kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

診察を受けに行く

2011-08-18 | 陸上競技
国体合宿最終日ですが診察を受けるために北九州に来ました。紹介してもらった病院で、かなり信頼できる所です。

痛みがあるのは事実ですが「大丈夫」と言われると精神的に安心をします。診察をしてもらい「練習はやっても問題なし」と言われました。国体の事もあるので相談をすると栄養注射を打ってもらい、今から硬い足首をゆるめる方法を教えてもらいます。

移動時間はかかりますし、待ち時間も長いですがそれ以上の価値はあると思います。待ち疲れていますが(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体合宿2日目

2011-08-18 | 陸上競技
国体合宿2日目、宿舎を出る頃から急に雨が降り始めました。何なんだろうかと思っているとゲリラ豪雨のような雨が…。車に乗るだけで大変な作業です。何とか競技場にたどり着きましたが車から降りる事が不可能なくらいの強い雨が降っていました。たった80mくらいですがサンダルはびしょ濡れです。

そんなこんなで午前中はまともにできないのではないかといった感じがありました。元々短距離は午前中はフリーということだったのでうちの選手は身体のバランスを整えてもらい、痛みがある足首を見てもらいました。なかなか痛みが治まりません。身体と足首の硬さがあるので様々な形のストレッチを教えてもらっていました。自分でやらないといつまでたっても改善されません。上半身、下半身共に硬いですから自分で時間を作ってやっていくしかありません。意識次第だと思いますね。
走れそうにないのでエアロバイクで負荷をかけることに。爆発的な運動を繰り返させる事で速く大きな力が出せるようになると思います。足首に負荷がかからないようにしながらもできることを最大限にやっていきたいと思っています。走れないからこそ出来る練習もあると思います。高い質の走り込みをしたいのですが今は出来ることをしっかりとやっていくしかありません。

昼に成年女子から聞いたオイルマッサージに連れていくことに。全身の緊張を緩めないといつまでたっても改善されません。リンパマッサージとオイルマッサージをやってくれて成年選手に大好評だったので。かなり身体は軽くなったと本人も言っていました。痛みも気持ち治まったようです。

午後からは400m女子の練習を見ることに。うちの選手はストレッチポールで身体をゆるめているグループに入ってひたすらやっておくように指示。400m選手は他校の選手ですからどこまでやっていいのかわかりません。顧問の先生に確認してから強めの負荷をかけることにしました。本人にレースの課題を聞いてそこを克服するための練習としました。2セット位で抑えておこうと思ったのですが顧問の先生の強い希望で3セットやることに(笑)。前半から積極的に走っていました。意識が高いですね。強くなるはずです。かなり走ってから今度は室内でエアロバイク。ひたすら乳酸を蓄積させるための練習を実施。キツそうでしたが妥協しないで負荷をかけていきました。普段とは違う形で負荷をかけるというのも大切な事だと思います。
途中からはうちの選手も一緒にエアロバイクに参加。午前中よりも運動時間を短くして本数を増やしていきました。ハイスピードで動かすための練習です。終了時には2人ともぐったりしていました…。よく追い込めたのではないかと思います。

なかなか走れません。考えていかないといけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体合宿

2011-08-17 | 陸上競技
火曜日から国体合宿が始まりました。今年の夏はとにかくバタバタしています。7月に国体合宿がありすぐに地区合宿の手伝いにプライベート合宿。全く休まずに5日間保護者会。インターハイに行って、国体最終予選。1日空けて国体合宿です。一体いつ休むのか…。月曜日だけは少し休みました。子供達は国体最終予選の前から奥さんの実家へ。久々に私は自分の実家で過ごしました。気分転換にはなりましたが、疲れは抜けません(笑)。

国体合宿は本国体のメンバーが選出されての合宿です。今回は地元国体ということもありリレーを中心にやっていくという方針があります。そのためうちの選手も100mとリレーのサポートという形で選ばれました。全国レベルの大会をもう一度経験できるというのは大きいですね。まだ力不足は明確です。あと1ヶ月半で何とか戦えるレベルまで引き上げないといけないと思います。時間が足りない…。

