されてきちんとした動が保てなくなります。しっかりと定着をさせなければいけませんから繰り返しです。加えて加速段階の動きを確認しました。最近やっていなかったのでもう一度説明をしてから実施しました。時間をかけるところはしっかりとかけていきたいと思っています。

その後、スティックを使っての加速段階の確認、ショートをしました。前日に比べて動きの鈍さが目立ちました。スピード刺激が入るとまだ身体がそれに耐えれないのではないかと思っています。少しずつ慣らしていかなければいけません。そのために冬期で土台作りを繰り返してきて、しっかりと練習が出来る身体を作ってきたのですから。
動きませんでしたが少しトゥトレをして刺激を入れ、またショート。動かないだけではなくきちんと接地場所を確認しておかなければいけません。更に数本タイヤ引きをしました。これも同様の理由からです。上手く身体を進めるためにはやらなければいけないことがいくつかあります。その辺りをしっかりと確認しなければいけません。

それなりの負荷にはなっています。ここをきちんと理解してどれだけケアをするか。時間が短くてもスピード負荷をかければ当然筋肉にダメージが残ります。それを見過ごしてしまったら蓄積したダメージが大きな故障なつながる。この時期に怪我をするとシーズンに大きな支障が出ます。その辺りをどれだけ理解しているでしょうか。暖かくなってきた時はやはり要注意だと思っています。しっかりと考えなければいけません。

練習終了後、5ヶ月遅れの県体総合優勝の祝勝会を顧問と学内の陸上関係者とやりました。多分また別に書きますが非常に楽しい時間でした。久々に飲みすぎました(笑)。
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スピード練習

2010-03-12 | 陸上競技
木曜日、2日間走っていなかったので少し強めに負荷をかけようと思っていました。時間的な余裕もあるので練習場所を移してスピード練習が出来るようにしました。

これはわざわざ書くような内容でもないのですが、うちが練習をしているときに同じようなタイミングで他の学校の生徒も数人来ました。ずっと座っていたりいきなり変形ダッシュをしたりしていましたが、練習開始から1時間程度で帰って行きました。これが練習なのかって感じでした。ある意味衝撃を受けましたね。生徒だけで練習をするにしてももう少し出来るのではないかという感じです。トータルの運動量としたらうちのサーキットの半分以下だと思います。そんなものなのでしょうか…。感覚が明らかに違うなと。

他校は他校ですから、うちは自分達のスタイルで練習をしました。通常通りサーキットをしてから基本的な動きを繰り返しました。月曜日もですが全体的に動きが良くなって来ています。少し私の目が慣れてきてしまった感じもあるのですが、かなり走れるようになってきています。ももあげの辺りから動く者は分かります。正確にいうとドリルで重心移動の感覚がつかめている者はその後の走りもスムーズです。

ショートの前にスティックを使っての加速練習を繰り返してから60mを数本いきました。今回は4継の出の感覚や様々な場所での走りを意識させようと思い普段とはやり方を変えて実施しました。スピードを上げた中で走ることで色々なものがつかめていきます。テンポ走のような動きではタイミングがズレてしまいますから。ハイスピードでやっていく中で動きの感覚をつかむことができます。教えて出来る部分と自分が動きの中でつかむ感覚があると思います。競争をさせる中でどうすれば速く走れるかを身体がつかむ気がしています。根拠といえるモノはありませんが、感覚的にそう感じています。この中で数名の動きが更に良くなってきました。

かなりの量短い距離を走り、その後は専門練習として短短と短長に分かれて走りました。短短はスピードを上げたまま120m、短長は本当に久しぶりに250mを走らせました。中でも女子の短長の250mというのは普段の練習と比べて非常に緊張感が高い中で行われる事になります。冬期を終えてシーズンインに向けて身体を準備していく段階です。ある程度力がついてきた中でチーム内での勝負になるので互いに意識するのは目に見えています。他校と戦う前にチーム内で戦わないといけないからです。まだ復調途中の1人を除き5人で走らせました。
あらかじめ過緊張になるのが分かっていたので注意を促しました。相手との勝負を意識しすぎて自分の走りを見失う事が怖いですからね。このレベルで250mを走るというのは県内だけでなく中国レベルでもあまりないと思います。自信過剰ではなく本気でそう思っています。だからこそ冷静に走れるようにならなければいけない。ここ最近はほとんど走っていませんから1回目の今回はある程度の事は予測されました。絶対に硬くなると(笑)。意識するなと言っても無理な話ですから。

250mは最初からakaneが行きました。いつもの展開ですが普段の走りが出来ればもっと周りとの差があってもおかしくない走りでしたね。トップスピードはかなり高いですから250m位の距離なら押し切れます。150m位からmikiがついてきてラスト60m位で逆転しました。ここ最近のmikiのスピード持続には目を見張るものがあります。昨年とは比べられない強さがあります。この2人がチーム内のレベルを引き上げているのは間違いないですね。かなり強いと感じました。
それから離されること3~5mで他の3人が付いていました。スピード型のsakiに関しては不満です。この距離で話されたら400mでは更に差がついてしまいます。この事に関しては本人にも話しましたがもっと積極的に走るべきです。甘さが見えますね。まだまだ出せます。同じように離された2人は後半型です。スピードでは負けますがスピード持続に関してはかなりの強さがあります。800mも対応しできますから、ラストの120mに勝負場所があると考えています。これくらいで付いていけたら十分勝負出来る力があると思います。間違いなく昨年よりはベースアップしていると思いますね。

あまり早く仕上がらないようにしていかなければいけないと思っています。今がピークでは意味がなくなりますからね。この辺りは経験が不足していますから周りの優れた指導者からアドバイスを頂きながらやっていきたいと思います。とにかくもう少し走り込みを入れてあとワンランク上げてからシーズンに入りたいと思っています。スピードが上がってきている分、負担が大きくなります。故障の恐れもあります。こちらも十分注意をしてから取り組みたいと思います。

順調です。
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今更か…

2010-03-11 | 陸上競技
木曜日、朝練を実施するはずが電車が不通となり数人その電車に閉じ込められていました。あと1駅で普段降りる駅だったようですがそこまで動いてくれませんでした。なかなか難しい問題です。結局朝は全員そろいませんでした。仕方ありません。

学校がある時は特に何も言わなくても選手は日誌を提出します。これは随分前からの約束です。テスト実施中は登校しても提出はなし。それは負担を減らすという意味もありますが、基本的には毎日書く事を続けています。この手の事は毎日継続することに意味が生まれてきます。テスト勉強をしても20分程度の時間は必ず作れます。その気があるかどうかの問題です。
最近は何も言わなくても自然に行動できるようになっていました。女子はSHRが終わってからすぐに持ってきます。今日のような特別授業の時でも欠かさず提出をします。電車関係で遅れていた2人の日誌を除いて4人分がきちんと提出されました。遅れた2人は学校に来てから直ぐに提出しにきました。特別な事ではなくそれは当然だと思っています。繰り返し話をしてきましたし、そういうシステムが出来上がっています。

しかし、男子は随分時間が経ってから2年生の2冊だけが提出されました。1年生男子は提出なし。私が他の人と話をしていたのもありますが、男子キャプテンは何も言わずに日誌だけを置いていきました。この時点でかなり頭に来ていました。一言言っても良いと思います。その時は日誌が無いのには気づきませんでした。何なんでしょうか?明らかに取り組む姿勢に差があります。もしも忘れていたのであっても当人がそれを伝えにくるべきだと思います。それをそのままにしていて許されるわけではありません。結局部活が始まる時間まで一言もありませんでした。

練習が始まる時にも何もない。さすがに頭に来ました。持ってきていないのは当人が一番分かっているはずです。それにも関わらず普通に練習をしようとする態度がかなり頭にきました。全員が出来ないのであればそれを求める私の考え方に問題がありますが、特定の人物だけが出来ないというのは決して許されない事です。それを許していたらチームとしての方向性が崩れてしまいます。

学年が上がろうとしている今の時期に今更そんな初歩的な話を私がしなければいけないのか?情けない限りです。それを許す男子キャプテンの甘さ、その雰囲気が問題です。女子の強さとの「差」はそこにあります。それが何故分からないのか?ミスをしたとしてもそれを素直に詫びる感覚が無ければ部活を続ける意味はありません。その辺りで適当にやっている者の部活動と同じになります。部活動を通じて人間的な成長がなければ何のためにやるのか分かりません。緊張感が全く足りません。大問題です。

練習の始めに話をしましたがどこまで伝わったでしょうか。女子にとってはほぼ無意味な時間です。怒られている、注意をされている意味をどれだけ理解できるか。本当に今更です…。チームとしての取り組みのレベルが上がるためにはこの意識の選手をどう引き上げるかです。情けないですがしっかりとやっていかなければいけません。

非常に情けない話ですね。一部の者が全体のレベルを引き上げるのを妨げる。それを許すチームであってはいけません。周りがきちんと注意をして取り組んでいく事が重要です。あと少しすると新入生も入ってきます。成長しなければ間違いなくチームの伝統なくなります。どうしていくべきかを各自に考えさせたいですね。何をやっているのか…。男子と女子にはやはり温度差がありますね…。埋めてもらいたいですね。
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恐ろしい…

2010-03-11 | 陸上競技
今日昼食を買いに行ったらいつものコンビニが大変な事になっていました。アクセルとブレーキを踏み間違えたのかコンビニに車が突入していました。不謹慎かなと思いながらもあまりにも衝撃的だったので写真を撮ってしまいました。

よくニュース等でこの手の事件を聞きますが目の当たりにすると怖いものがあります。ガラスが割れて本棚の辺りはガラスが散乱していました。私が店内に入った時には全ての本を撤去しようとしているところでした。万が一そのガラス片で怪我をしたら大変な事になるから食べ物以外も回収ですね。

慌ただしく本部社員が動き回ったり電話をかけていました。店にとっての損害もかなりのものだと思います。怪我人が居なかったのは幸いですが怖いなーと感じますね。保険がかけてあるのでしょうがその辺りも大変になるのでしょうね。とにかく安全に配慮していかなければいけないと感じました。

今朝は凍結により電車が不通となりかなり時間をロスしました。朝練に来ようと早く電車に乗った者はあと1駅の所で約1時間半待たされました。動けばたった3分の所ですが動かないものはどうしようもありません。上りも下りも止まっていましたから通勤通学にはかなりの打撃を与えたはずです。卒業生で今日から出勤の子がいたので不安になってメールをしましたが、午後から出社だったようで車の運転にも支障はなかったようです。安心しました。初めて出社するときに雪が降って車を運転するというのはやはり怖いですからね。無事で良かったと思います。

なんだか色々と怖いなーと感じました。気を付けないといけません。
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天気悪し

2010-03-10 | 陸上競技
水曜日、生徒は家庭学習日となっていましたから午前中から練習としました。最初は少しくらいは走れるかなと思っていましたが、朝の様子を見る限り明らかに無理でした。携帯天気予報は「曇り」だったのですが朝から雨がひどくて家を出るときには雪になっていました。山間部ではかなり雪が積もっているようで車の上に雪を乗せたままで走っているのをたくさん見かけました。当たり前ですが練習は学校に切り替えました。携帯で見る天気予報は全く当たりません…。「現在地から検索」を使っているのですが全くダメですね~。選手からの信頼度は0です。Yahoo!の天気予報はいまいちなんでしょうか…。

結局諦めて武道場でやることにしたので、前半はひたすら身体作りに充てました。サーキットを2セットやってから室内種目を1セット、これを1サイクルとして2セットやりました。これだけで約1時間半かかりましたが、出来るときにしっかりとやっておく必要があります。室内種目は全身をコントロールするような種目ですから「きつい」というよりは「難しい」という感じでしょうか。ここはある意味楽しくやっている感じです(笑)。最近はこの辺りの切り替えがかなり上手くなってきた感じがあります。
卒業生が練習に来たときには口をそろえて「雰囲気」が変わったと言います。ピリピリ感がないと言われたらそうなるかもしれませんが、ずっと緊張感を持ち続けていくのはしんどいですから。それを引きずって次の練習が出来ないというのでは問題ですがそこが出来れば強みになります。ONとOFFの切り替えが出来るようになっているというのは大きいですね。昨年との違いはここにある気がしています。昨年は常にONでした(私も)。OFFというのは生活が乱れたり、考え方や行動が崩れるというのではなくリラックスが出来るかどうかだと。

身体作りが終わってからは動きの確認をしました。月曜日の動きがかなりキレがありました。しかし、もう一度脚運びを確認して直線的な動きを意識させたいと思っていました。考査中はなかなか時間が取れませんでしたから細かい部分は何もやっていません。それでも走れるなら良いんじゃないかと思うのですが、やはりきちんと身に付けておかなければいけませんからね。中間に入って若干タイミングが遅れる感じがありました。そこをどうにかしたいと思っていたのですが、基本的な動きをしている時に膝の引き出しにより体幹のブレがありました。結果的にタイミングが遅れる危険性があると思ったので少し意識を変えました。もちろんやっていた動きを変えるのではなくちょっとだけです。接地時間はほんの少しですがその少しが大きな差になります。だからこそタイミングを早くしていきたいと思いました。明らかに原因となる動きがありますからそこを改善しなければ、シーズンに入ってから大変なことになると思います。常に現状に満足せずに前に進む努力をしなければいけないと思います。

見ているとほんの少しの違いでしかありません。速い動きをするとそちらの事ばかりが頭にいってしまって正確な動きが出来なくなってしまいます。接地を強くし過ぎる者、身体が浮いてしまう者、膝か開く者といましたが後半は随分良くなってきたと思います。本当はその動きのままで走りたかったのですが外は大雨(雪)ですから走れません。仕方ないですから明日に伸ばしました。出来ないことをウジウジ考えるよりも出来ることを考えるほうが間違いなく効果があります。全ては明日以降ですね。

しかし、全県的に雪が降りまくってますね。大丈夫なのか日本…。
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入試後の練習

2010-03-10 | 陸上競技
火曜日、高校入試がありました。まーこれに関しては色々とあったのですがある意味「助かった」という感じですね。詳しくは書けませんがどうなんだって話です。問題です。

練習は遅い時間となりましたが5時開始としました。午前中の使い方は各自に任せています。本当にやるべき事が分かっている者は自分で判断してできるはずです。ここで細かく指示を出さなければできないようであれば、100%目標には近づくことができません。月曜日の練習終了後に全体にもう一度目標について考えるように話しました。トレーニングルームには各自の目標設定の詳細が貼ってあります。しかし、これでは一目で目標が分かりません。細かい部分は必要ありませんからもっと分かるように大きく記す必要があります火曜日の練習はウエイトを中心とした身体作りとしていましたから、サーキットが終わってからトレーニングルームに行くと女子は全員目標設定の紙を貼っていました。こうやって言われたことをすぐに行動に移すというのは非常に大事だと思います。「想い」があれば行動自体が必ず変わっていきます。変わらないようであればまだそれだけの「想い」だということ。

こういう意識レベルになると全てが上手く回る気がします。日々繰り返し話をし続けていくとうのはものすごい労力です。はっきりいって想像を絶するレベルです(笑)。様々な手段を使ってしつこく繰り返していく。それだけではなくで「何故やらなければいけないのか?」を理解させていくことが大切だと思っています。感情的にガッーっと言うだけではなかなか人は付いてこないと思います。どれだけ「やったら強くなる」と説明しても当人がそれを本気でやろうとしなければそれは「独り言」と一緒です。伝わらないメッセージは発信している当人が満足するだけなのです。私もずっとその状態でやっていた気がします。それが手を変え品を変え様々な手段で選手と関わるようになってきた辺りから何かが変わってきました。上手く表現できませんが。
何か少し論点がずれていますが、本当に強くなるためにはチーム全体として「同じ方向」を向いて意識レベルを高めていく必要があります。そのための「仕掛け」は多く作らないといけないと思っています。技術指導だけができても本当は意味がないのです。伝わらないメッセージを発し続けるのと同じ事なのですから。「心」がきちんと育たないと何も生まれませんからね。

練習はウエイトと屋外での補強としました。テスト週間などはなかなか時間が取れないのでこういうときにしっかりとやっていかなければいけません。基礎筋力を上げていかなければいけない女子はひたすら取り組ませました。男子の一部は筋肥大が著しいので少しウエイトを抑えています。その時間を使って脚運びを繰り返しました。ぼちぼちですね。屋外種目はひたすら身体を動かしました。これも「動かすだけ」ではなく何を目的にして動かしているのかを理解しなければいけません。分からずに動かすだけでも随分違うと思いますが「何のためにやるのか」を頭できちんと分かればポイントを意識しながらできますから効果も高まります。2時間強の練習でしたがしっかりと取り組めたと思います。当然ですが。

練習終了後にshogyoの卒業生で地元でデザイナーをしている子が来たので色々と話をしていました。そういえばということで新しく作ろうという話になっているTシャツのデザインを一緒に考えてもらいました。選手の意見を活かしながら少しずつ形にしていくことができました。まだ全くできていませんが、こうやって考えていくことが大事だと思います。これも教育活動の一部だと思いますね。自分達の「想い」を形にしていくことができるか?「目立ちたい」という私の要望はどこまで受け入れられるのか?(笑)。

1日がものすごく長かったですね・・・。帰宅したら完全にぐったりしていて動けませんでした。仕事の締め切りを間違えて「絶対に間に合わない」と思ってほとんど休むことなく作業をしていました。単なる勘違いで締め切りは1週間以上先だったのですが・・・。周りでは「kanekoに何かやらせるときは締め切りを早めておけばいい(笑)」と言っていましたが、確かにそれくらい切羽詰まったら全く違いますね。追い詰められたときの集中力は人一倍だと思っています。だから、そこまでやらない(笑)。悪い癖です。もっとしっかり取り組めるようにしたいですね(笑)。本当に疲れました(笑)。
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復調の兆し

2010-03-09 | 陸上競技
月曜日の練習について。全体的に走れるようになってきている感じを受けました。前にも書きましたがキレがある感じです。選手には言いましたが「大切なのは総体や中国でどれだけ力が出せるか」です。今走れるからと受かれていても意味はありません。きちんと目標を見据えてやっていかなければいけません。

12月の合宿で動きを崩しそれを戻す過程で全く走れなくなっていたrina、走りが崩れていることによりあちらこちらに痛みが出ていて全く走れなくなっていました。「走れない」という表現だけでは足りないレベルの走りでした。ジョグをすることもできない。ここまで走れなくなるとは正直思いませんでした。昨年のmisatoと同レベルかそれより悪い状態だと思います。
本人は言葉では表せない位の辛さがあったと思います。周りが走れていく中で自分だけが取り残されていく感覚はあったはずです。人はどうしても自分の一番良い時を追い求めます。昨年58秒台で走っていますからその時の感覚と比べてしまう。1月から2月末にかけてそのレベルとはほど遠い走りしかできていません。良くて70秒が切れるかどうかの走りでした。本来の走りには程遠い走りしか出来ません。

3月に入った辺りから少しずつ走れるようになってきました。時間はかかりますがほんの少しずつですが前に進むようになってきていました。月曜日はかなり良くなっていました。ショートでここ最近で一番走れていました。それでも60mで5mは離れていましたが今まではその倍以上離されていましたから。
その後は1人だけ別メニュー。加速段階から中間のつなぎの部分を重視しました。最近は加速は何とかなりつつありましたがスピードが乗ってくる部分が上手くいっていませんでした。そこがつながってくると走りが変わってくると思っていましたから時間をかけて走らせました。とは言っても付きっきりでやるのは止めました。自分の感覚を大切にしないといけないと思っています。あまり関わりすぎるとオーバーコーチングになってしまい自分の感覚を見失う気がします。私に頼りすぎるのはよくありませんから。

他の種目を見ながら合間に見ていました。卒業生が「なんか感動しました」と言っていたので詳しく聞いてみると2月位の動きと比べて全くの別人のような動きをしていて、ここまで回復したのかと思うと感動したということでした。確かに無理矢理動かそうとしていたあの時期と比べると良くなってきています。

昨年のmisatoとの違いは「故障した時期」です。misatoはテスト終了後かなりの痛みがあり全く走れませんでした。それを無理矢理走れるような状況に持っていこうとしましたから後でかなり苦しみました。県総体ではまさかの8位でしたから…。そのこともあって今回はとにかく私が説得しながら焦らずに持っていくように心がけました。大切なのは狙った大会できちんと戦うことです。そこがなければ全く意味がありませんから。

確かに走りを見てみると重心の移動がそれなりに進み始めていました。この動きと1ヶ月前を比べると全く違います。復調の兆しが見えました。その後に120mを2本他のメンバーと一緒に走らせたのですがなんとかついていけていました。もちろん8m位の差はありましたが少し前と比べると全然違います。動物的な走りに近づいて来ています(笑)。スピード型ですからここが戻ってくるとかなり変わってきます。

rinaが復調すればインターハイで戦うというのが更に現実味を帯びてきます。rinaが走れなくても中国には届きますがその後が厳しくなります。この部分は皆が分かっている事です。別に期待に応える他無二やってもらう必要はありません。全ては自分自身が戦いたいかどうかだけだと思います。

少しずつですが良い方向に進み始めてきました。慢心せずにやっていきたいですね。唯一問題があるとすれば私の肩凝りがひどすぎることでしょうか…。辛い。
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