「ねぇ、これ読んで」ともってきた本が、落語のほんだった。
5歳と6歳の子供が、落語の演題、「初天神」を理解できるのか?
「え~これわかるのー?」
「うん」 と、言うので読み始めた。
最初は落語の絵本を読んだ。笑っているーぅ。
「じゃこれも読んで」ともってきたのが、大人用の落語の単行本だった。理解できるのか不安があったが、読み始めた。
「おとっさん、これ買って、あれ買ってって、言わなくて、いい子だろう」 「だからさぁ、これかってぇ」 と、そのくだりまできたら、なんと5歳と6歳の子が、ゲラゲラ笑っている。
「この年齢で理解でき、笑えるんだ」 と、私にはすごい驚きだった。
聞いているときも、私の口元をじっと見つめたり、聞き入る態度は全身で集中しているのがわかる。
時々質問してくる。
縁日って何?初天神って何?とか、1銭って?とか、とか、中間に説明が入っても話がつながっているのも不思議だ。
笑うつぼにはしっかりとはまって、笑ってくれる。
大うけして、それを3回も読んできた。そのたびに大笑い。私もすっかり覚えてしまった。
そして、今日、我が家の常連君、Rちゃん(5歳半)に初天神の話をしてみた。
なんと!R君も理解している。ゲラゲラ笑っている。公園散歩の帰り道、さっきの話しもう一回して!とせがまれる。
いつも驚かされる子供の能力。すばらしーい。
落語は特別にしても、本の読み聞かせは絶対おすすめ。集中力が出そう。