kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

手伝い

2016-05-23 | 陸上競技
土曜日、この日は中学校の大会のお手伝い。数年間ずっとやっていましたが昨年はPTA総会&同窓会と重なり全くできませんでした。普段なかなか貢献できないのでこういう所で恩返しをしておきたいという気持ちもあります。

高校で指導をするというときにやはりその「前段階」が重要になります。中学で競技をやってくれている選手がいるから指導が出来る。選手が1人も来てくれないようであればやはりチーム作りはできません。実際にレースを見て魅了のある選手を発見する機会にもなります。タイムだけでは判断できない「動き」を見ることは大きいですから。

会場では今年本校を選んでくれた選手の顧問の先生にご挨拶をさせてもらいました。現状の報告です。それぞれが活動してくれていますからそれをお伝えするというのは大切。試合の結果だけではな普段の様子なども少しずつですが話すことができました。

また、前任校のときにお世話になった先生方にも挨拶をしました。前任校での指導が出来たから今があるという気持ちがあります。今後ともお世話になることが出てくると思うので話をしておきたいなと。中学校の試合を見に行っても役員が忙しいのでなかなか会うことができません。こういう機会は本当に貴重な時間になると思っています。

この時期ですから全力で勧誘活動をすることはありません。挨拶をすることくらいしかできまけん。まだまだ、知名度がありませんからこうやって大会に顔を出すだけで多少なりと知ってもらえると思っています。純粋にレースを見るのが楽しいというのもあります。

更には保護者と話ができました。誤解なきよう書いておきますが勧誘活動をするために保護者と話をしたわけではありません。前任校での教え子の保護者とお会いしたのであれこれ話をしていました。最後まで指導することが出来なかった事をお会いする度に謝罪させてもらっています。責任をきちんと果たせていない部分がありますから。「本人はtokushoを選んで良かった」と言ってくれているとのこと。本当にありがたいことです。県総体まで必死に頑張ると言ってくれていると話してくださいました。

競技指導をするというのは選手だけはありません。小学校時代のコーチ、中学時代の顧問、そして近くで支えてくださる保護者。様々な方の存在があるから選手は競技ができます。もっというと私が指導できる環境にあるのはそういった様々な方のお陰だと思っています。選手がいてくれる指導が出来る。その存在に感謝しないといけないと思っています。

この日は最後までお手伝い。暑かったですね。かなり日に焼けたと思います。なかなか分かってもらえないと思いますが(笑)。ジリジリ焼けるという感じですね。普段から黒いのでなかなか変化の度合いが小さいかもしれません。終了後は職場に戻り同窓会の手伝いを。うーん。なかなか大変です。

片付けも含めて終了は21時過ぎ。私は本当にサポートしかしていないのですが。ヘトヘトでした。

この日は競技場が全く使えなかったので練習は休みとしていました。時には気分転換も必要になると思ったので。最初は軽く練習をさせようと考えていたのですか、もういいかなと(笑)。高校生ですから学校生活も部活漬けでも良いとは思います。が、ストレス発散する時間や別のことをする時間があっても良いかなと思うようになりました。特別に何かあったわけではないのですが随分気持ちが変わってきました。単純にストイックになれば良いわけではない気がします。

まー私はほぼ休みなしですが(笑)。とりあえず書いておきます。特に中身のないblogになりました(笑)
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「想い」を感じる2

2016-05-21 | 陸上競技
続き。

並走でそれなりの「気持ち」を感じたのでそこからは練習で指示をすることに。とはいっても「リレーでやるべきこと」を全体を集めて確認しただけですが。前日は渡せないという状況さえありました。なぜそのような状態になるのかをもう一度確認。バトンが渡ればいいという気はありません。どのレベルでバトンパスをするのかという話です。前走者が緩めてバトンを渡したところで意味がない。お互いがトップスピードで渡るためにはどうするか。そこをペアでやっていなかければいけないと思います。何度も何度も本人たちが確認をしていってそれで初めて「リレー」をやる意味がある。

書いているとどうしても「女子」の内容に偏ってしまう傾向があります。今回の県総体に出場する選手は女子のほうが多いというのも影響しています。指導するときには男子もきちんとやっています。ひいきしていると思われるかもしれませんがそうではないと思っています。女子にひたすら声掛けをしているつもりもありませんし。一応、書いていて感じたので記しておきます(笑)。

この日、一度もバトンが渡らないということはありませんでした。こんなことをblogに書くというのは本当に恥ずかしい話なのですが。前日の練習はほぼその状態でした。この日はかなり良いバトンができました。これは特別ではなく「当然」の話にならないといけない。ある程度のスピードレベルの中でのバトンができた。やれば出来るのです。これが出来るかどうか。女子の3-4走のパス。走り終わって少し余裕があるかなと思っていました。が、3走が「思ったよりもカーブの向かい風が強い」というのを話していました。これが大事だと思っています。今走った1本に対してどうだったのか。それをきちんと理解して口にする。

こういう部分ではかなり「想い」を感じることができました。繰り返しになりますが1年生の女子の力はかなりのものです。単純に練習をやっていたらそれなりに強くなるとは思います。しかし、「普通」ではなく「圧倒的に強くなる」ことを目指しています。この3人が12秒3を切るスピードレベルにならないと将来的には戦えないからです。それだけの「潜在能力」はあります。それを引き出すためにはやはり「大切なもの」を共有させる必要があると思っています。2年生を中心にして「何が何でも強くなる」という感じを持って欲しい。

男子も同様。3年生にとっては最後の県総体。3年生以外が「足を引っ張る」ことがあってはいけない。2-3走のバトンは少し2走に長く走らせるようにしました。3年生の「意地」にかけたいからです。そこができるかどうか。ある意味「賭け」かもしれません。が、そこができなければ走力的に劣っている男子が勝ち上がれる可能性はないのです。最後の最後に力を出してくれるかどうか。ここは大きなことだと思っています。3年生が「戦う」「やり切る」という想いを持ってくれなければうちは戦えないのですから。バトン渡らないかもではなくて「絶対に渡す」のです。その気持が重要。期待したいと思います。

その後、スタート練習をしてから最後に120m+60m。200m選手は150m+60m。女子は男子に引っ張ってもらうことにしました。150mは「ちょうどいい感じで引っ張るように」という指示。ラストの30mに課題を置くようにしていました。本当に丁度いい感じで引っ張ってくれました。女子としては最高のペースでの練習になったと思います。かなり動きもキレてきました。面白いと思います。この子はスタートもスムーズになっていました。「想い」が入れば誰よりも強くなるのではないかと感じています。それだけの力がある。これを引き出すのが我々の役割。引き出せたら周りが驚く結果になると思います。本当に。

男子はリレーメンバーで競争。2年生男子がよく我慢して付いていました。これが重要。逆にいうと3年生がもっとしっかりと走らなければいけないと思います。それだけの「力の差」はあるはずですから。そこができないというのはまだまだでしょうか。2年生の「強くなるんだ」という「想い」と3年生の「意地」が相乗効果のようになれば面白くなるのですが。3年生、本当に期待したいのですが。

120mの女子は圧巻。いや、速い。この子を見ていて練習で「速い」と思ったことはそれほどありません。それでも試合では強い。以前一度「速いな」と思ったことがあってその直後に自己ベストを更新しました。それと同様の感じでしょうか。動き的には今のほうがいいかもしれないですね。まー過大評価と言われるかもしれませんが・・・。とにかく「速い」と感じました。以前は膝の引き出しがそれほどでもなかったのですがこの日の中間の動きは本当にスゴかった。レースでやってくれたら・・・どうなるでしょうか。本当に「速い」と思いますね。

女子1走。走れるようになってきました。この子も県選手権の時と比べると間違いなく良くなってきています。少し前まで痛みが残っていてバランスが崩れた走りをしていました。この日はかなり改善されてきていました。本当に自分でケアをしているのだと思います。全開かといわれると4月当初の動きがありますから9割位としかいえません。ちなみに県選手権の時は7割位だと思っていますが。冗談抜きで。後1週間、スピード刺激を入れていけば大丈夫だと思っています。大丈夫。

うちの女子4継。周りのチームから警戒されるかもしれないと思っています。それだけのメンバーがいますから。この記事を見てもらって状況は推測して下さい。この2日間でTokushoの時の話や「小さなエース」の話をしつこく伝えました。これがこの子たちのモノになっているのであれば「Tokusho」の「リレーに対する想い」は「Hosho」が引き継ぐことになります。勝負できる水準になると思っています。来年度ではなくまずは今年です。今年どうするか。

男子もいます。素直に一生懸命に取り組める男子ばかり。見ていて面白いですね。その選手たちを強くなるようにサポートしていきたい。3年生の男子たちの「想い」をなんとか形になるようにしていきたいと思っています。

思うことはいろいろとあります。時間があればまた書いていきたいとは思います。偏った記事になっているかもしれません。が、選手たちは1日で大きく成長できたと思っています。近くで子どもたちの成長を感じることが出来る幸せを感じます。人はやる気になれば大きく変われる。目の当たりにしてそう感じます。これが本物になってくれるかどうか。

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「想い」を感じる

2016-05-21 | 陸上競技
金曜日、この日から通常授業。天気は朝からかなり暑く、しんどくなりそうな雰囲気でしたね。基本的に私は暑さにも寒さにも弱いですから・・・。ダメですね。

朝練習はほぼ補強。朝練習自体は殆ほとんど負荷をかけないようにしています。不足する部分を適度に補うようにしているだけ。体幹補強などはやはり足りなくなりますからある程度の時間を作ってやっていかなければいけないと思っています。強い負荷をかけるというよりは「規則正しい生活をする」という感じでしょうか。寝不足になるということもそれほどないはず。多分ですが(笑)。以前も書きましたが集合時間を少し遅くしました。それにより保護者の負担も大きく減ったのではないかと思っています。まーこれは私が勝手に思っているだけなのですが(笑)。

午後の練習は競技場で。大掃除があったので少し練習開始が遅くなりました。こればっかりは仕方ないですね。多くの本数を走る気は最初からありませんでしたから長時間練習にはなりません。県総体の1週間前ですからある程度時間と本数を絞っての練習になると思います。休養日も設けますし。

この日の練習、「時間指定」をしてその時間から並走を行うことにしました。そこまでの練習は「自分たちでやる」という流れです。アップの内容などはほぼ決まっているのですから問題はありません。こちらが付いて「内容の指定」や「動きの確認」をするのは簡単です。が、あえて「突き放す」感じでしょうか。前日に「このレベルの練習をしていたら意味が無い」という話をしています。厳しいようですが「覚悟」を決めないといけないと思っています。更には「何が何でも」という意識が大切。私があれこれ言うからやるという感覚から抜けだしてもらいたいという気持ちもありました。

バトンに関しても自分たちでコミュニケーションを取りながらやっていく必要があります。私が毎回毎回指摘するよりは実際に走っている本人たちが「今のはどうだったのか」を確認していく必要がある。最終的には「自分たちで判断する」ことが求められます。それを私が口出しをしてしまうから「考えなくなる」という部分もあると思うので。私が口出ししすぎるのは良くないですね。

そういえば朝練の時に女子のリレーメンバーに「小さなエース」の日誌のコピーを見せました。Kさん許して(笑)。コピーする時に「何かの時に見せるから」と承諾を得ているので問題はないと思います。私が話している内容だけではなく「実際の選手の想い」を知ることは重要な事だと思うからです。自分たちと同じ高校生がどのようにリレーに対して感じていたのか。これが分からないようであれば勝負の舞台には立てませんから。

話をしてからしばらく放置。BOSSがいらっしゃっていたのであれこれ話しをしていました。その後、高跳選手が「跳躍練習に時間を取りたい」と申し出てきたのでそちらの練習に付き合うことに。県記録会で足を痛めてから支部大会と県選手権は棄権。実際に跳躍練習を始めたのはテスト週間中の土曜日からです。あきらかに専門練習が不足しています。とはいえ、やらなければどうにもならない。突貫工事のようになりますが。県記録会で1m50を1回で跳んでいます。練習では5歩で145を越えるくらいですからそれなりに力は付いていると思っています。あとは練習をしていくしかない。専門的に指導できるわけではありませんからある程度のことしかできません。それでも最低でも表彰台。ここを目指してやっていきます。

かなりの時間こちらについていました。気が付くと「時間指定」した時間になりそう。が、決めていた時間の5分前から並走を実施していました。おいおい(笑)。こちらが「絶対に」と伝えているのでそういう部分できちんとやったのだと思います。周囲の方がどう思っているかは分かりませんがうちの選手は「真面目」です。そういう意味では「遊び」がないと思います。私と同じ(笑)。

遠目に並走を見ていました。前日は本当にダメでした。並走でバトンが詰まったり遠すぎて渡らないという状況になる。後日談となるのですが金曜日の練習が終わってからマネージャーと「昨日のバトンはひどかった」という話になりました。自分たちでは分からないと思うのですが客観的な視点でみると「本当にダメ」でした。スピードも上がっていない、バトンも渡らないという中での並走を何本やっても意味がないと思っています。普段はここまで酷くないのですが、木曜日は本当に酷かった。私だけではなく毎日練習を一番近くで見ているマネージャーが「昨日はちょっと・・・」と感じるくらいですから。本人たちも感じていたはずです。

その部分を意識しながら並走を見ていました。この日の並走は合格点ですね。前日の練習がウソのようです。まー、私があれだけ話をしていますから「適当な練習」はできないのが当然ですが。これが出来るのであれば前日からもっと集中して練習するべきです。言い訳はあるかもしれませんが「質の低い練習」をしていたら勝負にはならないのですから。

少し長くなりました。続きはまた別に・・・。

金曜日は
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リレーに賭ける想い

2016-05-21 | 陸上競技
前の記事が「微妙」な内容になっています。これは「成長するために絶対に通らなければいけない道」だと思っています。どんなに良いチームになったときでも365日、最高の状態で練習ができることはありません。まだまだ若いチームですから様々な問題では生じます。これまでも複数ありましたが書かなかっただけです。

今回は「ここ最近で一番ダメだ」という感じでした。さすがの私も・・・でした。本当に数年前ならこの段階でブチ切れていたと思います。いやはや、本当に大人になりました。何度も書いていますがこれは前任校での「小さなエース」との出会いです。彼女の指導をさせてもらえなかったら今のような「心の持ち方」はできなかったと思います。その前の「何が何でもやる」というチームの雰囲気も好きでしたがその後の「やらないといけない時にはきちんとやる」という雰囲気も好きでした。私の関わり方も多い関わったと思います。

昨年も彼女の事を記事に書いていました。どれだけインパクトがあったのか?!という話ですね。昨年は「強くなるため何をするか」というテーマでした。

楽しくない事を楽しくやる

という記事です。彼女に出会うまでの私は「強くなるためには常にがむしゃらにやらなけれないけない」という先入観がありました。私が自分でやってきた道しか知らなかったからです。今年24~25歳になる卒業生は「練習中の先生は本当に怖かった」と言っていました(笑)。その割には扱いが適当でしたが。この子達が卒業して今の大学4年生が高校3年生の時まではかなり厳しかったと思います。それ以後は随分違います。

リレーに対する「想い」。これがわたしのスタンスを変えたのかもしれません。それまではマイル中心でした。ある程度厳しく追い込まないといけない。もちろん今でもかなり厳しく追い込んでいると思いますが「一方的」ではなくなったかなと感じています。選手たちの中から「リレーに対する想い」や「チームに対しての想い」が生まれてこなければ戦えないからです。ある一定の水準まではいきます。それが今のうちの段階。が、そこからは「本人達の意志」が大きく影響してきます。その時に「キッカケ」を与える事ができるかどうか。ある程度の成長を見せた時に何が与えられるかだと思っています。

女子には過去のblogを紹介しました。このご時世ですから批判の対象になる話でしょうか。まー私が過去に書いているblogを紹介するだけですから読むも読まないも本人達次第。

「小さなエース」のリレーに対する「想い」を読んでもらう事にしました。リレー練習がかなり曖昧だったので「失格する可能性大」だと感じていました。そうならないようにするためには「リレーに対する想い」が明確にならないといけないと思ったからです。

その時の記事をここにも記しておきます。他の誰かのためではなく自分自身のために。チームの選手のために。

県総体~女子4継~

これは「小さなエース」が2年生の時の記事です。練習で一度もミスした事のない二人が決勝でバトンミスをしました。その時の3年生の「想い」と小さなエースの「想い」です。必死にやっていても上手くいかないことがある。まだ当時は小さなエースは普通の女の子でした。この総体をキッカケに大きく変わったと思っています。

県総体~念願の初優勝~

これは1年後の話ですね。2年連続で決勝でバトンミスをしていた小さなエース。この決勝にかける「想い」は誰よりも強かったですから。あえてそれを抑え込んで「勝つため」に徹する。自分一人ではリレーは走れない。だから周囲に最大の気配りをしてリレーに賭ける。誰よりも勝ちたい気持ちがあるからこそ冷静にレースに臨んだのだと思います。

県総体~キャプテンの存在の大きさ~

この記事を読み直すと小さなエースの成長と「想い」に涙が出ます。この記事には日誌の抜粋も書いています。人は本気になれば変わるのです。それを目の当たりにしました。

そう考えると今のうちに来ている女子はもっともっと「上が狙える」と思います。力的には大きな差がありますから。が、本気になれなかったはそれまで。力があってもその力を発揮できない選手というのは星の数ほどいます。だからこそきちんとした練習をしなければいけない。そう思っています。私の責任でもある。

木曜日の練習がキッカケになると思います。この記事を書いているのは土曜日の朝なので既に変化は分かっているのですが(笑)。時には立ち止まったりしないといけないですね。過去を振り返る事で見えることもある。大切なことだと思います。

また書きます。小さなエースから学ばせてもらったことは今の指導に大きく生きています。感謝です。
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狙うところは・・・

2016-05-20 | 陸上競技
続き。

「精度不足」を感じていました。この状況でどのような練習をしても効果はないかなと。ここ最近、あまりきつく話をすることはありませんでした。が、このような状態では「戦う」というところまで届かないかもしれないという思いがありました。最後は「選手がどうしたいか」です。ぬるま湯の中で「なんとなく過ごす」のでは戦える可能性はないと思っています。「県で表彰台に上がる」ことが目標なのか。準決勝に進むことが目標なのか。「これまでの取り組み」よりは上だと思います。が、本当に必要な「取り組み」とは大きな隔たりがあります。

全体を集めました。厳しいようですがこのようなバトンをやっていたら戦えないと思います。その話をしました。数年前、練習で「全く話にならない」バトン練習をしていた時があります。前任校の話ですがインターハイに行った直後の県新人の1週間前でした。バトンが全く合わないのに普通に笑って話している。どれだけの想いをして上級生がインターハイを勝ち取ったのか。近くで見てきたはずの後輩たちが「渡らなくても焦らない」という練習をしている。厳しく話してやり直しさせましたが「全くダメ」でした。

その時に「このままであれば間違いなく失格する」という話をしていました。こちらは痛い目に合わないように最大限の配慮をして話をしています。が、実際にやる本人たちが「何とかなるだろう」という感じでは話にはなりません。当時「失格してして痛い目に合えばいい」と突き放しました。実際にレースでは失格。決勝に残って中国新人を目の前にして失格です。「なるべくしてなる」という感じでした。痛い目にあってから目が覚めて県体では「50秒1」くらいで走ったのではなかったかと思います。12秒台で走る選手0、走力の平均は13秒5くらいでしたから上出来です。が、時すでに遅し。勝負する舞台には立つことさえできなかったのです。

この日も「今のままだったら失格をする」という話をしました。男女ともにですね。昨年と同じつらい思いをして帰ってくるのか。3年生男子が涙を流していた姿を忘れたのか。もっとシビアにならないといけないと思っています。バトンに対する「こだわり」をもつ。このレベルのバトンをしているようでは「走力」があっても勝負の舞台には立てなくなると思っています。自滅して終わり。かなりきつい言い方をしました。一つ一つに対しての「取り組みの甘さ」が残っている限りは戦えないと思っていました。かなり突き放しました。

その後、直線でのバトン合わせ。この段階では女子は少し目が覚めたかなという感じになりました。無難にバトンパスができるようになっていた。が、まだまだ「コミュニケーション不足」は否めません。もっともっと真剣に一つずつをやっていかないといけない。本来であればこれは「バトン」に限らず全ての部分で言えることなのです。男子は・・・。早出をする、バトンが詰まるの繰り返し。冬の間に何度もやってきました。この期に及んでタイミングが取れないというのは・・・。勝負する前の段階です。

最後にもう一度話をしました。最終宣告です。このレベルの練習をしていたら「バトンはつながらない」のです。それを認識する必要がある。「参加するだけ」「完走するだけ」を目指すなら私が指導する必要はないと思っています。厳しいかもしれませんが。本当に勝負をするという気持ちで県総体を迎えなければ「とりあえず走りました」で終わりです。何度も何度も言いましたが「3年生にとっては人生最後の県総体」です。その総体を「納得して終わることができるかどうか」なのです。下級生は「来年がある」と思っていたら来年も力を出せずに終わるのです。その年その年の県総体を大事にできなければ次も同じ。何度も何度もチャンスは転がってきません。

常にチャンスは1度しかない。バトンをミスして「次は上手くいく」といっても「次」を試せるチャンスはないのです。県総体は1度だけ。予選でミスをすればそこで「終わり」なのです。だからこそ練習の間にどれだけ真剣に考えることができるかが重要。可能性はあるのです。しかし、その可能性を実際のものにする前に「終わってしまう」ことだってありえる。怪我をしてしまったらレースに参加することさえできなくなるのだから。そういう感覚を常に持ってもらいたいと思っています。

女子に関しては前の記事にも書きましたが「若いチーム」です。2年生の女子が一人で引っ張っていかなければいけない。ミスをしても「来年はインターハイを狙おう」という気持ちでいたら来年も再来年もその可能性はない。県を代表する選手が複数いるのです。だからこそ「シビア」にならなければいけない。中学時代の実績?それはすでに過去のことです。力があるから優しく接して厳しいことを言わない。遠慮して選手任せにする。そんなことは絶対にやりません。例外はない。

厳しく話をすのはなぜか。それだけの「可能性」を秘めているからです。突き放されないとわからない部分もあるかもしれません。ある意味、私が悪者になり選手が一致団結するなら安いものです。私がこの子達に好かれて仲良しこよしでやるよりは「勝負する」「先生を見返してやる」という気持ちになって全力でやってくれるほうが何倍も意味がありますから。

かなり突き放しました。ある程度のフォローはしますが。これで本気になれるかどうかですね。ここの部分が今後の勝負を決めていくと思います。女子、県選手権で4継で2位になりました。が、それは遠い昔に終わったことです。その余韻に浸っている場合ではない。プレッシャーのない県選手権と勝負がかかった県総体は全くの別物。その感覚を持ってもらいたいと思います。あくまで「チャレンジャー」です。余裕なんて一つもありません。必死に勝ち抜く術を探していかなければいけないのです。

勝負できるところまで「心」が育つか。最大のチャンスだと思います。必死になれるかどうか。そこだけです。

また書きます。上手くいかないと期待されるかもしれませんが(笑)。
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精度不足

2016-05-20 | 陸上競技
練習について。

この日は「短い距離を中心に」と考えていました。1年生にとっては高校入学後初めての考査。毎日のように「勉強をしっかりやるように」と言われていましたから見えない疲れもあると思っています。だからといって「練習をしない」という選択肢はありません。

話をした内容に不足分があったのでそこを補足しておきます。選手には「細心の注意を払うこと」を伝えました。この日の朝、自分に非はないのですが脇道から自転車が飛び出してきて転倒してしまった選手がいました。それにより擦り傷を負いました。大きな怪我でなかったことが唯一の救いですが・・・。自分は何も悪くなくても「相手」が飛び出して来たら怪我をしてしまう危険性があります。その部分は把握しておかなければいけないと思っています。この段階で大きなけがをしてしまったら県総体への出場は厳しくなります。自分はきちんとやっていたのに・・・と言っても結局「走れない」のは同じ。

もっといえば「身体のケア」を怠って怪我をしてしまったら悔やんでも悔やみきれないと思っています。だからこそ「できることを最大限にやる」という部分を大事にしなければいけない。やるだけのことを全てやって迎えた結果なのか中途半端にやって迎えた結果なのか。大きな違いがあると思っています。

昨年、男子の4継は予選で失格をしました。準決勝進出の可能性があったにもかかわらずです。「走力」で選んでメンバーを決めていました。が、3走がほとんど練習ができない。バトン練習もきちんとできない。当日の練習も「足が痛い」という話になって練習ができない。結果、恐ろしいほどの早出をして失格。3年生の最後のレースをきちんと終えることができませんでした。悔やんでも悔やみきれない。メンバー変更をすればよかったのかもしれません。今の私であれば「信頼できる選手」を選ぶと思います。「何が何でもバトンをつなぐ」という気持ちがある選手としかリレーは組めないと思っているからでs。練習ができない状態で「団体戦」はできないと思っています。当然の話かなと。

そういう部分もあって練習開始。いつも通りの流れで実施しました。並走のあたりから「ん?」と感じることが。バトンの精度がものすごく低いのです。ここ最近このレベルの並走は見たことがありません。距離感もうまくつかめていませんし。手の出る位置もあやふや。これでは練習の意味がなくなってしまいます。何度か指摘しました。が、「何とかしよう」という感じを受けませんでした。この状態でバトン練習をして意味があるのかどうか・・・という感じでしたが予定通り実施。

前回行った形で150mでのバトン練習としました。が、悪い予想は当たるものでバトンが上手く渡りません。特に女子のバトンは・・・。精度が低いという次元ではなく「渡る気がしない」状態でした。声をかけるタイミングも合わない。手が出てくる場所の確認もできていない。早出をする。出遅れる。この状態では「上を狙う資格はないな」という練習でした。厳しいようですが「走力がある」から勝ってしまうのであれば他のチームに失礼だと思います。一生懸命にやっていてそれでも届かないチームは複数います。走力があれば勝って当然だとは思いません。男子は走力が不足しています。それなのにこのレベルのバトン練習をしているのであれば「結果は見えている」と思います。出場する意味さえ問われるレベルのバトン。

私が「精度不足」と考えるのは単純に「上手く渡らない」からではありません。渡らなかったら「どうすればいいのか」を互いに考えないことが「精度不足」なのです。1本走ってその走りがどうだったのか。上手く渡らなかったのであればその「原因は何か」を徹底的に話し合わなければいけません。コミュニケーションが不足していたら絶対にリレーでは戦えないと思っています。「渡ればいい」と思ってやっているのであれば「勝負をする前から負けている」と思っています。「経験不足」があるとすればそれは「別の手段で補う」必要があるのです。放置していて改善できるはずがない。

悪意はないと思います。危機感が足りないのです。何とかなると思っているから。「バトンを渡して終わる」というのはしつこくしつこく言います。実際のレースでも「早出」「出遅れ」は起こりえます。そうであれば「その時にどうするか」は考えておかなければいけない。考えるだけではなくそれに対する「対策」も打たなければいけない。「渡らなかった」では済まないのです。どうすればその状況下で「渡せるのか」をチーム全体の課題として考える必要がある。そのためにこれだけ練習をしているのですから。

「精度不足」。この一言に尽きます。これでは「勝負する前に自滅する」と思いました。リレーに対するこだわりを私自身が持っているからこそ「これでは意味がない」と感じたのです。正しいかどうかは分かりません。「リレーはおまけ」と考えているようであれば「勝負」にはならないと思っています。難しい部分ですが。こちらの意図が伝わるかどうかは非常に微妙ですね。

このことに関してはまた別に書きます。長くなるのでいったん記事を終えておきます。
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県総体に向けて・・・

2016-05-20 | 陸上競技
木曜日、中間考査最終日。2時間考査ののち壮行式などが実施されました。練習は午後からとしました。本当は13時くらいから始めたかったのですが日程的に厳しかったので14時開始に変更。ここの部分はある程度柔軟に対応しなければいけないと思っています。

練習を始める前に少しだけ話をしました。実際、翌週の土曜日から県総体が実施されます。3年生にとっては最後の県総体。残りの時間をどのように使うかというのは本当に大切になってきます。男子は3年生がこの1年間引っ張ってきてくれました。この子たちの存在が今のチームの土台を作ってくれています。だからこそ最後のひと頑張りをしてもらいたい。どこまで戦えるのかは正直未知数です。戦えるレベルに上がれるか。各自が最高の走りをして何とか可能性があるという水準です。3年生の最後の「意地」を見せてほしいと思っています。

同時に女子は1年生が3人、2年生が4人の「若いチーム」です。実際に県総体を経験した選手がほとんどいません。「バトンをつないでフィニッシュする」というのが昨年度の最大目標でした。が、今年は「勝負する」という大きな目標があります。が、経験不足というのは見えない「差」になると思っています。最後の最後に最上級生がいてくれるかどうかというのは大きいだろうなと。男子の逆のパターン。他校の3年生の「最後の県に総体にかける想い」に勝てるかどうか。これは「能力」や「走力」を超える部分があると思っています。根性論ではなく精神論でもなく。実際にあり得る話です。

残された練習をどれだけ有効に活用できるか。その部分ができなければやはり「勝ち上がることはできない」と思っています。県総体。こんな書き方をしたら失礼な部分があるのは分かっていて書きます。半分くらいは「県早総体に出場する」ことが目的となっています。「県の大会に出場した」という部分で終わってしまう。これは中国大会も同じです。30人、30チーム出場しますが準決勝で戦えるレベルでなければ「上を狙って勝負しよう」という感覚にはなれないと思っています。

「中国大会を狙う」というのが目標の選手、チームも県内には多くいます。それはそれで「正しい」と思っています。しかし、「中国大会出場」が目標となればそこを達成したときに「終わり」になるのです。「力に見合った目標を」と言われます。確かにそうだと思っています。県総体に出場するのが目標の選手が「インターハイを狙う」というと現実とのギャップが大きすぎて実現不可能になる。

しかし、「遠くの目標に向かう」ことで届かないかもしれませんが近づくことはできます。「県総体出場」が目標であれば「参加して終わり」となります。本当はそこで何をするかが重要なのです。最低でも「自己ベスト」「チームベスト」を出す。ここができなければ「参加して終わり」になるからです。昨年、男子は「予測できる失格」でした。女子は最後までバトンをつないで終わらせることができました。予選落ちでしたが「バトンをつなぐ」ことと「チームベスト」を出すことが最大目標でした。

3年生の最後の県総体をどのように迎えるのか。走る選手だけではないと思っています。走れない選手も「同じ目標」を掲げなければいけない。そうすることで「見えない力」が生まれます。「自分は出場しないから関係ない」と思っている選手が一人でもいればそれだけで「チーム」としては機能しなくなります。勝負する以前の話です。全員が同じ方向を向く。不平等と言われるかもしれませんがこれからの期間は「総体で勝負する選手優先」です。ほかの選手にも声掛けはしますが優先順位は「出場する選手」です。それは「チーム」として当然のことだと思っています。その部分をきちんと理解して練習ができるか。自分の役割が何かを見いだせるか。

この手の話をしてから練習を始めました。これに関してはまた別に・・・。
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負荷を減らしてトレーニング

2016-05-19 | 陸上競技
水曜日、考査3日目。この日は全体が2時間考査だったので一斉に練習することができました。待ち時間もほとんどないのでこの方が効率よくできますね。

かなり暑かったですね。立っているだけで汗をかくレベルの暑さ。テストで睡眠不足になっている可能性はあるので長時間の練習はできません。まーどちらにしても1時間しかやりませんが。この日はシャフト補強としました。総体までの最後のトレーニングとなるでしょうか。トレーニングはこちらが思っているよりもダメージが残ります。体幹補強は継続しても大丈夫かもしれませんが、シャフトはかなりきついはず。

シャフトの重さを軽くしました。鍛えるという感じではなく「速く動く」「大きく動く」方を重視ですね。その時その時で課題とする部分があります。試合が近づいた時に「鍛える」という感覚から「使う」という感じになります。微妙な表現かもしれませんが。全体の筋力アップは必須ですが最後はそれを使えるようにしていく感覚が必要になると思います。

1年生女子はこれ以上軽くできないのである程度の重さで実施。キツイかもしれないですがこの子達にはある程度のところでやってもらわないといけません。あえて軽くなっていない事には触れずに実施させました。今回の県総体もかなり大切ですが、この子達にはもっと先を見ながらやってもらわないといけないですから。筋力的にキツイと思いますが良くやっていました。シャフトの持つところがあまり良くなくて手の皮が剥けてしまう部分があるようです。それでもやっていました。こちらも対応しなければいけないと思いますね。

男子は軽くしたのでかなり動いていました。これをいかに走りにつなげていけるか。中心になる選手が前日微妙な感じでした。ここを何とかしてもらわないといけません。私に出来ることはやろうと思っています。最後は本人たちがどれだけ戦う気持ちになってくれるかだと思います。昨年度に比べると力は確実に上がっています。それをどうやって出していくか。期待したいと思っています。

ダイナマックス投げをやって終わろうかと思っていましたが、思ったよりも早く終わったので鉄棒をする事にしました。懸垂と脚上げだけですが。以前と比べると明らかに力が上がっていると感じることができました。女子の高跳び選手は1年前にはぶら下がる事しか出来ませんでしたから(笑)。懸垂らしきことを数回出来るようになっています。自分の身体を上手く支えられる筋力が付くだけで様々な事が変わってくると思います。

大きな筋力をひたすら鍛える気はありません。必要な部分はあると思っていますが、今は良いかなと。男子は今後検討の余地があるかもしれませんが女子はシャフト中心で良いかなと。これも正解はありません。発達段階に応じてトレーニングを進めていけば良いと思っています。それ以外に出来ることはたくさんあるので。

すぐには結果は出ませんが1年後と比べると顕著だと思います。こういう部分が続いていくとモチベーションも違ってくるかなと。成果が見えにくい部分ですが継続するとやはり変わってきます。

とりあえず書いておきます。面白くも何ともないですが(笑)
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もう一つ上を目指して

2016-05-18 | 陸上競技
火曜日、この日は考査が3時間。なかなかハードです。中学では5科目を1日でやるのでそれに比べると随分楽だとは思いますが。勉強時間の確保はしています。あとはそれをどのように使うかだと思っています。時間の使い方が上手くならないといけないですね。

テスト実施科目が学年によって異なっていました。1時間考査の所もあったようです。勉強などをして待たせました。各学年の人数が多ければ学年毎でやっても良かったのですがこの日は走練習をしたかったので全員が揃ってできるようにしました。本来であれば前日にき競技場で走っておきたかったのですか天候が悪かったためできませんでした。その分をこの日に回すという感じでしょうか。

練習開始が12時を過ぎます。そのため練習前に軽食を取らせ、練習が終わってからすぐに食事を取るように指示をしておきました。なんとなく食事を取るのではなく「意図的に取る」ことが大切だと思っています。不摂生をしている私がいう話ではないですが「人間の身体は食べたものでできる」のです。そして栄養を摂るタイミングというのもすごく大切。こちらが伝えていることをきちんとやれるかどうか、ですね。

最初の段階でかなり疲労感が漂っていました。3時間連続の考査で疲れた部分もあるでしょう。それでもここできちんとできなければさらに上を目指すことはできないと思っています。本当はここで私が「声を出せ」と言わなくても全員が意識して声出しをしないといけないのです。まだ成熟していませんからそこは難しい。成長はしてきていますがここがまだ足りない部分だと思います。キャプテンか必死に声を出していました。こういう部分を全体が感じながらやっていってくれると良いのですか。またまた幼いですね、

加速段階の動きを少し多めにやりました。前日はスパイクを履いていないのでこちらの思うような動きができていません。こればっかりはやるしかないですから。チューブ5歩をやりましたが見ていると「こちらが求めている部分とは異なる動き」に見えました。ちょっとチューブが強すぎる。単純に引っ張れば良いというわけではありません。何を目的としているのかを明確にしておかなければいけないと思います。ここは私の観察力不足ですね。

その動きを見え少してサポートして腰を進める動きをしました。課題となる部分の意味を理解しながらやっていく感じですね。ここも数本。まだやりたい事のイメージが持てない選手もいるのだと思います。ここのギャップをいかに埋めていくか。大きな事かなと思います。ここがきちんとできるようになると本当に面白くなるのですか。

並走をやってからバトン合わせを1本ずつ。限られた時間ですから出来ることは限られています。本当は全部やりたいのですかそれは不可能。かといってバトンやらずに終わらせる事はできないなと判断。1本だけやりました。感じ的にはまずまず。走れてきている選手がいるので足長の調整が必要になります。無難なところでやるのではなく「もう一つ上」を目指していきたいなと考えています。

細かい事をやってきましたが、それなりに膝が引き出されるようになってきました。1年生走れて動きの変化が見られます。1ヶ月半くらいですがひたすらやっていくといつの間にか身についてきます。ここをもっと精度を上げていければ半年後にはかなりのレベルに達すると考えています。身体作りも含めて丁寧にやっていきたいと思います。

少し進んで少し止まる。これの繰り返しだと思います。月曜日には声が自然に出ていた。火曜日には少し小さくなった。ここが次へのステップに必要なところかなと。しっかりと取り組ませていこうと思います。

短いですか忘れないように書いておきます。
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見えない変化

2016-05-17 | 陸上競技
月曜日の練習。最初の段階で声がほとんど出ていませんでした。こういう部分はもう少し意識してもらいたいと思っています。技術的な部分は意識してもなかなかできませんが「誰にでもできること」は全員がやらなければいけません。通常であれば廊下で声を出しながら練習をするというのは迷惑になりますからそこまで言いません。が、この日は自分たちだけなので「通常通り」できるはずです。ここの部分、もう少し工夫できるといいかなと思っています。

更には準備などどうしても上級生が動きます。1年生は遠慮がちに動く。そしてまだ気づかないことが多い。誰かが動いてから動くというのが多くなります。私が気づいたときに言えばいいのでしょうがこれは「流れ」の問題だと思っています。そのレベルのことを私が言うのではなく「上級生から下級生に伝える」というのが必要です。1年生はもっと気配りができるようにならなければいけない。上級生は「自分でやった方が早い」のですが下級生に「教える」という部分も必要です。「なんとなくできるようになる」のを待つのかどうかですね。できる限り気づいて動けるようにならないといけません。この日はここの部分は指摘していませんが。

で、練習中に声を出すように一言声掛けをしました。ドリルや走るときに声を出します。「行きます」「ハイ」という声。大した話ではありません。難しいことでも何でもない。それでも「意識しないとできない」部分です。この日は1年生が良く返事をしていました。誰かが「行きます」といって返事がなければ次第に言いにくい雰囲気となります。「自分だけがやっている」という感覚になるからです。そうなると練習の雰囲気が重くなる。それをこの日は1年生も含めてできるようようなっていました。

これは上級生の頑張りがあるからだと思います。上級生がきちんと「行きます」と声を出して言わなければ下級生は絶対に言いません。これを頑張りというかどうかは微妙なところですが(笑)。「やればできること」を上級生が徹底的にやるようにすれば下級生は「やらざるを得ない」状況になります。そうやって「雰囲気づくり」がされるのだと思います。

声を出す。これを人任せにするのは嫌いです。「誰か他の人が返事をするからいいだろう」という感覚ではだめだと思っています。練習自体は「自分のため」にやっています。それなのに「声出し」は他の人がやるから自分は関係ないという感じなるというのでは「組織」として成長はしないと思っています。声を出すことで「雰囲気」は変わります。これまでやっていなかったからできない。そういう考え方もあると思いますが「やればできること」です。声が小さい云々ではなくきちんと「声を出す」という部分は徹底しておきたいと思います。

練習会場などでも同様。普段から声が出ていてれば「○レーン行きます」という声は出ます。「はーい」という返事もできます。過剰なまでの声出しは必要ないと思っていますが、近くで練習しているのであれば返事くらいはできます。そうやって「普段の自分たちの姿」でアップをすればいい。

もともと「大きな声を出す」というのはなかなかできません。それでもあえてやるように言います。中学時代にやっていなかったとしてもできます。本人たちがやろうとする姿勢があるかどうかだけですから。そういう視点で見ているとこの日の練習は一度指摘してからはよく声が出ていたと思います。2年生女子が引っ張ってくれているというのも大きいと思いますが、1年生女子が「はーい」という声をしっかりと出していました。こうやって「見えない変化」を繰り返しているのです。動きが変わったという部分も大きいかもしれませんが「行動が変わる」というのは「強くなるため」には重要なことだと思っています。

少しずつの変化を短時間ですが感じられる。大きなことです。男子がしっかりと引っ張ってくれると練習自体が大きく変わっていくと思います。やることは、やれることはまだまだたくさんあります。しっかりと取り組んでもらえたらいいなと思っています。
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