kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

淡々と

2013-02-20 | 陸上競技
火曜日、本来であれば翌日からテスト週間に入るので練習を強めにやろうかと考えていました。色々とあった上に天候があまりよくなくてグランド状態が万全とはとても言いがたい感じでした。そのためこの日の練習を少し早めに切り上げて水曜日にしっかりと走ろうということにしました。「テスト週間なのに」という部分もあるので選手には保護者に事情を説明するように話しておきました。

練習を開始する時点で微妙に雨・・・。思うようにできませんね。時間の節約という意味もありサーキットを省略してからハードルを使ってのアップをしっかりと行いました。これだけでかなり汗をかいていました。補強をしたいという気持ちももちろんありましたがそれよりは早めに終わることを優先。

グランドが微妙だったので坂道を使っての練習を少し行いました。冬期練習であまり坂道を走っていないなと思い出しました。坂道を使うと加速段階の練習となります。苦手な選手は最初の段階で空回りしてしまい進みません。この日は地面が濡れているのもあり最初の数歩が滑ってしまうという感じがありました。難しい部分ですがまー良いかなという感じで走らせました。

終了後はグランドでタイヤ引き。選手の要望に応える形です。今やろうとしていることはこのタイヤ引きがかなりマッチしています。この後の動きは比較的良くなります。感覚をつかむためには必要な練習なのかもしれません。膝の引き出しだけで終わるのではなくしっかりと股関節を使って進む感じでしょうか。その後バトン走を数本やって終わり。18時には練習終了です。

最後に少しだけ話をしました。「強くなりたい」と口で言うのは簡単です。しかし、そのための努力が出来るか?「練習を一生懸命やれば良い」という考え方では困ります。テスト勉強は苦手だからやりたくない。これでは「部活だけやって」と非難されます。当然です。苦手なこと、嫌な事と向き合う。逃げないというのはこういう部分でも必要だと思います。「部活」という一部分が抜き出されて自分の中で「正当化」されるのは違うと思います。練習も勉強もつながっています。ここを別物として考えるのでは駄目です。強くなりたいのであればしっかりと勉強をする必要があります。これも集中力を高める練習になりますし、嫌なことから逃げない練習です。

「練習があるから」「勉強があるから」というのは良くない。「自分以外のものに責任を擦り付けてしまう」部分です。本当にやろうと思えばできる。それを「別のもの」を言い訳にしてやらない。こういう部分も逃げ道をなくしていく必要があります。「本当は出来る」という部分に目を向けることは大事です。

それほど多くのこと話してはいません。上に書いたようなちょっと分かりにくい話もしていません。補足として書いているだけです。与えられた時間を自分で有効に使ってもらいたいですね。
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考え方

2013-02-20 | 陸上競技
少し思うことを。

なかなか文章で書き表すというのは難しい部分なのですが。誤解のないように記しておきたいと思います。

私自身の考え方を全て文章に表わすのは不可能だと思っています。基本的に微妙なニュアンスや意図を伝えるのはやはり直接話をしたり、人とのかかわり方を見てもらわない限り無理です。それならblogに書く必要はないではないかという指摘されるかもしれません。難しい部分ですね。書くことで何かしらのメッセージが伝わればと思う部分もあります。が、伝わらない部分もあります。

先日、「思うこと」として書いた内容、もう少しストレートに書いても良いのかなという気持ちといやー無理だろうという気持ちが半々でした。コメントされていた部分もあります。全面的な否定なのか部分的には容認してもらっているのか。万人に私が何を思っていやっているかを理解してもらうことは不可能です。文章に表わす云々ではなく「考え方」は全ての人が同じではないからです。

「勤務時間」という書き方をしています。基本的に8時間働くことにこだわっているわけではありません。朝練をやるから手当を出せとか放課後の部活動で指導したから別途お金が欲しいとかいう話ではありません。こういう話を書くと「お金があれば働くのか」と言われるかもしれないという気持ちはあります。今の私は勤務時間が云々という部分で生徒と関わってはいません。もちろん、勤務時間内は働いています。当然のこと。でもそれ以外の時間が本当はすごく大切で生徒と関わる、向き合う時間としては意味があるのではないかと考えているのです。授業中に授業をする。これは当然。分かりやすい授業というのも最低限の話かなと。でもそれだけで生徒に何かを伝えらえるのかというと違うかなと思います。

「勤務時間」の概念はあってないようなものだと思っています。語弊があるかもしれませんね。最低限の労働時間は守ります。しかし、それ以上の時間を要しているのが私にとっては「当たり前」だと感じています。「お金のために働いているのではない」と思っています。人と関わる仕事が中心ですからその中で何を伝えていくのかを考えないといけないと思っています。時間外は一切何も受け付けないという職種もあると思います。しかし、それは今の仕事ではできないと思いますし、そのようなことをして一番困るのは生徒ということになります。人を育てるというのは「時間」という部分がかなりかかります。表面的に表れる部分だけを議論するのは少し違うのかなと。分かりにくい文章ですね・・・。すみません。

「教育」と「部活」を切り離す。この部分は今の学校のシステムでは無理かなと思っています。部活動を一生懸命やるからこそ分かることがある。何度か書いていますが「陸上競技」は生徒に何かを伝えるツールだと思っています。極端なことを言えば「勉強」と「教育」は別分野です。「スポーツ」と「教育」を切り離して考えるというのと同じだと思っています。本当に「モノを覚える」という行為だけををひたすらやるのであれば「塾」のほうが効率的です。「入試に出る」内容をだけをやれば自分の進路には直結します。家庭科などの受験科目にない教科の授業中に受験勉強をする必要はなくなります。しかし、これが本当に「教育」なのでしょうか。ここも言葉足らずになる危険性があるなとは思っています。「勉強だけ」をする場所が学校という教育機関なのか?という疑問も出てきます。ちょっと小難しい話になってきた気がしますが。

この場で「教育」について語っても理解してもらえない部分はあると思います。教育というのは「考え方」を伝えるものだと思います。「自分のやりたいことだけをやる」というのは世の中まかり通りません。部活動も同様。だから「教育」とは切り離せない。そこまで考えて部活動をしている人がどれだけいるのかは分かりません。こういう考え方をしているというのは少ないかもしれませんね。「勉強」することが「教育」であれば本当に学校という機関が必要にはならないと思います。自分を抑える、周囲に気を配る、周りと協力するなどの「人」と「人」との関わりの中で見えてくるものがある。だから学校という教育機関が存在して、「教育」というものが成り立つ。

うーん、長くなると話が分からなくなってしまうのでここで止めておきます。師匠からは「書いても分からんよ」とアドバイスをもらいました。あと、「文章長くて読みにくい」とも(笑)。まーこうやって気にかけてくださる方々が周囲にいてくださることに心から感謝したいと思います。
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雨降り

2013-02-19 | 陸上競技
月曜日、この日は朝から雨。こうなるであろうという予測は出来ていましたが思っていた以上に雨。こんなもんでしょうね。朝練の時点で「走れたらいいな」とは思っていたのですがそれどころではない雨でした。選手の一部が「タイヤ引きをしたい」と言っていたのでぜひやろうと思っていたのですが・・・。

朝はちょっと時間をかけて基本的なことを。同じ動きの繰り返しです。面白くないでしょうね。これまでやってきたことと同じことをやっていますが、感覚的に少し違ってくる部分もあるかなという感じです。本人たちがどれだけ意識してやるかだと思います。

この日は3年生の登校日でした。久々にクラスの生徒に会います。近況報告を聞いたりあーだこーだ話をしていました。この時間も本当に貴重な時間です。2時間で終了ということになっていて2時間目はLHR。これは私が思うことを話しました。これは「価値観の押し付け」なのではないかという気もします。自分が思うことを生徒に話す。部活動も同じ。しかし、これは「自分の価値観を他者に押し付けているだけだ」と批判を受けるのかな。非常に難しいなと思います。それでも「何かしら伝える」ことが我々の仕事です。「大切なもの」を伝えていくことが出来なければ意味がない。「小学5年生の自殺」の話や「命の大切さ」について話しました。3年生のこの時期にこのような話をするのがふさわしいのか?分かりません。でもこの子達もいつしか親となる。そのときに自分の子供に何を教えていくのか?そこに到達するまでに何を感じ何を考えるのかが重要だと思っています。

午後は会議。練習は基本的なことをしました。雨が止む気配がないのであきらめて「出来ることをやる」という形で進めました。いつもとは違って「20分程度時間を与える」という指示を出しました。今うちでやっている練習の確認を自分自身でしてみなさいと。普段はある程度こちらの指示で動きをやります。特に考えなくても意識しなくてもなんとなく時間が流れる。しかし、「自分でやってみなさい」と振ると周りに合わせるわけにはいきません。実際のレースのアップでは各自でやります。自分に必要な感覚を自分で呼び起こす作業です。こういう時間があると集中力が保てます。そして、互いに動きの確認をしたり他者の動きをみて改善しようと工夫します。非常に貴重な練習時間になった気がしています。

途中で跳躍選手と話をしました。動きの感覚についてです。昨年6月くらいには100mが11秒8くらいでした。それが9月には11秒0になっていました。驚くべきことです。動きを見ていてこちらがやろうということをしっかりと出来ています。「何が変わったのか」と確認すると時間があるときにネットで動画を見続けたと言っていました。どうすれば速く走れるのかを知りたくて何度も何度も動画を見たと。それで動きを真似してみたら走れるようになったということでした。見ているだけで走れるようにはなりません。普段やる動きの中に自分でその感覚を入れていたのだと思います。劇的に動きが良くなった背景には「自分のためにやる」という行為があったのです。

指導する者、教育に携わる者は「自分の指導で生徒が変わった」と思い込みがちです。しかし、本当は教育主体である生徒自身が何かしらのきっかけを得て「自分で変わった」のです。勘違いしてはいけない部分だと思います。技術系の種目は指導が入ると目に見えて動きが変わることがあります。それが一時的なものなのか本当に変わったのかは分かりません。本当に大事なのは「指導をする」ことではなく「生徒に気づかせること」なのだと思います。生徒が気づけば「行動が変わる」のです。なぜなら自分自身が「上手くなりたい」「強くなりたい」と思うからです。自ら欲した行動というのはどこまででもできます。なぜなら変わっていく自分が楽しいからです。モチベーションが高ければ人は動く。それをプラスの方向変えていくことができるのが教育活動なのではないかと思います。

そのきかっけを与えるのが我々の役割。そう強く感じました。

話がそれました(笑)。ドリルを行った後に少し走りました。感じ的には良かったですね。マークを置いている距離が詰まってしまう選手も複数いました。移動し始めたらやはり詰まる。無理やり大きく動かすのではなくそれが自然と出来るようになる。これが狙いです。少し長引いたので最後の集合はなし。「早く帰れ~」という感じでバタバタ終了。少し話をしたいこともあったのですが。まー仕方ないですね。
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思うこと

2013-02-18 | 陸上競技
ここ最近真面目に色々と考えます。これからのこと、今自分が何をしなければいけないのか。ここはどれだけ考えても「答え」が見つからない部分だと思います。だからといって適当に毎日を過ごすわけにはいかない。矛盾する部分なのですがそれでも自分たちが何をするのか、何を求められているのかを考える必要はあると思います。

何度も書いていますが「体罰」に関する部分は多くの非難を受けています。当然だとは思います。しかし、この過剰なマスコミの取り上げ方により「熱意」を失う教職員は間違いなくいると思います。今の仕事の今の立場でこういうことを書くのは良いことではないのかもしれません。外部から「問題発言だ」と叩かれる危険性も多大にあるでしょう。個人のblogとはいえ「意見の主張」をするというのは大きなリスクを伴います。事実であったとしても「否定された」「気分を害した」と受け取られます。それにより「kanekoのblogを閉鎖せよ」という声もあるのではないかと思います。私の主観だけで書いている部分があるのかもしれません。書くことは「伝えること」だと思っています。口で話をするだけではなく何かしらの形で残せたらと思ってblogを書いています。もう7年以上でしょうか。blogになる前のCGI形式の掲示板での書き込みを合わせると10年くらいは書いていると思います。何度も批難されていますが・・・。

「熱意」がどのような部分なのか?これは人によって大きく違ってくると思います。「業務」として淡々と仕事をする人もいます。決められた仕事は最低限やる。部活動は勤務時間内のみやる。土日は絶対にやらない。だからといってこのことを「否定」できるかと言えばできないと思います。なぜなら1日8時間の勤務時間がありそれ以外は全くの「ボランティア」だからです。勤務時間以外のことを誰からも強制されるものではない。勤務時間内の「部活動」であれば「業務命令」かもしれませんが、それ以外は「別にやらなくていい」ことなのです。だから「部活動」のことであれこれ周りから言われるというのはちょっと辛いものがあります。

もちろん「体罰」はダメです。これは勤務時間内だろうが勤務時間外だろうが関係なくダメです。基本的に土日の出勤は特別なことがない限り「勝手にやっている」ということになります。「趣味」の時間としてとらえられている部分でしょうか。休日出勤ではなく「特別活動」として位置づけられています。多少のお金が出ますが高校生のアルバイトよりも安いお金です。時給500円以下ですね。お金のことを云々言うつもりはありません。別にお金が欲しくて部活の指導をしているわけではありません。かといって最低限の生活の保障がなければ自分自身が生きていけません。「聖職者」と言われても自分の家族の生活は保障されないといけないと思います。今の時代「聖職者」とは思われていないでしょうけどね・・・。

部活動においても学校の教育活動においてもその主体は「生徒」だと思っています。きれいごとではなく。生徒がどうしたいのか?が全てです。勘違いしてもらいたくないのは「やりたいことだけをやらせる」のとは違うという信念があります。我々もそうですが人は「権利」の主張を行います。「自分がこうしたいのだから」という部分だけの主張を大きくして、「義務」といわれる部分は果たさない。子供たちは「自分中心」で行うことが大半ですからこれは周りの大人が軌道修正をする必要があります。子供たちの言い分だけを聞き入れて周りの大人が抗議をすれば全てがまかり通るというのは間違いだと思います。部活も同様。「勝ちたい」けど「努力はしたくない」というのがまかり通るのか?部活には所属したい。でも好きなことはしたい。これがどうなのか?私にはちょっと考えが及ばないですね。価値観が違いすぎます。

自分の好きなことを我慢して部活をする必要はないと考える子供たちが増えているのは間違いないと思います。恋人と遊びたい、友達と遊びに行きたい、学校の服装は好きなことをしたい、でもそれなりに部活をやりたい。この手の子供たちが数えきれないほどいるでしょう。「好きななことはしたい」のです。部活動で身体を動かしたりするのも好きだからやりたい。でも、きついことは嫌い。休みの日に練習をするのも嫌い。決められたルールを守るのも嫌い。それでも「部活はしたい」と。極端な例かもしれませんが間違いなく多いのです。

うちは「陸上競技部」です。陸上サークルではありません。好きなものが集まって適当に身体を動かしたり、好き勝手をやるような集まりではありません。決められたルールの中で競技をする。そのためには基本的なルールは守る。当然のことだと考えます。しかし、この「部活動」という価値観の違いは今の生徒たちとの間に大きな溝として残ります。私が厳しいことを言う。基本的には「理不尽」ではないと思っています。特別なことを求めているわけではない。そのやり方が「気に入らない」という人も少なからずいるでしょう。「楽しくやりたい」という生徒にはうちの部活は合っていないと思います。この部分は譲れない部分だと思います。何でもかんでも迎合して生徒に合わせるというのは違うと思っています。

報道番組かなにかで「部活はお金を払ってやればいい」というコメンテーターがいました。外国では部活動ではなく「スポーツコミュニティー」というような社会体育がベースになっています。学校のような公共機関がスポーツ指導を行うということは無いと思います。コーチにお金を払って指導してもらう。合わないようであればそのコミュニティーから辞めて他の団体に移動する。これが当たり前のように行われています。それもひとつの考え方かもしれません。スポーツと教育を完全に切り離しているのです。スポーツ現場にはスポーツ指導を求めている。教育は学校の教育現場でおこなう。スポーツ現場では技術的な指導のみなので「生徒を何とかしよう」という感じにはならないのでしょう。「やりたくないのならやなければい」という基本スタンスがあるでしょうから。

何が言いたいのかは全く分かりません。今の学校での部活動は「スポーツ指導」と「教育」をひとつのこととしてとらえているから問題となる部分もあると思います。しかし、今の高校での「部活動指導」ではこの2つが混同されているのです。「足が速ければ何をしてもいい」という考え方はひょっとしたら海外では許されるのかもしれません。そのような考え方の下では「頑張りきれない子を頑張らせる」という考えにはならないでしょう。教育の現場として「部活動」を存在させる日本ではこのあたりは難しいことなのではないかと思います。

ちょっとまとまりがない文章ですね。その上長い(笑)。お許しを・・・。
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イベントに参加

2013-02-17 | 陸上競技
土曜日の午後からは動物園にで開催されているくるぞうフェスタに参加してきました。1年前に徳山動物園のサバンナゾウのマリが他界しました。多くの人に愛されていた動物園の象徴でした。それを契機に「周南市に象を呼ぼう」ということで商工会議所の青年部の方々が「ぞうさんプロジェクト」を開始されました。うちの学校の生徒たちが周南市のために何ができるかを考えている時にこのプロジェクトを知り我々も何かしらの形で協力をしたいということで参加してきました。

何度かblogで書いてきましたが、生徒がデザインしたシリコンバンドを販売しその利益を全てぞうさんプロジェクトに寄付することにしていました。1000個作成し150個はサービスでもらったので1150個のシリコンバンドを販売する事に。どう考えても多過ぎです(笑)。今回は募金活動もありますが、高校生が何かやっているということで多くの人に周南市に目を向けてくれたらという意味もありました。利益をあげようとかいうのではなく一人でも多くの人に「ぞうさんプロジェクト」に関して知ってもらおうと思って参加してきました。

多くの活動に参加してきて年末には象が来る事が決まりました。生徒も自分達のやってきた活動が何かしらの形になるというのを本当に喜んでいました。この時点でシリコンバンドの在庫は400個くらいあったでしょうか(笑)。もう少しゾウが来るというのが決まるのが遅かったらアピールして販売活動ができたのにという気持ちも多少はありました(笑)。それでもこのシリコンバンドを販売して行く中で多くの人達と出会い、人々の温かさに触れる事ができました。これだけでも大きな価値があると思います。

この日も生徒は10時半から15時過ぎまでシリコンバンドの販売活動をしました。本部が準備をしてくださったタコ飯や豚汁を食べさせてもらったり、小さい子が募金をしてくれるという姿を目の当たりにして心が温まったと話していました。大きな事だと思います。生徒達は本当に貴重な経験をさせてもらっていると感じています。様々な方々と触れ合う事で初めて感じることができます。生徒はすごくいい表情をしていましたね。

私が生徒に何かをしてあげるというのではなく、この子達が多くの事を感じ取れる環境や場所の準備をする事が大切だと思います。何を感じ取るかは本人達次第だと思いますが、人それぞれ何かしら受け取るものがあるはずです。この姿を目にする事ができたというだけで私は幸せだなと感じます。

貴重な時間だったと思います。こういうイベントを設定してくださったかたがたに感謝したいですね。本当にありがとうございました。
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強めの練習

2013-02-17 | 陸上競技
土曜日、この日は一日練習の予定としていました。私は午後からは動物園に生徒と一緒に行く予定となっていたので練習開始を8時からとしました。前半はしっかりと走練習を行いたいと考えていたので、そこは練習について置きたいなと思ってです。

練習開始時は肌寒かったですね。暖かくなると思っていたので何時もよりも薄着だったこともあり寒く感じていたのかもしれません。サーキットから始めてあとは通常通りの流れで。ドリルは前日の朝から行っている動きを加えました。試合になった時にも意識できるように配慮しています。アップの際に何もできずに終わってしまうというのでは困ります。他校と一緒に練習をした時などはどうしてもこの部分が不足してしまいます。身体を温めるだけではなくこれから使う場所に意識をおいて動かしておくという大きなテーマもあります。膝を引き出すために何をしようかと地道に考えています。額面通りの動きだけでは不十分だと感じています。結果的にやろうとしている動きができるというのが理想です。まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思いますね。

ドリル終了後はフレキとスキップ、フレキとシザースの組み合わせを行いました。金曜日から若干動きを間違えてしまう選手が見受けられます。一番先頭の者が間違えると次の者もリズムを狂わせてしまいます(笑)。スキップをしようとしていきなりシザースをしてしまったりするので流れが止まってしまいます。大きな問題ではないのですが次にやる動きのイメージが出来ていないのかもしれません。またはやろうとしている動きと身体の反応が上手くかみ合わないのかも。難しいところですね。

マーク走は前半部分だけではなく中間まで行いました。ここ数日間マーク走が上手くいっていないのではないかと感じていました。この部分の走りが次の練習につながっていない気がしていました。感覚的なものかもしれませんが。もう少し動きをしっかりと見ておかなければいけないですね。単純に意味でやっていたからやるというのでは良くない。

その後はバトン走をやってからスタート練習。やっとスタートも形になって来たかなという感じです。男子もそれなりに出れるようになって来ました。無難にスタートできるだけでも記録は付いて来ます。反応だけではなくそこからいかにスムーズに中間につなげて行けるかが大切です。中間に入った所で力みまくっていたら走れません。加速段階と中間の動きは違います。これを走りの中で意識できるようになるとかなり変わってくると思います。中間以降もスピードを上げてやろうと力むと全く走れなくなりますし、タイミングが崩れてしまいます。ここは繰り返しやって行く中で本人達が感覚をつかんでくれたらと思っています。女子は12秒台中盤では走るであろう2人と今シーズン12秒台に入ってもらわなければ困る2人を一緒に行わせています。60mまでは何とかついていけてるかなという感じです。1年生が身体が起きてくる所で少し離されます。ここが課題ですが、少しずつ改善されつつあります。12秒7位は出してもらえたらと思っています。簡単なことではないのは分かっていますが、キャプテンに感覚を聞くと先週よりはかなり良いといっていました。少しずつ目標に近づいていってもらいたいですね。

そういえば何時もよりも全体的に声が出ていた気がしています。キャプテンが何か言ったに違いありません(笑)。私が言わなくてもキャプテンからそれなりに指示が出るようになったのであればチームとしては成長です。指導者が練習の雰囲気を全て作るのではなく基本的には練習に取り組む選手が作るというのが理想です。やらされている練習から自分達の練習に変わって行けば雰囲気も変わります。この冬はしつこく言い続けてきたのでなんとか変わってきてるのかなとは思います。まだまだ足りない部分はありますが練習が明るくなりつつあるのは間違いないと思います。このためにもうちのキーパーソンの存在は大きいですね。周りを明るくできるという力があります。まだ波があるのですがこの子が本当に自覚していろいろと取り組んでくれるとうちは間違いなく強くなります。そう感じていたことをblogを書きながら思い出しました(笑)

話が飛んでましたが最後は走ら練習。テスト週間に入る前の最後の土曜日です。ある程度の量も追いたいと考えていました。他の部活動との関係もあるので直線だけでできる内容としました。短短も短長も120mで。短短が3本、短長が5本で短短は歩いて戻ってく。短長は走って戻ってくる。短長としては少しレストが長いかなという気持ちもありましたが場所的にも厳しかったので。男女一斉に行いました。これにより結構場所を取ることになりました。直線じゃなくてもできたんじゃないかという気もしていましたがまー良いかなという感じで。

短短は3本2セット行ったところでかなりへばっていました。ここから2本1セットに変更して2セット。最初の目標としていた本数までは到達できました。少しずつスピードの低下はありましたが何とか高いスピードを保つことができたかなという感じです。時にはスピード低下があってもやり切らない練習がありますし、この日のようにできる限り高いスピードを保ってやりたい練習もあります。数日前からの流れであればやはりスピード重視かなと。疲れてからの動きの維持も大切になります。疲労をすると足が上がらなくなります。疲労により狙いとする動きもできなくなります。ここでどれだけ動きを意識してやっていくかだと思います。

最後短い距離で終わらせることにしましたが私は動物園に行かなければいけなかったので後は選手に任せました。この時点で12時を過ぎていましたから4時間程度は練習をしていたでしょうか。やはり長いですね(笑)。

午後からは選手中心でトレーニング。食事休憩をとっていますが、私は不在でしたのでどれくらい確保したのかは分かりません。15時半過ぎに練習終了の連絡を受けました。2時間半はやっていたのではないかと思います。集中してできたということでした。当たり前ですが(笑)。

前日に引き続きの練習ですからかなりしんどいとは思います。こういう時期を一人で乗り越えて行くのは難しい。チームとしての取り組みの中で弱い部分に打ち勝ってもらいたいですね。まずまずかなと思います。
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少しの手応え

2013-02-16 | 陸上競技
金曜日、朝の段階では雨でした。屋外で練習をするのは不可能な状態。補強をしようという感じでもないので基本的な部分の意識をさせることに。前日の練習の中で感じたことがありました。合宿では指導をせずに走りをひたすら見るという機会を与えてもらえたので出来る限り見るようにしていました。その中で感じたことや木曜日のタイヤ引きの中で感じたことをどうすれば良い動きができるのかなと考えていました。

膝を締めるということは繰り返し言い続けていました。この部分の徹底はできていたと思います。が、何かが足りない。その部分をずっと考えていて前日のタイヤ引きの中でイメージがわいてきました。これは正しいかどうか全く分かりません(笑)。基本的に何が正しくて何が正しくないかなんていうのはこの状況で議論することではないと思います。指導する側が冷静さを失わずにじっくりとみていくことができればそれで何とかなるのではないかと思います(笑)。これまでずっとずっと意識させていた「股関節」の部分の使い方です。

以前、我が師匠が「膝を締めて前に出せば腰が付いてくる」と言われていました。同時に「今の選手はそれができなくなってきている」とも。生活様式の変化なのか?ここは分からないが今までの指導とは変えていかなければいけない部分があると言われていたのです。この部分、経験的なところから感じるところなのでしょうか。私には分かりませんでした。年末に兵庫の高校に練習見学に行かせてもらった際、夜の食事をしながら色々と話をしたのですがそういうところを頭の片隅に置きながらずっと考えていました。ほぼ引きこもりです(笑)。

朝練の段階から今までやってきた動きの感覚を少し変えたいなと思いました。結果的に同じ動きになるような工夫というか意識です。30分間でしたがひたすらやらせました。股関節を使いながらやっていく動きです。改めて意識次第で動きは変わるなと感じました。ここで感覚がつかめる者と意識できない者では大きな差が生まれると思います。

午後は会議があったので練習の前半は選手に任せました。とは言っても会議が30分程度で終わったので基本の部分に間に合いました。この流れは大切だと思っています。練習の始めに意識させたい部分に刺激を与えておく。その部分を練習につなげていくという流れをここ最近はずっと意識させています。

練習のメインはタイヤにしました。通常は連続でやることはないのですが前日の動きが良かったのでもう一度やることに。なんとなくなのですがやった方が良いと感じたので。タイヤに時間を取りたかったのでスタート練習を省略することに。やりたいことはたくさんあるので全部を限られた時間の中でやっていくのは難しいですからね。

タイヤとショートを組み合わせて数セットやりました。本数を重ねていく中でこちらがやろうとしている動きに近づいていました。本人達の感覚もかなり良かったようです。意識するところはシンプルにしました。今までと少しだけポイントを変えています。これだけスピードが出ると選手も楽しいと思います。私も少しだけですが手応えを感じることが出来ました。これがレースで出せるようになればこれまでとは全く違う結果を出せるのではないかと思っています。

こちらが狙っていることができるようになると全体に変わってきます。自分的に感覚が変わってくると選手の取り組みも変わってくると思っています。何とか動きの定着を図れたらと。やることは多い。しかし、ポイントとなる部分はそれほど多くはないのかなと。希望が見えてきた気がしています。ここで油断することなく選手には取り組んでもらいたいですね、
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兆し

2013-02-15 | 陸上競技
木曜日、結構朝からバタバタでした。前日に法定研修の事をかなり言われたので研究授業をする事に。大切な大切なことです。まーこれに関しては思う事がたくさんあるのですがどうにもならない事なので。

この準備に多少時間を取られました。研究授業なのでかなり準備をしないといけないと考える人もいると思います。特別な舞台だと捉える人もいるでしょうから。しかし、私は普段通りの授業をやりました。特別な準備をしてそれをみてもらう事に意味はないと思います。決められた日だからこそきちんと準備をしているかどうかを確かめるというのもあるでしょう。私の感覚とは違いますが。

午後の練習をする前にうちのチームを鍵を握っている選手と話をしました。この選手の意識レベルが高まる事でチーム全体が大きく変わると思っています。悪気はないと思うのですがまだ甘い部分があります。普通のチームであればそこまで求められないのかもしれません。しかし、うちで競技をやって行くためには絶対に避けて通れない部分だと考えています。部活だけではなく他の部分の変化がなければ結局は成長しません。部活だけ頑張るというのは絶対に無理です。すべてはつながっていると考えています。かなりの時間話をして私が思っていることを素直に伝えました。どう受け取ってくれるか?練習はかなりやっていますからあとはきっかけだと思っています。これがあれば飛躍的に強くなれます。覚悟の部分です。

そんなこんながあってこの日の練習が結構今後の流れを決めるのではないかと考えていました。ある程度のチーム状態になっています。しかし、今のままでは足りない。中国大会に行きたいと思っているわけではありません。目指しているのはもっと上の大会です。そのためには全体の覚悟を見ていかないといけない。前日に話をしてこの日もキーパーソンも話をしています。これで何も変化が見られなければチームとしては終わりかもしれないと感じていました。無難に県で入賞を目指そうかーというレベルですね。

こちらもそれなりの覚悟を持たないといけないと思っています。私が最大限に動いて選手を頑張らせるというのは面白くありません。これは何度も何度もいい続けていることです。自分のためにやることが出来るかどうかだと思っています。ここは自分達の考え方の問題ですね。

この日は動きもですが何となくタイヤを引いてみようと思いました。理由は自分でも分かりません(笑)。今のうちの選手の動きに何が必要かと考えた時にタイヤかなと思っただけです。これまで膝の締めに関してかなりやってきました。すごく大切な要素だと考えています。が、そこに固執し過ぎて本当に大切なことを見失っているのではないかと感じました。根拠は全くないのですが感覚的にそう感じました。合宿中に何かしら感じていたのでしょうか。とにかくタイヤを使って走りたいと感じたのです。

こちらが与えた課題をやって行く中で私自身見えてくるものがありました。これまでやってきたことにプラスアルファでできることがあるんじゃないかという感じですね。やっていることは全く変わらないのですが意識するポイントを変えてみるとどうだろうかと。結果的に同じ動きになるとしても意識する部分が違えば感じるものが違うのではないかと。膝を締めて前に引き出す。この部分にこだわっています。こだわることは大切だと思いますがこだわり過ぎて見失ってしまうこともあると。

ふっと感じたことをイメージしてみました。あーこれなんじゃないかと直感的に感じたことを選手に実行させてみました。やっていることは変わりません。この日はあまり詳しく話をしませんでしたがあっと感じた部分です。タイヤを使いながら意識させることが出来ました。

雰囲気もかなり良くなったかなという感じでした。前日のトレーニングとは
雰囲気自体が違ったかなというところです。これくらいの練習の雰囲気でできれば面白いと思います。兆しがあります。私の中でも何かを感じています。これが本物にできればすごいことが起こせそうな気がしています。具体的には上手く言えませんが何となく感じていることです。

また書きます。読んでくれている方に何かしら伝えられたらという気持ちもあります。
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身体づくり

2013-02-15 | 陸上競技
水曜日、練習再開です。この日は授業中に微妙に感じることがありました。これが色々な部分影響するなという感じです。この状況では今後絶対に困るなという部分ですね。合わせて「法定研修」についてかなり言われました。こればかりは仕方ない。さらに合わせて前の記事のような「アンケート」の話もありました。この状況で一生懸命にやるという感じではないですね。どうしろというのか・・・。

練習は「身体づくり」です。合宿の前の日にやっていましたがやはり不足する部分が出てきます。疲れも多少は残っているでしょうが、前日を完全に休みにしていますから翌日はきちんと練習を行わなければいけません。これで数日間休むようでは合宿をした意味がなくなってしまいます。このことは合宿終了時点で話をしています。できていないのであればそこまでの意識ということです。足の痛みなどを訴えていた選手も合宿中にはいましたがこの状況でどれだけ自分の身体に目を向けることができているかの「差」は出ると思いますね。

練習自体はいつも通り。それ以上でもそれ以下でもなくです。この日の朝練で女子2人を呼び出して話をしていました。今後のことを考えさせるためです。今自分たちが置かれている立場がどうなのか?ここか分からない限り先には進めません。また、今のままでは絶対に戦えない。そのことに対してどれだけの「自覚」と「覚悟」があるのか?それも踏まえて通常より20分以上早く練習が終わったので午後の練習後にも全体に投げかけをしました。今の自分たちの取り組みでどこまで行けるかを考えさせないといけないと思ったからです。

数年前、女子が飛躍的に強くなった時のきっかけは選手自身の「覚悟」です。何度も書いていますが県内で一番最初にユニフォームをセパレートに変えました。これは選手からの申し出です。「他県の強豪校はセパレートを着ている」「こちらのほうが走りやすいと言っていた」「ユニフォームを変えてほしい」という要望でした。今までにどこもやっていないことを無名のうちの学校が行う。それだけで注目を集めます。結果が伴わなければ何を言われるか分かりません。それでも選手たちは自分たちから臨みました。その結果、チームは劇的に変わり県総体で個人で初優勝しました。秋にはマイルで初優勝。「覚悟」が行動に表れそれが結果となって出てきたのです。そのことを目の当たりにしていました。「強くなるためなら何でもする」という「覚悟」とそれに伴う行動。これができて初めて驚くほど力が引き出されるのだと思います。今のチームではそこまでできていません。私の甘さゆえか・・・。

最終的に2人が居残り練習をしました。朝やるように言ったという部分も大きく影響していると思います。これが「やらされている」のではなく「自分のために」という感覚でやるようになると良いのですが。ここですべての結果が変わる。「覚悟」をする。それを行動で示す。継続する。ここです。これ以外にはないと思います。

しんどいなーと思っています。競技云々の部分ではなく・・・ですね。
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モチベーションの劇的な低下

2013-02-14 | 陸上競技
火曜日は3年生の登校日でした。この日はblogを更新しようという気持ちがあったのですがバタバタしていてそこまで届きませんでした。練習自体は完全に休みにしていたので少しは時間が確保出来るかなと考えていたのですが...。もう思い出すことさえもできなくなっています。

ニュースなどで教育に関することがかなり取り上げられています。水曜日の朝刊には中国地区の高校で昨年部活に関する事項で自殺者が出たというニュースが載っていました。この事案により更に教育現場叩きに拍車がかかると思います。ここまでくるともう何のために今の仕事をやっているのか分からなくなります。

適当に生徒に関わっていけば良いのか?生徒の問題行動も見て見ぬ振りをしてやり過ごす。これが今の教育現場で無難に生活を送るための最善の手段となると思います。授業をやっておく。寝ている生徒がいても何も言わない。常識を外れるような行動があっても見過ごす。ここで注意しようものなら「気に入らない事を言われた」と言われてしまう可能性があるのです。全て生徒の言い分が正しいと言われてしまう状況が生まれつつあるのだけは確かです。

本当の問題からは目をそらしているというのはマスコミは絶対に気づきません。これは我々個人の力ではどうにもできないことです。教育公務員とは立場がめちゃくちゃ弱いという事実があります。税金で飯を食ってるくせに偉そうな態度を取るなと言われる。それもひたすら我慢するしかないのです。

話によると平成24年度の教育活動に関するアンケートが県内で実施されるということです。県内全ての高校生と保護者に学校での体罰や暴言についてのアンケートを実施すると。本当に実施されるかどうかは分かりませんが、かなりの確率で実施されるでしょうね。このアンケートを実施することで間違いなく我々は大きく叩かれます。生徒、保護者は自分の想いとは異なる指導をされた場合、その言葉じりを捉えます。あの時にこう言われたという発言の部分的な所を抜き出します。前後関係を無視して「傷つけられた」という非難されると思います。こうなったら我々は何も発言しないで過ごすのが唯一の自衛手段となります。大袈裟と思われるかもしれませんがこれが実際の現場です。

少しでも嫌だなという教員がいたらアンケートで何かしらを書けば問題として取り上げられます。これだけ生徒がいれば確実に起きる出来事です。そんなことはないだろうと思われると思われるかもしれませんが、言ったもの勝ちになるつつある現状では絶対に発生します。そしてこのことに関してはだれもわれわれを守ってくれません。暴言だ、問題行動だと言われてしまうでしょう。職場で守ってもらえる可能性は0です。この環境の中で本当に大切なことを伝えられるのかという話です。指導をしたら「怒られた」という事実しか残らないのです。何のために真剣に教員が話をしたのかは伝わらない。生徒の思い通りに物事が進むことはないですから不平不満をアンケートに書き綴れば我々はどうにもできません。

本当に教育活動として相応しくない行為があるのなら非難は当然です。暴力は間違っています。でも、本当に生徒のことを思って注意をする場合でさえも今の状態であれば「暴言」と捉えられて取り上げられる可能性もあるのです。この中で我々が何をするのか?ちょっと見えないですね。生徒に嫌われないように機嫌を取りながら指導をする。塾と学校は違います。学校は勉強を教えるだけでなく大切な考え方を教えて行く場所だと思っています。でもそれを実行すると叩かれる。何のためにやっているのかが見えなくなります。

教員になりたいと言う生徒がいたら私は何と教えるでしょうか?夢を持てない状態で子供達に夢を持つ大切さを教えることが出来るのか?見えません。考え過ぎなのでしょうか?でも間違いなく起こる現象だと思っています。

それでも我々は何かしらやっていかなければいけない。かなり精神的にしんどいですね。この数日間夜目が覚めて寝ることができません。色々と考えすぎなのかもしれません。何のための教育活動なのかを見失いたくない。でも今の現実は違う。生徒に好かれるために今の仕事をやって行くのでしょうか?楽しくないですね。

ポリシーを持ってやってきました。本当に大切なことって人によって違うのかな。モチベーションはかなり低下しています。

面白くない内容になってしまいました。すみません。
コメント
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