前に作った、手ぬぐい5枚を、なが~く縫い合わせて
1本物のおんぶ紐を作って、とても便利に使っていました。
ですが、必勝の手ぬぐいとか、お祭りの豆絞りの手ぬぐいとか
いろんな派手派手柄なので、どうも見た目が悪いのです。
そこで
先日、片付け物をしていたら
昔使った、記憶も定かでない丹前下(浴衣のようなもの)が出てきたので
それをほぐし、もう一本のおんぶ紐を作ってみました。
襟の辺りの肩当がついたところを、子どもの背中にくるようにして・・・
肌の感触も良いし、生地もまだしっかりしている物でしたので
とっても良く出あがりました。
右側がおんぶ紐です。
写真は、2枚の丹前下を解体して
おんぶ紐の残りは、油拭きやレンジ拭き用に
使いやすい大きさに切って、ボロ布として使います。
リサイクルはエコに繋がるし
どうですか~・・いいアイディアでしょ
ハハハ、でもね。リサイクルなんていうと聞こえがいいけど
丹前下なんて何十年前から着ないのに
今まで取っておくこと自体、貧乏性そのものカンレでありました。
・・・・丹前(知っているかな)とは・・・・
丹前は、東北地方とか寒い冬寝るときに体にかけ
その上に布団をかけて寝ていたものです。
綿が入って、とても暖かく肩ところにもフィットして肩が冷えないんです。
・・・・丹前下とは・・・・
丹前は洗濯が容易ではないので
丹前の内側に浴衣のような綿で縫った着物を
合わせて使っていました。
それを丹前下と言っておりました。
丹前下は、丸洗いが利くのでね。
今で言う、毛布カバーのような使い方でした。
・・・・
今時は、部屋自体を暖房しているし
肌がけ布団や綿毛布、羽毛布団などいいものがどんどん出ていて
丹前を使う人は、ほとんどいないでしょうねぇ・・・
と、思いきや売っているサイトがありましたありました。
ひえぇ~こんなに高価なんだ~
それもそのはずです。
縫うのは大変だし綿を入れる技術は大変ですものね。
今は亡き、主人の母が季節ごとに送ってくれたのです。
だから、簡単に捨てられなかったのです。
尊敬するお姑さんでした・・・・(一人思い出にふけて・・・)