今回ハードルの成年選手は中国選手権に出場するということだったのでこの日はほぼ休養日でした。私はメイン業務がありませんから色々と手伝いをしていました。短距離を手伝うのも役割の1つですから。午後は走らせましたが、うちから参加している選手がSDの途中でまた足首に痛みを訴えました。私が聞いても「大丈夫」としか言いませんが明らかに動きが崩れています。今はしっかりと走らないといけない時期ですがここまで崩れると意味がなくなります。跳躍選手についていく事も出来ませんでした。そのため1セットで終わり。治療をしてもらって最後にエアロバイクで負荷をかけました。溜め込まないといけない時期に何も出来ないというのでは今後戦えなくなってしまいます。休ませるというのも1つの手ですが…。その選択肢は今はありません。

国体合宿については思うことが色々とありますが、とにかく選手のサポートを最優先に考えてやっていきたいと思います。与えられた役割を果たす。大切なことですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体最終2日目

2011-08-15 | 陸上競技
日曜日、国体最終予選の2日目でした。合わせるつもりはほとんどありませんでした。夏休みの練習の中間で力が付いてきたかどうかの確認が出来れば良いかなといった感じです。先週までかなり負荷を上げていたので疲れを抜くという意味で練習量を落としました。本当であれば前半にもう少し走っておかないといけなかったと思いますがまー良いでしょう(笑)。

ほとんどの者が100mに出場しました。ほとんどの者が一応ベストを更新できました。全員ではありませんがある程度は合格点が出せるのではないかと思います。しかし、ベストとはいえ「もっと出るだろう」という感じがありました。練習の様子からすれば物足りなさを感じます。力が付いてきてもそれを実際のレースで出せるかどうかは大切なことです。まだまだやらないといけないことがありますね。記録的に見ると他校に大きく水を開けられている感じがあります。県新人の戦いが厳しくなるのは間違いないですね。これからの取り組みに期待したいと思います。

インターハイに行った選手、練習量が落ちていました。国体最終まで考えると明らかにガス欠状態です。本当なら岩手でレース後に走っておきたかったのですが足の痛みが出たので全く出来ませんでした。昨年インターハイに行った時にはレース終了後1人で2日間追い込みました。連続して試合に出るのであればどこかで必ず溜め込まないといけません。筋力的な部分の低下も間違いなくあります。うちのように練習で走りを作っていくタイプの選手は顕著にレースに出ます。動きは悪くありませんし、身体も軽くなっています。見ていても悪くないのですがやはり出力が低下していますね。やはり考えないといけない部分です。秋に向けてもう一度一から作り直していかないといけないですね。

実際この2週間はなかなか練習を見ることが出来ませんでした。自分たちでやってきた。それがある程度形になっていくと自信につながるでしょう。逆に走れなかった者はその原因を探っていかないといけません。練習の取り組み、日常生活の過ごし方、普段の補強など見直す所はたくさんあるはずです。国体最終はそういう意味でも自分を見つめ直す良い機会になったのではないかと思います。考えていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体最終予選1日目

2011-08-14 | 陸上競技
土曜日、国体最終予選が実施されました。この日は400m系が中心。今までのうちのチームであればこの日がメインになっていたのですが今年は短短中心のチームになっていますから出場は400mHと幅跳びの2人。時代の流れでしょうか(笑)。

2日目に100mがあるので記録を狙わせなければいけない女子を連れていくことにしました。中国で決勝に残ってはいますが基準記録には届いていません。かなり高い記録ですから少しでも近づいておけたらと思います。なかなか難しい所ですが可能性があるのでそこは大事にしなければいけませんから。

男子の400mHに出場した選手は約3ヶ月振りの実践です。県選手権で良い記録を出した後に練習で転倒、骨折をしたため県総体も出場出来ませんでした。上半身の補強は全く出来ていません。手足が長いので時間がかかるのは覚悟していましたが3ヶ月補強が出来ていないので勝負は来年になるだろうなという感じを受けています。
レースは復帰戦としてはまずまずかなといった感じです。57秒台ですから秋には55秒台が狙える所までは戻ってきたかなと思います。予定より半年遅れになりますがこれは仕方ないかなと。何とか来年インターハイ路線で戦えるようにしていきたいですね。

成年の400mHは非常にレベルの高いレースとなりました。国体関係で関わってきた成年選手と中学校時代から関わってきた選手の一騎打ちでした。50秒前半の記録を持っている選手同士の勝負ですから見応えがあります。できればどちらにも国体に出て欲しいという気持ちがありますがそれは出来ません。あまり条件の良くない中でここ数年関わってきている選手が50秒5で勝ちました。技術的にも大きく成長してきています。ラストの処理が出来るようになってきました。レースパターンの組み立てが上手く出来ればかなり面白いと思います。期待したいですね。
もう1人の選手は「地元の国体に出たい」という気持ちを強く持っていました。少年の時にはインターハイと国体で入賞、今は学生のトップレベルまで来ています。今後の活躍を期待したいと思います。

ここには書けませんが何だか良く分からない事が多すぎる気がします。誰のための国体なのか…。疲れますがもう大きな流れに乗っていますからどうにもならないのだと思います。現場と離れてしまったら意味がなくなります。疲れます…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前に向かって

2011-08-13 | 陸上競技
金曜日、前日ここ最近の事を考えるように連絡をしていました。「最初にミーティングをしたい」ということだったので時間を与えました。指導する者と選手の向いている方向が違うのであれば練習をしていく意味がなくなってしまいますから。ミーティングをすれば何かが変わるとは思いません。意思確認はできると思いますが、全員が話をするわけではなく特定の人間が話をするだけに終わってしまいます。私が話をするのと同じことですから、聞き流してしまうのでは何も変わりません。それでも今はチームをきちんと作っていく時期です。1年後に向けてやっていかなければいけません。時間はかかりますが「チーム」としてやっていくという感覚を全体が持たないといけないと思います。

アップはフリーとしました。その間に男女キャプテンを呼んで個別に話をしました。チームの中心となる者の考え方が大きく影響していきます。この2人がどれだけこちらの伝えたいことを理解するかだと思います。前回私が話をして何を感じたのかを問いました。「うちの一番速い者がインターハイではラウンドを上がる事ができなかった。今のままでは戦えない。」「中国大会に出たいと思ってやっていたが、戦うことを考えていかないと。」といった感じの事を話していました。それならやらないといけないことは決まってきます。
私が不満に思っていたのは練習に取り組む姿勢ではありません。全体にピリピリした雰囲気が出てきたのは事実です。しかし、それだけでは戦っていけないのです。チーム全体としての雰囲気作りができなければ何も変わっていきません。その意味で大切になるのが「声出し」です。戦えるチームを作るためにはどこに行っても自分達の普段の雰囲気でやっていかないといけません。練習と試合、県内と県外でやることが違ってくるようでは萎縮してしまい自分の持っている力が出せなくなってしまいます。だから普段の練習で声をしっかり出して自分達が力を出せる雰囲気を作っていく必要があるのです。

「強くなりたいから集中する」のは当然ですが声が出せないというのは別問題です。本当に強くなりたいのであれば先の事を考えてきちんとした雰囲気作りをしないといけません。大切な事だと思います。この事を男女キャプテンに話しました。中心となってやっていかなければ何も変わりませんからね。

その後の練習は動きの確認とスタート確認。負荷をかけずに動きを確認していくだけにしないとダメージが残ってしまいますからね。動きはかなり良くなってきた感じがあります。これが本物になっていけば秋にはある程度戦えるレベルまでいくと思います。

まずは取り組む姿勢です。時間はかかりますが一番の近道だと思います。しっかりとやっていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何かが違う…

2011-08-12 | 陸上競技
木曜日、練習はスタートまでをしっかりとやろうと思っていました。今回はほとんどの者が100mに出場します。ここ最近は継続的にスタート改善に力を入れています。本当はもっと早い段階からやっておかないといけなかったのですが(笑)。

サーキットは選手に任せました。前々から気になっている事があって少し話をしておきたかったのすが、偶然知人にあったのでこの機会にきちんと話をしたいなと思って。周りから応援してもらえるチーム作りのためにはこういった事をきちんとやっていかないといけません。blogには書けないような事でも直接話をすることは可能ですから、曖昧な話ではなくきちんとした情報を伝えていかないといけません。

話が終わって戻るとサーキットが終わったところでした。ここからはいつも通りスティックを使ってドリル。ここは選手に任せていました。インターハイ後に話をした内容がどれだけ本物になっているかを見たいなと思いました。本当は細かく見ていかないといけないのかもしれませんが、本人達の向かう方向を見定めないといけないと思っています。
前日に「意識するように」と話したことがありますが、これは全員出来ていました。間の時間の使い方です。見ていて思い出したのですが以前関西に強豪校の練習を見たときに、1本1本のつなぎの時間に意識して動いていました。与えられた練習の中で少しでも多くの事を身に付けようとする姿勢が大切だと思います。こういう姿勢が本物に強くなるためには必要です。
しかし、何かが微妙に違います。動きに集中しているのかもしれませんが全く声が出ません。何かをやろうという姿は分かるのですが空気が重い…。これではチームとして強くなって行くのは不可能です。自分達で何とかしようとしているのは分かるのですがこれではチームとしての取り組みとしては良くないと思いますね。ピリピリし過ぎている感じがあります。この兼ね合いは難しいのですが…。

スタート練習に移ったのですが動き的にはかなり良くなっていると思います。まだまだ完成度は低いですがある程度の所までは来ていると思います。1年生女子は春先に14秒9かかっていましたが今は13秒台では走れそうな感じがあります。上手くいけば13秒前半くらいまでは…。タイムだけで見ると大した記録ではないと思われるかもしれませんが、14秒9の選手が13秒台で走るというのはかなりの事だと思います。何も苦労しなくても13秒前半で走る女子はたくさんいます。これはどうにも出来ない現実です。積み重ねで記録を出していく事に価値を見出だすことが出来るかだと思います。

走力は上がってきていると感じています。秋にはある程度の結果が出せる自信もあります。しかし、支部大会や県大会レベルで満足はしたくありません。指導する私は高いレベルで戦いたいと思っています。選手はどうなのでしょうか。いきなり高いレベルの取り組みを求められていると感じているのかもしれません。指導する者と実際に走る選手の向いている方向が違えばやはり意味は無くなってしまいます。何かが違う感じがあります。

強くなりたいならピリピリした中でも出来ることはたくさんあるはずです。今はまだ何か足りません。考えさせる必要があると思います。全ては来年に向けてです。

現状に満足したくないと思います。戦えるチームにしたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の再会

2011-08-11 | 陸上競技
水曜日練習終了後補習をする予定でした。時間がないので食事をせずにそのまま教えるつもりでした。生徒の所に行こうと思ったら見慣れた車が接近してきました。2年前の卒業生でまだ微妙に走ったりしています(笑)。練習が終わる前に来れば良いのにと思っていたら隣に懐かしい顔が。同じく2年前の卒業生です。今は福岡の方で整骨関係(?)の勉強をしています。いつも「びっくりさせたい」と言って突然来るのですが、当然私は用事があって不在。1年4ヶ月振りに顔を見ました(笑)。が、タイミングが悪くすぐに補習。どれだけなのかって話です。4時以降なら空いているという話をして放置しました(笑)。約束優先ですから。

補習終了後、再び会いに来ました。翌日には福岡に帰るということなのでこの日しか時間がなかったようです。この子は現役時代本当に怪我が多かった。2年3ヶ月の間、1年半は怪我をしていたのではないかと思います。最初は本当に無口で人の後ろに付いて歩くような感じでしたが、怪我を繰り返すなかでかなり話をしていき「チームのために何ができるか」を考えさせました。この辺りから周囲に気を配ることが出来るようになり、出来ていない者に対して厳しく指摘出来るようになってきました。「走れないのに自分が言って良いのか…」という気持ちもあったようですが、この子が支えてくれたからチームの基礎が出来たと思います。
結局、故障を繰り返した経験からスポーツ選手の治療に興味を持ちそちらの方向の学校に進学しました。うちに来なければこのような道を選ぶことはなかったでしょうし、性格的にも全く違ったのではないかと思います。私はしつこいくらいに指導していきますから「考え方」も変わっていきます。1人の社会人としてやっていけるようにという想いがあります。高校時代は口うるさく言われ、素直に聞けない部分があったかもしれませんが今は肌で感じているはずです。

