goo blog サービス終了のお知らせ 

東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

コーチングが必要な理由

2011-12-11 22:28:43 | 11期生のブログリレー

こんにちは。矢本です。最近は訳ありシステム案件を引き受けてしまって、ちょっとあっぷあっぷしていいます。

さて、きょうはまず、最近知り合ったパワフルな経営者2人のお話を。

 

一人目は、IT企業の会長で創業者、70歳代の方。私の親父と同じくらいの年齢なのに、すごいパワフル。声もデカイ、しゃべりの速度がはやい、しゃべりだしたら30分位とまらない・・・。

 

もうひとりは、機械部品卸売会社の会長。この会長も、創業者で70歳代、とてもパワフル。声は普通だが、喋りのスピードこれまた速く、やっぱり20分くらいは相槌を打つのがやっと位・・・。

 

ステレオタイプの認識は良くないけど、創業経営者はこの手のタイプが多いような気がします。

 

どちらも事業計画の作成支援の役目でお会いしたのですが、最初は、診断しなくちゃ、きちんとヒアリングして意見をいわなくちゃとか思って、多少生意気な提案もしたんですけど、最近ちょっと違うと思うようになりました。

 

話を十分聞いてあげるといいんですね。初回は約2時間お会いしたうちで、自分が喋った時間はトータルたった3分くらいかもしれません。自然と、無理してこちらから意見せず、聞いたことを纏めて、「そこが重要ですね」とか相槌を入れくらいになりました。その後こちらか意見をすることも多かったのですが、不評でした。

 

こちらから最初の意見をいうと否定されるけど、聞いたお話を整理して次回持っていくと、すごく喜ばれる。そしてご自身でいろいろとまたお話を深堀する。・・。すると問題が解決する、または軌道修正する。こんなパターンが定着してきました。

 

なるほど、オーナー経営者の場合は、コンサルタントというよりコーチを必要としている場合が多いかもしれません。コンサルを頼んではいますが、「仕事については俺が詳しい。俺が進む方向は自分が良く知っている」みたいな意識もあります。もし、間違っていても、こちらがお話を聴いてまとめると、ご自身で方向転換される。そのほうが、こちらから意見するよりも受け入れられる。

 

コーチングが大事だっていう診断士の方も多いのは、こんな理由だったからなんですね。少し解った気がしました。

 

受け身のコンサルがよい場合もあるんだなあと、最近の小さな気づきでした。

人生経験豊富な皆さんには当然のことかも知れません。

 

寒くなりましたが気をつけて行きましょう。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする