kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

遠足&休養2

2014-05-22 | 陸上競技
続き。1年生は遠足から戻ってくるのが13時30分ということでした。ほとんど歩いていないのですから練習を落とす必要なしと判断。県総体に出場する者はごく一部ですから今後のことを考えて練習させておくほうがよいだろうと判断しました。戻ってきてからシャフト補強、終了後は補強という指示を出していました。まだまだ甘い部分がたくさんありますが、ある程度は頑張れると思っています。気配り云々を除くとそれなりのレベルです。私が戻ってきたとき(15時過ぎ)には補強をしていました。ある程度はできていたのでしょう。

全体が集合できたのは15時30分くらいでした。体幹補強(腹筋背筋等)を30分程度行ってからマッサージをするように指示。とにかく疲れを残さないという部分です。完全に割り切りました。無理をして身体を動かして疲れを残しても仕方ない。このような状態で技術練習をしてもスプリント練習をしても効果はありません。そうであれば「次の日に備える」という位置づけをして練習をする方が良い。

1時間くらいしてからミーティング。少し話をしました。県総体まであと1週間(正確には10日)。この中でポイント練習ができるのは3回。この3回をどのように迎えるかが県総体の結果を大きく左右します。金曜日には新体力テストがあります。この日もそれほど練習はできません。そうなると本当に練習できる時間は限られる。この時間の使い方です。「練習できないからどうしよう」と焦るのではなく「できることをしっかりとする」という考え方を持つ。ポイント練習の日に向けてどのように準備をするかですね。万全の状態でその日を迎えることができればいい練習ができる。それでいいと思っています。

また、この場でもクラスと同じ話をしました。「チームは行動の一番遅い者、意識レベルの一番低い者に合わせて行動する」という部分です。どれだけ意識の高い者がいても低い者が一人でもいればチームはそれに合わせる。強くなりたいと思って練習する者が大多数を占めていても一人適当にやっている者がいればそこから簡単にチームは崩れます。その一人に指導をする時間、それ以外の選手の時間を奪うことになる。それであればその一人を切るという手段を取らざるを得ないと思います。「ひどい」と言われるでしょうか?一人のためにずっと他のメンバーが受けたい指導が受けられないというのは「平等」ではありません。それなりにやりたい人間にどれだけ時間を使っても効果は薄い。一生懸命やりたいというメンバーが大勢いるのであればそちらを優先する。当然のことだと思っています。

また、チーム全体としてどこに力を注ぐか。全ては女子の4継です。この子たちがインターハイを勝ち取るために他のメンバーは全力で協力する必要があると思っています。「自分たちも頑張っているのに」と思うかもしれません。それは間違いない事実です。4継を強くする。だから他の者を指導しないと言っているわけではありません。全体がこの4継を強くするために練習やそれ以外の部分で協力する。それが最終的に自分たちの力になるのです。そのことを理解できているか?誰かのために力を注ぐ。それがチームとして大きく成長するきっかけになるとおもいます。中心になる部分は必要。そこを軸にチームを作っていくことができるかどうかです。

この話をしている間、キョロキョロしてほとんど話が入っていないだろうなという者が・・・。うーん、前の話がつながりませんね。間違いなくチームがこの子に気を配っていかなければいけない状態。本人は確実にその状況に気づけない。ちょっと考え物です。前日、雨の中の練習に遅れてきました。何も言わずずっと立っていて終了後、「遅れました」と一言言って終了。それ以上の指示は出しませんでした。練習ができていないから何かをしようという話になるわけではない。みんなが終わったから自分も終わり。こういう状況で私が何か指示を出す必要があるのか?選手も不思議に思って「練習はやった?」と聞いたようですが「やっていません」で終わり。やっていないのであればどうするべきなのか??入部してきてからほとんど練習ができていません。悪意があるとは思えませんがこの状況が続くと良いことにはなりませんね。

そんな話をしてから少し時間ができたので少しゆっくり。衝撃的なことがありました。今回話した内容に重なる部分が実際に起きている。うーん、なんなんでしょうか。どれだけ労力をかけても・・・。考えさせられます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠足&休養

2014-05-22 | 陸上競技
水曜日、この日は学校全体で遠足。前回担任をしていた時の生徒が「学校行事を増やしたい」という強い要望を出しました。本当は宿泊学習が良かったのですがそれは金銭的に難しいということで仕方なく「遠足」を提案して可決されたのです。その生徒たちは一回も歩くことなく昨年度から遠足が始まりました。この遠足、学年ごとに向かう先が違います。全校生徒が同じ場所に行くというのは物理的に難しい部分があるので。

こういう状況だったので朝練は全員で実施。体幹補強を実施しておきたいと考えていました。遠足後にそこまでできるか?と言われるとかなり難しいと思います。無理をして放課後頑張るのではなく必要な練習が朝の時点でやっておきたい。もちろんそこまで強い負荷をかけるつもりはありませんでした。時間的にできることは限られているので。軽めの補強という感じでしょうか。メディを投げてからの上半身補強、ジャンプ系、BOXを使っての速い動き、懸垂系で終了。30分しか取れませんからこれくらいですね。

で、学年ごとに遠足へ出発。今回1年生は周南市で一番(?)高い山に登る。3年生は風車がある公園まで歩く。1年生、前日雨が降ったので登山道が危険かもしれないということで山のふもとまで行って戻ってきて学校の近くで食事、放課(笑)。3年生は片道7キロちょっと、往復で15キロくらいを歩いたようです。そして、2年生隣の市にあるダムへ。山をどんどん越えていってほとんど民家のない場所を延々と歩く(笑)。最初、片道10キロと聞いていたのですが到着すると11.5キロくらいあったようです(笑)。おいおい、歩き過ぎ(笑)。往復15キロを平坦な道で歩くのとはずいぶん違います。生徒はなんだかんだ言いながらよく歩いていました。時間の関係で休憩は約1時間。食事をしてすぐに出発という感じでしょうか。片道2時間半は歩いています。人生の中で一日に5時間くらい歩くという経験はなかなかできません。一生忘れないと思いますね(笑)。