陸上競技というツールを用いて何をするか。これが一番大切だと思っています。私にとって生徒の成長を促すために陸上競技があるのです。もちろん、勝負をして勝ち上がっていきたい。それば紛れもない事実です。しかし、最も基本になるのは「教育」という考え方です。自分の目の前にいる選手をどうするか。どう関わっていくかで変わっていきます。

色々な話をしました。今後の進路についても。私がサポート出来る部分があれば何とかしてあげたいという気持ちがあります。職種として地元でやっていけるかどうかということもあります。高校を卒業したといってもいつまでたっても教え子である事は一生変わりません。力になれるのであれば何かしてあげたいと思います。

わざわざ会いに来てくれた事を嬉しく思います。全員が二十歳になったら一緒に飲みに行こうという約束を果たさないといけません(笑)。この子達の年代がいたからこそ私も多くの事を学ぶことが出来ました。前の記事とつながる部分がありますが、生徒・選手から多くのエネルギーをもらっています。blogを見ていると言っていたのでこの場を使って感謝したいと思います。本当にありがとう。

今の仕事、8割はめちゃくちゃストレスを感じます。残りの2割が本当に大きいからこそできる仕事だと思います。大切にしたい部分です。卒業生が顔を見せてくれる事は私の中では本当に大きなことです。次に会えるときにまた成長をしてくれといたらと思います。貴重な時間でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指導者としての幸せ

2011-08-11 | 陸上競技
水曜日、練習終了後クラスの生徒が勉強を教えて欲しいというので個別に補習をしていました。クーラー完備ですから至れり尽くせりです(笑)。勉強をしようというのをサポートすることも大事だと思いますから。本当はもっと前に教えて欲しいと言うことでしたが時間的に厳しかったのでこの日にしました。

勉強を教えていると他校の400mHの選手からメールが来ました。以前うちの選手に「連絡先を教えて欲しいということなので教えても良いか?」と聞かれたのでOKをだしました。完全に忘れていましたが(笑)。「電話をしても良いですか?」ということだったので電話で話をすることに。何があったのかと思っていたら「中国大会が終わってからお礼を言いに行こうと思っていたのだが、直接言えなかったので電話でお礼を」ということでした。なんて律儀なんだ・・・。感激しましたね。わざわざ電話をしてこなくても良いのに。1年くらい前からかなりの頻度で練習を見ていました。国体練習会や中国合宿などで個別に指導することも多かったですが、こうやって電話してきてくれるというのは本当に嬉しかったですね。

不器用でなかなかできない自分に対して時間をかけて指導してくれた。シャフト補強やプレート歩行、一歩ハードルなど本当にできなくて悔しかった。と色々と話をしてくれました。私からすればどんなに不器用でも絶対に諦めずにやり遂げようとする姿に心打たれていました。普通なら諦めてしまうことでもできるようになるまで一生懸命やる、走っていて負けたら悔しさを前面に出す、言われたことは絶対にやろうとする、こういう姿を見ていると指導者としては「何とかしてやりたい」と思うものです。たとえそれが他校の選手であっても、利害関係が発生する選手であっても「一生懸命やる選手」というのは指導者の心を動かすものです。

インターハイに行けなくて悔しかった、今は勉強が大変。どこまでできるか分からないという話をしていたので、私の方からも色々と話をしました。一つの目標に向けて本気で努力した経験がある者は勉強であっても一生懸命にできると思います。本当に自分のやりたいことがあるのならそれに向けて取り組んでいけば目標に近づくことができる。インターハイに行けるのは各地区1種目6人です。大学に入るのはもっともっと枠が大きくなるはずです。この子ならできると思うのでその話もしました。勉強を頑張って県新人には少し顔を出して欲しいと伝えました。

「中国合宿は本当に色々と教えてもらって本当に楽しかった。ありがとうございました。」と言われました。指導者として幸せを感じましたね。自分の学校の選手がどう思っているのかは分かりませんが、他校の選手からこうやっていってもらえるというのは本当に嬉しいですね。関わりが深い選手であってもこうやって言ってくれるというのは私自身のエネルギーになります。これから自分の夢に向かって進んでいってもらいたいですね。

こういう選手と出会えたことを本当に幸せに思います。我々にできるのは目の前にいる選手のために一生懸命にやることだけです。もっともっと自分自身を高めていかないといけないと感じました。貴重な時間だったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動きの確認&補強

2011-08-11 | 陸上競技
水曜日、練習は学校で行うことにしました。前日は私の方から少し話をしたのでこの日はキャプテンから話をさせることに。前日の話を聞いて何を感じたのかという部分と今後自分がどうしなければいけないかという部分を自らの言葉で話をさせました。「チーム内で一人インターハイに行ったことで安心していた」「今のままでは戦えない」「男女が同じ方向を向かないといけない」という感じの内容でした。自分の「想い」を口にするというのは簡単なことではありません。自信を持って前を向いて話すというのは練習が必要です。まだまだ声が小さく前を向いて話をすることができませんが、こういう機会を与えていくことで変わっていくと思います。キャプテンは他の誰よりもきちんとした行動と考え方が求められます。自分の感情をコントロールできるようなキャプテンでなければチームはまとまりません。当然です。繰り返し話をさせていこうと思います。

私の方からも少し話をしました。前日と同じような内容です。目標の共有ができなければどこまで練習ができるか分かりません。意味のない練習にしてもらいたくはないと思います。こうやって話をしても伝わるかどうかは別問題です。「何かを聞こう」と思って話を聞いているか「とりあえず聞く」という状態なのかで全く違ってきます。これが間違いなく練習に現れてきます。冷たいようですが「聞く気がない」のであればどれだけ指導をしても変わらないと思います。過去の自分と比べて練習をやっている、という考えがあればそこで成長は終わり。過去の自分よりも・・・ではなくて、目標に向かって必要な練習ができるかどうかだと思います。本当に強くなりたいのであればどれだけでも努力ができる。話が前後しますが練習中に日誌に目を通しました。ある選手は私の指示通りに夕食後に身体を動かし、補強もかなりやっています。他の選手は分かりませんが、「これをやれば強くなる」と言われたことをしっかりとできるというのは大事です。少しやるのではなく全力でやるという姿勢ができれば飛躍的にレベルは上がると思います。

また、日常の会話の中で「インターハイ」「中国入賞」についてどれだけ話ができるかということも話しました。意識的に「インターハイ」「中国入賞」というのが「当たり前」になってこなければ現実味がわきません。そのためには日常的に練習の中だけでなくその部分を意識した発言ができるかどうかが大きいと思っています。自分達でその目標に向けて何ができるか。心に想うだけではなかなか実現しません。日誌に書く、言葉にして発するということが夢の実現に近づく最大の方法なのです。どんなに苦しい練習でも、自分に負けそうなときでも「ここでやらないとインターハイには届かない」という想いがあれば必ず乗り越えることができます。「想い」の強さに比例します。

話をしてから練習へ。この日は動きの確認をしようと想っていました。もう一度基本的なことを丁寧に。動きをやっているときに間接の固定が甘いという感じがしたので別の形で練習をすることに。今後は練習の合間の歩く場面でも意識してやるようにと話をしました。これも意識の問題です。歩く時間さえも速く走るために使おうという姿勢があれば意識はできます。この部分に「想い」の差が現れると思いますね。どれだけ自分が「強くなりたい」と思えるか。言われてからやるのではなく自分で行動で示していかないと何も変わらないのです。口で「速くなりたい」というのは簡単ですが、こういう行動が伴わない限りは絶対に強くはなりません。自分自身で「行動」と「考え方」を変えていくことだけが強くなるための近道ですから。

今後の選手の行動を見ていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする