kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする2

2016-05-26 | 陸上競技
続き。ちなみにここに書いている内容はすべてミーティングで話したわけではありません。こんなに長く話しても誰も記憶に残りませんから。一部分は話していますし、一部分は書きながら加えています。

「チームとしてやる」ことに大きな意味を持っていると考えています。それも「一生懸命にやる」から価値がある。「試合に出られるから出る」というのではなく「大きな目標」としてそこに向かうから意味があると思っています。「勝てる」から出るのであればこれほど面白くないものはない。「出ること」に意味があるのではないから。ここは「価値観」として大きな差が出る部分だと思いますが。

ミーティングの途中で「言われていることが分からない者がいるとすればこの時点で辞めたほうが良い」という話をしました。私がどのような気持ちで何を思い話しているのかを感じ取れないようであれば間違いなく「チーム」としての活動はできないと思います。力があれば話を聞いていなくても関係ない。そういう考え方の選手は「個人」でやればよい。「チーム」としての方針は明確に示しています。もちろん、指導する中で幅を持たせていますが根本的に共有できない者がチーム内にいるとそこから「ほころび」が生じることになります。一生懸命にやる選手が可哀そうですから。

男子に関しては「目標値」の再設定を伝えました。ここ最近の練習の様子を見ていると微妙だからです。目標は高ければ高いほど良い。これは絶対に間違っています。到達できそうにない目標を目指してもモチベーションの維持はできません。もちろんん、最初から目標値を高く設定しないというのではありません。最初は「遠い目標」であってもがむしゃらにそこに向かえばよい。が、実際にレースが近づいてきたときに「実現可能な目標」を設定しておく必要があります。

よく高校野球のチーム紹介に「ベストエイトを目指します」と書かれています。または「緒戦突破」と。高校野球やるのであれば「甲子園を目指す」のが当たりまえと言われるかもしれません。が、実際にすべてのチームが「甲子園」に行けるわけではない。各県で1チームのみが出場できる。最初から諦めて「緒戦突破」と言っていると思われるかもしれませんが、「身の丈に合った目標」が必要になるのです。全員が「オリンピック出場」を目標に掲げても実際に達成できるのは一握り。ブロック大会に行けるかどうかの選手がそこを目指すのは「非現実的」です。目指すことが悪いと言っているわけではありません。あしからず。

目標を持って進むことを否定するつもりは一切ありません。できる限りやって欲しい。中国大会に進める実力がある。その選手が「中国大会に行けたら満足」と最初から思って練習をしているようでは強くはならないと思います。前の年に中国に行ったのであれば翌年はインターハイを目指す。当然の流れだと思っています。毎年「中国大会に進む」という目標では実力を上げていくことはできませんから。

男子の4継、43秒前半が目標でした。今でもその気持ちは変わりません。が、最低限でもクリアしたい目標が必要になります。以前、43秒4を準決勝で出したが決勝に進めなかったということがありました。悔しいですがそれが当時の実力。このタイムであれば通常は中国ですがその年は果たせませんでした。中国狙いでやっていましたから満足や納得はできません。9番目で決勝に残れなかったのは事実として残りますから。それでも「43秒4」という記録は当時の選手が最大限の力を発揮して出した記録です。評価します。今回は43秒台が出せればという気持ちがあります。最低でも44秒3は出したい。それくらいの競技力はあるはずですから。最後に3年生の力に期待したいと思っています。

「結果」は大切だと思っています。上述しましたが一生懸命にやってきて出場したレースでの「結果」はその選手のものです。「俺はもっと練習すればいい記録が出せた」というような言い訳は必要ないと思っています。意味がありません。それなら「もっと練習すればいい」だけのことです。それをやっていないなくて「やっていれば・・・」というのは違うと思います。「負け犬の遠吠え」でしかありません。やるだけのことをやって出した記録であればそれは評価するべきだと思っています。繰り返しになりますがこれは私の「価値観」です。誰かに認めてもらいたいとも思いません。

だからこそこの県総体、最後の最後まで力を出してもらいたいと思っています。そのためには大会に参加しない選手がどれだけチームに貢献できるかです。サポートに徹する。ここが重要。男子の3年生、県総体に出場できない選手もいます。その気持ちも汲みとってもらいたい。もちろん、一生懸命にやっているから「気持ち」を感じなければいけないのです。そうでない上級生であれば「マイナス」にしかなりませんから。今はそのような選手はいません。だからこそ出場する選手は走れない選手の分まで力を出さないといけない。それを感じ取れるかどうかだと思っています。

3年生男子、支部大会以降は1年生の練習を引っ張る形で練習に参加していました。前からスタートしてひたすら逃げる。それを下級生が追う。そういう練習の中で少しずつ力をつけていくのです。下級生が一人で強くなるわけではない。上級生に引っ張られて刺激をもらいないがらやってきました。そうであれば尚更、走る選手は「先輩の分まで」走らないといけません。苦しくなってきたときに力を出しきる。これができるかどうか。3年生男子は「真面目な子」ばかりです。こちらが求めることを一生懸命にやろうとします。この1年間、変革の中で一生懸命に練習に取り組んできました。だからこそ本当は全員を県総体に出場させてあげたい。

が、実際に走れるのはリレーであれば4人です。全員が走るわけにはいきません。走れない選手がいるからこそその分まで走れる選手は一生懸命にならなければいけない。そう思っています。

うーん、書いていると思った以上に長くなりますね。文才がないのでしょう。まとめきれません。また書きます・・・。
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話をする

2016-05-26 | 陸上競技
水曜日、この日は朝から雨。雨が降ると少し肌寒い感じがありますね。風邪をひくというレベルではないと思いますが気をつけないといけないですね。

基本的にこの日は「休息日」としていました。少し体幹を締めるくらいの感覚ですかね。朝練は室内で腹筋背筋などを軽めに。リラックスした状況の中での体幹補強をやりました。それほどピリピリした雰囲気でやる必要はないと思っていたからです。朝ですし。

午後は本当に軽めに。練習前にもう一度全体を集めて話をすることにしました。ここまで来て何をするか。その部分の確認をしておきたいなと思ったからです。

陸上競技、他の種目と異なり「スタート地点に立った時点で勝負が決まっている」と思っています。そこまでにどれだけ準備をしてこれたか。スタート地点に立った時に「大丈夫」と思えるかどうか。あの時もっと練習しておいたら記録がよくなったかもしれないと考えてもほぼ無意味です。球技系であれば試合の流れなどもあり「下剋上」が起きることがあります。力が下のチームが「絶対に勝てない」といわれるチームに勝つこともある。「流れ」によって大きく変わるからです。試合時間も長いですし。

が、陸上競技の短距離系に関しては「そこまでの準備」が重要だと思っています。最後の週に慌てて「バトンが合わないから時間をかけて練習をしよう」なんてことは通常ないと思います。一朝一夕でバトンができるはずはないからです。当日に劇的にうまくなることはない。だからこそそこを迎えるまでにどれだけの準備をしているかだと思っています。

ここまで来たらもうやることはほとんどないと思っています。気持ちのコントロールのみ。何度も何度も言っていますが「チーム」としての方向性だけだと思っています。今回の県総体、出場種目はそれほど多くはありません。出場できる選手もいれば出場できない選手もいる。が、全員が「同じ方向」を向いておく必要があります。ほとんど関わりがない1年生も同様。1年生のマネージャーも同様。全員が「一つでも上に」という感覚を持たないといけないと思っています。中学時代にそのような指導を受けているかどうかは分かりません。が、今やっているのですから問題はないはずです。できないはずはない。

試合に出る者は出場するのが当たり前ではありません。県総体に出場したくてもできない選手がたくさんいるのです。その人たちが参加してくれているから勝ち上がって県総体に出場できる。「強いから出れるのは当たり前」ではないのです。勘違いさせたくはありません。それがわからないようであれば「出場する資格はない」と思っています。強ければ何をやっても許されるというつもりはありませんから。また、「チームTシャツ」を着て試合に臨みます。競技会場で「Hosho」の選手だというのが一目でわかります。一人一人の行動が大切になってきます。

周りから見て「勝って欲しくない」と思われる選手やチームであれば意味がないと思っています。もちろん、ライバル関係にあったり個人的に「好ましく思わない人」はいると思います。そんな部分をあれこれ言っても仕方ない。が、多くの人が見て「勝つに値する選手」「勝って欲しいチーム」であるかどうか。どれだけ力があっても「競技以外の部分」がきちんとできないような選手であれば「負ければいいのに」と思われるでしょう。そうなれば「マイナスのエネルギー」が発生します。勝てるものも勝てなくなる。やはり応援されるチームにならなければいけないと思います。

地元で練習をしていたら「すごくいいチームになったね」と言っていただくことがあります。こういう部分です。自分たちの行動を何度も見直していく必要があります。まー私がこうやってblogを書いていることを好ましく思わない人もいるかもしれません。それはそれ。選手には関係ない。選手は自分たちのやるべきことをしっかりとやってくれているはずですから。

だからこそ「チーム一丸となって」という取り組みが必要になります。出場する選手は「自分のため」「出場できない仲間のため」「学校の看板を背負っている」という感覚を持たないといけないと思います。「負けてもいいや」とか「どうせ勝てないし」という気持ちでレースに臨むのであれば「辞退」してもいいと思っています。ほかの選手に失礼ですから。勝ち上がって「県総体」に出場するのです。周りが「不快」に思うような考え方で競技に臨ませたくない。

また、出場できない選手は「全力でサポート」する必要があります。出場する選手が一番いい結果を出せるように最大限のサポートをする。それができないのであれば競技場に来る必要はないと思っています。「勝負しよう」と思っている選手の周りに一人でも「自分は関係ない」と思っていたり「遊び半分」で来ている者がいれば失礼すぎます。マイナスにしかなりません。

こういう大会は「チーム」としての戦いだと思っています。「総合優勝」とか「総合何位」とかで価値が決まるとは思いません。人数が多くて出場種目が多ければ「総合何位」とかには入ります。が、そこを目指すのは私は違うと思っています。結果的に「総合何位」とかになるのであれば意味があるかもしれません。「総合優勝するために○点取る」とかも「チームのため」といわれるかもしれんが・・・。

強い選手がいなければ「総合順位」の争いにはなりません。そこだけで「チーム力」を問われると普通の選手が集まるチームは「チーム力がない」という判断を受けることになります。私は違うと思っています。出場する選手が自分の力を最大限に発揮できるように周囲がサポートする。それを感じ取って競技に出場する選手が「最善を尽くす」こと。こういう部分で本当の意味での「チーム力」が問われるのだと思っています。中国大会に出場したから「良いチーム」かどうかはわかりません。

少し長くなりました。もう少しこの辺りのことを書いておきたいと思っています。おつきあいください。
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最終刺激2

2016-05-25 | 陸上競技
続き。といっても前の記事はほぼ練習について書いていません。私が勝手にこだわって「カラーテーピング」を欲しがっているだけの話でした(笑)。指導者としてのこだわりを持つことはいいことだと勝手に思っています。リレーにこだわるというのも同じことかなと。リレーに関心はなく個人種目に専念させたいという指導者もいるのではないかと思います。周りの人からすれば「どうでもいい」ことであってもある人にとっては「こだわり」であったりする。まー「カラーテープ」はあったらいいなという感じからスタートして「間に合わないかも」という感じになったから「それなら意地でも探す」となっただけですが(笑)。

またどうでもいい話を書いています。誰か止めて(笑)。

練習。本数を減らして短時間で終わらせることにしました。ここまできて練習をどれだけやっても関係ないと思っているからです。基本的にはレースの1週間前にある程度走れれば何とかなると思っています。「ピーキング」という部分からして「ピンポイントで土曜日だけ走れるようにする」というのは私の力では不可能です。「ある程度走れるようになっている」というのが確認できればいいと思います。狙った日だけ走れて次の日から走れないという調整がこの世に存在するのかどうか・・・。「ある程度」のレベルアップが図れればそれでいいと思います。


アップは前の記事に書いたように任せました。並走からは近くで見ることに。1-2走、3-4走は2本。2-3走は1本としました。この段階でまずまずかなという感じでしたから問題はない感じですね。そこから合わせ。この日の風は本当に強くて大変でした。走り云々ではないくらい風が強い。そういう状態もあって「追風」と「向風」の両方でやることにしました。もちろん各区間1本ずつです。上手くいってもいかなくても1本ずつ。追い風のバトン、かなり難しい条件でした。4走は追い風のような状態ですが3走は強い向かい風。この状況で「足長を決める」というのは難しい部分があります。それでもやるしないのですが。金曜日にもう一度できますから最終確認はそこで。この条件の中でのバトンをきちんとやりたいなという感じでした。

同じように向かい風条件の中でのバトンも。「同じバトンパス」という認識があるかもしれませんが全く違います。こういうことがあるのでお互いの調子とその時のコンディションをしっかりと確認しておく必要があるのです。「なんとなく大丈夫だろう」というようなバトン練習をしていたら上手くいきません。周囲からすれば「まずまずのバトン」かもしれませんが、私がやりたいバトンパスとはまだ差があります。お互いの走力を最大限に生かせていません。それでもかなり走れると思いますが「勝負がかかった場面」ではもっと高いレベルのバトンが必要になると思います。

そこからスタートを少し。追い風で実施しました。これもまずまずかなと。男子は不安要素があります。これでどこまで勝負できるか。残された時間でどうするかです。厳しい状況ではありますが「それまでに何ができるか」だと思っています。女子は「ある程度の水準」だと思っています。全員が100%かどうかは正直分かりません。私的には「走れるようになってきたな」と感じています。が、本人たちが「まだまだ」と思うようであればまだまだ伸び代があるのだと思います。その中でどうするかですね。

最後に追い風で120m。向かい風の中で走る気にはなりませんでした。前に進めるのかどうかの突風が吹くことがありました。幸い120mを走るときにはそこまでではなかったので良かったのですが。。走り自体はよく動いていたと思います。上述のように「男子」に一抹の不安があります。全体的によくなってきているとは思うのですが「キーパーソン」が・・・。女子に関しては総体に出場しない男子が引っ張る形をとりました。スピード刺激という意味ですね。必死に自分よりも速い選手についていくことでスピードが出ます。動き自体は良いと思います。細かい部分をもう少し修正する必要があるとは思いますが。

120mを走った後に60mを数本。これも必要な刺激だと思っています。しっかりとスピードを意識した走りをしておかなければいけません。本数は本当に少なくして終わり。トータルで2時間はかからなかったと思います。もう少し短くできたかなという気もしますが。

そこから片付けが大変でした。ポールのマットを片付けるのが命がけ。油断したらマットが飛ばされます。実際に片づけている途中で1度飛びました(笑)。練習どころではありません。近くの資材置き場からは砂が飛びまくっていましたね。黄砂もびっくりの砂嵐です。競技場から帰宅するまで怪我のないようにしてもらいたいですね。

練習的にはまずまず。いい感じで終われたと思っています。何故だか分かりませんが非常に明るい雰囲気の中で練習をすることができました。終わってから女子はずっと笑っていました。こういう雰囲気であれば勝負できるかもしれないという気はします。変に気負うのではなく「自然体」でいきたいですね。勝負をするからと言って「ギラギラ」していたら周りが引きます(笑)。普通にやっていくことが重要。

もう少し書きたいことがあるのでそのうち書きます。しかし、毎朝早く目が覚めます。5時には完全に起床しています。1時間くらいがblogを書く時間になっています。年齢的なものなのか!?とにかく起きるのが早いのです。そして二度寝できない(笑)。そんな感じで生きています。
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最終刺激

2016-05-25 | 陸上競技
火曜日、この日は朝から強風。日差しも弱く微妙な天気でした。やりにくい(笑)。朝は軽くドリル。競技場でやるときには道具を使わず試合と同じようなアップにしています。そのため道具を使ってのアップができるのは朝だけ。ここの部分はしっかりもやらせておきたいなと考えていました。

午後は競技場で最終刺激。珍しく色々なことが省略されていたので普段より30分程度早く始めることができました。いつもこれくらいの時間から始めることができると良いのですが。アップに関してはこの日もフリーとしました。試合に向けてのアップ。どれくらい時間がかかるかを把握しながらやるように伝えました。

ここで若干の問題発生。練習云々ではないのですが。前日にキネシオとテーピングをネットで注文していました。届くかどうか不安だったのでお客様センターに電話して確認をしました。翌日発送ということで頼んだのですが「発送日のお知らせ」メールを見てみると「木曜発送」とのこと。え?随分違うじゃんかー。すぐに確認の電話をしてみると「在庫がないのでメーカーからの発送になる」とのこと。うーん。できるだけ早く間に合うようにしてもらうということになりましたが怪しい。

実はリレーのマークを「カラーテープ」にしようと思っていました。色指定はないはずですから。チームカラーが何色なのかはちょっと把握できていませんが「スカイブルー」のテーピングを注文しました。ユニフォームなどに使われている色です。別に白でも良いのですがせっかくなのでということで。

ほんとうにどうでも良い部分なのですが、「使う」と思っていたモノが「使えない」となるとちょっと「悔しい」気持ちになります(笑)。何とかして手に入らないかと思って近辺のスポーツ店に電話。普通だれも買わないようなテーピングなのでどこにも置いていません。ネットで探しましたがなかなか。テーピング自体が400円程度なのに発送費が980円というショップもあったり(笑)。全力で探したのですがネットでも届かないパターン。もう少し足掻いてみたいなーと思っています。

サッカーのチームカラー等に合わせてテーピングを販売しているようです。県内でそういう関連のお店があるのかどうか分かりませんが。詳しい人に聞いてみる必要があるかもしれませんね。サッカー専門店とかってあるのかな?もっと早く考えておけば良かったのですが。ネットが便利なのですが。

知人の話によるとアメリカ大統領の来日やサミットが実施されるため、かなり交通機関に規制がかかるという話です。それにより運送関係が滞るとの話。そのお店に注文してもらっても金曜日までに届くのは難しいようです。そこまで考えていなかったなー。

間に合わなかったら普通のテーピングでやります(笑)。まー別にどちらでも良いんですけど、私としては「スカイブルー」の方が目立って良いなというだけ(笑)。選手には全く影響ないと思っています。大抵は私の「楽しみ」でやっています。どうせやるなら楽しみながらレースをする方が良いかなと思っているだけです。

話が大幅に逸れましたね(笑)。練習に関してはまた別に書きます。ナンダコレハ?!(笑)
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なぜリレーにこだわるか2

2016-05-24 | 陸上競技
続き。

というか、昔書いた記事を探してみたらめちゃくちゃ長かったので同じだけの事は書けないなと感じたのでその記事を貼っておきます(笑)

昔のこと過ぎるのですが。現役の頃の話はすでに「昔話」でしかありません。今の状態に活かせるかどうかは別物だと考えています。だとしてもここに示しておく意味がはあると。

大学2年生の時の話です。これが私の「リレーに対するこだわり」の原点だと思います。

今の自分があるのは・・・

今の自分があるのは・・・2

どれだけ当時の自分が小さかったか。恥ずかしい限りです。先輩方の最後のリレーを1人で台無しにしてしまった。この事は一生かけても償えないと思っています。そしてこのリレーがあったから今の私がいる。1人では出来ないことを他の仲間と一緒にやってきた。個人種目と言われる陸上競技でも「チーム」としてやる事で初めて分かることがある。

「チームの看板を背負う」という意味。1人ではなく多くの人の想いを背負っている。誰かを否定するのではなく「チーム」として同じ方向を向いていたら「失敗」も次につなげるための「種」となる。

もちろん今年はすでに「勝負」だと思っています。失敗を糧に強くなるという段階は過ぎている。毎回毎回が初めてのことになります。だからこちらからあれこれ指摘することになる。

リレー。これほど多くのものを獲る種目はないと思っています。そのために個人がどれだけ強くなれるか。チームのためい自分が出来ることをしっかりとやれる選手に育って欲しいと思います。

全ては「想い」です。記しておきます。
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なぜリレーにこだわるか

2016-05-24 | 陸上競技
ちょっと思うことを。

私は指導をする前から「リレー」に対してのこだわりがありました。現役最後の時には「個人種目」と「リレー」の狭間で悩むことはありました,が、やはり「リレー」に対する想いは大きなものがあります。

高校時代、それなりにリレーをやっていました。指導者もいないので自分達で勝手にやっていた部分があります。当時の私は「我」が強く自分さえ良ければという感じがありました。それでも先輩たちが「リレーに出るぞ」と言えばそれに従う。1年生の県新人ではヨンパで決勝に残りましたがマイルがあるから棄権しました。専門種目にしようと思っていたヨンパの決勝を棄権してまでリレーに出る。リレーに対する想いが強かったからではなく「出るぞ」と言われていたから出たという感じでした。今考えると本当にもったいない。もっと真剣にリレーに取り組めば良かった。

何となくリレーをやって過ごした高校時代。大学に進んでヨンパで全国を目指したいと思っていました。大学は地元の大学へ。ここを決めた理由は中学時代の先輩が「大学でやるなら一緒にやらないか?」と言われたから。尊敬する先輩でしたから「誘われた」とはしゃいでいました。必死に勉強しました(笑)。単純ですね。

大学に進学して400mを走ったら高校と同じくらいで走れました。それなりにブランクがあったのですが思ったよりも身体が動く。地元の大会に参加して走ったら50秒くらいで走れました。それによりいきなり大学のマイルメンバーに入れてもらいました。先輩方がどのような想いでやってこられたのかはわかりません。いきなり私が走って良いのか?という気持ちがありました。

高校時代はマイルは1走でした。間違いなく自分のことしか考えていなかったですね。それもあって大学でも1走が良いという話をしましたが却下(笑)多分2走を走ったと思います。当時、決勝に残ることが出来ない年が続いていたと聞いていました。とにかく決勝に残りたい。そういう想いで先輩方が競技をされていました。私はその中で「与えられた役割を果たす」ことしかできません。これまでの流れを把握しているわけでもない。それでも尊敬する先輩と一緒に走ることができる喜びがありました。

与えられた役割を果たし決勝に残りました。決勝のレースはほぼ記憶にありません。高校時代にリレーで決勝を走ったことはありませんでした。更には地区インカレの決勝です。雰囲気が尋常ではない。レースが始まる前から応援合戦。記憶に残っているのはそこまで。与えられた役割は果たしたと思っています。

そのレースが終わって地区インカレの「打ち上げ」が全体でありました。1年生ですから話をしたことのない先輩方もいらっしゃいました。入賞した選手はみんなの前で一言話をする。もちろん何を言ったかは覚えていません。話終わってみんなが適当に話を始めました。その時に当時4年生だったマネージャーさんから話しかけられました。それまでほとんど話をしたことがないからビビりまくり(笑)

その先輩から「本当にありがとうね」と言われました。最初何のことか分かりませんでした。「kanekoの走り、感動したよ」と涙を流しながら言われました。その時、やっと意味がわかりました。4年生の先輩方にとっては最後の地区インカレ。その最後の種目が男子マイルです。そこの舞台にメンバーが立つというのは陰ながら支えてこられたマネージャーさんにとって本当に嬉しいことだったのだと。微力ですがその力になれた。初めて「感動した」と言われました。私にとって大きな転機だったと思います。自分が一生懸命に走ることで誰かの心を動かすことができるんだという感覚。

それも1人ではなく「リレー」で勝ち取ったものだから更に意味がある。この時初めて「チームの看板を背負って走る」事の意味を知りました。1人ではなく。チームみんなの「想い」を背負って走る。その「責任」も含めてです。自分のことしか考えていなかった私の存在が初めて「意味を持つ」感じでした。忘れられないですね。

リレー。実はこれがスタートなんですが翌年、もっと色々とあって私の「リレーに賭ける」という想いは強くなりました。個人が強くなるためにリレーの存在がどれだけ大きいか。それを痛感したのが翌年の地区インカレでした。ここはどうしても書いておきたい(笑)。前から何度も書いているんですけどね。せっかくなのでまた書きます。

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ポイント練習4

2016-05-23 | 陸上競技
よく書きますね・・・。なんなんでしょうか(笑)。

スプリントに話を戻します。バトン合わせが終わってからスタート練習へ。本当はこれも「バトン練習」と同様にずっとやっていかなければいけない内容です。基礎的なことをやる時間が多くてスタートの時間が取れていません。春休みはかなり丁寧にやっていたのですが。これは私の反省ですね。できる限り音を聞いてスタートするようにしなければいけません。練習のどこかを削ってでもスタートを入れておきたいですね。

スタートもまずまず。1歩目の運び方&着き方があまり良くない選手もいたのでそこは指摘。まだまだですが一言声をかけると改善できる部分があります。恐ろしい能力。とにかくこの力を磨いていかなければいけません。本当にすごいことになる。男子はリレーメンバーを同じ組で競争させました。1走はカーブだったので直接ではありませんが。3人がほぼ同じくらいで走っていました。うーん、良いのか悪いのか。もう少しずば抜けて走ってくれてもいいのですが・・・。安定しません。

そこから少し休憩をはさんで「カーブ直線」を3本。60mです。カーブから直線に入るところにポイントを置いての練習。一番高いスピードが出るようにする。さらにはその感覚を覚える。感覚がつかめるようになればレースでも生きてきます。最初1本やったら力みが見られ回転が後ろになりつつあったのでその部分を指摘。膝の引き出しができなければ「無理やり走る」ことになります。これでは勝負になりません。力感があれば速いわけではないからです。見た目が速くても進んでいないことはよくあります。努力感とスピードがマッチしない。ここは気をつけたいなと思いますね。

最後にセット走。200mに出場する選手は150m+60m、120m+60m。リレー中心の選手は120m+60mを2セットとしました。もっと走ってもいいかなという気はしたのですが暑さもあります。それまでにある程度走っている部分もあります。抑え目にしました。以前の私なら「もっと走っておかないと」という気持ちになっていたと思います。が、この時期ですから無理に量を追わないほうがいなと勝手に判断しました。

これも良く走れていたと思います。感覚的には悪くないなという感じですね。走りの合間何人かとは感覚のすり合わせをしました。走っていてどうなのか。スピードは?動きは?
確認をしていきます。その中で少しでも良くなるようコメントしていく。こういう時には本人たちの感覚優先するほうがいいと思っています。もちろん根拠はありません(笑)。

男子に関しては多少の不安が残ります。エースがエースとしての仕事をしてくれるかどうか。女子は悪くないと思っています。どちらかというと良い。この差は何かを私も選手ももっともっと考えていかなければいけないと思います。「戦える」という感覚があるから良くなっていくのか。それともほかに要因があるのか。見極めていかないといけないと思います。

ちなみに、棒高跳びも練習をしています。G先生に頼りっぱなしですが。それでも金曜日は短距離の練習が終わってから2時間以上ポールの練習を見ていました。まじめに取り組んでくれるのでそれなりに形になってきました。細かい指導は全くできません。それでも「見ている」となんとなく「良いな」というのは分かってきます。。G先生が「あーだめだー」と言ってから何がダメだったのかを指摘するのをそばで聞いています。やるからには私自身も少しは勉強しないといけないと思っています。指導はできません。が、「良い」「悪い」くらいは指摘できるようになっておきたい。県内で棒高跳びの練習を見ているのは「2番目」だという自信があります。見ているだけですが。1番はちょっと基準値が壊れているので比較できませんが(笑)。

長々と書きました。まーこれが記録としてblogに残しておく意味があるのかどうかは不明ですが(笑)。
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ポイント練習3

2016-05-23 | 陸上競技
少し短距離系の話とそれますが・・・。高跳びの話を少し。

高跳び選手、4月初めの県記録会で足を痛めました。145と150を1回クリア。余裕のある跳躍でした。一応150がベストですからそこまでは無難に超えてきました。とういか昨年までは「高跳び」になっていなかったので時間をかけて「高跳び」になってきたという感じでしょうか。跳躍系は「才能」がある選手はそれほど練習をしなくても跳びます。誤解なきよう補足しておきますが「ある程度」まではほぼ才能でなんとかなると思っています。一定水準以上は「練習」が重要になりますが。

うちの高跳び選手、これまでは「走り倒れこみ」でした。冗談抜きで。跳躍という感じはありません。本人が「高跳びが好き」というだけでこれまでもっていました。それで150を中学時代に越えていた。ある意味「才能」かもしれません。ひたすら「跳ぶ」練習しかしてこなかったからできたことかもしれません。が、それでは間違いなく「頭打ち」になります。1年間かけて徹底的に(?)筋力を上げてきてスプリントを磨きました。

最初は間違いなく15秒以上かかっていたと思います。支部大会では4継の1走を走って51秒0の記録に貢献。ひょっとしたら13秒台に入っているかもしれません。スタートからの動きはほとんど練習していないのに1走にしたのでスピードの乗りは悪かったと思いますがそれでもそこそこ走れるようになってきました。

、県記録会、155の1回目で踏切足を痛めて終了。そこから1か月は跳躍練習ができませんでした。まったく踏切ことができませんでしたから。走ることもままならない中で無理やり4継
を走らせたという感じでしょうか。

基本的にスプリント系以外はよく分かっていません。それでも前任校の最後の時に高跳び選手がいましたから少しは勉強しました。もちろんもっともっと勉強しないといけなかったと思っていますが。タイミングよく転勤したら高跳び選手がいました。地味にやっていけばそれなりに戦えるようになるのではないかと思っています。

金曜日の練習でかなり良い動きをするようになっていました。クリアランスより前の動きが上手くいった時はかなり身体が浮きます。日曜日も短助走を中心にやっていました。145設定にして5歩。きちんとリズムアップできた時には余裕で越えます。私が見ているときにもかなり跳んでいました。で、私は短距離練習へ。最近は高跳びと棒高跳びの練習も結構な頻度で見ています。そしてやり投げは結構な頻度でBOSSに見てもらっています(笑)。お任せの部分あり。

で、高跳び選手には「そろそろ全助走でやろう」と話していました。少しして戻ってくると「先生、150が跳べました」と嬉しそうに報告。一時期は県総体出場さえ怪しいなという感じでしたから安心したのもあると思います。が、金曜日も150は越えていた気が・・・。と思って確認すると「5歩で150」だったそうです。おいおい。

前任校の選手、記憶はあいまいですが5歩で150がギリギリだったと思います。それで160を越えました。全助走の時にどれだけ同じことができるかは分かりませんが最低でも155はオーバーする感じはあります。驚きました。これまでの自己ベストが低いというのもありますが力がついているのは間違いないと実感できたと思います。

何度私に「高跳び辞めよう」と言われても「やります」と答え続ける。やりたいのだと思います。こうやって「好き」でやっている種目であればいつの間にか強くなるということはよくある話です。色々な意味で「天才」ですから好きでやっているうちは楽しいでしょうね。

本人には「150だったら中国辞退だね」という話もしています。何を偉そうに!?と批判されるかもしれませんが、中国大会の最初の高さが150だと思います。そこを余裕をもって超えないと中国大会では「NM」で終わりです。150を跳んだことで満足するレベルではないと思っています。私の中では今年度中に160をオーバーするくらいで考えています。来年度は身長を越える。ある程度の高い目標を持たないと面白くありませんから。

中国大会に行く。これは大切なことだと思います。が、本当はもっと上が目指せるのに「中国に行きたい」という次元で終わっていたら先には進めません。そこはあくまで「通過点」でなければいけないのです。だからこそ「150を跳んで中国」というのを目標にしたくはありません。中国で158位は狙いたい。それくらいを目指さないと次年度のインターハイはありませんから。

周りの人がどのように思っているかわかりませんがかなり本気で狙っています。あわよくば今年インターハイを狙いたいくらいの勢いです。まだ厳しいというのはわかっていますが結構本気で狙いたいと思っています。

あとで前任校の教え子に聞いていると「調子のいい時は5歩で155を越えていました」とのこと。すごいな。というかそれで全助走で160って(笑)。もっと跳べていたのかもしれません。今の子も全助走になった時にどれだけ調整できるかは未知数です。助走練習をしっかりとやるようにしました。中国に行くだけで終わらないように県総体である程度の結果を残させたあげたいなと思っています。

高跳びだけで記事が一つ書けました(笑)。なかなかですね。本当は「面白話」を書くと記事20は書けるのですが(笑)。
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ポイント練習2

2016-05-23 | 陸上競技
続き。相変わらず長いですね。しかし、このblogは陸上競技をやっている人以外が読む気にはならないと思います。かなり偏った内容しか書いていませんから。前はもっと「教育的な話」も書いていたのですが(笑)。気が向いたら書きたいとは思います。そのうち・・・。前はエビの話とかトマトの話も書いていたんですけどね~。

バトン合わせ。安定して渡っていました。女子に関しては「記録短縮」のための取り組みもしました。単純な話です。「勝負をかける」という気はありません。「博打」のようなリレーをしても意味がないと思っています。女子は「3走まで逃げる」というレース展開しか考えていません。最後は2年生に任せる。信頼するから2年生を最後に置くという意味もあります。4継は「先行逃げ切り」のほうが合っていると思っています。アンカーに絶対的な存在を配置できるのであれば良いですがなかなかそこまではいきません。配置しようと思えばできるのかもしれませんが「今」はその時ではないと思っています。

前任校の話になりますが2走と4走に「エース」を配置しました。1走で遅れた部分を2走が取り戻す。3走は1年間かけて練習をしてきたので「変更はしない」というスタンス。やはり3走が一番難しいですから簡単に変えるわけにはいきません。スピードレベルが1秒以上異なる選手同士をつなぐというのは本当に難しい。信頼できる選手に任せます。そしてアンカーは「勝負強い」選手でなければいけない。県総体の時にはかなり遅れて2位でバトンをもらい圧倒的な走りで優勝に導いてくれました。走る順番というのは本当に大事だと思っています。

今回はこれまでと異なる走順にしています。県選手権と同じ走順。あれこれ変えるというのは「不安要素」を増やすことになります。この走順でやると決めてそれを押し通すほうが合っているのではないかと思っています。今年は1年生の戦力がどこよりもすごいことになっています。そこを踏まえての走順としました。2年生のスプリント選手が昨年14秒台でした。3人のスプリント能力と比べるとどうしても落ちます。県選手権で13秒6で走っているのでもう変更しても問題はないのかもしれませんが「この走順で戦う」と年度当初に決めて話をしていますから変えません。信頼しての走順です。

レースの流れを重視して前半3人の走力差を最小限にしたいと思っていました。そのほうがロスが小さくなるからです。スピード差があるとどうしてもロスが生まれます。更には前半遅れると「早出」の危険性が大きくなると思っています。「遅れている」という部分はどうしても次走者が慌てます。それだけでも勝負がかかっているのだから0.01秒でも早く出たいという気持ちになります。心理的な要因も大きいと思っています。だからこそこの県総体は「選先行型」を選んでいます。1年生がチームの主力です。初めての県総体。見えないプレッシャーがある。別にここに書く必要はないのですが「走順変更なし」でいきます。最初から変える気は0でしたが。

そういう部分も含めて「記録短縮」のための策を打つことにしました。練習の感じからすれば「ある程度の記録」が狙えます。もう一歩上の記録を目指すためには「工夫」も必要になってきます。合わせを1本やってから確認して「若干の変更」をしました。まだ余裕がありますが「勝負をかける」場面ではないと思っています。まだ「余裕」を持ってのレース展開をしたいと思っています。

男子も同様に少し工夫を。が、こちらはそれほどできませんでした。金曜日の練習と大きく異なります。調子の問題なのか。こちらは「勝負をかける」必要があります。簡単に上のラウンドに進めないからです。今のタイムだけでいえば「運が良ければ準決勝に進める」くらいです。普通にやっていたら「不可能」です。ある程度の「チャレンジ」が必要になってきます。絶対的なエースがいるわけではありません。それぞれの走力を一気にあげることも不可能です。ある程度「戦略」が必要になると思っています。

うーん、記憶の整理という意味で書いていますが長くなりますね。こうやって書いておくと次に生かせます。別のほかの誰かに役立つというわけではなく自分自身の指導に生きてくる。前任校の記事が今の指導にも生かされているようにです。もう少し書いておきます。
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ポイント練習

2016-05-23 | 陸上競技
日曜日、この日も朝からかなり暑かったですね。季節的に「春」ではなく「夏」になっています。ここ数年「春」があったでしょうか?「冬」からいきなり「夏」になっている気がしますね。緩やかに季節が変わってくれるといいなと思いますがこれから先もきっとこんな感じになるのだと思います。

この日は12時から競技場が使えないので少し早めに集合してからの練習としました。高跳びとポールの準備があるので選手は8時には競技場に集合していました。練習開始は8時半ですがその時間から準備をすると練習時間がなくなります。以前に比べるとこちらが細かく言わなくてもそれくらいのことはできるようになってきています。出来て当然とういう部分もありますが。もう少し効率よく動けば時間を短縮できるとは思うのですが。

それでも予定開始時間よりは少し早く始めることができました。この日は大会でのアップを意識しての練習をするようしました。実際のレースと同じアップをする。それもどれくらいの時間がかかるかを確認する必要があります。男女別にアップ。逆算してどれくらい前から動き始めればいいかの目安になります。アップは非常に大事ですからこういう部分は重視しておかなければいけません。

また、その前の段階で「県総体に向けて」に話を男女別にさせました。それぞれの「目標」を明確にしておく必要があります。男子はリレーと個人種目が2つ。女子はリレーと複数種目で出場します。リレーでの目標と個人で目標をチーム内で宣言しておくことが重要だと思っています。思っているだけではなく口にしていく必要がある。自分がどこを目指しているのかをはっきりと口にすることは重要だと思っています。それに見合うだけの練習をしなければいけませんから。

そこから選手に任せました。一つ一つについてやるというのは県総体当日は難しいと思います。動きの感覚を自分たちで作っていく。それをサポートできる部分はしますが基本は自分たちでやることが必要です。近くにいるとどうしても声をかけてしまうのであえて距離を置くようにしました。遠目に客観視しながら練習をしていく。任せていかなければいけないところはたくさんありますから。

並走の辺りからしっかり見ることにしました。感じ的にかなりいいかなと。女子の4継はバトンが安定して渡り始めました。並走の最大の狙いは「ハイスピードでのバトン」です。ゆっくり走ってバトンが渡ればいいという感じではありません。基本2人でやるようにしています。ハイスピードでバトンを渡していくためには人数が多くなると難しくなるからです。ハイスピードでバトンを渡すためには最初のスタートの距離も重要になってきます。これでその日の調子も分かってきます。実は全ての練習に大きな意味があるのです。バトン合わせをする前の段階で「その日の調子」を把握して足長を変更するという部分にもつながっていくからです。

そこからバトン合わせ。これは1本ずつとしました。ここ最近繰り返していますが「試合では1本しかない」のです。一度ミスって次に合わせるという練習をしていたら試合でも同じことをしてしまいます。試合まで時間があれば「バトンの感覚を作る」という練習になるので本数は多く行いますがレース直前に何本もやらないと合わないという状況では良くないと思っています。「試合が近いからバトン練習をしっかりしよう」というのが一般的なのかもしれませんが・・・。慌ててバトン練習をするのは好ましくないなと。

そう考えているので先週の「木曜日」の練習は「あり得ない」と思っていました。全く合わない状態で1週間前というのでは「失格する」しかないからです。「運よく渡った」というのではなく「100%渡る」状況を作らないといけないと思います。あれだけしつこくやっていっても支部大会の男子は「ほぼ失格」レベルでした。ここにどのような原因があるかだと思います。相手の状態の把握やグランドコンディションを細かく確認していく必要があります。「失敗しないために何をするか」です。「ひょっとしたら上手くいかないかもしれない」状態でレースを迎えるというのはあり得ないと思っているからです。

師匠と少し話をしましたが「マイナス思考」の指導者はこういう部分がしつこいと思います。「何とかなるだろう」で上手くいけばいいでしょうが私は常に「上手くいかない」事のほうが多いですから。上手くいかない可能性があるという前提で指導をしていくとどうしても今のようなスタイルになります。無駄な準備になることのほうが多いのですが、それはそれで仕方ないと思っています。準備をしないでミスをするよりは準備をしておくほうが「後悔」がありませんから。できることを全てやるという感覚を持ち続けないといけないと思っています。

長くなりつつあります。ひとまずここで区切っておきます。長いな・・・。
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