クラスの先頭から最後尾まで戻ってくるのに30分以上差が付きました。長い距離を歩くのでこれは仕方ない部分だと思っています。この件を通じて少し話をしておきたいと思うことがありました。無事に帰ってくるというだけでこのような学校行事を終わらせるにはもったいないなと思ったので。今回は「運動」が関わることです。得意不得意があるので「待つ」ことに関しては仕方ないかなと思っています。クラス全体に話をしました。疲れているのでどこまで生徒の「心」に残るか分かりません。それでも理解しておかなければいけない部分があると思っています。

全体に「集団は一番行動が遅い者、できない者に合わせる」という部分です。運動に関することなので今回は特別。が、準備が早くできて行動する者とのんびり動く者がいる。一人で何かをするのであれば自分のことなので自己責任。しかし、全体で動くことになると誰か一人が遅れるとその行動に全員が合わせなければいけないのです。歩くのが遅い。これは仕方ない(チンタラ歩いていたわけではなく本当に遅いだけなので)。が、「出発時間」に関してはどうだったか?決められた時間がある。今回は決められた時間に集まりクラス写真を撮影してから出発でした。それなのに写真撮影が終わってから「トイレに行きたい」と言い出す。本来であれば「集合時間」の前にすべてを終わらせておいて一斉に出発するべきです。

数人の行動の遅さのため、クラスの中で通常通り出発した者とのんびり出発した者の差がかなり出ました。私は一番後ろからスタートしてクラスの先頭に歩いて追いつく。そこから先頭と最後尾の差を計りました。その差は「8分」です。歩くのが苦手云々ではなく最初の時点から何分も遅れがある。準備不足と「歩いて帰ればいい」という部分が大きく影響しています。「一番行動が遅い者が他者に迷惑をかける」という部分を理解しなければいけない。

今回は到着を待てばよいだけでした。が、これが今後の活動の中でどうなるか?修学旅行、集合時間に遅れる者が出てくれば他の者の時間を奪うことになる。まして、電車の時間などに遅れることになると他者が楽しみにしている時間を奪うことになる。それだけの責任が生まれてくるのです。自分一人で旅行に行ったり行動するのであれば「自己責任」です。文句も言いません。が、自分の行動が他者に迷惑をかける可能性があるという認識を持たなければ何も成長はありません。

今回の遠足、生徒にとっては肉体的にしんどい部分があったと思います。が、こういう部分から学ぶことが多い。座って勉強しているだけでは見えないのです。自分が勉強して順位を上げさえすればよい。そう考えているのであれば大きな勘違いです。人は一人では生きていけない。多くの人と関わりながら前に進めるのです。その感覚を持てない生徒を育てるのは絶対に違う。そう思って話をしました。

かなりきつかったですが生徒たちにとってはいい経験になったと思います。疲れました(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨が・・・

2014-05-21 | 陸上競技
火曜日、考査最終日。生徒によっては1科目しかないので「楽勝」のはずです。私は朝から天気予報とにらめっこ(笑)。とにかく雨が降らずにどこまで持ってくれるか??2時間考査が終了してどこから練習が開始できるかという大きな課題を抱えていました。今週は水曜日に「遠足」で金曜日に「新体力テスト」です。この両日はとても練習にはならないと思っています。遠足、2年生は往復20キロ近く歩きます。3年生でも15キロ。これだけ歩いて脚を使った後に走る練習をしようという気にはなりません。私も20キロ歩くのですから・・・。

そうなるとこの火曜日に絶対に走っておきたい。それも「動き」とか「基本」をやるだけではなく「実際に走る」という部分がすごく重要になります。ドリルをするのは全て「走るため」です。時にはじっくりやることも必要だと考えていますが、今は動きを中心に形を作ろうという時期ではありません。きちんと走ることが重要。可能であれば120mを中心にしっかりと走り込みを行っておきたいと考えていました。天気予報では13時ごろから雨。考査終了が11時前後なので急げば何とか走れるのではないかと。予定では走ってから補強。4時間くらいみっちりできたらという計画。

が、11時になった時点で雨が・・・。最初は小雨だったのでなんとなると思っていました。とにかく急いで着替えて練習と指示。翌日の打ち合わせで1年生が学年集会。これが30分かかり結局練習開始が11時40分くらいだったでしょうか。始める時点で大雨。とても外で走れるレベルではありません。が、そんなことは言っていられません。雨はひどかったですがアップ開始。かなりの部分を端折って進めました。ハードルの一歩ドリルと連続抜きを行ってアップ終わり。これ以上のんびりしていたらグランドが悪くなって絶対に走れなくなります。急いでスパイクに履き替える。

正確な動き云々を求める時間はありませんでした。短時間で効果的に走れる折返し走を選択。4往復2セット。こちらから細かい指示は出しませんでした。とにかく走る。この状況の中でベストの走りを求めるのは難しいのは分かり切っています。とにかく必死になって走ることだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。今できることを一生懸命にやる。走るのであればひたすら走る。技術云々の細かいことをこの雨の中で求めることに意味はありません。「走る」という行為が求められているのです。

