kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体を動かす

2018-06-09 | 陸上競技
金曜日。やっと週末。早いのか遅いのか。あれこれやっている間に時間が過ぎて行きます。私自身が気持ちが中国大会モードですからそこに向けてあれこれやっています。もちろん授業もやっていますが。空き時間にやることが多くてバタバタ。まー仕方ないですね。

女子の練習日誌にコメントを書く。こちらも想うことがあります。本当の意味での競技をする。ここはすごく大切なことだと思っています。それぞれが何を感じて何を伝えたか。私はその場にいませんでしたから日誌を見ることで確認したいなと。チームミーティングというのはよくやる事です。これはどこでもやると思います。以前からこのことに関してかなり言われたことがあります。「なぜ顧問が付かなかったのか?」「どんな事を言っているのか把握していないのか?」という感じでした。

私が入っておかなければきちんとミーティングができないというのは違うと思います。小学生の学級会とは違います。言って良い事、悪い事はそれぞれが判断できなければいけません。また、本当に競技をしようと思っての発言なのかどうか。それは話をしていたら分かると思います。特に今回は既に目標が明確な状態でのミーティング。私が主導権を握って進めて行く話ではない。

それぞれが競技に対してや中国語に向けての想いを話したようです。詳細は分かりません。それでもきちんと話した事は伝わります。1年生の不安やプレッシャーを全員で分かち合う。上級生がしっかりとサポートしようという形で話をしたようです。リレーの目標も決まっていました。47秒70です。この記録を出して表彰台へ。地元山口県での中国大会で表彰台。個人種目でも十分狙えると思っています。

中国大会までの期間のルールというか約束事を決めていました。「バトンパスの時の声を大きくする」や「少しのことでも相談する」「細かい事まで気を配る」というチームとしてない基本的な部分をもう一度徹底しようということが書いてありました。

が、衝撃的な事が書いてありました。約束事の一番最後に「まあ、いいや」をなくすと書いてありました。それも全員が(笑)。おいおい、今までどんな感じで練習してたんだ?!「まあ、いいや」ってなんだ?!最後までこだわってやっていこうという意味だとは思いますが。この表現力(笑)。えーと、全力でインターハイに向けて進んでいます(笑)。

グランド状態は微妙。降り続いた雨が目の影響で少し緩い。それでも硬い走路で走るよりは足にかかるダメージは小さいと思います。中国組は試合のアップをさせました。いつも通りの流れの中でやっていって10バトンと25並走。ここまで。翌日にスピード練習をしたいと考えていたので必要な刺激を入れておきたい。全く動かないという状態よりは少し動いておいた方がいいですから。1時間ちょっとで終わったと思います。

中国大会がない者は補強をしっかりとやることにしました。当面の目標はありません。秋に試合に出られるようにするというのが目標でしょうか。身体を動かしながら練習に慣れていくという感じです。こちらもグランド状態がよくないので様子を見ながら。リレーメンバーに入っているがサポートメンバーになっている者は「いつでも走れる準備をする」という前提で。中国組と一緒に練習をしてからB走とDM走を行っていました。必要だと思ったことをやる。そういう部分も重要だと思いますね。

練習後はまたも各方面に連絡。中国大会前日のことをどうするか。あれこれやることがあります。私が本部役員なので動けない部分があります。そのなかでどのように対応するかを考える。「選手優先」というスタンスは持ち続けたいのですがそれだけですまないところもあります。考えてやっていきたいなという感じですね。

相変わらずくたくた・・・。つらいですね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軽めに

2018-06-08 | 陸上競技
木曜日。あれこれやることが。中国大会に向けて準備を進めないといけません。選手が万全の状態でレースを迎えるために何をするか。前日の夜からずっと考えていました。私は走ることはできないですからそれ以外の面でのサポートが役割です。身体のバランスを整えたり疲労を抜くための準備をしていきました。直接電話をして交渉も。

更にはレースやケア用品として必要なもののチェック。調べてみるとほとんどなくなっていました。おいおい。こちらも慌てて手配することに。購入資金の工面もしながら(笑)。なんとかギリギリで資金面は対応できるかなという感じでした。財政破綻しそうですがこの大会に向けて必須アイテムは準備しておかなければいけない。ベストパフォーマンスのためにです。

練習に関して。中国組は本当に軽めに実施。筋肉に刺激を与えて終わりという感じでした。バランス系と倒立系、そこからDM練習とDM投げで終わり。私は会議があったので練習に遅れて参加。女子は先にミーティングをしていました。この日は少し話す内容を指定してミーティングを。中国大会に向けてどのような「想い」を持っているか。それを自分達の言葉で周りの者に伝えなければいけないと思います。温度差があったらそこからほころびが生まれます。精神論とかではなく。強いメンバーが集まっているから強いというのでない。うちのような普通のチームはこの手のことにエネルギーを注ぐ必要があると思います。プラスアルファの力を生み出すために。

今回の中国大会、1走は1年生の予定です。基本的にメンバー変更は考えていません。メンバーをレース毎に変えるチームもありますがうちはやらない。メンバーを固定します。その分、突然の変更が生じたときにリスクが生じる部分もあります。選手層が厚いチームであればそれも可能なのかもしれません。まーどちらにしても私は変更はしないつもりですが。バトンのことを考えるとそちらのリスクが多いと思っています。渡れば良いという感覚ではない。ここは大切な要素ですから互いの感覚と信頼感を重視したいと思っています。

だからこそこういうミーティングは大切にしたい。普段から自分の想いや考えを話すタイプの選手たちではありません。そういう場を設定しなければいけないかなと。お互いの気持ちを知る。そうやって目標に向かって進んでいく。特に1年生の不安を分かち合わなければいけないと思います。3年生の最後の中国大会。普通に走れば問題はない。その「普通」というのがなかなかのプレッシャーだと思います。そこをカバーしながらできると良いなと思います。支え合う感覚。

Soと女子はペアマッサージを。Oが練習に来てくれたのでマッサージをしてもらいました。この辺りでケア用品がないのに気づいたのですが。使ってなくなってきたら報告をしてくれると良いのですが。半分くらいあったという話でしたがフタを開けてみると空っぽ。最後に使った者が間違いなく分かると思います。中国組以外が使って消費した様子。使うことが悪いとは言いません。なくなったのであればやはり報告は必要。まだまだです。

中国組以外は練習を自分で考えさせました。今は特別目標があるわけではありません。そうであれば今自分達が必要なことを考えながらやるというのも大切だろうなと。普段やっている練習の中から抜き出してやることになる。何が必要かを考えてもらう。先を見据えてです。

準備をしていきます。心身共にやることはあります。しっかりとやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国前のポイント練習

2018-06-07 | 陸上競技
水曜。この日はかなり天気が微妙。仕方ないなという感じです。朝から小雨。朝練では荷物を車に乗って積み込むことと自分達でミーティングをさせました。先日のことについてもう少し考える必要があると思っていたからです。やるべきことをやるという感覚を持つ。温度差はありますがそれでもやっていくしかないと考えています。

午後の練習はタータンの上で。本来はグランドでも良かったのですが悪天候のため使うのは難しい状態。疲労感はあると思いますがやはり走っておきたい。月曜日にスピードを上げて距離を走りました。前日はトレーニング中心。さらに室内でやっていますから疲労度はそれなりにあるはずです。身体が重いという者も複数名いました。だからといってこの日から一気に調整に入るということは考えられません。バトンのこともあるので。

前日からの流れで少しだけ話を。どのような練習場所であろうと自分達のペースを保ちながらやらなければいけません。声を出してやる。大きな舞台であっても本来やることは同じです。山口県で開催される中国大会。リレーでトップ争いをしてくればそれなりに歓声が大きくなると思います。その中で次走者にきちんと声が聞こえるか?小さな声で「はい!」と言ってもかき消されます。だからこそ大きな声を出す。他の誰のためでもない。自分自身のためです。

バランス系と倒立系をやってから試合のアップを。任せました。私はあれこれ対応することがあったのでその連絡を。徳島のysn先生が選手のことで山口まで来るという話になりました。こちらに来て治療をしたいということでした。すごいエネルギーです。各方面に連絡をして手伝ってもらうことになりました。

いつも通りのアップで10バトンとカーブ直線の並走。スピードを上げていきます。量を走るというのではなく質を高めて行くという感じです。まーそれなりに疲れていると思うのでその方が良いと判断しました。そのままバトン合わせ。それぞれの区間でのパス。今回は総力あげての練習にしました。前走者と一緒に走ってくる者、次走者と一緒に並んで早出する。全体でリレーのための練習をします。走らないから関係ないというのではなくそれぞれが役目を果たしながらレースを迎えたいと思っています。まだまだ細かい部分の修正が必要です。渡らないということは絶対にありません。が、それぞれの調子もあるので微調整が必要になります。徹底していきたいと思います。

続いてスタブロからの出の確認。ここも確認しながらです。膝の引き出し、5歩のリズムなどを中心にやっていきました。タータンでの感覚をつかんでおきたいなと。身体の状態を見ながら進んでいく感覚を作る。丁寧にやっていきます。40mと60mを。流れを重視して繋ぎの部分まで含めてやっていきました。本数を重ねるごとに動きが安定していきます。まずまず。

さらにもう少しだけ。中間マークを2本実施。本当はカーブ直線を4本やって中間マークを4本と考えていたのですが、時間的にも疲労度的にも大きいかなという感じがありました。そこでカーブ直線をとりやめ。中間マークを2本。中間マークを置く位置を少し変えました。しっかりと身体の前で動かすという感覚を意識させたい。完全に中間に入ってからの足の動きです。うちの走りの特徴になるスイッチングの部分がどれだけできるか。

最後に走練習。どれくらいぶりか分かりませんが150mを走りました。一応200mに向けてです。リレーでの走りにも活きてくると思います。うちのようにショートスプリント中心のチームでは最大で150mくらいかなと考えています。もちろんもっと色々とできるといいと思うのですが、学校の狭いグランドでできる限りの練習は120m。往復走などで対応する部分はあります。スピードを磨きながらやっているので今はこれくらいなのかなと。

150m-120m-90m-60m。しっかりと走れていました。声も大きな声で出せていました。異なる環境で自分達の練習をする。こういう部分が出来るだけでも全く違うと思います。中国組の走りは良かったかなと思います。150mが上手く走れなかった者も120mではきちんと走れていました。何が違うのかと聞くと「さっきは動きのタイミングが合わなかったのでそこを意識して走ったらきちんと進んだ」とのこと。こういう部分も成長はしています。力は確実に上がっていると思います。

多少不安要素もありますが全員でカバーしていくしかないかなと考えいます。不安が全くない状態で迎えられるというのはなかなか難しい。今回は前回インターハイにリレーで進んだ時と比べると明らかに力が上です。きちんと走れさえすれば結果はついてくると思います。だからこそこちらも出来ることは全てやりたいなと考えています。ケアなどの部分も含めて全てやる。選手だけではなくこちらもその気持ちでやりたいと思います。

良い雰囲気の中で練習ができたと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレーニング中心

2018-06-07 | 陸上競技
火曜日。色々とあって。選手にはきちんと考えさせないといけないなと思うことが幾つもありました。気にならない人からすれば大したことではないのかもしれませんが。口頭で伝えるだけではなく文字として示すことにしました。本当に勝負をしようと思えばやらなければいけないことがあります。当たり前のことを当たり前にやる。徹底していきたい。

ひたすら雨でした。午後は私は今年度担当している仕事のための会議。外部とのやりとりがあります。信頼関係を作らないといけない部分もありますので参加しました。かなり大規模な活動になるので早め早めに動かなければいけません。1時間程度だったでしょうか。

終了後練習へ。練習の開始時に少し話をしておくように指示をしました。これがどれだけ伝わったか。私が話した内容が伝わればあっという間に終わる話です。それでも再確認しなければいけない。任せました。

練習に関してはトレーニングを。中国までにできる最後の強目のトレーニングになると思います。体幹強化サーキット。久しぶりに手押し車系を入れておきました。軸を保ったまま身体を動かす。前後の動きを入れました。かなりの負荷だと思います。さらにワニウォークとエビジャンプを。全身負荷をかけていますからダメージも大きいと思います。

室内での練習です。足にくるダメージもあると思います。バランスを見ながら。私が練習参加をした時にはこの辺りからでした。足運びの確認をしてからスイッチングドリル。切り替えを意識してからハードルドリル。動きの中でのスイッチングです。チューブシザースをしてから10バトンと25並走。走りに関してはいつも使う場所が補習を行っていたため使えない。教室棟で行いました。いつもよりも横幅が狭いのでやりにくい部分はあったかもしれません。それでと走れないよりは全然良い。2本ずつ実施。

一旦走るのをやめて今度はシャフト補強。先週からこの日にかけてトレーニングを重点的にやっています。ここも考え方だと思っています。県総体前にトレーニングができていません。落ちた筋力をどこかで取り戻さなければいけない。詰めてやっておきたいなと考えていました。もちろん、どこかで大きく練習量を落とす必要はあります。週の前半は詰めて後半は落としてという感じになるだろうなと。

そこからB走とDM走を。30mと40mを1本ずつ。最後に50mを各自で3本走って終わり。足にかかる負荷は大きいと思います。それでもやっておかなければいけないなと考えていました。それに見合うだけのケアをどれだけできるか。負荷に見合うことをしなければ故障につながってしまいます。それだけは絶対に避けなければいけない。バランスの問題もありますが。

とりあえず記録しておきます。中身はほぼないblogになりました(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

求めるレベル

2018-06-06 | 陸上競技
思うことを。

練習はかなり順調にきています。走りに関しては手応えがあります。それ以外の部分にまだまだ未熟さを感じます。ここをどうするか。本当の勝負になった時にどうするかだと思います。シビアさが足りないという感覚があります。「少し」の所をどうするのか。ここは見逃せない部分です。うちのように人数が少なく全員でやらなければいけないチームでは「少し」の部分が大きく影響します。

朝、練習をします。それほど大きな負荷をかけてはいません。不足分を補うという感覚でやっています。電車の関係で全員が集まるのは7時45分くらいでしょうか。朝練として実施している時間は30分程度です。規則正しい生活を送るのがメイン。この日、早くは来ていますがずっと話をしている者が複数名。更には部室の中から出てこない者も。

以前、このことに関しては話をしています。時間を有効に使う。足に張りなどがあれば10分でも20分でも弛めればいい。練習がきちんと積めていない者は補強をしたり動きの確認をすれば良い。与えられた時間をどのように使うのか。無駄な時間を使っている場合ではないと思います。電車組が来るまでに差をつける事ができる。そういう感覚があれば話をしながらでも色々な事ができるはずです。

0.01秒を争っています。いや、0.001秒です。今は0.001秒の差があれば着差ありとなり上の大会には進めません。そう考えれば競技にかける時間は少しだけでも大切にしなければいけない。できることは全てやるという感覚を持ち続ける。疎かにはできないのです。そこまで熱意を持って競技に取り組めないのであればたった6つしかないインターハイへの枠を勝ち取ることは絶対にできない。シビアな感覚もてないようでは戦えないと考えています。

前日に話をしていましたがここでもまた元気が出ない。返事もままなりません。強くはなっていると思いますがこういう部分できない。「競技力とは関係ない」と言われればそこまで。しかし、「やればできることをやらない」というのはマイナスだと思います。意識してやれば必ずできる。そこに対して自分自身がやろうとする意思があるかどうか。声を出すことに関しても同じ。試合会場で普段通りの行動をするためにはやはり「練習でやっていることをやる」という感覚が必要。声を出してお互いに確認をしていければ試合会場でも平常心で取り組めます。その話をずっとしています。なかなかできない。

注意を受けたからやる。こんな受け身の状態では誰のためにもなりません。「練習日誌を書く」というのは競技をする上で大切なことだと思っています。自分の内面との振り返りをする。ここがきちんとできるようになれば競技力も上がってきます。自分の課題を明確にできるからです。「書いて提出しなければ注意されるから書く」という日誌を何度も見てきました。見ていて誰のためにもならない。お互いにマイナスでしかない。結局は「自分が強くなるために全てを利用する」という感覚になれていない者はどのような練習をしても大きな成果は得られないと思います。

ここの感覚はこれまで見てきて「経験則」でしかありません。例外があるのかもしれません。しかし、ほぼ間違いなく「適度なレベル」でしかなくなる。中国大会を控えている選手が全員このレベルという話ではありません。数人に甘さが見えるというのは確かです。中国に関係ない者は特にそのような傾向が強くなる。求めるレベルが高いという気はしていません。この程度の考え方が身についていないのであれば到底「6つ」の枠には入れないと考えています。力があっても最後の一押しができるかどうかは大きいと思います。

競技者として何をするか。ここは大切だと思います。思う事があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競技に対する価値観

2018-06-05 | 陸上競技
思うことを。

色々と思うことがあります。指導をしていて「何に重きをおくか」というのはすごく大切なことだと思っています。基本的に競技の話や取り組みに関して話をする機会はありません。まーそんな話をして面白いと感じる人が少ないのは確かです。競技の結果がどうなのかという部分にのみフォーカスされる。言葉の一部分を取ってあれこれ言う。なかなか難しい世の中だとは思います。

先日からtnk先生と話をする機会があります。これは競技についての部分や取り組みの姿勢についての話が大半です。好きなんだろうなというのが話をしていると伝わってきます。どのような取り組みをしていくのかを考えながらやっていく楽しさがあります。

話をしていて数年前の話になりました。私が赴任した年。この時たまたまセミナーパークでお会いして「また今日も叫んでるんですか?!」と無駄な話をしたことは覚えています。長距離の練習会に参加されていたのだと思います。その時に「走りの効率性」の話になったと言われていました。ある学校の選手が下り坂を走っている。その時に重心が後ろになっていて「効率が悪いですよね」と私が言ったそうです。短距離もですが長距離種目において「効率のいい走り」をすることは大切だと思っています。運動時間が長ければ長いほどロスが大きくなる動きはもったいない。私は記憶なし(笑)。失礼な話だと思います。

長距離関係の方と話す機会はそれほどありません。特に技術的な話になると皆無といっていい。それがなぜかtnk先生とは話をします。体幹補強に関してもあれこれ話します。逆に私が話を聞いて面白いなと思うことが多い。やっている練習の意味を聴くときちんと答えてくれます。それほど長距離種目に関心のない私が多少なりと興味を持っています(笑)

こういう微妙な感覚が合う人はなかなかいません。もちろん合わせてもらっていると思う部分は多々あるのですが。選手へのアプローチや学内の生活で感じることを話すとなかなか面白い。共有できる部分があります。うちの選手に共通する部分をどのように打破するかというのは話をしましす。一生懸命に真面目にやる。それは価値のあることです。しかし、本当にやるべきことは「どうすれば強くなるか」をしっかりと考えることだと思います。やらされている練習からの脱却。さらには「言われたからやる」という受け身の姿勢をやめる。ここは本当に大きなことだと思います。

嬉しかったのがtnk先生がうちの選手の取り組みを見ていてくれたこと。3年生女子はキャピキャピして笑顔を振りまくタイプではありません。淡々と物事に取り組む。他の先生にも懐いて寄っていくというのもほぼありません。競技面から考えると「もっとリーダーシップを発揮しろ」とか「率先して動け」と思われるのかもしれません。これは悪意があるわけではなく普通にこんな感じです。寄り添ってきちんと話をすれば考えている事を答える。自ら寄っていかないので距離を置かれるタイプだと思います。

それが練習を見ていて「他の人もこの姿を見てくれたらいいのに」という話をしてくれました。筋力的にもかなり上がっているのできちんと補強ができる。それだけではなく自分たちの目標に向かってやるべきことをやっています。愛想を振りまくことはありませんが、他の子では絶対にできないことをやっている。競技結果のみを評価される世の中。ハロー効果ではないですが「競技結果を出すのだからリーダーになってやるのが当たり前」的な考え方が世の中にはあります。私はそれは違うと思っています。性格的なものもある。全員が前に出てくるわけではない。

そのことの意味を分かってくれる。本当にありがたいなと思いますね。

私が今の学校に赴任して思ったこととほぼ同じことを感じておられました。こちらは職務として部活指導をしているわけではない。勤務時間内は「顧問」として様子を見なければいけないかもしれません。しかし、それ以後は誰からも強制されるわけではない。本人達が必死にやろうというのであればやはりこちらも応えたいなと思います。そうでないのであれば勤務時間が終わった時に一緒に練習終了でいいと思います。そこからはプライベな時間。本当に競技をやりたいと考えている選手と共にやるだけです。

以前に比べると私自身は怒る機会が減りました。tnk先生はよく怒ります(笑)。感じたこと、分からせたいことを話をされています。その部分を本人達がどのように感じているか。なぜそこまでエネルギーを注ぐのか。本来であれば放置してもおかしくない。それなのに選手に指導をします。私よりも沸点が低いのではないかと疑っています(笑)。実はそれは本当に大切なことだと思っています。「何のためにやっているのか」を考えた時にお互いが苦痛を感じるようであればやらない方がいい。誰にもプラスにはならないから。それでも「やるべきこと」を示すのはすごいなと感じます。

頭ごなしに怒るのではない。きちんと意味があって注意をする。今のご時世、「褒めて伸ばす」ことが必要だと言われます。怒られたり注意されたら萎縮してしまって何もできなくなるというのご風潮です。私からすれば「は?」という感じがあります。ダメなものはダメだと伝えるのは誰なのか?何かあったら誰かが何とかしてくれる。自分に原因があっても他の理由を挙げて話をすり替える。それが認められている世の中。本当にそれでいいのか?「受容」することが本当に本人のためになるのか。我が子可愛さで全てを受け入れるのはいつまでできるのか?社会に出たら原因がどこにあるのかを本気で考えないといけなくなる。それができない世の中になりつつある。何故か?考えなければいけないと思います。

こういう話をしながら練習を見ています。変わった人達だと思われるかもしれません。それでも「陸上競技」をやるのであればこちらも考えなければいけないところがあります。本気になる。それだけでも全く違います。本気になれば様々な事が変わる。考えれば何をするべきかが見えてくる。そこはすごく大切な話だと思っています。

上手くまとまりません。まー思ったことを書いておきます。価値観というファクターは生きていく中で本当に大きいなと感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

限られた時間の中で

2018-06-05 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。練習時間が限られます。本来であればもう少し負荷をかけたいのですが時間的なかなり厳しい。与えられた環境の中でやるしかないのですが。そのため朝は少し負荷を増やしました。DM投げの移動バージョンで。たぶんかなり久しぶりにやりました。1年生が入ってきてからは初めてだと思います。初めてやることに対してどう対応するか。ここも適応能力が問われると思います。なかなか意識ができない部分があります。やる中でどう慣れていくか。定型的な練習もやりますがこの辺りの部分もしっかりと取り入れていきたいと思います。朝から汗をかいていました。

午後の練習開始は17時前から。2時間練習となります。最初に話をしました。練習の雰囲気づくりについてです。この日はSoが学科の検定指導のために1時間程度遅れてくるという話でした。さらに2年生男子も不在。人数がさらに少なくなります。これまで練習を引っ張ってくれた3年生男子、中国大会まで顔を見て出して欲しいと頼みましたが1回のみ。なかなか都合が合わないのでしょうか。声が出ません。この状況でどうするか。練習の質を上げるために。ここの感覚はなかなか分かりません。

声を出して練習をする。今は音楽をかけながら練習をしています。単調な練習ですからどうきても暗くなります。その部分を打破するためにこちらも考えなければいけません。練習の雰囲気づくりをするのは選手自身。どれだけ力があったとしても人任せにやっていたら良くない。力があるからといって特別扱いはしません。きちんとやらせなければいけないと考えています。更には私に言われたからよくわからない中で仕方なくやるというのでは意味がない。「言われたからやる」という受け身の姿勢から抜け出さないといけない。うちの女子は比較的テンションが低い。ワイワイやるタイプではありません。そのため勘違いされやすい。本人達がやるべき事を全力でやれるかが大切。

練習自体はかなり端折りました。本当はトレーニングとの兼ね合いの中でやりたいのですが、そこをやっていたら時間が足りなくなります。バランス系をやってから股割りスクワット。すぐにハードルドリルとしました。ここからは流れの中でやっていく。ハードルが終わってからスピードスキップへ。Bスキップ- DMスキップ-スピードスキップとしました。前日にmakinoとやってやはり重視すべき動きだなと感じたので。スイッチングランも。少し動きの質が良くなってきたなと感じました。やりたい動きをしっかりと出来る。まだ遅れていたり直線的な足運びが出来ていない部分はありますが。

チューブ走、前半マーク、40↑20→をやりました。最近はここは決まった流れです。慣れが出て動きが雑になるかもしれないという部分はありますが絶対にやっておきたいので外せない。これも感覚的なものです。基礎的な動きは毎日やる。徹底するところはひたすらやりたいですね。

10バトン25バトンを2本ずつ。今回は女子のメンバー外の選手も一緒に走らせました。同じメニューをさせるのですが走り始めが別になっていました。せっかく走るのであれば高いスピードに慣れてもらわないといけません。自分達のペースで受け渡しができるのは当たり前。思い通りにならない中での受け渡しができるかどうかです。まだまだ。

バトン合わせも。ここは細かい調整になります。練習では狙い通りの場所で渡すようにしています。ここに対してどうか。2-3走、流しの時に「ちょっと遠いかな」と感じましたが実際走ってみるとやはり1〜2m流れました。その部分をこちらから伝えて確認をさせました。最初から私が「遠いのでは?」という話をしてから1本目に入れば良かったのかもしれません。しかし、私が走るわけではない。本人達が感覚的に分かっていなければ意味がないからです。2本目は調整して狙い通りの場所で渡る。その日の調子もあれば走力的な部分も影響してきます。

「1〜2m流れる」という部分。大した話ではないのかもしれません。しかし、今のうちにとっては大きな話です。やろうとしていることがきちんとできていないから流れる。失格になるという話ではなく「チームとしてやろうとしていること」ができないというのが問題。大きく流れて減速したりバトンが詰まって接触しそうになるバトンを見ます。これには様々な理由がある。「渡らない」という練習をしているからそうなるのだと考えています。まーバトンを落としたチームが偉そうに言うなという話ですが。練習で落ちたのは見たことがありません。試合でも10年はないのでは?それでも落ちるというのが怖さですが。

そこから補強をしようと考えていたのですが時間的に無理。かなり減らしてやりました。うちの女子のトレーニングの姿を見ていたtnk先生が「男子でもここまでできる者は少ない」と言われていました。負荷という部分もありますし、取り組みの姿勢という部分もあると思います。「こういう姿を他の先生にも見てもらいたい」と言われていました。椅子に座って大人しくまじめにやっている者が評価されやすい世の中。これだけ一生懸命に物事に取り組んでいる姿をどれだけの人が知っているでしょうか。まー別に評価を受けるためにやっているわけではないので良いのですが。本当に良くやります。

時間がないので50mB走- DM走-スプリントをやってからスプリント練習。120-120-90-60を。うちからすれば長めの距離です。持久系を意識しているわけではありません。その前段階で中間の動きを意識しているのでそれを走りに繋げたいというだけ。翌日は雨予報なので走っておきたいというのとありました。スピードを出して走り続けるという部分。女子の1走を任せている1年生は持久系が苦手。ピッチタイプですから今のうちの選手とは随分動きが違います。前半から行けるところまで行かせるようにしています。中盤の維持は後の話。後半を考えて抑えても意味がなくなります。練習後に話をしましたがやりたいことはできたかなという感じですね。3年生女子はかなりいい感じです。賭ける想いも違いますから当然といえば当然。

最後に話を。「心」の部分。1年生はなかなかこちらの話が聞けません。話をしていたらあちこちに目が動きます。周りが気になるのか話を聞く気がないのか。ここは考えないといけません。どれだけ練習をしても心が育たなければ競技をやる意味はないと思っています。この部分も含めて指導していきたいと強く思っています。

限られた時間でしたがやれることはやりました。まとまりのない内容ですが記しておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

付き添う

2018-06-04 | 陸上競技
日曜日。この日は基本休養日に充てようと思っていました。あれこれありすぎて精神的にも肉体的にもきついなと感じていたので。が、連絡がありmakinoがレースに出るために戻ってくるとのこと。調子は戻りつつあるがまだ微妙感じだと言われていました。私に何ができるか分かりませんが、多少なりとこの子のために出来ることがあるのではないかと感じていました。コーチ証をもらってアップに付き添うことにしました。過剰に関わる気はありません。少しでも本人が力を出せるようになれば良いなという感覚でした。

アップに付き添いました。本人の感覚を大切にしながら様子をみる。本人がやりたいと思っている動きに合わせてこちらから感じたことを伝えていくという流れで。動き的には進むなと思いました。走る練習がまだ十分に積めていないので洗練されている感じがありません。これは仕方ないと思います。どれだけ力があってもやはり練習が積めなければ走れない。そんなに簡単な話ではないですから。

スタートで力を使っている感じがしました。私の感覚的なものなのですが。2、3歩目が出ない。ピッチに頼るというか重心移動が足りないというか。これも練習不足だと思います。間違いなく身体は強くなっているなと感じました。きちんと走練習が積めれば走れるようになるだろうなと。まーこの日のアップで飛躍的な動きが良くなることはないと思うので動きの確認が中心でした。

予選を通過できるかどうかというのは大きな課題でした。フタを開けてみると1組目は4人しか出場していない(笑)ノングランプリとはいえもう少し活気があっても良いのかなとは感じました。2組目はほぼ全員が出場。タイム的にはかなり微妙なでしたが着順で決勝進出。この組、全ての選手の動きが緩慢に見えました。なんなんでしょうか。条件によってかなり記録が出にくい競技場だなと感じています。一周回る種目はときどき風が止まって走りやすくなる。このタイミングで走れると最高なのですがなかなか巡り合えません。

決勝のアップも付き添うことに。今回は「コーチ」として競技場に行きました。本当は役員をやらなければいけないのかもしれませんが。わざわざ地元に戻ってきた教え子を放置して他の事をやることはできません。これも批判される話なのかもしれないですが。選手を抱えている指導者であればこういう時にどうするのか。考えさせられます。

室内練習場で係の方と少し話をしました。今度の中国大会の役員不足を切実に伝えました。なんと「それなら休みを取って手伝いに行きますよ」と言って頂きました。言ってみるものです(笑)。かなり貢献したのではないかと思いますね。

アップでは本人が気になっている部分を中心に客観的に話をしました。レース前に与えすぎると混乱します。この子の状態を見ながら必要なことを伝えていく。意識する、意識できるポイントは1つくらいだと思います。過剰人気与えても仕方ない。良かれと思って伝えたことが悪循環を生むパターンです。そうならないように気を使いました。

レースは加速段階でそこそこだったのですが武器となる中間以降の伸びがありません。12秒47で6位。もう少し練習が積めればしっかりと走れるのではないかなと思います。まだまだやることはたくさんあります。

個人的にこうやって卒業生の指導に携われるとあうのはありがたいなと思います。懐かしい感じがありました。高校のころを思い出しました。やらなければない事を何度も確認しながら走りを作っていく。そういう時間は本当に楽しい。貴重な時間を過ごすことができたと思います。うちの選手にも還元できるところがあるなと思いながら走りを見ていました。

良い時間でした。感謝。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習負荷を高める

2018-06-04 | 陸上競技
土曜日。中国大会の準備のため朝からセミナーパークで準備。途中抜けて娘の県総体を観戦して戻ってまた準備。そのためこの日の練習は夕方からとしていました。こちらの都合の部分が大きい。暑いのもあるのでちょうど良いかなという気はしますが。

夕方戻れそうだと思っていましたが微妙な感じだったので練習メニューをメールで伝えておきました。細かい設定などは上手く伝えられないですがこれまでの経緯から流れはわかると思います。先日県総体が終わった時に話をしていました。いまは運営委員になっているためこの手の出張が多くなります。今年は中国大会の引き受けです。その分バタバタ感が増します。自分たちでやってもらわなければいけない部分が圧倒的に増える。任せられる部分は任せるしかないと思います。

少し早めに抜けさせてもらい練習に行きました。中国のことを考えるとポイント練習になりますからこの日の練習はかなり大切だと思います。わたしが着いた時にはトーイングに入るところでした。いつもの流れて進めていっていました。指示していた内容が「軸→バランス系→股割り→ハードル→スピードスキップB.DM.なし→チューブシザース→スイッチングランラン→チューブ走→前半マーク→40↑20→ →トーイング→10バトン→25並走→120-120-60」です。かなりざっくり(笑)。本数指定もしていません。

トーイングを2本やって10バトン。これを2本ずつやっていました。ここ最近は時間の関係で1本ずつにすることが多かったのですが。本人たちの判断で2本ずつにしていました。更には25並走も同様。感じるところがあるのかもしれません。うちの練習に関心を持ってくださっている方もいらっしゃいます。一時的なブームなのかもしれませんが(笑)。この日の会議の時にもバトンの話が出ました。「学校でバトン練習をやってタータンのうえで何故合うのか?」「距離感の感じが違うのではないか?」「流れたり詰まったりというのを見ないが何故か?」という話でした。「練習しますから(笑)」と答えています。事実それしかないから。

感覚的なものなので正解かどうかはわかりません。何度も書いていますがバトン流しはしません。バトンジョグもほぼないやらない。試合のアップの時には半周くらいやるのかもしれませんがそれ以外はやらない。実際の動きに必要な動きをする。ゆっくりしたスピードで手の位置が安定したとしてもハイスピードでのバトンには繋がりません。高いスピードの中でどのように受け渡しをするか。受ける側、渡す側がどのように判断するか。ここも含めてやっていく必要があると考えています。10バトンと25並走は年間を通してやっています。安定感を目指して。

話が逸れました(笑)。バトンまでやって120m。普段は最大で2本くらいしか走りません。よくそれでショートスプリントができるなって話になると思います。本当に(笑)。この週は負荷を高めるためにもしっかりとやりたいと考えていました。木曜日に120mを3本連続。これがうちの最大負荷。どうなんだ?という話です。この日は走りたいと思っていたので前半練習で120m-120m-60m。グループ分けをして段差スタート。かなりスピードが出るようになってきました。ヘロヘロにはならない。走り終わった後はグランドに横になる者も。珍しい光景。

終わってから股関節強化サーキット。1年生は初めてやるメニュー。とにかく必要なことをしっかりと取り組ませます。中国までの限られた時間にどれだけできるか。ここは大きなことだと考えています。終了後は休みを入れずにBT-B-T-R。更にそこから120m-120m-90m、120m-60m。うちとすればかなりの走練習です。負荷をかけてしっかりと走る。ここは外せないなと思いますね。最後までスピードは鈍らず。力がついているなと実感できました。

そこで終わらずにもう一度マークを使っての40↑20→を2本。動きをまとめる感覚です。これも遠目に見ていました。それぞれが何を考えながらやるか。そこが大きいと思います。動きで気になればこちらも話をしますが特別なことがなければ言わない。自分と向き合わせたいなと。

最後に前の記事に書いた内容の話をして終わり。どこまで伝わったか。こちらの想いが負担にならないようにしたいなとは思います。やれることをやる。そこだけは大切にしたいなと思います。良い練習だったと思います。これからです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少しでも長く

2018-06-03 | 陸上競技
土曜日。この日もプログラム編成のための会議。朝からやっていきました。私は途中抜けさせてもらうことに。陸上競技の県総体は終わりましたが他種目の県総体はこの日からスタートです。今年はうちの娘の最後の県総体。高校3年生の県総体です。陸上競技部にいる3年生の娘達はうちの娘と同級生。明らかにこの子達に関わる時間の方が多い。私の中でそれは特別なことではないと思っていました。多分これからも変わらないと思います。そういう仕事なんだと。

せめた最後の県総体を少しだけでも見ることができたらと考えていました。以前練習試合を見ましたが公式戦を見るのは初めて。ルールさえ分からない状態ですから見ていて意味があるのかという気はしますが見守りたいなと思いました。

試合は最初から劣勢。スリーポイントを入れられて離される。それでも必死に点数を重ねていく。ゲーム内容を詳しく書いても陸上競技ほど分かりやすく書けないと思うのでその部分は割愛します。10点差くらい離れた時にもう終わるのかなと思いましたがそこから追いつく。見ていてドキドキしました。娘のチームの選手がボールを持った時に心から応援しました。声は出しませんが少しでも後押しできればいいなと。

ゲームは接戦。あまり書くと娘に何か言われるのかもしれません。私がblogを書いていることを知っているのかはよくわかりませんが。第3クォーターで3ファールになり少しベンチに戻る。第4クオーターで試合に出てくるもののまたもファールして外へ。最後の数分でまた出てきましたが更にファールを重ねてしまいファイブファールで退場となりました。見ていて本当にしんどかったですね。本人も天を仰いでいました。残りの時間、どのような気持ちで仲間のプレーを見ていたのか。私には分かりません。本人のみが分かる事だと思います。一応キャプテンを任されていたので自分がコートに居ないことをどう感じていたのか。

最後は少しの差で負けてしまいました。これで娘の県総体は終わりです。いつかは終わりが来る。それは分かっています。私は普段から試合を見にいくわけではない。だからあれこれ批評する気はありません。それでも良くやったと思います。勝ち負けは必ず関わってくる。どこかで負けてしまう部分はある。その時に何を思うか。大切なことだと思っています。私は娘に声をかける事ができず。私が来ていることに気づいていたのかも分かりません。私としてはこの最後の姿を見ることができて本当に良かったと思います。

うちの練習についてはまた別に書こうと思いますが、夕方学校に戻って練習をしました。練習の終わりに少しだけ話をしました。娘のバスケの話を。勝った負けたというのではない部分の話をしました。私はこれまでうちの選手のレースを見てきました。何度も何度も。勝って喜ぶこともあれば悔し涙が止まらない時もあった。それはいつも「指導者」としての視点だった。保護者よりも時間を共有しているから分かることもある。苦しい時どんな気持ちで練習していたのか。目標に向かって少しずつ歩んできた姿を見てきた。だから感情を共有できる。

今回、娘の試合を見た。普段どのように練習しているのかも分からない。それでも退場になった時に胸が苦しかった。娘がどんな感情を抱いていたのか。それを保護者の視点で考えていた。最後の数分間は「もう少しバスケットをさせてあげたい」と強く願った。負けてしまった事により娘の高校での部活動は終わってしまった。いつか終わりが来る。それは分かっている。それでも保護者としては「もう少しだけ」と思った。私がその姿を見たいというよりも「娘にもう少しだけバスケをさせてあげたい」という気持ちが大きかった。

今、うちの選手達は前を向いて取り組んでいる。そんな時に「終わり」の話をするというのはどうなのか?それでも話をしました。保護者として。やはり子供達が一生懸命にやっている姿は心を打ちます。悲しんでいる姿を見たくはない。それでもその時はいつか来る。一秒でも長く競技をするためには勝ち上がるしかない。その姿を保護者に見せてあげて欲しい。強く思って話しました。

さらには。私自身、この子達と一緒に競技をしたい。もっともっと時間を共有していきたい。選手にとってそれは大した話ではないと思います。私個人の感情として今の選手と一緒に一秒でも長く競技をしたい。今の選手達との競技もいつか終わりが来ます。中学生の時から関わりがあったので実質丸3年間、一緒にやってきました。この子達はうちの娘と同じ学年。こちらも勝手に思い入れがある部分もあります。

やはり何もなかったところからここまでチームを引き上げてくれたこの子達と一緒に全国の舞台に立ちたいと強く思いました。飾らずその言葉を選手達に伝えました。指導者としてという部分よりは「保護者として」と「私個人の感情として」です。プレッシャーには感じてもらいたくないなと思いますが、思っていることをストレートに伝えないなと考えていました。素直に一緒にやりたいと思います。誰よりも近くでこの子達の努力と苦悩を見てきました。だからこそ。

この話を少しだけ親しい方に話しました。涙が止まりませんでした。素直な気持ちです。こういう性格ですから表面的な話はしたくないと思っています。カッコつける意味はないと思っているので。心から「少しでも長く」と思いました。

まとまりません。保護者と指導者。そして一番近くでこの子達を応援する者として。様々な感情が入り混じります。すみません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする