kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

終業式

2011-12-23 | 陸上競技
木曜日、2学期の終業式でした。この2学期はとにかくばたばたしたのであという間に時間が過ぎていってしまった感じがあります。

LHRがあったのでクラスの生徒に話をしました。何を話そうかなと思っていたのですが、ここ最近色々とあったので私の思うことを含めたメッセージが送れればと。2学期はクラス単位で取り組む行事が多くありました。その中で生徒たちが感じたようなことを話せたらと思いました。LHRで通知表だけ配って終わりというのでは「クラス」という組織の中身が充実していかないと思います。こういう機会を利用しながら子供たちに考えさせるというのは大事なことだと。

この日は「栗城史多」さんの「NO LIMIT」の一部を使って話をしました。たまたま本屋で見かけたので購入したのですが、言葉に重みがあります。大学時代から山登りを始め、卒業後も定職に就かずにいた。自分に何かできることはないかと考えて登山の様子をインターネットの動画配信をしようと決意。周りの人に「そんなこと無理だ」「止めておけ」と言われながらもチャレンジをする。最初はネット上の書き込みに「どうせできるわけない」と書き込まれていたが、チャレンジする姿を見て「勇気をもらった」「ありがとう」と書き込まれるようになった。命を懸けたチャレンジをする中で自分自身の中にある「何か」が変わってきた。その中で感じたことが簡潔に書いてあります。かなり割愛しているので興味にある人は関連書籍を読んでみてください。

今回は「一人じゃない」という文章を使いました。

(前略)
いつも頂上につく瞬間に思えることだ。
登る前に自信があっても、その自身は本物じゃないことを知っている。

山は自分から傲慢を取り除いてくれる。
僕は最後に岩に両手をつけて、深く頭を下げた。

岩は温かく、岩の隙間から今まで登ってきた自分の足跡が見えた。
もうこれ以上登るところはない。
「ありがとう」
それ以上もそれ以下の言葉も出なかった。

(中略)

これは自分だけの登頂ではない。
この場所と、世界とがつながっていることを感じてもらうために、
登山中継を支えてくれた仲間たちと成し遂げた登頂だ。

一緒に感動できる仲間がいるから、登頂の喜びが大きい。
山と人という無機質な関係に絆を作るのは、いつだって人だ。
感動にひたるのは一瞬。
この感動を生きてベースキャンプに戻してこそ、本物だ。

結果だけの成功に価値はない。
仲間とともに作ってきた過程にこそ価値がある。


登頂しても、そのときはおめでとうって言ってもらえるかもしれないが、
少し時が経てば、過去の話。

上には上がいる。
到達してみても、たいしたことはない。

数々の山に登頂したが、いつも同じことの繰り返し。
そのときは感動しても、
少し時間がたてばもう次のことを考えている。
次へ次へって。
その気持ちはたぶん、なくならないと思う。

「しあわせの青い鳥」みたいだが、欲しいものはすでに今ここにある。
僕が山に登っているのは、その喜びを再確認するためかもしれない。

失敗も成功もない
チャレンジし、そして
それを支え合う仲間がいる。

下山するたびにそう思う。
それだけで幸せだ。


<NO LIMIT 発行・発売/サンクチュアリ出版>

文化祭やクラスマッチでは本当に盛り上がりました。文化祭では「良いものを作ろう」という目標のもと協力をして取り組み、展示の部の最優秀賞をもらいました。もちろん、簡単にいくわけではなく40人いれば考え方も取り組み方も違う。そこで不協和音も生じます。それは仕方がないこと。全員が同じ情熱をもって一つのことができるというのは不可能ですから。温度差があるし、考え方も違う。その中でできる限りの協力をして1つのことを成し遂げるということが大事なのだと思います。喜びは一瞬ですが、そこまでに取り組んできた時間というのが大切になります。

クラスマッチ、バレーボールの試合がありました。15点マッチでジュースなし。2セット、15点取ったほうが勝ち。14対14で迎えた3セット目、うちが得点を決めました。その時に相手チームの選手が「アウトだ」と主張して、結局ノーカウントになりました。100%入っていましたし、相手チームの選手も入っていたのは認めています。結果的に最後のうちのアタックがネットに引っかかり得点できずに敗退。遺恨が残るような負け方でした。しかし、生徒には「面白かったやろ?」と尋ねました。生徒は「楽しかった」と答えてくれたのでそれで良いと思いました。最大限に努力をしても相手がいることです。勝てるかどうかは分かりません。しかし、その試合の途中にクラスの全員が来て応援をしてくれた。本当に盛り上がりました。同じ時間と空間を全員で共有できたということが大事だと思います。中途半端な形で「勝利」しても何も残りません。もちろん、適当にやって負けるというのは面白くありません。全力で取り組んだことに意味があるのです。全員で1つのことをやろうとする姿勢が「何か」を学ぶことにつながるのです。

勝てばいいわけではない。「結果」だけを求めてやっていくのは面白くありません。文化祭も「結果」としては最優秀賞でしたが、あれだけやって負けていたとしても生徒は納得できたはずです。それだけのことをやってきましたから。そういう感覚を持ってほしいと思っています。基本的には負けたくはありません。負けず嫌いですから(笑)。しかし、一生懸命にやっての結果であればそれは受け入れるしかない。だからこそ、正々堂々とやっていきたいと思っています。クラス単位でどこまで生徒の気持ちを一つにできるのかは分かりません。でも、応援を全員でできる姿は本当に大きいと思います。

女子が多いクラスです。結構大変なことがあります。人間関係でもめることもしばしば。いつも話をしているわけではない。でもこうやって協力しないといけないことがわかれば自然と雰囲気は良くなっていきます。それが大事だと思っています。「感動」は一瞬で過ぎていく。しかし、その取り組みの中で得た「何か」は一生残ると思います。それを経験させていくことが我々の仕事。そう思います。

暑苦しい担任です(笑)。20分くらいでしたがいろいろと話をしました。これにより他のことをする時間が著しく足りなくなったのは言うまでもありません(笑)。何かが伝わればと思いますね。

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練習を見る

2011-12-23 | 陸上競技
とにかく色々なことがありすぎて練習どころではありませんでした。陸上の指導が仕事ではありませんから当然なのですが。休息時間が全くない中で他のことだけをやるというのはやはりしんどいですね。月曜日・火曜日と全くでした。水曜日も同様。この日は5時半からどうしても外せない用事があったのでクラスマッチ終了後、着替えて待機。この内容については割愛ということでご推察ください。

バタバタ動いている途中に卒業生が来ました。もちろん、それどころではないので相手はできず。また後から来るということでした。毎週水曜日に見かけている気がしますが気のせいでしょうか(笑)。

5時半から用事があったので身動きはできず。色々な対応もありましたから練習は少しだけ顔を見せました。クラスマッチの関係で練習開始時間が遅くなっていました。一歩ハードルの部分だけみて少しタイミングが遅れ気味なのでそこだけ指摘。集中して取り組めてはいたので大丈夫だろうと安心して戻りました。この時間は10分もなかったような気がします。申し訳ないですね。

その後、1時間程度別のことを。なかなかやり切れないですね。上手く意図が伝わらないというのは苦しいものがあります。それでもやっていくしかないのですが。ここ最近、「伝わらない」と感じることが多くなってきました。もどかしさだけが残ります。自分の行動や自分の考えをもう一度見直していくことが求められているにもかかわらず、そうではない部分で話が進む。これではまた同じことを繰り返してしまいます。なかなか・・・。

終了後、やっと練習に顔を出せました。3セットあるうちの1セット目が終わったところでした。一番元気なところが見れなかったのは残念ですが少しでも練習が見れるというだけで嬉しいですね。先週から120mが走れない状態でした。野球部との兼ね合いで長い直線が取れなかったからです。120mを走るのはかなり久しぶりになっていたと思います。後半の部分が上手くコントロールできるかどうかが課題となります。2セット目は120mと60mの組み合わせ。疲れてきてからの60mできちんと動きが作れるかだと思います。これはまずまず。セット間に動きの確認のために一歩ハードルを入れています。疲れてきて動きが鈍くなったところをもう一度スイッチングの意識を持たせる。これで次のセットの走りを修正するためです。やはり疲れてくるとこの部分が疎かになります。意識しないといけません。

最後疲れてきてからは追いかけマーク走を実施しています。これはモチベーションを維持するための練習ですね。最後まで前の者を追い続けて後半のマークで動きを作る。見ていると最後のマークでグンとスピードが上がります。これは効果的な練習なのではないかと考えています。疲れ果てていてもマークがあれば動きを切り替えることができる。また、前を追うことでスピードの維持もできる。この部分はいい感じですね。

練習を久々に見ましたがやはりスピードレベルは上がってきている感じを受けます。他の学校の選手と一緒に走っているわけではありませんからどれくらいなのかはよくわかりません(笑)。それでも走れるようになってきているのは間違いないかなと。合宿などでもうちの選手が全体で見劣りしなくなっていました。県合宿ですからめちゃくちゃレベルが高いわけではありませんが、秋の時点で明らかに力が上の選手たちと互角以上に練習ができたというのは本人も自信になると思いますね。これからです。

これで終わりではなくその後は、事後処理と翌日の準備など。結局学校を出たのが10時前となりました。さすがに疲れました。勤務時間外労働です(笑)。今の仕事は勤務時間があってないようなものです。仕方ないですね。
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ひとまず記録として・・・

2011-12-22 | 陸上競技
全く書けませんでした。それどころではなかったので。

月曜日、クラスマッチがありました。この途中からかなり盛り下がっていました。色々と思うことがあったので・・・。リレーは盛り上がりました。やはりうちの選手はそれなりに速いですね。当たり前ですが。体育館の中なので曲線がきつく直線が短い。これではさすがに走れません。選手には怪我をしないように話していました。接触して転倒などという意味の分からないことで冬期練習を棒に振るということは避けなければいけませんから。クラスマッチがかなり長引きました。思うことはありますがまー仕方ないですね。
放課後は練習どころではありませんでした。他の対応があったのでそちらを優先。様々なことが終わってグランドに降りた瞬間、走り終わりました。この日練習を見た時間は5秒くらいでしょうか。見事なまでに終わりました。本当は走っていないのではないかと問いましたが「走った」ということでした(笑)。私が行ってからもう一度走っても良かったんじゃないかと思ったのですがさすがに無理ですね・・・。

火曜日、学校で平常授業。6時間ありました。私は引き続き対応することがあったのでそちらに。結果的に練習は全く見れませんでした。室内種目になった時に一度だけ顔を見せただけ。あとは完全に任せています。これで本当に良いのか疑問も残りますが、ある程度は選手でできるようにならないといけないと思います。土曜日から練習を見ていませんからこの日で3日間連続で練習を見れず。苦しいですね。自分たちでできるようになってきたといえ、動きの修正などは実際に見ながらでなければできません。やっている選手だけでできるというレベルは越えています。本当にすべてを自分たちでできるのであれば指導者は必要ありません。何もやらなくても強くなる選手もいますがうちの選手はもっと基本的な部分をしっかりとやっていく必要があります。時間を有効に使えるようにとは思っています。

水曜日、この日もクラスマッチ。使用する総合スポーツセンターの関係で火曜日はできませんでした。学期末のかなりバタバタする時期に全く仕事はできません。クラスマッチ自体はすごく好きなのですが場所が離れているので何もできません。まークラスの生徒との関わりが大事ですから。こういう時に担任がいないというのはあまり良い事ではないですから、他の仕事は後回しにして一緒に盛り上がりました。うちのクラス、正直クラスマッチで優勝しようという所まではいきません。運動部に入っている子は男女合わせて8人、そのうち4人が弓道部。勝てそうな雰囲気はありません(笑)。それは仕方ない事です。生徒には 「負けていても、周りから引かれても盛り上がれ」とだけ言いました。それだけで十分。勝てないからといって諦めたり、適当にやるのは嫌ですから。
なかなか勝てません。それでも自分達で盛り上がっていました。楽しもうという部分が中心です。応援もほぼクラスの全員が来て色々な種目を支えていました。これが良いと思いますね。なかなかここまではできません。また、こういう場面でしか見る事のできない姿を見れるというのが嬉しいですね。得意な事で力を発揮できる。全てができるわけではありません。かっこ良い姿を見れました。卓球は卓球部が出ていました。ルール上は問題なし。人によっては素人相手にマジでやる子もいますが、うちのクラスの子はきちんとらりーをして相手にも楽しんでもらっていました。からかっているわけではなくきちんと対応している姿をみて嬉しかったですね。いい時間を過ごせました。

学校に戻ってからまたバタバタ。なかなか練習が見れません。この日は後半1時間だけは見れたでしょうか。この辺りはまた別に書きます。やっと日記らしいものが書けそうです(笑)。
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県合宿2日目

2011-12-20 | 陸上競技
日曜日、県合宿2日目でした。かなり寒くなるのではないかとビビっていましたが全く問題なし。朝練の時は車のフロントガラスが凍っていましたが午前中練習が始まるころにはかなり暖かくなっていました。太陽が隠れるとさすがに寒いですが比較的温暖な一日だったと思います。

午前中練習の前半はハードルの確認。前日に行った練習の復習のような形にしました。そのままの流れでハードル走。1歩ハードルから3歩、4歩、5歩と増やしていきました。一歩ハードルで踏切を意識した練習をしておいてから同じ足でのハードリングに。そのスピード感をつかんでから4歩。400mHの選手は逆足が使えたほうが有利になります。使えない選手が多いのは事実です。高校生レベルであればレース中に1回逆足が使えれば十分だと思います。6台目で切り替えて逆足、7台目は同じ歩数で利き足。8台目以降は同じ足で、という感じで走れればレース展開としては合格だと思います。逆足が使えるとかなり良いのですが利き足のハードリングさえ怪しいレベルの選手がいますから・・・。バランスの問題もあるので逆足の練習は必要不可欠だと思っています。2歩ハードルでも良いのですが流れを意識して1歩→3歩→4歩としました。全くできないと言っていた選手も「越えれる」レベルにはなりました。もちろん高さが低いので対応できている部分がありますが、冬期である程度やっておけばレースで「1回」は使えるのではないかと思います。2歩増加の大幅減速を避けるというのは大切なことですから。

で、ここからは短長女子と合流。走るメニューは150mとしました。長い距離を走るのはなんとなく嫌だなと思ったので。男子を2チーム、女子を3チームに分けてリレー形式で走りました。「エンドレスリレー」(正確にはエンデュランスリレーだと思います。持久系のリレーですから。)をやるのは基本的に好きではありません。200mを3本程度なら問題ないとは思いますが、延々と走ると次第にスピードが鈍ります。長く続けると差が開きすぎて「走るだけ」になってしまいます。これは見ていて面白くない(笑)。「走っているな」というだけではなく、「勝負をする」という意識で練習をするのは大事だと思います。見ているほうが面白くないと感じる練習では走っている選手も面白くないのではと思います。「疲れる」練習をしたいのではありません。「速くなる」ための練習をしたいのです。
長くなりましたが、ということで150mを走ることに。これは結構いい練習なのではないかと思っています。競争心をあおりながら走ると良い練習ができます。特にバトンを持つと前を追わないと気が済まないタイプの選手にはかなりの負荷がかかりまず。チームへの帰属意識が強くなればなるほどリレーでの練習は良いですね。負けられないですから。4本を2セット。本数的にはそれほど多くありませんがかなり良かったと思います。選手たちも良い表情をしていました。

午後からは2時間程度の練習なので1時間走って1時間補強というようにしました。最近、時間配分が上手くなってきました。以前は終了時間に予定していた練習が終わらないことが多々ありました。終わらないなら途中で止めればいいのですが最後までやる(笑)。選手もですが他の指導者にもいい迷惑だったと思います。計画通りに練習を終わらせることができるようになってきました。といっても細かい予定は立てていませんからアバウトな感じでちょうど終わっているだけなんですが(笑)。
走るメニューは短い距離にしました。午前中のダメージも考えて一息で走れる距離に。練習場所が確保できない可能性があったのでバックストレートで実施。これも以前は良くやっていた練習です。「短い距離」「しっかりと走る」というキーワードで思い出しました。折返し走を少し変えた内容です。6年くらい前に「ドレミファ走」と名付けてやっていまいした。当時はかなり不評。ネーミングセンスがないということで(笑)。短時間で追い込むにはこの手の練習が良いですね。気持ちレストを長くして走りました。指導者が2人ついていたのでそれぞれが大切なことを指示していきました。かなり集中して取り組めていましたね。声も自然と出ていました。こういう雰囲気になると自然と良い練習ができます。

補強はひたすら。これは一番の得意分野です。飽きずにずっとやっていました。選手はきつかったかもしれませんが、私は飽きませんでした(笑)。きついながらもしっかりと取り組めたのではないかと思います。

最後に少しだけ話をしました。合宿などで他校の選手と交流を持つことは非常に大事だと思います。時間と感情を共有しますから自然と仲良くなります。忘れてはいけないのは「仲間」ではなく「ライバル」だということ。県総体を勝ち上がって中国大会に行けるのは6人だけです。一緒に練習した選手たちとその枠を賭けて戦わなければいけないのです。これは忘れてはいけないこと。そして、自分だけが練習をしているわけではないということも忘れてはいけないことです。冬期練習、一生懸命やっていると思いますが、自分だけがやっているわけではない。他の学校の選手も練習をしています。ひょっとしたら自分の努力以上に練習をしているかもしれない。練習が辛くなったり妥協しそうになった時は「あいつも練習している」と思えば最後まであきらめずに練習できるはずです。こういうライバル関係は自分を高めるためには大事なことだと思います。
ogawa先生が「自分のためにやる」という話をしたのでそれに付け加えてうちの選手の話をしました。中学校時代それなりの選手でした。が、県内で大きく活躍をするといった感じではありませんでした。しかし、「やらされている」という感覚で練習をしているうちにいつの間にか強くなった(これは本人にも話しているので問題はないはず)。しかし、怪我をして走れなくなって国体メンバーを外されそうになったり、「もう二度と12秒台で走れないのではないか」という不安からどん底に落ちた。これは言葉では表現できないレベルの話です。本当に陸上を辞めてしまうのではないかと感じがありました。そこから少しずつ立ち直ってきました。「やらされている」練習から「自分のため」の練習へと変わっていきました。言われなくても補強をする、修学旅行中も自分で1時間程度補強をする、休日に自分で体脂肪率を落とすためにプールに行く。私は「やれ」と言っていません。自分で「自分のため」に必要だからやるのです。どん底を経験したから分かることがある。間違いなく強くなると思います。今シーズン以上の戦いはできます。日誌に書く内容も大きく変わりました。「自分のため」だからどれだけでも努力できるのです。それは大事なことだと思います。この選手の状況を他の選手に知らせる必要はない。が、インターハイに行くような選手でも曖昧な気持ちで練習をしていた時期があるし、苦しんだり挫折することだってある。本当に強くなりたかったら「自分のため」にできるようなならないといけない。強い選手は特別ではないのです。

どこまで伝わるかはわかりません。短時間の関わりですから全ては伝えられません。しかし、大事なことは話したつもりです。良い表情で話を聞いてくれていました。伝わったと信じます。

気持ちよく練習ができました。選手に感謝。
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県合宿1日目

2011-12-20 | 陸上競技
土曜日、山口で県合宿が開催されました。土日の1泊2日の日程です。本当に短時間での指導になりますから細かい部分を徹底することは難しいと思います。日程的に難しいので仕方ないですが。中四合宿参加する選手はこの合宿には参加できないようになっています。私個人の意見としてはどちらも参加できたらいいなと思っています。中国大会に行けるかどうかのレベルの選手が自分よりも強い選手と一緒に練習することで「今のままでは厳しい」という気持ちになって冬期練習を超えることができるようになると思うからです。これは私見ですので正しいのかどうかは分かりません。金銭的なことも影響してくると思いますから何とも言えない部分はありますが・・・。

今回の合宿では400mHパートを担当。例年は子供のお遊戯会の場所取りの関係で1日目だけ参加して2日目は短長にお願いするというパターンでした。今回は土曜日が子供のお遊戯会。流れ的に場所取りはしなくていいことになりました。8年目にして初めての場所取りをしないという冬でした(笑)。そのため2日間きちんと指導できることに。男子は60秒を切るレベル、女子は70秒を切るレベルという感じの選手たちだったので少し基本的なことを多めにやるほうがいいかなと判断しました。この日までに「この練習をやろう」というのは決めていません。やはり競技レベルに応じてやることが違ってくると思います。ショートハードルと違って400mHは技術的に未熟な選手が多い傾向があります。ハードル自体がそれほど高くありませんからなんとかなります。女子に関しては特に徹底されていない部分があります。その部分をきちんとやっていきたいと考えていました。

非常に残念ながら女子が奇数になってしまいました。基本的にアップや補強は2人1組でやらせたいと思っています。学校の練習とは違ってこういう場面での「雰囲気づくり」も大事だと思っています。短期間ですからある程度の雰囲気づくりをしないと充実した練習にはならないかなと。ということでメディシングボールを使ったアップを多く入れています。しかし、3人1組でやらせると時間がかかります。奇数になるとこの辺りが面倒。女子が奇数だったので時間の関係で私が相手をすることに。本気で投げなければいいのですがこれが私の性格的に本気でやってしまいます。それにより最初の段階で若干の疲労感(笑)。

今回の合宿ではきちんとハードル練習をしていこうと考えていました。何年か前は「400mHは走力が大事だから走れ」といってほとんどハードルを跳ばないことがありましたが、さすがにそれは可哀想かなと。普段学校でハードル練習ができない選手が多いのでそれを補う練習が必要になると思います。随分優しくなりました(笑)。とはいっても基本的な部分ができないといけないのでハードルリズムスキップや軸づくりのためのハードルドリルを実施。この手の練習はハードル選手だけではなくスプリント選手にもかなり有効だと思っています。普段の練習に取り入れていくだけでも違ってきます。「手の内を曝す」と怒られる気がしますが(笑)。基本的なことですからいいかなと。

ハードルの基本を行う前に壁を使って抜き足の練習をしました。ここに大きな問題点があると思っています。これも私見です。抜き足の動き、非常に悪い選手が多い。大きく回転しながら持ってくる選手が大半です。女子の抜き足は全く抜けないかめちゃくちゃ無駄な動きが大きいかのどちらかです。全く抜けない子は高校になってからハードルを始めた選手、大きく回る子はその前からハードルをやっていた選手です。大きく回る癖ははっきりいってなかなか修正できません。全く抜けない選手のほうが修正がしやすい。実際のハードリングとは異なる動きをドリルなどで身に付けるとこれはなかなか直りません。空中で止まってしまうような感じになります。二段階で抜き足を持ってきます。逆に抜けない子は直線的な運び(実際に完全に直線的になるわけではない)と、前まで持ってくる動きをひたすらやっていけばかなり良いハードリングになります。どうすれば修正できるか・・・。これはあえて書く必要はないと思います(笑)。動きを見ながらしっかりと取り組んでいく必要がありますね。この辺りで午前中終了。

午後からは実際にハードルを跳びました。跳んでいく中で動きを意識する。結局、ハードリングは空中動作以外のところに課題があります。ここを修正しないといつまでたっても変わりません。このことは意識させていく必要がありますし、強制的に変えていく練習をしていきます。空中動作ではなくその前の準備動作で動きは変わります。ハードルアプローチと一歩ハードルである程度のことができます。徐々にハードルの距離を伸ばしていくことで強い踏切を身に付けることができます。最初は全く届かなかった選手もそのうち届くようになります。この途中で少し話をしました。同じことを繰り返している感じがしたからです。1本やって上手くいかなかったら何かを変えてみないといけません。同じことをやったら前と同じで終わってしまいます。少し工夫することで動きは変わってきます。言われたことをやるというだけではなかなか上達しません。今回の合宿参加者はかなり素直に話を聞いてくれるのでやりやすかったですね。やはり素直が一番。最終的には周りから見ても「動きが変わった」と言われている者も数名いました。これが合宿の良さですね。集中してハードル練習をするので(集中力&時間的に)課題の修正ができます。普段の練習ではここまで時間を取ってハードル練習をすることはできないと思います。パートごとに分かれてやる良さですね。

最後に400mHのための練習。曲走路の走り方と歩数の切り替えの練習を紹介しました。ハードルを跳ぶと知らないうちに結構走ります。本数的にも距離的にもです。ダメージはでかいでしょうね。曲走路、下手です(笑)。普段タータンの上でハードルを跳ぶ機会も少ないでしょうし、カーブにハードルを置くことも少ない。だからこそこういう機会にはやっておく必要があります。外に振られないようにすること、走る場所の部分です。歩数の切り替えは直線で。シャトルハードルです。シャトルハードルについてある選手に聞くと「20分くらいやったことがある」と言っていました。これは「持久走」ですね。ハードル練習ではありません。実戦で使えるハードリングはレースに近いスピードでなければ意味がないと思っています。合宿ではハイスピードでのシャトルハードルを実施。これはハードリングもですが歩数の切り替えの練習にもなります。疲れてきてから「ちょこちょこぴょん」にならないように「判断」する練習です。「調整力」を必要とします。ランダムハードルでも同じことですね。400mHのレースを成功させるためにはこの部分が必要になります。これ以上は長くなるので割愛(笑)。

今回は意外と元気だったので自分でも実技を見せました。以前のような勢いはありませんがそれなりにハードルは跳べます。調子に乗ってやりすぎて終了時点でヘロヘロ。ダメージは大きかったですね。私自身の練習にもなりました(笑)。

まずますの1日目だったと思います。疲れましたが(笑)。
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雪が降る

2011-12-17 | 陸上競技
金曜日、この日は2年生が修学旅行の代休となっていました。以前から全く家のことができていないのでこの日の午前中は大掃除(ゴミ捨て)をすることにしていました。朝は一番下の息子を幼稚園に歩いて連れて行きました。今週2回目(笑)。これまでなかなかできていませんでしたからたまにはといった感じでしょうか。息子は喜んで走って幼稚園に行きます。このときすでに雪がちらついていました。全然寒くないと言っていましたが、私はすでに寒さに負けつつありました(笑)。大きな差です。

可燃物、不燃物を両方捨てに行かなければいけませんでしたが場所が違います。不燃物を捨てに行く前に一度学校に行って部室の不燃物も持っていこうと3分学校に寄るつもりでしたが、奇跡的に学校についた瞬間に私を探していた教員に発見され1時間半くらいは学校に留まることになりました。色々と大変なことがあります。にわかに真実かどうか分からないような話を聞きました。かなりショックです。きちんとした対応を必要とします。この日はどうにもできないということになったので後日対応します。

このロスにより、不燃物を持って行った時間が12時を少し過ぎていました。なんと、12時から13時までは受付ができないということでした。いつものことながらタイミングが悪い。あとほんの少しで問題なく終わらせることができたのに・・・。50分程度は食事をして時間をつぶしました。13時からは受付。不燃物処理場にはかなりの人数が働いていました。これほどの人数が必要かどうか非常に疑問ですがまーそんなものなのでしょう。そのまま帰宅して可燃物を車に積み込み今度は下松へ。ゴミ捨て終了。せっかくの休みはゴミ捨てに忙殺されました。仕方ないですね。

学校に戻り、関係者と午前中の話の確認。ちょっとテンションが下がります。それでもきちんと対応していく必要があるのは分かっています。自分で思うのですが、私はすぐに人を信用します。「悪意」をいうものを度外視して信じます。だからかなりの確率で裏切られて傷つきます。部活でもそうですが「絶対にやる」という言葉を信じてしまいます。大半はそれでは上手くいかないのです。もう少し「疑う」という部分が必要なのかもしれません。しかし、性格的にそれができない・・・。良いところでもあり、悪いところでもありという感じでしょうか。自分の中で消化するのが難しいですね。

練習は雪がちらついていましたが予定通り。この日はスタートと加速段階の練習としていました。壁を使った足運び、タイヤ押し、タイヤ引きです。目的に応じて少しバリエーションを変えています。ここ最近はテスト週間などの影響でこの練習ができていませんでした。この日は時間をかけて取り組んでいきました。加速段階の足運びが上手くできないとそのあともうまくつながりません。先日、練習場所がないときに室内でチューブ引きをしました。これは足運びの修正(加速段階)にかなり良いなと感じていたのでこの日もタイヤ引きとして実施しました。単純に引っ張るだけではなく課題を持って加速段階の修正につなげていけたらと思います。
これを数本やってスタブロからの出の確認。繰り返していくうちにかなり良くなってきました。まだまだ足運びが上手くいかないものがいます。これも繰り返しの中で修正していくしかないのかなと考えています。大きく回るとあとがどうにもなりません。一歩目も前には進みませんから。こうやってじっくり見ていくことで何をしないといけないのかが少しずつ見えてきます。これからですね。

あまりにも寒いのでこの後に予定していたバトン走を止めて室内で補強としました。寒すぎます。私が寒さに負けました(笑)。選手は体を動かしていますが私は見ているだけです。めちゃくちゃ寒い。もう完全に冬です。防寒着は完璧にしておかないといけません。30分程度補強をさせて終了。この寒さに慣れていかないといけないですね。

動きは良くなってきたかなと感じます。後は寒さ・・・。どうなるか?
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継続は力なり

2011-12-16 | 陸上競技
木曜日、この日もクラスの欠席者は多数。もう仕方ないですね。授業は午前中だけで午後からは性教育講演会でしたからなんとか午前中を乗り切ってくれればという感じでした。もうなるようにしかならないですから。クラスの生徒には少し話をしています。これから卒業するまできちんとしたことをやっていかないといけないことを前日に話しました。周りの雰囲気もありますからなかなか徹底できません。でも自分の目の前にいる生徒に対してはしっかりと指導をしていかないといけないと思っています。全てを締め付けるというのは不可能ですが少しずつ少ずつ大人へと近づいていかなければいけません。

加えて別件で個別に話をしました。詳しい内容は控えます。個別に話をしていくことで伝わることがあります。いや、伝えていかないといけないのです。物事は「公にならなければいい」というわけではありません。「ばれなかったら何をしてもいい」「悪いことをしても結果的に大事にならなければいい」という感覚があるかもしれませんが、これではだめです。また、悪いと知っていてそれを見逃すのも良いことではない。はっきりいって当たり前のことです。大きなことではありませんがこういう時に見逃してしまうと取り返しのつかないことにつながってしまいます。芽は小さいうちに摘む。かなりの時間をかけて話しました。まだまだ他のこととつながっていかないかもしれません。「悪いことをした」という部分的な反省ではいけません。物事はつながっているのです。他のことに置き換えて考えられるようになっていけばまた色々なことが変わっていくと思います。継続的に話をしていきたいともいますね。

練習は木曜日メニュー。身体づくりです。身体づくりの意味もあるので練習の最初に女子だけを集めて話をしました。体重管理の部分です。何度も言いますがこれができるのはある意味「当たり前」だと思っています。自分の競技のために自分で自分をコントロールしないといけない。しかし、なかなかできない者がいます。出来ないというだけではなく自分たちが置かれている状況を理解できていないという感じでしょうか。冬期練習に入って間違いなく体重が増加しています。これは筋肉が増えたというのも考えられます。それにしても体脂肪量が多すぎる。一般人並です。今回は他の選手の体脂肪率などを示しました。今の自分と比べてどうなのか?太いと思われる者と同じ体脂肪率、それ以上の体脂肪率では勝負にはなりません。まだまだ身体が作れていないのです。「練習をしたら体脂肪が減る」と思っている可能性があるので具体的な例を挙げて話しました。ある程度のところまでいけばそこまでやらなくても大丈夫なのですが、今は重すぎます。人数が少ないチームですからこういう部分の徹底は必要不可欠です。これから時間ができた時に必ず運動をするように話しました。まずは脂肪量を減らさない限りは勝負はできません。
ある選手は保護者に「揚げ物は避けてほしい」とお願いして家ではほとんど揚げ物は食べなくなったようです。意識が変わってくれば自分の行動も自然と変わっていくのです。本当にやろうと思えば様々なことが見えてきます。これも継続ですね。続けていかないと効果は出ません。

練習自体は身体づくりメニュー。種目に慣れてきてある程度のスピードで出来るようになってきました。ハードルを使った練習もスムーズになってきています。これも切り替えを意識してやっているのですが最初はゆっくりしかできなかった動きがスピード感が出てきました。これが出来たから速く走れるかというとなかなか上手く言えませんが結びついていく部分はあります。選手には「部分的なこと」だけを考えさせるのではなく、その種目を走りにつなげていくためにどうしないといけないかがイメージできるようになってもらいたいですね。結局は切り替えの速さを生み出すための練習です。脚運びなどはドリルや一歩ハードルで実施しています。脚運びの練習の効果を上げるために基礎筋力を上げているという感じでしょうか。やりたい動きもこの部分が不足するとできませんから。全身をバランスよく強化していくことは大事だと思います。

前の記事に書いたケトルジャンプ、この日は徹底しました。最初は別のことをやっていて見れませんでしたから、練習に参加してからはケトルジャンプに付きました。跳んだ後にしっかり止まる。これによりかなり負荷がかかってきたようです。接地時間を短くするのは別のメニューでやるほうが良さそうです。筋力的な部分の刺激を考えてのメニューですからしっかりと狙い通りのことをやっていきたいと思います。室内では通常メニュープラスアルファ。予定より早く進んだので内転筋のメニューを加えました。あとは腸腰筋メニューを。少しずつスムーズになっていけばこうやって負荷を増やせます。運動時間のこともありますから女子と男子では多少メニューを変えています。限られた時間ですから有効に使いたいと思います。不足分は各自でやっていかないといけないですね。これも自分のことです。必要なことは自分で判断し継続して練習をしていかないと効果は出ませんからね。

寒くなってきました。しっかり声を出して盛り上げていくことの必要性を話しました。暗くなるのも早いですから自然と気持ちが沈んでしまいます。そうなったときに声を出してテンションを上げて自分たちで盛り上げていくことが大事です。うちの選手はここが苦手です。自分たちの練習の効果を上げるためにしっかりと雰囲気作りができないといけないと思います。良い感じで出来るようにはなってきました。これからが本当の成長が問われます。まだまだ先は長いですね。
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インフルエンザ&走練習

2011-12-16 | 陸上競技
水曜日、2年生は久々の登校となりました。月曜日の修学旅行終了時点でかなり体調が悪い生徒がいました。どうなるだろうかと心配していましたが朝から連絡があり1人インフルエンザ、他に4人の欠席者が出ました。おいおいって感じです。さらに明らかに体調が悪そうな者が数人。修学旅行の初日から具合が悪かった者はこの日も駄目でした。様子を見ましたがどう見ても怪しいので途中で自宅に連れて帰りました。これ以上は無理ですね。結局最終的にインフルエンザだったと発覚したものが3人。その他インフルエンザ疑惑の者が6人くらいいました。空気が悪いので授業の合間は常に換気。怖すぎます。疲れもあるでしょう。しかし、クラスの4分の1が体調不良というのはいいことではありません。数年前の新型インフルエンザに対する過剰反応の時期であれば間違いなく学級閉鎖です。あの時の騒ぎはどこへ行ったのでしょうか?今は全くですね。

練習は走ることにしていました。この日の放課後は修学旅行の後処理などでバタバタしていました。練習に顔を出せたのは5時過ぎ。せっかく練習が見れる状況になったのですがほかにもやらないといけないことがたくさんあります。競技だけに専念できる状況にはなりませんね。これがメイン業務ではありませんから仕方ないですが。競技から離れていた時間が長かった(数日間)ので見たいという気持ちが高まっています(笑)。昨年の今時期とはいろいろと違います。選手に意欲がありますから練習を見ていても楽しいですね。あと数人本気になりきれないもの(そのことに対する自覚はあまりない)が見受けられますがこれは周りが引っ張っていって強制的にでも高いレベルでの練習ができるようにしなければいけないですね。悪意があってやらないのではないという感じなので持っていきかただと思います。

しっかりと走りこもうと考えていたのですが、野球部がトスバッティングをしていたので長い直線が使えませんでした。一応お願いに行って水曜日は走りたいのでと申し出ると「分かった」と言ってもらえました。この日の練習は変えることはできないだろうと判断し、こちら側の練習を変えることにしました。「絶対にやらなければいけない練習」というのはないと思います。その場に応じて臨機応変に対応していくことも大事です。距離が90m程度しか取れなかったので「タイヤ引きをやろう」ということに。ショート、ミドル、ロングと分けてタイヤを引きました。タイヤを引くだけでは面白くない(意味がない?)のでスプリント練習と組み合わせての練習としました。1セット目はタイヤ引きを全て終えてから60m程度の距離を数本。少し休んで今度はタイヤ引きをした距離をすぐに走る。単純にタイヤを引くだけではなくそれぞれの距離で動きの課題を決めて取り組みました。前の記事と重なる部分がありますが、冬期練習に入って約1か月、スプリントのほうもかなり良くなってきました。導入段階の走りとしては合格点だと思います。女子エースに少し話を聞くと自分でもその感覚があるようです。「感覚的にはどれくらいか?」と聞くと「12秒○(伏せておきます(笑))くらい」と答えました。おいおい、ベストより速いじゃんと突っ込みを入れたくなるくらいでした。それくらい良くなってきているのだと思います。これが本物になればと。これからが本当の練習です。

2セットで終えてからバウンディングとスピードバウンディングを少し。ジャンプ系のトレーニングを定期的に入れていきたいと考えています。長い距離(短いですが)が走れないのでそれを補うという意味でも必要かなと。なかなかうまくできません。これも練習だと思いますね。爆発的な力の発揮ができるようになれば走りも変わってきます。使うのは一瞬です。そのタイミングもこういう練習の中で覚えさせていきたいと思います。最後にその場のジャンプ補強。ぐったりしていました(笑)。少しずつ雰囲気が良くなってきています。まだまだ声は出せると思います。チームとしての雰囲気作りは自分たちの仕事です。

比較的暖かったので走りやすかったですね。これから冬本番。しっかりと取り組んでいきたいと思います。
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練習再開

2011-12-16 | 陸上競技
タイトルがおかしいですね。正確にいうと1年生はずっとやっていたのですから「再開」という言葉は適していないかもしれません。私は見ていなかったから「再開」ということでお許しを。そのうえバタバタしすぎて全く書けなかったので内容が怪しくなってしまう危険性もあります。記録程度になるかもしれませんが書き記しておきます。

火曜日、2年生は修学旅行の代休でした。移動などで疲れていると思ったので午前中は完全に休みとして午後から少し早めに身体を動かすことにしていました。が、練習準備の連絡をするとすぐに電話がかかってきました。なんと、この時間に起きたということ。疲れているといってもありえません。普段遅刻するような選手ではありませんから余程疲れていたのかもしれません。許されることではありませんが本人の反省の度合いがかなりのものだと感じたので厳しく言わずに諭すように話をしました。本人が「まずいことをした」という認識があるので追い打ちをかける必要はなかったと思います。甘いかもしれませんが。その代わり待っていた者がいるので謝らせました。1人の行動が周りの者に多くの迷惑をかけるということは考えないといけませんから。

サーキットをやってから少し時間があったので1歩ハードルをやってからマーク走まで。修学旅行中はいませんが疲れが抜けたのはあると思います。比較的身体は動いていたと思います。アップ不足もありマーク走の最初の部分が届かないという感じの走りになっていましたが問題はないと思います。順序を追って身体を温めていけば走れるでしょう。そういえば修学旅行中に投擲選手が「身体を動かしたいのだが」と言ってきたので、うちの女子エースと一緒にやるように指示を出しました。全体的に意識が上がっている部分があるのかもしれません。あとで確認すると3日間のうち2日は一緒に1時間程度の補強をやったようです。どれだけやったかは分かりませんが、あとは選手を信じておきます。こういう部分が自分でできなければ将来的な伸びは絶対にありません。「自分のために」とやる必要がありますからね。

その後は1年生と合流して身体作りの日としましたいつも通りです。この日、ケトルジャンプに関して再び(三度?)esaki先生からアドバイスをもらいました。ある程度のジャンプはできるようになっていたのですが狙いとする部分への負荷が十分ではないのでは?ということでした。ジャンプした後の姿勢が悪い、腰が抜けているということでした。確かに股関節が開かずに腰が下がるという最も悪い姿勢になっていました。「深く」という部分を意識しているとそれだけが狙いのようになってしまいます。やっているうちに目的が変わってきました。きちんとした姿勢とジャンプした後に止まるということを意識しなければいけません。流れで跳んでしまうのは避けたいと思います。

この形で練習を始めて1か月近く経過しました。ある程度の成果は出てきたのかなと思います。速く動かすことと自体重を使った練習を中心にしています。もう少し重くしてもいいかなと思っていはいますが、もうしばらくはある程度の重量を速く動かすことを意識させていきたいと思います。大半の選手が武道場でのロープのぼりがかなりできるようになってきました。女子で一番上まで上がれるのは1人だけですが、もう一人もあと1mくらいのところまで上がれるようになってきました。昨年のようにベンチプレスで筋肥大をしすぎると身体が重たくなってしまいます。これが故障の原因の一つだったのかもしれません。動きながら鍛える、速く動く筋肉を身につける、走りに結びつく筋力アップをという感じでやっています。

そういえば先日から野球部がうちの外補強を練習に取り入れ始めました。若干動きは違いますが基礎筋力を上げていくという意味では効果はあるのかなと考えています。本当はもっと効果を上げていかないといけないのですが、とにかく基本的な筋力が不足している感じがあります。まずはそちらが最優先かなという気がしますね。一朝一夕では身体はできません。時間をかけて初めて効果が出てきます。1か月でその効果を感じることができました。これからが本当の練習になると思います。

1年生には「2年生が帰ってきたから頼る」というのでは意味がないという話をしました。いない間は自分たちでできていたのだからこれからも同様にできるはずです。人任せにしないで自分でやっていく姿勢を身につけてもらいたいですね。これが大きく強くなるチャンスだと考えています。久々に練習を見ましたがいい感じでできていました。「やっと」という感じですが、油断しないでしっかりと練習をさせていきたいと思います。
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修学旅行最終日

2011-12-15 | 陸上競技
月曜日、修学旅行の最終日でした。前日から体調不良者が出ていてその対応に追われました。また、貧血で転倒してしまった生徒もいたのでその対応にも。頭を打って出血していたためこの日の予定を取りやめて病院へ。体調不良が2人いたので3人は別行動。別の引率の先生にお願いして付き添ってもらいました。私はクラスの生徒と一緒に行動。非常に心苦しいですが、他の生徒を放置しておくわけにはいきません。絶えず電話連絡を取りながら対応していきました。

この日は首里城を見に行くだけでした。前回のインターハイの時に唯一出かけたのがホテルから近かった首里城。このときは改修工事中で全く見ることができませんでした。今回は少しだけですが写真も撮ることができました。この風景を見ていて1年前のインターハイのことを思い出しました。私にとって初めてのインターハイ。なんとか戦える状況まで持っていこうと選手と悪戦苦闘しながら迎えました。私にとっては「思い出の地」ともいえます。感傷に浸っておきたい気持ちもありましたが、とにかく別行動をしている生徒の様子が気になって仕方ありませんでした。熱はなかなか下がりませんでしたがなんとか歩けるくらいまでは回復(?)。空港で合流することになりました。

バスガイドさんが最後のバスで色々と話をしてくださいました。最後に歌を歌ってくれました。一致団結してという意味のある歌だということです。何かを感じ取ることができる時間になったのではないかと思いますね。学級委員長からお礼の挨拶をしてお別れすることになりました。仕事とはいえ我々のために様々なことを話してくれました。「伝えたいこと」「感じてもらいたいこと」が強くあるからこそここまで話ができるのだと思います。本当に感謝です。

空港に着くと「飛行機の離発着が遅れている」という話でした。確かに天候は少し悪いですがそこまでのことではないだろうという思っていました。なんと、機械の故障のためにその修理で1時間遅れということでした。うーん、どれだけの確率かって話です。最後の最後までこんな感じです。そういえば厄除けは売っていなかったの「シーサー」の置物を購入しました。なぜかうちのクラスだけ体調不良や怪我がでたので教室にシーサーを置いて魔除けをすることにしました。これで少しでも改善されればという想いです。この待機時間にもう数人体調が悪くなってしまい散々な状態となりました。おいおいって感じです。

福岡空港に着いてから学校までにトイレ休憩だけで3か所寄りました。もちろん、うちのクラスのバスだけ。これも仕方ないかなという感じですね。最後にバスの中で私が感じたこと、これからどうしていきたいかを素直に生徒に話しました。これに関してもまた別に書きたいと思います。簡単に書くレベルではないので。

数日間、かなり精神的に疲れました。これ以外にも多々あるのですが書けません。大きな問題は全くなかったのですが、「?」と思うようなことがいくつもあったので。これはこれで今後の反省としたいと思います。あっという間だったような、長かったような修学旅行でした。身体的には非常に健康生活。これで週末の合宿は大丈夫かな?と自分では思っています。どうなるかは分かりませんが、ひとまず終わりました。記録程度に書いておきます。
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