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東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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灘の酒蔵

2011-12-25 23:45:24 | 11期生のブログリレー

11期生、小山誠一郎です。


先日、兵庫県神戸市・灘の酒蔵でお話を伺う機会がありました。
近年の日本酒販売伸び悩みの要因について、お話を要約すると・・

【主要販売経路の変化】
 ・利幅の大きな瓶は売れにくく、その分紙パックが伸びている
  →街の酒屋ではなく、主婦がスーパーで購入する割合が伸びた
  →購入者は飲み手(主に男性)より非飲み手(主に主婦)が多い
  →売れ筋が低価格帯にシフト

【新規参入】
 ・昔と比べ平均所得はそれほど伸びていないが、趣味・娯楽が多様化
  →限られた娯楽費の中で、お酒に割り当てる比率が低下
  →ビール・焼酎等の酒類だけでなく、スマホやネットショップが競合に

【代替品】
 ・昔は外から(ストーブ)or中から(日本酒)暖めるのが数少ない防寒対策
  →エアコンの普及により、相対的な重要度が低下

【風潮の変化】
 ・酔っぱらうことを"ダサい"と捉える若者が増えた
  →消費層が狭まるとともに、一人当たりの消費量の減少


想定の範囲内の回答もありますが、やはり本家・酒造元で伺う
生のお話には格別の説得力がありました。


「日本酒の消費量を増やすには?」

まるで就職活動のディスカッションお題のようですが、
プロでも苦悩するこのテーマ、深みがありそうです。

 ※余談ですが、最上級格でも1万円前後の日本酒は
  贈答品として利用価値が高いと思います。
  本家蔵元から1本贈りましたが、反応は上々でした。(実家ですが・・)

コメント (1)
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