2セット。実施後はずぶ濡れでした。終わったら先に戻っておくようにと指示を出しました。が、キャプテンが折返し走の一番端に向かって歩き出しました。実はまだ長距離が走っていたのです。長距離は8往復+5往復という多めの練習。普段は一緒にやりませんがこの日は時間の関係もあり一緒に。自分たちが終わったから部室前に戻るのではなく最後まで付き合う。それも一番端まで歩いたのは「片づけ」のためです。コーンを片づけなければいけない。それを誰がやるのかという部分で自分から進んで歩いていました。この成長の価値が分かるでしょうか??キャプテンとなりこういう部分の成長は著しい。ここまで気が配れるようになる、周りが見えるようになるというのはすごいことです。

逆に1年生は走り終わったことに満足してスタート地点にいます。1年生だから仕方ない。そういう考え方もあります。しかし、キャプテンが歩いているのを見て「何をしているのだろうか」と感じたでしょうか?様子を見たでしょうか?自分たちのことで精いっぱいになったり、周りを見ることができないので「次にやるべきこと」が分かりません。ここが「差」だと思います。キャプテン、入学当初は「こども」でした。周囲のことを云々ではない。それがキャプテンとなり「責任」を与えられることで自分自身行動を大きく変えることができている。今まで見てきた選手の中でこういう部分の成長は一番かもしれません。だからこそ勝たせてやりたいと思います。

そう考えると他の者の成長が欲しいところです。キャプテンに頼っているようではいつまでたっても自分たちのやるべきことが見えません。キャプテンが気づく。その行為を見て自分が何をするべきかを考える。ここができないようでは次につながりません。キャプテンの成長が見える分、他の者の成長が物足りませんね。2年生、もう少し周囲が見えるようになって1年生に指示が出せると良いのですが。ここの「差」が間違いなく競技の「差」につながっています。甘い。

練習終了は12時20分。40分で終わりでした。その中で何ができたか?不足する部分をどうやって自分で補えるか?雨に濡れているのでこの場ではやりません。不足部分を家できちんとできるか?各自の意識の問題です。最後の一押しを自分で行って欲しい。強く願います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スピード練習&慣れることの怖さ

2014-05-20 | 陸上競技
月曜日、この日は考査三日目。土日と時間が取れているのでそれほど慌てる内容ではないかなと思っています。あれだけ勉強時間を確保しているのだからできないと困ります。どれだけ時間をとってもやるのは自分自身ですからね。とにかく最低限のことをやるという姿勢は身に付けてもらいたい。

私は朝から職場訪問。終了後会議。そして会議。結局練習開始を16時としました。それまではひたすら勉強会。残り一日ですから最後のひと頑張りです。やりたいことがたくさんあったのでとにかく急いで練習を進めていくように指示。金曜日はぎりぎりでした。それにプラスアルファでやりたいことがあるのでとにかく時間を確保する必要があります。かなり急かしました。すると思った以上に時間ができる(笑)。毎回それくらい急いでやれば練習が倍できるのではないかという感じがしました。確認をすると「休憩時間が全くないのできつい」とのこと(笑)。関西の方の練習パターンはこのパターンですね。全く休みを取らずに練習を進めていく。だから2時間程度で練習ができる。実質3時間以上かかる練習内容でも間の時間を省略することで時間を短くしているのだと思います。サーキットではないですがある程度心肺機能に負荷もかかります。

走り自体はよく走れているなと感じていました。疲れも抜けて筋肉もフレッシュな状態になります。まー本当に疲れるほど練習をしているのかどうかは大きな疑問ではありますが・・・。それにしてもよく動くようになっています。バトンは1回目は上手くいきました。時間的に2本やったのですが2本目が・・・。うーん、どうなのでしょうか。タイミング云々は悪くないのですが2組とも「待って」という声掛けが必要な感じでした。良いことではありません。1回目に上手くいく。2回目も同様にいかなければいけません。そこの原因は・・・。

その後、県総体がある者はスタート。それ以外の者はショートを走りました。上級生がスタート位置について集中しているときに別メニューで練習をしている1年生がワイワイ話しています。あり得ません。また、その際にピストルを撃つ。初めてやる者だったので説明が必要になります。いきなり撃つことはできません。1回だけ説明してすぐにやらせようとしているので注意。できるはずがありません。上級生は集中してスタート位置に立っています。「SET」がかかってから中途半端な失敗をすると集中も途切れます。すごく大切な練習をしているという感覚が欠落しています。

練習終了後、全体を集めました。問題点を明らかにするためです。1年生、入部してから1か月以上がたちました。学校生活にも部活動にも「慣れ」てきています。こういう時に大きなミスが生まれるのです。「自分は大丈夫」と感じ始めたときに油断が生じる。実際はまだできていないことが多いにもかかわらず、いつの間にか自分たちは「できるようになっている」と勘違いする。それにより取り返しのつかないミスが生まれるのです。スタート直前の話声。集中する場面で自分たちのチームメイトの集中をそぐような行動をする。上級生の練習の邪魔をするということはありえません。慣れてくるからこそこういうルーズな部分が浮き彫りになるのです。他の部活動の生徒には絶対に分かりません。アバウトな部分が多い競技が多いですから。しかし、陸上はそうはいきません。そのことを理解できないというのはどうなのか??

