月曜日、合同合宿2日目です。この日は朝から暖かかったですね。これくらいの天候の中で練習ができるというのはありがたい。私達の役割は選手の練習環境を整える事だと思います。天候云々は我々ではどうにもできませんが他校の選手と一緒に走る環境を与えてあげる事はできます。単独校でできる事もあるのかもしれませんが、指導者が与えられる刺激と他校の選手から得る刺激は絶対に違うと思います。
午前中の練習の最初に少し練習を離れました。申し訳ない気持ちがありましたが、私の指導のベースを作ってくださった先生と話をさせてもらいました。昨年の春まで一緒に働いていたバスケットボール専門の先生と色々と話を。陸上や選手の指導に関しては師匠から学んでいますが、同じ職場で他の種目で一生懸命やっておられたこの先生からは本当に多くの事を勉強させてもらいました。種目は違っても選手との関わり方などは大きな影響を受けています。改めて感じますが私は人に恵まれていると思います。多くの方から様々な事を教えてもらいながら成長してきました。この年になっても学ぶ事は山のようにあります。
かなり長い間話をさせてもらいました。今までは同じ職場でこのような話をずっとしていたので懐かしさもありました。話をする中で色々と刺激を受けます。私自身のエネルギー充電になります。もう私は若い方ではないのかもしれませんが、二人の関係は出会った頃と変わりません。10年来の関係になります。チームスポーツの指導者から学ぶ事は大きい。強くなるためにはやはりチームづくりが大切です。個人がどれだけやっても周りの雰囲気が悪ければ浮いてしまいます。そうなると頑張り切れない。だからみんなで同じ方向を向いていかなければいけないのです。改めて感じました。
その後、練習へ。他の先生方にはご迷惑をおかけしたのではないかと思います。申し訳ないですが尊敬できる先生と話をする時間を作らせてもらいました。
私が外に出た時には短距離系は走っていました。距離的には150m。数本を一セットにして5セットです。男子は疲れ果てていましたがそれなりに動きを維持。跳躍選手はバネが完全に切れてしまっていました。この辺がスプリンターなんだと思います。見ていて「以前よりチームとして本数が持たなくなったな」と感じました。悪い意味ではなく。数年前まではうちはロングスプリントチームでした。短短は1人か2人だけ。周りからは「すぐに400選手に変える」と言われていました。爆発力はないが本数を持たせる事で勝負をしてきました。今考えると技術的な指導が不十分だったのかもしれません。もっとスピードを上げる事ができていたら上のレベルで戦えていたのかもしれません。反省すべき点ですね。
本数が持たなくなった変わりにスピードレベルは上がっていると思います。そういう練習が中心となっています。それはそれで仕方ないと。マイルチームというよりは4継チームになっています。選手が変ればチームも変わる。改めて感じましたね。
女子の何人かはかなり走れていました。確実にチカラがついています。一部の選手が強くなるというのは面白くありません。同じ練習をしているのですから本当は全体的にレベルアップしないといけないのです。繰り返しになりますがここには明らかな「差」があるのだと思います。絶対にやってやるという強い欲求があるかどうかです。あったとしても何をしたらいいか分からない選手は強くはなれません。
全体の練習が終わって少しだけ話をしました。合宿を終えて何を感じるかです。陸上競技には大番狂わせというのはあまりないと思っています。スタートラインに立った時にはほとんど順位は決まっています。普段の練習で全く走れていなくて大会だけいきなり速くなるということはありません。気持ちで持っていける部分では限りがあります。今やらなければいけないのは大会までにきちんとした練習をする事です。大会の時に「負けて悔しい」と言ったところでもう手遅れなのです。それは高校生にはなかなかわかりません。負けて悔しいという思いも長続きしないで数日後には忘れてしまいます。これの繰り返し。そんな思いをしないためには今目の前にあるやらなければいけない事をしっかりと見極めてやって行くことが必要なのです。なかなかできないというのが今の高校生です。結果だけを求めたいというのは無理です。負けたくないならやらなければいけない。でも頑張り切れない。
同じように身体のケア。脚の痛みが出たり怪我をした時に初めて「きちんとケアしておけば良かった」と思う。よくあるパターンです。痛みがない時は「自分は怪我をしないから関係ない」と聞き流します。話しをされている時は痛くないのですから自分には関係ないと思う。が、そういう選手に限って繰り返し怪我をする。痛みが出た時に「治療しないと」と思ったり、脚が痛くて走れないと気持ちが下がる。この段階で完全に手遅れです。痛みが出ていない時にきちんとやっておくことで故障を避けることができるのです。これも結果が出た時に初めてやっておけば良かったと思う。
練習も身体のケアも同じことです。結果を突きつけられた時に初めて「きちんとやっておけば良かった」と悔やむ。人は目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちです。だから先のことを考えることができない。でも先を見据えた行動は必要不可欠になるのです。難しいところなんですけどね。
こういう話しを自分のこととして聞くことが出来るか?大切なのは心を動かすことだと思います。頑張り方が分からない選手は、話を聞いて何かを感じ取らないといけない。それを行動に移せるような選手でなければ強くはならないからです。最後は選手自身の問題です。指導者がどれだけ本気になっても選手がその気にならなければ結果は変わりません。ここも感じ取ってもらいたいですね。
選手がどれだけ本気になれるか?大きな部分だと思います。目標に向けて本気でになってもらいたいですね。こういう環境を与えてもらえることに私も感謝したいと思います。
午前中の練習の最初に少し練習を離れました。申し訳ない気持ちがありましたが、私の指導のベースを作ってくださった先生と話をさせてもらいました。昨年の春まで一緒に働いていたバスケットボール専門の先生と色々と話を。陸上や選手の指導に関しては師匠から学んでいますが、同じ職場で他の種目で一生懸命やっておられたこの先生からは本当に多くの事を勉強させてもらいました。種目は違っても選手との関わり方などは大きな影響を受けています。改めて感じますが私は人に恵まれていると思います。多くの方から様々な事を教えてもらいながら成長してきました。この年になっても学ぶ事は山のようにあります。
かなり長い間話をさせてもらいました。今までは同じ職場でこのような話をずっとしていたので懐かしさもありました。話をする中で色々と刺激を受けます。私自身のエネルギー充電になります。もう私は若い方ではないのかもしれませんが、二人の関係は出会った頃と変わりません。10年来の関係になります。チームスポーツの指導者から学ぶ事は大きい。強くなるためにはやはりチームづくりが大切です。個人がどれだけやっても周りの雰囲気が悪ければ浮いてしまいます。そうなると頑張り切れない。だからみんなで同じ方向を向いていかなければいけないのです。改めて感じました。
その後、練習へ。他の先生方にはご迷惑をおかけしたのではないかと思います。申し訳ないですが尊敬できる先生と話をする時間を作らせてもらいました。
私が外に出た時には短距離系は走っていました。距離的には150m。数本を一セットにして5セットです。男子は疲れ果てていましたがそれなりに動きを維持。跳躍選手はバネが完全に切れてしまっていました。この辺がスプリンターなんだと思います。見ていて「以前よりチームとして本数が持たなくなったな」と感じました。悪い意味ではなく。数年前まではうちはロングスプリントチームでした。短短は1人か2人だけ。周りからは「すぐに400選手に変える」と言われていました。爆発力はないが本数を持たせる事で勝負をしてきました。今考えると技術的な指導が不十分だったのかもしれません。もっとスピードを上げる事ができていたら上のレベルで戦えていたのかもしれません。反省すべき点ですね。
本数が持たなくなった変わりにスピードレベルは上がっていると思います。そういう練習が中心となっています。それはそれで仕方ないと。マイルチームというよりは4継チームになっています。選手が変ればチームも変わる。改めて感じましたね。
女子の何人かはかなり走れていました。確実にチカラがついています。一部の選手が強くなるというのは面白くありません。同じ練習をしているのですから本当は全体的にレベルアップしないといけないのです。繰り返しになりますがここには明らかな「差」があるのだと思います。絶対にやってやるという強い欲求があるかどうかです。あったとしても何をしたらいいか分からない選手は強くはなれません。
全体の練習が終わって少しだけ話をしました。合宿を終えて何を感じるかです。陸上競技には大番狂わせというのはあまりないと思っています。スタートラインに立った時にはほとんど順位は決まっています。普段の練習で全く走れていなくて大会だけいきなり速くなるということはありません。気持ちで持っていける部分では限りがあります。今やらなければいけないのは大会までにきちんとした練習をする事です。大会の時に「負けて悔しい」と言ったところでもう手遅れなのです。それは高校生にはなかなかわかりません。負けて悔しいという思いも長続きしないで数日後には忘れてしまいます。これの繰り返し。そんな思いをしないためには今目の前にあるやらなければいけない事をしっかりと見極めてやって行くことが必要なのです。なかなかできないというのが今の高校生です。結果だけを求めたいというのは無理です。負けたくないならやらなければいけない。でも頑張り切れない。
同じように身体のケア。脚の痛みが出たり怪我をした時に初めて「きちんとケアしておけば良かった」と思う。よくあるパターンです。痛みがない時は「自分は怪我をしないから関係ない」と聞き流します。話しをされている時は痛くないのですから自分には関係ないと思う。が、そういう選手に限って繰り返し怪我をする。痛みが出た時に「治療しないと」と思ったり、脚が痛くて走れないと気持ちが下がる。この段階で完全に手遅れです。痛みが出ていない時にきちんとやっておくことで故障を避けることができるのです。これも結果が出た時に初めてやっておけば良かったと思う。
練習も身体のケアも同じことです。結果を突きつけられた時に初めて「きちんとやっておけば良かった」と悔やむ。人は目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちです。だから先のことを考えることができない。でも先を見据えた行動は必要不可欠になるのです。難しいところなんですけどね。
こういう話しを自分のこととして聞くことが出来るか?大切なのは心を動かすことだと思います。頑張り方が分からない選手は、話を聞いて何かを感じ取らないといけない。それを行動に移せるような選手でなければ強くはならないからです。最後は選手自身の問題です。指導者がどれだけ本気になっても選手がその気にならなければ結果は変わりません。ここも感じ取ってもらいたいですね。
選手がどれだけ本気になれるか?大きな部分だと思います。目標に向けて本気でになってもらいたいですね。こういう環境を与えてもらえることに私も感謝したいと思います。