kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基本の確認

2014-05-13 | 陸上競技
月曜日、雨でした(笑)。朝から雨が降り出していました。朝はメディ投げをしたいと思っていのですが計画倒れ・・・。うーん、あと30分持ってくれたら投げることができたのですが。これは言っても仕方ないので諦めて動きの確認をすることにしました。先日思いつきでチューブを使った脚運びの練習をしました。雨が降った時には場所を取らないのでこれでいいなという感じですね。それからもも上げ。久々もも上げです。時間が許すのであればやはりもも上げはやっておきたい。改めてそう思いました。

朝練が終わった時点から大雨。とても外で練習できる雰囲気ではありません。諦めて午後は勉強会を優先しました。17時半まで約2時間近く勉強してから練習にしました。屋外で走るのは不可能なので軒下でハードルを使って動きを確認してから廊下に入ってもも上げ。とにかく最初は少し狭い距離で行って伸ばしました。1時間程度で練習を終えるということでしたのでかなり焦りました。雨が降っているため駅まで歩かないといけないとのこと。18時50分に出ないと間に合わない。これを逃すと1時間程度電車がありませんからあわてます。それでももも上げはやりたい(笑)。ここに難しいところがあります。

このあたりで雨が止んでいたので確認すると「自転車がるのでもう少し大丈夫」とのこと。そこで5本くらい短い距離を走りました。バトンはできませんが短い距離の並走を実施。狭い廊下ですから30m程度しか走れません。止まるのに30m位必要になりますから。怪我をすると意味がなくなってしまうので確実に止まれる距離しか走れません。狭いところですからなんとなく速く感じますね。スピード感が出ます。前日は勉強会のみ、この日の朝もドリルのみですから「バネ」はそれなりにたまっていると思います。動き的にも良いかなという感じでした。

短時間で練習。やりたいことが多い私からすれば大変な作業です。色々と思うことはありますが多くは言いませんでした。雰囲気は明るい。すごく明るい。が、段々とやっていることに慣れてきて「流れ」で練習をしている感じが多少あります。1年生はまだわからないので仕方ないのかもしれません。上級生は「いつも通り」やっている。これが「慣れ」てくるとなんとなくやってしまう。この部分はすごく気になりました。

とはいえ、時間がないのでこの話は翌日にすることに。感じとしては良い練習だったと思います。まずまずかなと。
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ひたすら走る

2014-05-13 | 陸上競技
土曜日、テスト週間中ですが登校させて練習と勉強会。時間の有効活用です。家でじっくり勉強するほうが良いという考え方もあるでしょう。塾に通うという子はいないので学校で勉強時間の確保をする方がよいだろうなと思っています。商業系の科目で分からない部分は教えます。他の選手が勉強をしているので自分だけ手を抜くと行くことができなくなる状況を作る。これだけでも意味があると思っています。

練習は2時間をめどにしていました。この日は長距離も練習に参加させました。男子が追い込みの日にしていたのでそれに付き合わせる形です。今うちにも長距離選手がいます。追い込み」というか「競技に対する姿勢」という部分で短距離系と差が出ます。本人たちは一生懸命やっていると思いますが、その一生懸命に度合いが違います。これまで自分たちがやってきた練習の中でのやっているだけでそこから変わりきることができません。何かきっかけを与える必要があると思いました。先日の県選手権で800mでベストを出していました。800mが狙えるなら「短距離系の刺激」が必要になると言い聞かせて短距離練習に参加。

長距離種目もある程度「力」がある者が強い。普段何もしていなくても走ったら速いという選手はたくさんいます。もちろん練習は偉大ですからきちんと練習をすれば記録は伸びます。学生時代からずっと感じていたのですが長距離の方が簡単に記録は伸びます。語弊があるかもしれませんが。走る距離が長い分、努力種目だと思っています。1500mが5分かかっていた選手が練習をしていくと4分50秒になる。これは当然起こり得ることです。技術的な練習をするとかいう話ではなく「走っていれば伸びる」という感覚はあります。それが4分10秒から4分切りを目指すということになると専門的な練習が必要になると思います。100mで言えば15秒かかっていた選手が14秒台に入るという感覚に近いのかなと。

実際のところ、800mまでであれば指導したことがあります。400mの延長の800mでしたが。専門的な練習は0。400m系の練習だけで対応。長距離で行うインターバルなども行ったことはありません。もちろん、それなりに適性があったからそれで対応できたのですが。県で入賞して中国大会に進んでいました。このころは400mの出場枠が埋まっているので仕方なく800mという感覚もあったかもしれませんが、勝負できるのは400mよりも800mという感じでしたね。この子たちが800mで中国大会を決めたときにはさすがに涙が出ました。驚くべき結果だったと思います。

そういう部分があるので以前から「短距離系の刺激を入れたほうが良いのでは」という話をしていました。基本的に外部コーチに任せているのでそのメニューが中心。しかし、不足する部分は間違いなくあるのでその対応が必要になります。短長が行うようなハイスピードで走る経験は絶対に必要だと思います。通常のインターバルよりも確実にきつい。それを経験させたいと思いこの日は短長と一緒に走らせることにしました。ここ最近うちの練習は短短系に偏っていましたから男子で400mをやりたいという者は上手く対応できていませんでした。基本的に「短長」の指導が中心でやってきていましたからこちらの方が得意(笑)。とにかく「限界を超える」様な練習をさせようと考えていました。

練習は通常通りの流れ。長距離も一緒にハードルをやらせたりあれこれやらせました。「長距離だからできない」という概念は捨てて「できる」ということでやらせました。有無も言わさず(笑)。走り込みに時間を使いたかったので流れを重視して進めていきました。女子はバトンがあるのでそちらを優先しながら別メニュー。前日に折返し走をやっていますから疲労はあると思います。それでも得kン早退は3日間連続である。前日に強い刺激を入れたから翌日は全く走れないというのでは困ります。いつも通りの流れで行い、並走、30&60、バトンパスで。この日はバトンに時間をかけました。

並行して男子は走り込み。うちのグランドで最大距離130m。選手には120mと言っていましたが男子が走るときは130mにしていました(笑)。これの折返し走です。本来であれば150mでやりたいところなのですが学校でやるとその距離が確保できません。まー走り続けるという意味では同じかなと思っています。120mを5本3セット。短短男子はこの途中途中に入って走る。かなりきついと思います。長距離は6本。これまでに経験したことのない乳酸の蓄積だったと思います。スピードがない。だから持久力で勝負。しかし、厳密に言えば絶対にスピードが必要です。スピードがない選手がどれだけ持続しても勝負にはなりません。とにかく「スピード」重視。長距離は「今までやった練習の中で一番きつかった」と言っていました。当然ですね。これくらいの負荷に耐えられるようになると800mの記録はぐんと伸びると思います。もっと上のレベルを目指すのであれば300mのハイスピードインターバルも必要になってくると思いますが今の時点ではこの練習で十分。がっつり追い込みました。

女子はバトンをやってスタートの確認。最後に120m+60mを走って終了。前日のダメージが大きく一人は全く動いていませんでした。この子が大きく変わってくれるとうちが上のレベルで戦える可能性は高くなります。もう一人の2年生は抜群に動いていました。よくわかりません(笑)。体力的にはないのですが気持ちが変われば走りも大きく変わるという良い例だと思いますね。これくらいの走りができればあっという間に強くなります。期待しているのですがなかなか(笑)。前日の練習で気持ち的には変わってきているのだと思います。これを本物にできるかどうかが大事。短長のように120mで折返し走をする必要はないと思っています。「絶対に強くなってやる」という気持ちが持てるかどうかですね。

練習的にはまずます。なんだか細かい部分が書けていない気がしますが(笑)。ひとまず記録しておきます。また書きます。多分。
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あー

2014-05-12 | 陸上競技
更新したいなーという気持ちがあるのですが余裕がなくて何もできず。お許しを。

土曜日の練習について書いておきたいのですが、あれこれやっていたら時間だけが過ぎてしまいます。うーん、自分の力不足ですかね。

可能な限り更新したいんですけど。
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きっかけ3

2014-05-10 | 陸上競技
さらに続き。

女子は折返し走を。男子はシャフト補強をその隣でやらせることにしました。今の男子は未経験者が半分います(多分)。スポーツ経験はありますが陸上競技を本気でしていたという子が少ない。これから全国を目指して勝負をしようとしている上級生がどのような姿で全力で物事に取り組むのか?これまでとは大きく違う世界に足を踏み入れようとしているのです。それを直接目で見ていくことはすごく大切なことだと思います。走る練習ではなくシャフト補強をすることで見る時間もできてきます。そのために男子は別メニュー。今は勝負できませんがこれから先きちんと勝負するために必要なことだと思っています。

折返し走。これはこの子たちが一番苦手な練習ではないかと思います。冬期練習中もどちらかというとスマートな練習が増えていました。高校生らしくひたすら走るという機会が減っていました。高校生だから何も考えずにひたすら走れ!!という練習形態が存在するのかどうかよくわかりません。とにかく量を追うという練習が「高校生らしい」のかどうかと言われると疑問は残ります。しかし、1本だけ走って涼しい顔をして終わるような練習ばかりで本当に高校生が強くなれるのか?一部の素晴らしい才能を持ち合わせている選手であれば可能かもしれませんが、うちにいる選手は基本的に「普通の選手」です。時には泥臭いがむしゃらな練習が必要になる。そればかりでは強くなれないと思いますが、逆にスマートな練習だけでも強くなれないと思います。

これは私が感じているだけで本当は違うのかもしれません。私自身の指導力がないことを誤魔化すためにやっているのかもしれません。しかし、高校生にとってこういう機会というのは絶対に必要だと感じています。うちが一番優先しているのはやはり「スピード練習」です。さらには「体幹トレーニング」も。この二つがうちの練習のベースにある部分です。トレーニングはハードです。走るよりも負荷がかかります。それでも「走る中でがむしゃらになる」という経験がこの子たちを強く大きく成長させてくれると信じています。毎日毎日このような練習をするわけではありません。「絶対に必要だ」と感じたときのみ実施。良いのか悪いのか分かりません。しかし、私は「必要だ」と感じている。そのことを選手にも話しています。毎回はやらない。が、「自分で決めた限界」を越えるためには必要不可欠なことだと考えています。

3年生の女子は4往復1セット。量的には少し足りないのかもしれませんが走らせました。2年生以下がこの2人にどうやって付いていくか?普通に考えるとこの2人についていくのは不可能です。それでも2人と勝負できるようにならなければいけない。1歩だけでもいいのでついていく。動きが崩れてでも前を追う。何とかして話されないように粘る。こういう姿勢が練習中に出てくるようになるとすべてが変わります。1本だけの勝負であればそのような状態になる前に終わってしまいます。誰もが疲れてきて動けなくなる状態で自分自身がどう気持ちを作るか?諦めるのではなく動かない中でどうするのか?どう動かすのか?ここを各自に問うための練習です。

2セット目は下級生だけ。3年生には手伝いをさせました。というか自分から「私たちがタイムを計ります」と申し出てきました。1セット目の最初にも声だしをしていました。本当に大きな成長です。3年生になったからなのか?チームの中心であるという自覚が芽生えたからなのか?このあたりは分かりません。が、確実に競技に対する姿勢は変わっています。この部分を一番近くで感じている2年生がどう変わってくれるか?とにかくがむしゃらに。先のことを考えずにがむしゃらに走り続けることができるかどうかです。2年生の2人は持久系の練習が苦手です。初めて折返し走をやった時には1往復ですでに顔色が悪くなり尋常ではないくらい走れませんでした。その経験があるので「きついから無理だ」と意識が行ってしまう可能性がある。が、それをどうやって乗り越えることができるか?自分のために必死になることができなければいつまでたっても強くなることはありません。

5往復にしました。2年生、1年生についていくので精一杯。悔しいと思います。最初の1往復半くらいは勝っていましたがそれ以後は1年生が前を走っています。この現実の中で何を思うか?決して2年生が弱いというわけではありません。練習の得意不得意はあります。2年生にとってはこの練習は不得意分野。だからこそこうやって「自分と向き合う」時間としたのです。苦手だから走れなくていいやと思うようであればこれから数週間で壁を超えることはできません。1年生に前を走られるというのは2年生としてはかなりしんどいと思います。負荷的にというよりも精神的にですね。スタートは同じ位置にしていますから負けるということは確実にスピードや持続力で負けているということ。気持ちだけで勝てるほど甘くはありません。1年生もこの雰囲気の中でよく頑張ってくれていました。最初は3年生がしっかりと力を示し2セット目は1年生が頑張る。こうやって2年生に刺激を与えてくれるというのは本当に大きい。

終了後、倒れこんで涙を流している選手もいました。これだけで何かの「きっかけ」になります。最後に少しだけ話をしました。チームとして「4継を生かす」ためにどうするか?個人種目はもちろん大事です。3年生の2人は個人でも全国が狙える力がある。その2人が「自分のことだけ」考えてリレーに出場しないというようなチームであれば指導する必要はないと思っています。自分のことだけ考えて他の仲間のことを一切考えない。そのような選手の集まりであれば「チーム」ではない。それこそ勝手にそのあたりで走ればいいのです。「今」はそのような選手はいません。みんなで「リレーでインターハイ」という方向を向いていますから。だからこそ2年生のは成長してもらいたい。期待しています。やってもどうにもならない、話しても伝わらないのであれば言いません。もっともっと強くなれる可能性がある。力を出せば戦えるようになる可能性があるからここまでするのです。それを本人たちが感じ取ってくれるかです。

感情移入して周囲が見えなくなるのが私の最大の短所です。しかし、今回はすごく冷静です。この程度の負荷で怪我をするようであればインターハイは夢のまた夢。届くはずがありません。2年生の大きな伸びを期待したい。さらに3年生の「強さ」を見せてほしい。それがきちんとできればみんなが追い続けてきた「目標」に届くと思っています。良い選手が集まっています。しっかりと力を出し切れるようになってもらいたいですね。応援したいと思います。
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きっかけ2

2014-05-10 | 陸上競技
金曜日の練習の記事、タイトルに「きっかけ」と付けているにもかかわらずそれに関する内容が全くない(笑)。ひどい話ですね(笑)。書こうと思っていたことがあったので最初にタイトルを付けたのですが結局そこまで到達しないで終わってしましました。読んでいて「何がきっかけ??」という感じですよね。申し訳ありません(笑)。

ということで前の記事の続き。バトンの並走を終えてバトンパス。これは1本ずつとしました。ある程度の安定があります。これくらい安定して渡れば大会でミスすることはないと思います。あとはとにかく精度です。「渡ればよい」というバトンを目指すつもりはありません。「失格しない」という最低限の目標を達成するために練習しているわけではありません。お互いがトップスピードで受け渡しができるようにしていかなければいけません。この冬期練習ではかなりやってきたつもりです。練習をしなくても渡るところもあるのだと思いますがうちは違います。しっかりと練習をしていく中でそのバトンの精度をあげていく。時間はかかりますがやっていきます。バトンは時間の関係で1本ずつ。まずまずの感じで安定しています。

その後、全体を集めました。この日のメイン練習についてです。前の記事にも書いていたのですが3年生と下級生の練習を分けようと思いました。さらには男子と女子の練習も分ける。これにはいろいろと考えがります。改めていく話ではないのですがうちに2人のエースがいます。この2人を擁しているというのは他のチームにはない大きな武器です。12秒40以内の持ちタイムを持っている選手が2人いるというのは通常考えるとありません。もちろん、強豪校では「当たり前」のことかもしれませんがこれまでのうちの状況であればこのようなことは「奇跡」に近いことだと思っています。実際に県レベルの大会でも2人が決勝に残り活躍をしています。

が、他の女子がこの2人に頼りすぎだと感じていました。この2人がいるから4継が強い。そう思われています。否定できない事実ですがそれ以外のメンバーもしっかりと練習はしています。が、今の状況では「おまけ」という感じでしかありません。リレーは全員でやるもの。特定の誰かが頑張ってチームのタイムを引き上げるというのでは今後の勝負にはなりません。実際にこの段階で中国地区で4継で48秒台を出しているチームが6チームあります。2チームは確実に47秒台に入るでしょう。いや、46秒台も視野に入っているチームだと思います。現時点でうちよりタイムが良いチームが岡山2チーム、広島2チーム、島根1チーム、山口1チームです。この状況では「何とか決勝に残れるかな」という状況。県選手権ではエース2人がかなり疲労していましたから条件が整えば48秒6くらいは現時点でも出せるかなという感じではあります。が、これでは目標には届きません。

やはりカギを握るのは2年生だと思います。まだ「がむしゃら」という感じがありません。上級生が何とかしてくれる。そう思っていなくても結果的にはそのようなことになっています。自分達が0.2秒短縮するのと3年生が0.2秒短縮するのでは意味が全く違います。先日の県選手権で昨年の100mのタイム合計が2人で0.4秒遅い。昨年の4継ベストが48秒88です。今回が49秒06。2人が昨年並みに走るだけで48秒4です。危機感というか「自分たちがやるんだ」という強い気持ちが必要になると思っています。それが出てこない。今の2年生の課題だと思っています。一生懸命に練習はしますが「何が何でもやってやる」という感じが見ていて伝わりません。優しいのです。競技者といしてはもう少し貪欲にガツガツする感覚が必要ですね。

小さなエースの試合での集中力はこれまで見てきた選手の中で一番だと思います。自分の最大パフォーマンスを発揮するために周りが「怖い」と感じるくらいの集中をします。本人は「何も聞こえなくなる」と言っていました。練習と試合では完全に別人。それだけの「武器」があります。大きなエースは他の誰にも「負けたくない」という想いが強い。絶対に勝てやるという気持ちを持っています。「負けたくない」が大きくなりすぎてしまうことが課題ではありますが「勝負へのこだわり」は強いと思います。3年生にはこのような大きな特徴がある。では2年生は??となるとありません。このまま3年生頼りでインターハイまで連れて行ってもらうのか??自分たちの限界を超えて力を発揮しなければ可能性が低くなります。「がむしゃらに走る」「気持ちを前面に出す」ということが必要になると考えました。

そこで女子は全員「折返し走」を実施。苦手な練習です。それでも今後のことを考えると「必要な練習」だと思います。自分の限界を超える「きっかけ」として。この手のやり方を良くやっている気がします(笑)。先日大きなエースが悩んでいて自分の走りができなくなっていたときに強制的に折返し走をしました。試合の翌日ですから通常であれば行いません。それでも今後のことを考えると絶対に必要だと判断。これが「きっかけ」になったかどうかわかりませんが復調した感じはあります。先のことを考えずに目の前のことをがむしゃらにやるという練習が今のうちには不足する部分なのかなと。そればかりでは駄目だと思いますが時として「がむしゃらな練習」というのは必要だと思いますね。

また長くなりました(笑)。文章をまとめる力がないですね・・・。続きは別に・・・。
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きっかけ

2014-05-10 | 陸上競技
金曜日、前日からテスト週間に入っています。そのため木曜日は練習休み。勉強会のみとしました。県総体があるのでそこに向けて準備は進めていかなければいけません。とはいえ、勉強を全くしないで練習だけすればよいというのは当然違います。それなりに練習をするつもりですが勉強時間の確保はします。進学校では部活動禁止という学校もあるようです。うちは比較的柔軟な対応ができます。やりやすい部分はありますね。

金曜日も朝練は実施。規則正しい生活リズムを崩したくありません。テスト週間はどうしても時間が不足するので朝練でそれなりに補っておく必要があります。基本的な動きの確認しかしませんが、それでも重要な時間になると思います。30分とはいえ大きい。この日の朝、普段よりもハードルの距離を伸ばしました。重心の移動ができてきているのでさらに移動させたいというものです。ここのバランスは非常に難しいと思います。とにかく進めればいいという考えで距離だけ伸ばしていっても動きが崩れてしまって本来の目的と異なる危険性があります。これでは意味がなくなってしまう。見極めながら導入していきたいと思っています。上手くいけば(いかないと問題なのですが)かなり進み具合に変化が生まれると思っています。限られた時間を有効に使っていきたいですね。

午後からは走練習。前日全く走っていないのでそれなりに走っておきたいと考えていました。最初の段階では3年生と下級生は別メニューにしようと計画。これに関してはまたあとで書きますが「考え」がありました。感情論ではなくきちんとした「考え」の下で練習を組み立てているつもりです。朝練時に1年生女子に少しだけ話をしておきました。これは練習とは別なのですが「キャプテンが動くまで動かない」という部分。ハードルの練習でキャプテンが先頭に立ちます。準備をしていて少し遅れてもキャプテンが来るまで待ちます。これでは練習効率が悪い。やる練習は分かっているのだから準備ができたらやればよい。キャプテン任せになって来るまで待つというのは良いことではありません。この部分の指摘はしておきました。前の記事に書いたような内容ですね。

前日にしてしたのもあってか新入生も頑張って動こうとしています。が、なんだか「悲壮感」がある。これは良いことではないなと思っています。練習をするために何をするか??です。やらなければ怒られるから早く動こうというのでは「目的」が大きく変わってしまいます。そう考えると今の上級生も冬期練習中に何度かこのような状況があった気がします。私に注意を受けないように周囲の様子をうかがいながら準備をする。自分たちの練習なのに「怒られないため」の練習になる。これではよくありません。このあたりも通過しなければいけない部分なのかなという気はします。それでも「なんとかしないと」と思いながら動く姿が見られるようになったのはあります。多分、キャプテン等が指導をしているのだと思います。本当に成長しました(笑)。このレベルアップを色々な人に知ってもらいたいですね~。全く別人です(笑)。

ハードル終了後はチューブ、並走、30&60と進めていきました。相変わらず並走が下手です。1走、いつになっても距離感がつかめません。1走と2走の走力差は歴然としています。タイミングを逃したら絶対にバトンが渡りません。うちの4継はこの走順しかないと思っています。組み替えていく気は全くありません。高いスピードの者を組み合わせて前半で勝負をかけるというのも「戦術」としてはありだと思いますが、うちは信頼がおける3年生を2走と4走のエース区間に配置する。これは1年前から変わらずです。この二人に対する信頼は絶対です。そこにバトンをつないでいく2年生がどれだけ自分の役割を果たせるのか。これがチームとして重要だと思っています。「渡す場所」を決めて並走をしています。2走が速いのは分かっているはずです。それが上手く調整できるようにならないといけないと思っています。特にここ最近「ぎりぎり渡す」という感じが並走で見られます。考え物です。

「悪くはない」のですがこういう細かいところの調整がまだまだ不十分かなと思っています。ここが完璧にできるようになるともっともっとチームとしてリレーとして成熟していくと思っています。「参加する」だけのリレーであればそこまで求めません。勝負するためのリレーです。ここを忘れてもらっては困ります。細かいミスをどれだけなくしていくか。これで0.01秒の短縮になる。この積み重ねで勝負するのですから。

長くなりそうなのでまた別に書きます。
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雑感

2014-05-09 | 陸上競技
ちょっと思うことを。

「集団」についてです。ここ最近何度か書いていますがうちの陸上競技部としては珍しく部員が増えました。以前であれば「絶対に陸上競技部にだけは入らない」と言われていたものです(笑)。部活によっては午後の余暇を楽しく過ごすというものもあります。うちが特別だとは思いませんが「礼儀」だったり「基本的なこと」をかなり言います。さらに練習がきつい(笑)。球技であればゲーム形式で練習をすればそれなりに「充実感」があります。が、うちの部活ではそれはできませんしやるつもりはありません。本当は球技のようなスポーツこそトレーニングをしっかりやって「体幹」を強くしていく必要がります。小手先の技術だけで勝負できるほど甘くはないと思っています。

こういう部分まできちんと考えて競技指導をする人というのは実は少ない。競技かどうかという水準かもしれませんが。飽きずにできる種目であるのは間違いないと思います。陸上競技のように単調で地味な種目とは大きく違います。私はそれでいいと思っています。「楽しい」「わいわいやる」という部分だけで部活をする者を否定する気はありません。しかし、「基本的な姿勢」はどのスポーツでも身に付ける必要はあると思っています。挨拶をするというのは当然。周りを見て行動する。自分のやるべきことを考える。こういう姿勢が身に付かないのであれば公園で集まって遊んでいるのと大差ないのかもしれないと思っています。こういう書き方をすると「クラブチーム」の話になると思うのですが。

「競技志向」と「余暇志向」の違いかもしれません。うちの部は「競技志向」で行っています。近くの運動公園ではジョガーがたくさんいて夕方ともなると多くの方が身体を動かしています。これはこれでスポーツだと思いますし、健康づくりの一環としては非常に意味があることだと思います。が、高校生であればある一定の水準の基本的な姿勢を身に付ける必要はある。それを教えていくのは学校教育かなと。「家庭の教育力」と言われる部分もありますが集団の中での自分のポジションを知ることはできません。多くの人数の中で自分自身が何をすればよいのか、どう行動すればよいのかを把握することが大事。

話がかなりそれましたがうちの部活に大人数が入ってきました。経験者もいますが半分以上は未経験者。経験者と言ってもうちの練習パターンを把握できている者はほとんどいません。この中でどのように活動するのか?自分自身がどのように動けばよいのか。ここを判断して動けるようにしていかなければいけません。人は何もわからなければ「立っているだけ」です。これは仕方ないこと。上級生からすればイライラするでしょうね。しかし、これは最初誰でもそうなるのです。いきなり先を読んで動けるということは絶対にありません。周りの様子を見ることしかできない。

その段階で注意を受ける。「立っていても役に立たない」と。それにより「上級生のまねをする」ようになります。自分が何をしていいのか分からないので他の人がやっていることをとにかく真似をする。同じことをやっていれば「立っている」と注意を受けることはないからです。これが今のうちの新入生の段階。だから水曜日の練習で「マーク走をしてタイヤ引き」という指示が出ていたら1年生全員がマークを拾う。10人くらいでひたすら拾っています。いや、確かにそれも大事なことですがこれも労力が有効に使えていません。拾うだけなら4人もいれば十分です。少し前までは短距離部員6人しかいない中で同じことをやっていました。それでも十分できていたのですから。次にタイヤ引きをするという指示を出しています。半分が片づけて半分が次の準備をすればよい。「マネをする」ことから周りを見て行動するというレベルに進まないといけません。

これができるようになると成長は早いと思います。が、ここに到達するのは時間がかかります。周りが見れるようになるということは「自分が何をしなければけないか」を考えることができるということです。そこができないのであれば行動は変わりません。上級生は自分で動いた方が早いので自分でやってしまう。これが続くと下級生は育ちません。周りを見て動くことができるようになったら「指示を出す」ということも必要になります。ここに到達できるかどうかというのは本当に大きなことだと思います。今のキャプテンはこういう意味では本当に成長しました。本人も保護者も「キャプテンのタイプではない」と言っていました。が、今ではこの子の成長によりチームの行動は管理されています。他の子がもっとしっかりしないといけないなと感じる部分はありますが、それだけキャプテンの成長が著しい。競技力も目を見張るものがありますがこういう「キャプテン」としての役割を果たすという部分での成長が本当に大きいと思います。中学の先生がこの姿をみると驚くと思いますね。

集団の中でしか学べないものがあります。「苦手だからできない」という部分もあるのですがそれは「やっていないからできない」だけであってしっかりと訓練していけばできるようになります。新入生の行動に物足りなさは感じていますが今後のことを考えると今は我慢の時だともいます。県選手権の時のサポートにしてもまだまだできていません。やることが分からないのであれば紙に書いて行動を管理すればよい。何をしなければいけないかを事前に予測しておくことが次につながるのです。ここができるようになると大きく変わってくれるのですが。

陸上競技は「個人種目」です。しかし、行動するのは一人ではありません。集団で動く。集団の中で自分の存在をどう生かすか。ここが考えられるようになると良いなと思っています。完全な雑感ですがここ最近強く思ったので書いておきます。読み飛ばしてください。
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短い距離を走る2

2014-05-08 | 陸上競技
前の記事、全く練習について書けませんでした(笑)。忘れないようにきちんと書いておかないといけないのですが、かなりの確率で練習以外の話にそれてしまいます。これはこれですごく大切なことだと思っているのですが。

blogのアクセス数がまた増えました。なんなんでしょうか。また水増し疑惑ですね(笑)。あまり細かく書くとまた炎上する危険性があるのでどうなのかと思います。匿名性が高いネット社会、コメント等で「批判」を受けることもある。それを分かって書いていますが、アクセス数が増える度に「辞めようかな」という気持ちになります(笑)。注目を集めるblogをやりたくて書いているわけではありません。なんとなく書いていたら今に至るという感じなのです。これだけ細々とやっているblogに400人近くアクセスされるというのに違和感を感じます。うーん、どうなんでしょうね。

また話がそれていますね。練習は朝行ったドリルを丁寧にやりました。といってと30分練習開始が遅れている上に話をしていましたから最小限にしたのはしたのですが。時間の使い方を考えていかなければいけないと思います。やりたいことは山ほどありますが全てはできません。私の性格的に上手くコントロールしないとやり過ぎてしまう危険性がありますからね。それにより他のことができなくなる。ここのバランスが大切になってきます。

スキップをやってからそのまま並走へ。これは1本ずつ。小さなエースが「今日は動きません!!」と言っていました。この辺りの感覚はすごいですね。いつもと比べて身体が動かないと感じる能力は他の選手より抜群に高い。試合では絶対にないのですが練習ではかなり頻繁にあります。だからといって手を抜いて練習をすることはしません。動かないなりに走ります。この子はこれで十分だと思っています。いつも全開だと絶対に怪我をしてしまいますから。これもずっと近くで見てきたから分かることです。ここ最近は多くの先生に「表情がすごく良い」とほめられます。様々な部分でものすごく成長しています。チームの中心選手としての自覚がありますね。

この日の練習では大きなエースの動きが抜群に良かった。もう完全復活といった感じです。間違いなく昨年の中国大会前後の走りです。とにかく進む。ピッチは速くないのですがとにかく進むのです。悪い時は身体が浮きますがこの日はガンガン進みます。こうなってくると本人も手応えはあるでしょうね。が、この事に応じてバトンの足長などの変更が必要となります。これをあえて言わなかったのですが案の定ミスをしました。これはバトンをもらう方が対応しなかったのが原因です。普段はアンカーなのでバトンを渡すことはありませんが、バトンパスの練習では1走に渡すようにしています。今後の事を考えて必要になるかなという判断です。いつもよりもスピードが出ている相手に通常通りの出をしていたら詰まるに決まっています。判断する力が必要ですね。

バトンパスをやってからマーク走。これは3本。この時点で時間がなくなりました。本当に困った(笑)。軽いタイヤを引きたかったのでこれは絶対にやる。前日できていませんから絶対にやります。かなり軽いタイヤを準備していましたかは軽い負荷の中で走りを作るという感じですね。体重によりこのタイヤ引きが苦手な選手もいます。それでもかなり負荷を軽くしているのでこの日は走らせました。大きなエースは新入生の男子と一緒に走る。良い練習相手になります。新入生ひは勝てないだろうなと思っていましたがなんと大きなエースと同じかすこし前を走っていました。シューズでジャージを履いているにも関わらずかなり走れています。驚きました。すぐに11秒台に入ってくれるのではないかという感じがありました。なかなか面白い。

軽いタイヤとスプリントを組み合わせて走りました。セットを組んで行おうと思っていたのですが時間的な休みを与えることはできないと判断して連続で。連続といっても人数が増えてきたので自然にレストが長くなります。ここの対応策を考えていかないといけないと思います。タイヤをやると2年生の1人の走りが良くなります。パワーで走っているのかもしれないなと感じています。ここで効率良く走れるようになると通常のスプリントも飛躍的にレベルアップします。なんとか劇的に変わってもらいたいですね。小さなエース、「動きません」と言っていたのですがタイヤ引きが終わってから動きが戻りました。苦手な種目ですがやはり効果はあるというのが証明されていますね。進む感覚をつかむことができるのだと思います。

練習はまずまず。あとは課題となる部分。新入生がたくさん入ってきたのは良いのですが、まだ周りが見れない。何をして良いのか分からないから仕方ないというのはあります。が、分からなければ何もしなくて良いか?と言われると違います。前日にもキャプテンに「返事!!」と大きな声で指導されていました。分からなくても返事はできます。うちで部活をやるのであればこういう細かい部分がきちんとできるようにならなければいけません。さらに他の人について動くというのがあります。自分の行動に自信が持てないので他の人の真似をして動く。顕著だったのがマーク走終了後です。マークを片付けるというのを上級生が始める。すると他の者もその真似をして全員でマークを拾う。次はタイヤ引きをすると指示を出していたにも関わらず全員が同じ事をする。周りが見えないからこのようなことになるのです。ここが分かって行動が変わるようになるとチームは大きく変わると思うのですが。

良い部分も出てきましたが課題となる部分も明確になりつつあります。ここを克服できるかどうかで今後は大きく変わります。期待したいと思います。
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短い距離を走る

2014-05-08 | 陸上競技
水曜日、GWも終わりついに通常授業再開。といっても木曜日からはテスト週間に入るのでまた変則的な日程になるのですが。このあたりは非常に難しい部分ですね。前日に思うように練習ができなかったのでこの日はそれなりに走っておこうと考えていました。長い距離で追い込むというよりは短い距離を正確に走っておくことを優先。これは今のスタンスですね。ひたすら追い込むという練習が以前に比べ明らかに減ってきています。理由は「なんとなく」です。もっとがむしゃらになるときも必要なのかもしれないとは思っています。思うことがあるのでちょっと入れないといけないかなという気はしていますが・・・。

色々と考えながらこの日は朝練でハードルを。前日に行った「軸づくり」と「接地意識」のドリルがなかなか自分の中で良かったなと感じたので。これは県選手権の時に合宿で教えた選手が「今でもやっています」と言っていたので思い出しました(笑)。以前からかなりの頻度でやっていたのですがここ最近は練習の取捨選択の中でなくなっていました。効果はあるのですが時間の関係で割愛されていく練習は多々あります。ここは見直しが必要かなと思っています。毎回の練習時間にやるのは不可能。だからといって全くやらないというのも問題。上手く組み合わせて行っていきたいと思いますね。

午後は卒業生が来てくれました。卒業しても気にかけてくれているというのはありがたいことです。現役の選手たちもこの子にはかなり頼っています。2年間とはいえ毎日のように一緒に時間を過ごした先輩です。自分の中で不安になったり抱え込んだことを聞いてもらえる存在がいるというのは大きいと思います。こういう意味でも感謝しないといけないですね。1年生の姿を見て「部員が増えましたね」と言っていました。「烏合の衆」と化している部分は否めないですが・・・。人が増えることでプラスになる部分もありますがマイナスになる部分も多くある。効率が悪くなるのです。ここをどうやって克服するのか??考えものです。上級生になると視野が広がります卒業生くらいになるともっともっと周りが見えてくるようになりますから「手際が悪いですね・・・」という言葉が出てくるようになります。これを3年生も感じているのではないかと思います。ちょっと時間がもったいないなと感じるところがあります。

午後の練習の初めに少し話をしました。校納式があり練習開始が30分程度遅れていたのはあるのですがそれでも話をしていく必要があります。練習も大事。が、「心」を育てるのも大事。中途半端に練習をするよりはきちんとした心構えで練習をする方が間違いなく効果が高くなりますから。この日の話は「競争」の話。先日織田記念の際に中国地区ナンバーワンのチームの監督さんと話をすることができました。以前から親しくさせていただいていたのですが今回は思うことがあって相談した形です。チーム内で競争が生まれる。それによりチームは強くなりますが弊害も生まれる。ここに関してどのように指導されているのかという相談。まーこれまでに経験がないくらい強い選手が2人います。中学時代の実績から考えるとこの2人がこれほどハイレベルのパフォーマンスをしてくれるというのはだれも予測していないことだと思います。本人たちも最初は「12秒台が出したい」と言っていたくらいでしたから(笑)。

あれこれ考えて話をしました。今のチームが強くなったのは100%、大きなエースの存在があったからです。この子が2年次に県総体で優勝し、そのままインターハイへと進んでくれた。チーム内にエースが存在するというのはチームにとって大きなプラスなのです。この背中を追い続けることで他の者も強くなる。特に小さなエースはそれがあって強くなったといえます。基本的には負けず嫌い。1年生の間、2年生の前半は「我慢」の時間だったと思います。「チーム2番手」で我慢をしている。本当は勝ちたいのに勝てない。これはすごいストレスだと思います。だからこそ「強くなりたい」と思える。それで2年生の後半には「圧倒的に強くなる」という状況になりました。13秒1の中学時代の実績を大きく超えて12秒3を出す。負けたくないから強くなれたのだと思います。

こうなると大きなエースがプレッシャーを感じる。こちらも「負けたくない」という気持ちは大きい。それでも思うように走れない。支部大会では小さなエースに完敗。これは本人にとって辛いことだったと思います。県選手権では200mで負けて100mで勝つ。200mでの負けを本人がどのように受け止めるかです。100回やって100回勝てるというのは「勝負」ではないと思っています。どちらが勝つか分からないという水準の争いが「勝負」です。私はこの2人に「勝負」をしてもらいたいと思っています。お互いがお互いの存在をしっかりと認め、互いに利用し高めあう関係を作ってもらいたい。簡単なことではありませんがこれをやっていかないといけない。

2人が競争をする。どちらかが勝ちどちらかが負ける。これは仕方ないところです。全員が1位になることはない。1位になったからといって「自分は強いんだ」と浮かれていたら次は勝てないと思います。2位になったからといって「不満」を出していたらチームとしては最悪の方向に進みます。どちらかが勝ちどちらかが負ける。それは絶対に変わらない事実です。勝った者を認める。負けた者は次は勝つぞと悔しさをバネにする。そういう関係がチーム内で作れるかどうかは大きな課題です。この二人がきちんと競争をしていくことで4継が強くなる。これができずにぎくしゃくした関係ができてしまうとチームは簡単に崩れます。そうならないようにこの二人はお互いを認め合いながらやっていかないといけない。

大きなエースが春先のスランプ(?)から復調してきたのは100%、小さなエースの存在があったから。これも間違いない事実です。大きなエースが一人で強くなったわけではありません。日誌に「小さなエースのおかげで走れるようになった。感謝したい。」と書いていました。お互いにそういう言葉をかけることはない。それでも感じてもらいたいところですね。負けたら素直に悔しいと感じる。「次は負けない」という気持ちを持ちながら相手を認める。そういう選手になってもらいたいと思います。

長くなってしまいました(笑)。練習には全く触れず(笑)。また書きます。
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予定変更・・・

2014-05-07 | 陸上競技
火曜日、県選手権の疲れを抜いて練習再開としていました。今度は一番大切な県総体に向けて準備を進めていかなければいけません。県選手権を終え、なんだかわかりませんがblogのアクセス数が大幅に増えました。こういう意味でも「注目を集めている」のだと思います。たまたまなのかもしれませんがある程度結果を出せると一挙手一投足を見られる。怖い話です。私のやり方自体はいきなり大きく変わったというものではありません。これまでもこれからもスタンスを大きく変える気はありません。まーマイペースでやっていきたいと思います。

練習は通常通り短い距離でやっていこうと考えていました。が、学校のグランドが使えません。この状況にあれこれ言っても仕方ないので我慢。限られた施設ですからそれぞれが我慢しながら使わなければいけません。外部から人が来ますがこれがまた・・・。練習をしている間を歩いたり、平気でボールが飛んでくる。危険ですよね??練習を見ている私の前を普通に歩いていく。なかなか・・・。

こういう状態だったので練習は基本的なことだけ学校のグランドで。いつもトレーニングをする場所を使って動きを行いました。これに1時間半程度かけたでしょうか。接地のポジションを意識させたいのもあったのでハードルを使ってクリアしながらの練習。ここ最近はほとんどやっていませんでしたが、「応用編」に入る前にしっかりと基礎的な動きをしておく必要があります。動きのタイミングと意識を明確にするためには必要な基礎ドリルだと考えています。

ある程度やってから下のグランドで走ることに。短い距離中心でやろうと思っていたので最初にスキップ走をしてシザース。そのまま並走へ。とにかくグランドの下が緩い。砂場よりはましですがかなり滑ります。並走をやっているときにいまいちスピードに乗らないものがいます。聞いてみると「脚が空回りする」とのこと。まーこれでは練習の意味がなくなります。「走ればよい」というものではありません。こちらとしても課題を持ってやっていきたいと思っているので少し考えました。30m&60mを1本ずつ。本当はもっともっと走っておきたいのですが。

マーク走をやるつもりでしたがあまりにも滑る。走るだけで砂煙が上がります。「かなりパワーを使う」ということだったので3本やって取りやめ。これが冬期練習であれば条件に関係なくある程度走りますが今は違うと思います。効率よく走りたいのですから無駄にパワーで押していく走りはしたくない。意味のない練習をしたくないなと考えました。

実は前日にある方にアドバイスをもらいました。我々の年代のスーパースターです。機会があって少し話ができるようになりましたが当時は恐れ多くて遠くから見ているだけでした(笑)。今回、「ショートスプリント」の感覚についてどうしても気になっていたことがあるので聞いてみました。また、意識していたポイントなども合わせて。その中である選手の課題を相談したところ「こうしてみたらどう?」という部分がありました。早速指示をしてやらせてみたのですが本人も「前のように進む感覚がある」とのこと。自分の力だけではなく多くの人の力を借りるというのも大切なことだと改めて感じました。これが次の練習につながっていければ面白いと思います。

この練習中に新入生がモタモタしていました。みんなが同じことをしている。周囲を見ることができません。ここに大きな課題ああります。新入生だから仕方ないという考え方はできません。いつになったらできるのか?やることが分からないから仕方ないではないのです。私が言う前にキャプテンから指摘されていました。さらに指示を出された後、何もしないで行動するので大きな声で「返事!!」と言われていました。体育会系ではないですが「基本的なこと」は徹底しておかなければいけません。これを私ではなくキャプテンから言われる。すごく大切なことだと思いますね。

走る練習は早々に取りやめ。翌日に回しました。不足する練習を補うために学校に戻って補強。本当であればシャフト補強をしたいところですがやりすぎると翌日走れないので我慢(笑)。それでも1時間程度かなりの負荷をかけました。単にトレーニングとうのではなく可動域を大きくしたり、反発を上手くもらうための練習です。それなりにできたかなと思います。

まだまだ足りないことは多くありますが少しずつ確実に成長しています。残された時間を有効に使ってもらいたいですね。
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