更には「できているつもり」になっていることの怖さ。大してできていないにも関わらず、自分たちはできていると勘違いする。本当はもっと気配りをしたり自分から動かなければいけない部分があるのにそれをしない。「分かっているつもり」で終わり。上級生だから準備をしなくて良いとは思いません。全員で準備と片づけはするべきです。練習中のバトンの手伝いも同様。しかし、下級生が率先して動くということは重要です。1年生の分が大幅に増えています。この中で「働く者」「働かない者」が生じるのは許されるべきではない。同様に働くべきです。t九艇の人物だけが気配りができてそれ以外の者ができないという集団では困ります。

このこと。上級生にもつながっていると思います。バトンで1回目は上手くいく、2回目で「待って」と声をかける。これは1回目が上手くいったから2回目もうまくいくだろうという「油断」があると思います。ここ最近ほとんどミスをすることはありません。こういう時に「自分たちは大丈夫だ」と思うようになる。「最悪の場面を想定する」ということがなくなっていきます。これにより突然失敗をする。「慣れ」とはそういうものです。100回やって99回上手くいく。普段なら大丈夫と安心します。が、たいていその「1回」は取り返しのつかない場面で出てくるのです。絶対に大丈夫と安心している所ほどそのミスは生まれやすい。

昨年の県総体、4継でバトンミス。これは私の責任だと思います。練習でも本番でも一回もミスをしたことのない区間での失格。私自身が「大丈夫だろう」と油断していたところがあります。だからこそそのようなミスが生まれる。「細心の注意」を常に払っておかなければいけないのに「慣れ」ていて油断する。前回は選手の責任はありません。私自身の「慢心」「油断」から出た失敗です。そのようなことにならないようにこちら側も注意していく必要があります。油断はしない。慢心はしない。細かいところまで気を配る。「大丈夫だろう」は存在してはいけないのです。

県総体前に私自身も気を引き締めなければいけません。「なんとかなる」という油断はできません。だからと言って普段以上に厳しくするというのも違うと思います。やるべきことはきちんとやる。それ以上のことを求めて精神的に余裕がなくなるのは絶対に避けなければいけません。自分自身の取り組みに関してしっかりと見直していきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勉強会

2014-05-20 | 陸上競技
日曜日、この日は朝から勉強会。商業系の科目で教えて欲しいという選手がいたので個別に指導。練習問題を解かせながら必要な部分は教えていきました。合間をぬって自分の仕事も。朝だけで3時間はこの指導になりますのでかなり時間が制約されます。自分の仕事もやらないといけないのでうまくバランスを取りながら実施という感じでしょうか。

途中、休憩時間なのでしょうが声が聞こえました。うるさい。24時間きちんとしておけとは言いませんがかなり距離のある教室で指導していましたからここまで笑い声が聞こえるというのは行きすぎです。「静かにやるように」という指示を出しました。私が直接行くと厳しい指導となりますので勉強を教えていた2年生に行かせました。「先生が激怒しているから静かに」と伝えるようにと。そこまで怒っているわけではありませんが、限度があります。休憩時間とはいえ別の教室で勉強している男子の邪魔になる可能性がある。そこまで配慮ができているのか?学校生活に慣れてくるとこのような部分が出てきます。油断というか気の緩みというか・・・。ちょっと考え物ですね。

15時くらいまで学校にいてそれから「職場訪問」へ。一旦帰宅してスーツに着替えて出かけました。今年度から卒業生が就職した場所へあいさつ回りをすることになっています。採用のお礼、本人の様子を確認、新規の採用のお願い。顔つなぎという部分もあると思います。卒業して終わりではなく卒業後も気にかけていますよと。実際、卒業生がどのような様子で働いているのかは気になります。学校に来て話をしてくれる卒業生もいますがなかなか来ない卒業生が多いですから。今回訪問した会社はショッピングモールの中にあるお店。販売関係の仕事なので平日よりも休日の方が良いということでこの日に伺いました。販売系の仕事は土日関係ないですからね。そう考えると私は??いつ休むんだ(笑)。

1時間近く話をしました。同じ職場に私が担任した子もいるので一緒に。上司の方が不在(!?)となったので3人で話をしました。それぞれ思うことがあるようです。高校生と実社会の違いを痛感する時期だと思います。それも大切な経験。途中涙を流していました。いや、私が泣かせているみたいだから・・・(笑)。

帰宅19時前。アー疲れたと思って車から降りるときに一緒に連れて行っていた息子が「なんかプシューっていってる」と言い出しました。何のことだ??と思って近づいてみるとなんと後輪がパンク。いい加減にしてほしい・・・。疲れ果てていましたがそこから自分でタイヤ交換をして一日が終了。せっかく休めると思ったのにこの最後のタイヤ交換により体力を使い果たしました・・・。疲れた・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手伝い&走練習

2014-05-18 | 陸上競技
土曜日、この日は中学校の大会の手伝いとなっていました。いつか忘れましたが毎年役員依頼が送られてくるようになりました。うーん、何がきっかけだったのかよく覚えていませんが(笑)。大会の手伝いをするために前日から実家へ帰っていました。子供たちも連れてなので行動が微妙になるのですが・・・。自分のところの練習もあるので15時前までの競技を手伝って帰らせてもうことに。わがままを言って申し訳ないのですが、やはり自分のチームの練習を全く無視してというわけにはいかないので。

前日に中学校の先生にお願いして陸上競技場を使わせてもらえないかと頼んでしました。サッカーで使用するのですが試合終了後、バトン練習などをしたいので可能であれば競技場を使わせてほしいと。快く話を聞いてくださり16時以降であれば問題なしとのこと。助かります。こういうこともあるので可能な限り中学校側のお手伝いもさせてもらうようにしています。持ちつ持たれつの部分があります。

今回の中学校の大会、男子100mで中学校新記録が出ました。これまでの記録が10秒64だったのですが、今回は10秒56。驚異的な記録です。インターハイでも決勝に残る記録。予選の走りを横から見ていましたが中間からのスピードは圧巻。まだまだ身体ができている感はありません。この子がどこまで伸びるのかは本当に楽しみです。ちなみにこのレース、スターターをしていました(笑)。ということで「中学校記録に関わった」という感じが多少なりともあります。まー確実に全然関係ないんですけどね(笑)。

16時ぎりぎりに戻ってきて練習。サッカーが長引いていたので30分は外で試合用のアップ。終了後すぐに中に入ってスキップやシザースを実施。これもすべて選手が試合の時に行うアップに任せておきました。このタイミングで卒業生が。うちのチームが初めて中国大会に行ったときに「女子キャプテン」です。もう2児の母親。まだお母さんという感じはありません(笑)。この子の学年は女子が1人。結構大変でした。県総体を経験させるために1年生の時は長距離を使って4継に出場。個人種目での出場は0でしたからリレーで行くしかありませんでした。それから2年たって初めて中国大会にマイルで出場。4分11秒だったと思います。この子たちの時代が原点です。非常に懐かしい気持ちでいっぱいでした。

練習は各自でアップをして試合と同じように並走。それからバトンという流れ。学校ではカーブがありませんから競技場でないとこのあたりはできません。それでも2本ずつとしました。たくさんできればそれでいいのかという感じもあります。実際のレースの時は1本で合わせないといけない。ミスをしたから次はやり直すというのではなくその1本にしっかりと集中できればいいと思います。女子はかなり安定。卒業生と話しながら見ていたので細かい部分は確認できていませんが「これまでで一番良かった」と言っていました。男子は・・・。まだまだ足りませんね。その場での対応ができない。もっともっとやるべきことを明確にしていく必要があります。

その後、個人種目がある者はタータンでスタートの確認。それ以外の者はカーブから直線の入りを繰り返しました。土の上でスタートをするよりもタータンでと思っていたのですが「感覚が・・・」といって数本確認して終わる者もいました。ここのタータン、何十年も張り替えることなく置いてあります。どうも感覚的に「柔らかい」ようです。「ふわふわする感じがある」とのこと。うーん、すごい話ですね。これでやるなら土の方が感覚がつかみやすいとも言っていました。贅沢な話かもしれません。しかし、こういう「感覚」というのはすごく大切なんだと思います。本人しかわかりませんから。

スタート確認が終わってから全員がカーブから直線の入りの練習。スピード的にもよく出ていたと思います。少し話が前後しますが練習後、「良く動いていた」とある選手に話すと「動きがスローで・・・」と言っていました。しっかりと進んでいるにもかかわらず「速く動いていない」ことに問題を感じているようでした。例えばうちの両エース、走りのタイプが真反対です。一人は大きくてストライド型。ピッチはそれほど速くありませんが重心移動はしっかりとします。もう一人は完全にピッチ型。ストライド云々ではなく最後までハイピッチを保って勝負する。かなり疲れると思います(笑)。話をした選手、どちらかというとストライド型です。元々速く動くのが苦手(短距離選手としてどうなのかという話ですが(笑))。その選手がピッチを求め続けても自分の良さは出せません。カーブから直線への走りの部分でしっかりとスピードに乗っていたので問題はないのです。それを「ピッチが・・・」と言い出したら全く話は進みません。ちょっと考えていかないといけないですね。

最後に120mを数本。大きなエースは男子とそれ以外の女子は全員一緒に。男子の短長は250mを。それぞれに課題を置きました。少ない本数に絞っているので一本一本をどれだけ高いスピードで走れるか?質の低い練習をしても仕方ありません。女子は小さなエースに引っ張られて全体的に良く走れていました。ここ最近でいうと一番いいなという感じです。1年生の女子は数メートル前から出して逃げることが練習。全員が必死になるための練習ですね。良い走りでした。大きなエースは男子と。実は新入生で面白い選手がいます。確実に11秒台で走るだろうなと感じている選手です。この日の大きなエースはよく進んでいました。昨年の中国大会並みの走り。それでもその前を走ります。練習を始めて1か月ですがよく走ります。大きなエース、他の男子には勝っているので問題ないのですがどうもこの1年生に「勝ちたい」様子(笑)。まー良いことなんですけどね。あまり勝ちたい勝ちたいとなると自分の走りを見失ってしまうので冷静にやってもらいたいものです。

良い走りができていました。とにかく疲れを抜きながら刺激を入れる。絶対に走れると思います。この県総体、すごく楽しみだなと感じています。「勝負してやろう」とかではなく「なんか楽しみ」という感じでしょうか。私はどれくらい走るんだろうな~という気持ちでいます。これまでにない精神状況ですね。練習の途中で「うちが一番強かった時の選手は・・・」ということを大きなエースが聞いてきました。うちが一番強かったのは何年前なんですか??という質問だったと思います。即答。「今」です(笑)。多分一番強いと思います。今23歳、22歳になる卒業生たちの学年も強かった。これは本当に強かった。女子7人で県総体のトラック優勝を果たしました。全員が個人で中国大会に進みましたし、400m、400mH、マイルで優勝。かなり強かった。が、今もそれに劣らず強い。いろんな意味で強いと思いますね。精神的にというかなんというか(笑)。

まーこのあたりはまた機会があれば書きますね。強いなと思う選手たちです。少しでも良い状態で走れるように私も工夫していかないといけません。焦らずやりますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またも短い距離

2014-05-18 | 陸上競技
金曜日、中間考査二日目。この日も2時間で終了。毎日このペースですから生徒の負担はかなり軽減されています。一夜漬けでもなんとか対応できるレベルです。ここで毎日4科目くらいあると事前準備がしっかりと出来ている子、普段からコツコツやっている子が力を発揮するのでしょうが。まーうちの選手にとってはありがたいことです(笑)。

この日、食事前に練習してそのあとひたすら勉強会にしようと思っていました。翌日中学校の大会役員があるので気持ち早く帰宅して実家に戻ろうと計画していました。が、一人授業の打ち合わせが1時間あるということになりました。こればっかりは仕方ない。練習をやるから参加させないというのは良くないですからね。食事しながら打ち合わせに参加しても良いですよ、と言われましたがさすがにそんな失礼なことはさせられません。みんなと一緒の扱いでお願いしました。

ということで、第二案で考えた13時練習開始という計画も取りやめ(笑)。結局、16時からの練習開始。おかげさまで仕事が順調に進みました。練習をするとどうしてもその時間はそちらに専念することになります。他のことをすることはできない。当然なのですが。このあたりのことを書くと「批判」になってしまうのでどうかと思いますが・・・。勤務として義務付けられているものではない。多くの人の善意で成り立っている「部活動」です。そこに対して多くのことを求められる。何度も書いていますが私は「好き」でやっているから良いかもしれません。世の中にはそうではないと感じている人もいるのです。選手が一生懸命にやっているからこちらも対応できます。まー言っても仕方ないのですが・・・。

練習自体は火曜日と同じにしました。時間的に限られているので最低限のことをやっておきたい。ショートスプリント中心の練習形態になっていますからめちゃくちゃ追い込むということは本当に少なくなりました。ときどき思い出したように折返し走をやったり前日のようにシャトルランを行ったりするくらいですかね。以前は階段を使ったサーキットもやっていました。これは間違いなく「心」が鍛えられます。今のうちの選手には必要ないことかもしれませんね。ここに書いたら思い出して「やりたい」という気持ちが強くなりますが(笑)。めちゃくちゃ走っても良いかもしれないという気はありますが、県総体に向けて疲れを抜きながら仕上げていく段階ですからそこまで走らなくていいかなと思っています。

いつも通りの流れで行い、ドリル、チューブ、並走、30&60で。私は話をしながら見ていたので横から走る姿を見ていません。これはどうなのか??という話ですが(笑)。30&60まで走るだけでかなり走ります。よく考えると他の学校の練習と比較したことがないのでひょっとしたら走っていないのかもしれません(笑)。うちはウインドスプリントを一切行いません。これもどうなのか??という話なのですが。スピードを上げて走るための準備段階、走りの確認のためのウインドスプリント。必要なのかもしれません。が、別にゆっくり走らなくてもいいやと判断しています。バトン流しというのもうちには存在しません。まして4人並んでバトンパスをしながらのんびり流しをするというのもない。良いか悪いかは全く分かりません。現時点では「必要ないのかな」と思っています。これも「考え方」だと思いますが。

で、バトンパスを行う。これはどうしても見ておきたかったので真横で見ることに。こちらはある程度安定。1本だけ「まって」という声がかかりました。前の1本で少し詰まったので1足長伸ばした後の出来事でした。こういう部分が気を付けないといけない所ですね。毎日走力が安定するわけではありません。お互いの調子を判断しながらやっていく必要があります。この2本目はバトンを受け取る側がこれまでにないスタートを切りました。早出というよりはすごくいいスタートをした。これによりバトンが流れました。いつもこのスタートが切れる。高いレベルで安定すればもっバトンはスムーズにわたります。上手くいかなかったバトンを意識するのではなく、「なぜそのようなことになったのか」をしっかりと考える必要があります。バトンが渡らないから渡るようにする。そんな話ではないと思います。

各区間2本ずつやって終了。予定通りの時間に終わりました。選手から「20回に1回あるかないか」と言われました(笑)。いつも予定していた時間よりも確実に時間をオーバーします。この日は終了した時間が本当にぴったり(笑)。他の選手にも伝えられ「おー」という歓声が(笑)。それほど珍しいことだったのでしょう。

かなり走れるようになってきているなと感じています。選手には不足する体幹補強を絶対に家でやっておくように伝えて終了。時間が取れないからやらないというのではなく自分自身で家でやろうと思えばいくらでもできます。この時期に補強で追い込むことはしなくていいかなと思っていますがそれなりにやっておく必要はあります。「強化」というよりは「維持」だと思います。そのために最低限の補強はやっておかないといけません。

良い感じですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャトルラン

2014-05-17 | 陸上競技
木曜日、テスト初日です。今回は日程的にはかなり余裕があります。テスト範囲もそれほど広くないので対応しやすい。前日は朝練だけ行って午後は勉強会としていますからかなり高得点が取れるはずです(笑)。

練習はテスト終了後すぐに行いました。県選手権の直前にシャトルランを体育の授業で行っています。これもblogに書きましたが女子の4継メンバーは配慮して頂き、後日行うことになっていました。この日、天気も雨だったので前日に選手にシャトルランをやってしまおうと伝えていました。どうせ外では走れない。それなら室内でヘトヘトになるまで追い込んでおこうというものです(笑)。

基本的に走りながら突然方向を変える動きというのはスプリントにはありません。切り返しの時に足にダメージがきます。さらにゆっくり走っていって少しずつスピードわ上げていくというのも短距離にはありません。簡単にいうと「うちの選手が最も苦手な練習」ということです(笑)。だからといってやらないわけにはいきません。わざわざはいりして日程を変更してもらっているのですからそれにきちんと応える必要があります。

担当の先生からは「10点取れるだけ走ればいいんじゃないか」と言っていただいたのでお言葉に甘えて「最低限のノルマ」の達成を目標にしました。こうなったらついでに他の部員も追い込んでおこうということで一緒に走ることに。大変だと思いますが練習です。時間的にはそれほど長くはありませんがひたすら走り続けました。

女子は全員10点になるまで走り続けました。これは立派です。基本的にシャトルランは「諦めなければどこまでも行ける」と思っています(笑)。以前特技「頑張ること」という選手がいました。いつもやり過ぎるくらい頑張る。夜体重を計って少しでも重くなっていてら外で走ってくるとか家で一人でサーキットをやったりと素晴らしい伝説を作ってくれました(笑)。その子が在学中、シャトルランで130くらい行っていたと思います。尋常ではないくらいの回数だったと思います。女子ですからね。シャトルランの内容を聞くと「ひたすら走る」という種目だったので「諦めなかったらどこまででも行ける」と判断しました(笑)。

特に10点取ってから先の回数は目標意識が持てません。どれだけ走っても10点ですから。自分との戦いになります。今のうちの練習スタイルでここを求めるのはちょっと違うなと感じています。10点取ったら十分。全員90回を超える所までいったので問題なしでしょう。男子は120回いかないといけないらしく半分くらいは届きませんでした。最高が149回。これもまずまずだと思います。

ちなみにうちの息子、小学5年生ですが体育でシャトルランを走って101回だったそうです。なかなか根性がある(笑)。一応学年で一番!!よく頑張りました。普段の生活ではすぐに諦めるんですけどね(笑)。

この日はこれで終わり。あとはひたすら勉強をさせました。午後から雨も止み暑くなりました。だからといってまた練習をするという無謀な事はしません(笑)。随分大人になりました(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日誌より

2014-05-15 | 陸上競技
テスト週間に入っているので特別目新しいことがあるわけではありません(笑)。短時間で練習をしてそれで勉強会ですか平凡な時間を過ごしているいます(笑)。

水曜日、考査前日。練習は朝練のみ。上半身のトレーニングが不足しているのでそれを補うための練習としました。一応「シャフト補強」が良いか「メディ&自重負荷」が良いかを聞いていみると即答で「メディ」ということでした。朝からシャフトをするほど元気ではありませんね(笑)。想定の範囲内。一人は自主的に「ジョグをしたい」と申し出がありました。運動量が減っているので自分で工夫して運動時間の確保をしています。通常の練習は朝練のみとしていましたがこの選手だけは別で。午後に軽く補強をすることにしました。上半身が弱くなっているという感覚があるようでこの部分の克服のために自分でやっておきたいと。うーん、ずいぶん成長しています。

ここで日誌の話。前日に色々と話したり練習をしています。そのことに関して選手の日誌の内容を紹介しておきます。目の前に日誌があるわけではないので私の記憶に残っている内容を書いておきます。前日は朝練で速い動き、午後にショートスプリント。練習の時に「一つ一つの練習を大切にすること」という話をしています。

ある選手。『自分の武器は「ピッチ」。だから「速い動き」をするときには他の人よりもできる限り速く動くように心がけている。』 当然と言えば当然のことかもしれません。が、練習の中で「自分に必要」と感じて取り組めるかどうかです。与えられたメニューをただやるだけではなく「これをやればもっと速くなる」と信じて練習をすることができれば確実に効果は上がります。ここに関しては私からは何も言っていませんから自分自身で「やらないと」と思ってくれたのだと。取り組みの姿勢に変化がみられるのは確実ですね。

ある選手。『最近は歩く時にしっかりと体重を乗せるようにして歩いている。腰が遅れないようにすれば走りにつながる。』 この辺りもいい傾向ですね。私は何も言っていませんが「意識すればできる」ことをしっかりと自分でやっている。歩き方の話をここ最近した記憶はありません。ある大会の時に高校記録を持っている男子選手が歩いている姿を一緒に見かけました。その時に「何故あんなことをやっているのですか?」と質問されました。少し話をしていたのですがそのことをずっと意識してたのだと思います。驚きました。こういう意識になると「ジョグをしたい」と自ら申し出るようになる。人の成長というのはすごいものです。

更に。私が話した内容に「県総体」という話があったようです。県総体まで20日を切っています。そのあたりの話。『県総体が近づいてきている。でも、焦る気持ちは全くない。いつもと違うピリピリした感じになったらいい練習はできない』という感じの内容を書いていました。いたって冷静です。今のうちのチームの特徴は「明るい」こと。他県のチームとは違うかもしれません。みんなで大きな声を出して練習中明るい雰囲気を作るというのではなくなんとなくワイワイやっています。この雰囲気が今のチームには合っているのだと思います。これが過剰に緊張して練習をしていくと本番でも良いことにはなりません。

先日の県選手権。リレーの前のアップに少しだけ付き合いました。サブトラックから召集場所に行く間、とにかく話をしていました。それも「リレー頑張ろうね」という話はそれほどなく(笑)。競技に関する話をしていたのは間違いなと思いますが笑いながらいつも通りの感じで召集所に向かっていました。大会だからピリピリするというのは普通の状況ではなくなるということです。もちろん、これが競技中では困ります。競技に対する集中力を保ちながらもリラックスるるときはリラックス。この使い分けができるようになってきているのは大きいなと感じていました。そういう部分がこの日の日誌から読み取れる。

県総体は特別な試合です。この試合のために1年間かけてやってきました。が、「特別視」し過ぎて自分たちのやるべきことを見失ってしまうというのでは困ります。変な緊張感で自分たちの力を出せなくなる。大切な試合というのは選手も分かっています。改めてこちらから言う話ではないのかもしれません。私の性格的に言ってしまう部分はありますが今回は控えていきたいなと思っています(笑)。自分たちのレース。本当に勝負したいのであれば自分たちでそこに向けて気持ちも意識も向けていく必要があるのです。こちらはそれ以外の部分の準備をしていきたいと思います。結局やるのは選手(笑)。今回の日誌で強く感じました。まー選手がやることですからこちらはそれなりにコントロールできればいいのかなと。

選手から学ばされることがたくさんあります。自分自身も冷静に客観的に物事をとらえていきたいと思いますね。成長を感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考える&意識する練習

2014-05-14 | 陸上競技
火曜日、前日雨だったのですがこの日は朝から天気がよく暑いくらい。一気に天気が変わりました。この日の午後は走ることにしていたので不足する補強を入れておくことに。前日にやる予定だったメディ投げから始めはとはハードルを使った股関節周辺のトレーニング。これが地味にきつい(笑)。さらに動きの速さ(神経系)を意識した練習を入れて終了。30分程度でしたがかなり汗をかいていましたね。これだけ汗をかくと貧血になりやすい。気を付けないといけない部分です。

午後は勉強会をせずに先に練習。練習を始める前に少し指示をしました。とにかく集中してやること。短時間で練習をするのだからダラダラできない。効率よく練習をする。さらには短い時間だからこそ「声を出す」ことを重視する。雰囲気が重くなると面白くありません。特に最近また返事が小さくなってきている。意識しないとできなことです。このような基本的なことを繰り返し言われている間はなかなか強くなりません。上級生はそれなりにできるようになってきているのですが、やはり1年生は返事が不十分。これは上級生からも注意をされています。「体育会系」だとは思いません。「必要最低限のこと」なのです。

内容を削りながら時間の確保。メディ投げ、動的、壁の流れで。その後ハードルを使ったドリルをひたすらやるのですがこの間に何度も何度も「意識するポイント」について指示をしました。とにかくしつこいくらい。全員ができていないとは言いません。が、数人はいつの間にかやることに慣れてしまって「こなす」練習になっています。ここ最近の練習ではしつこく言い続けていますがこれが浸透しているのかどうか。ハードルを越えるだけであれば誰でも(?)できます。が、その中に技術的なポイントを入れているのです。そのポイントが意識できずにやるだけになっていたら身体を動かすだけで終わり。何も身に付きません。言い続けることで少しは変化が見られました。

スパイクを履いて走る前にいったん集合をかける。「意識すること」「考えること」の確認です。以前から技術ノートを書くように指示を出しています。練習中に指示されたこと指導を受けたことをきちんと自分で把握してノートに記していく。このことにより「自分がやるべきこと」が明確になります。が、練習場所にノートを持ってくるがそれに書いている様子がない。毎回同じことを言われているので書く必要がないという判断なのかもしれません。しかし、人は「意識する」ことで動きが変わります。大切なポイントに意識を持っていくことで練習の効果は間違いなく変わります。「分かっているつもり」でも実際はできていないことが多い。それをどうとらえるか?次につながる練習にできるかどうかです。

「走る」だでけであれば小学生でもできます。しかし、その中で「速く走る」となると違ってきます。陸上競技のスプリント種目ではほとんど道具は使いません。基本的には自分の身体を使う。そのためその身体の使い方や動きの意識によっていろいろなものが変わってきます。何も意識しなくてもできる選手がいるのも事実。しかし、うちは違います。基礎的なことを積み重ねていって走れるようになる。なんとなくやる練習ではなくて「何を意識した練習なのか」を明確にしていく必要があります。走る以外の練習でこの部分を意識できるかどうか。特に技術系は大事です。それぞれの練習の中に「大切なこと」が含まれています。その都度指示は出しています。多分他の指導者よりもしつこく(笑)。それがなかなか身に付かないというのは何かしらの原因があるのです。

並走をして30&60。この練習、実はすごく効果があると思っています。バトンの「出」の感覚を養うだけではなく明確な意図をもって練習をしています。が、ここ最近はこの練習で「走る」ことが明認になっている気がしていました。実際はもっともっと大事な要素があるのです。その要素を意識して練習をするとかなり効果がある。これは冬期練習の間に図を書いて説明をしていますが、時間がたつにつれて忘れられていき鵜。単に「走る」練習になってしまうのです。もう一度説明をしました。2人1組で行うのですがこの練習はそれぞれにとって意味がある。そこを忘れてしまって走るだけだと普通の練習です。「意識するポイント」が明確になるかどうか。

その前に話をしていたこともありこの練習は良い感じでできました。言われなくてもそれぞれがポイントを口にして取り組んでくれるようになるともっともっと効果が上がるのですが。専門の指導者がついて細かいところまで指導するスタイルの学校というのは実はそれほど多くないと思っています。メニューが指示されてそのメニューに従ってやっていく。時々ポイントの指摘。うちはずっと私がついています。その都度意識するところを何度も言っている。自分たちで「この練習のポイントは・・・」と話しながらできるようになるのが理想。分かっていても事前に意識しておくことで効果は違ってくると思います。

最後にバトン。少し多めに。まずまずです。明からミスは完全になくなりました。当然ですが。あとは細かい部分の修正。まだ余裕があったりします。バトンに完璧はありません。どれだけやってもミスが出る可能性はある。緊張の場面でやることですから。それでもある程度想定して練習をしていくことで効果は違ってくると思います。この日は全体的に走れていました。毎回これくらいの走りができると良いのですが。

最後に話を少し。練習時間は限られています。進学校では短時間で練習時間は2時間というところもある。他県の進学校ではそれでも全国入賞を果たすチームがたくさんいます。それはなぜか?集中と目的意識です。短い練習だからこそ1つ1つの練習の意味をしっかりと考えて取り組む。やるべき動きの意味を考え、実際にやる前にイメージして練習をする。何も意識しない100回よりもポイントを明確にしてやる1回の方が効果が高い。やったつもりになるのは100回ですが実際の効果は1回の方がある。うちの選手が意識を明確にして練習に取り組めば驚くほど強くなると思います。それだけの力は持っています。限られた時間だからこそできることがある。

さらにこの日は勉強会をしない。家で自分でやる。これも大事。「やらされている」勉強から「必要だ」と思ってやる勉強になると効果は上がります。ここでしっかりとがんばれる選手は競技も伸びる。当然のことなのですが「競技」だけを求めているわけではありません。やるべきことはしっかりとやる。ここができて始めて「高校生」なのです。しっかりと考えてもらいたいものです。

走り自体は非常に良かったと思います。疲労が抜けてくると身体が動く。ここに合わせて身体の調整などもしておいてほしいですね。時間があるときに整体などに行って身体のバランスを整えておくことは重要。比較的良い練習だったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする