こんにちは。業務MAです。梅雨がようやく明けたと思ったらいきなりの猛暑。暑さに弱い私には
辛い季節がやって来ました。皆様も熱中症には十分お気を付けください。
さて、先日出張で岐阜の飛騨高山に行く機会がありました。皆様ご存知の通り、外国人観光客
が多く訪れる町です。残念ながら日帰りのだったのでゆっくり観光をする時間はとれなかった
のですが、外国人観光客の多い当地ならではと思われる取組みを2点ほど見つけましたので、
ご紹介します。
(1)郵便局の外国語案内標記
取引先の訪問を終え、帰りの高速バスまで1時間ほど時間があったので、手土産の物色も兼ねて
駅周辺市街地をブラブラ。駅周辺は下の写真にある通り、新しいビルやマンションが建ったりと大分開発
されていますが、一歩裏通りに入ると、古い家屋が残っていたりして、なかなかの情緒。実際に市街地
を歩いてみてその町の空気を肌で感じるのは、地方出張の醍醐味です。
しばらく行くと郵便局発見。見た目は普通の郵便局。しかし、案内板がすごい。
なんと上から英語、中国語、ドイツ語、韓国語、フランス語の5カ国語!他ではなかなか見ない
標記です。観光にかけるこの町の意気込みが伝わって来ました。
(2)高速バスの外国語車内放送
そうこうしているうちに、帰りの高速バスの時間になり、高山濃飛BT(JR高山駅のすぐ隣)
から新宿行の高速バスに乗車。在来特急+新幹線で名古屋経由東京まで帰ると乗り換え
含め約4時間半。他方高速バスだと乗り換え無しで約5時間半。しかも交通費は約半額!。
コストパフォーマンスでは圧倒的に高速バスが上との個人的信念で、帰りは高速バス利用
です(因みに難点は山岳ルートが長いので時間が読めないこと。後の予定があるときは
使わない方が無難でしょう。急カーブや急勾配が多いので、バスに弱い人にもお進め
できません)。
バスが発車してすぐ車内放送が流れます。日本語と英語は他の高速バスでも一般的ですが、
なんと続けて中国語と韓国語の車内放送が流れます。しかも聞いていると、結構忠実に日本語
の内容を再現しています(中国語・韓国語とも少し勉強したので案内放送程度のごく初歩的な
内容なら多少聞き取れます)。高速バスでここまでのサービスは余り見ないので驚きました。
標記を読むのとは違って英語の車内放送を聞き取るのは、特に走行中は雑音が入ったりして
ややハードルが高いですから、自国語での車内放送は有難いのだろうなと思って聞いていました。
因みに中国人と思しきカップルが2組。彼(女)らはこの日本的発想の中国語をどのように感じた
のでしょうか?ちょっと興味があります。
バスは山岳地帯に入ってどんどん高度を上げ、平湯温泉BTに到着。ここで休憩。標高約1500m
の高地だけあって、非常に涼しく、風が爽やかです。本当は温泉に浸かってのんびりしたいところで
すが、10分ほどでバスは出発。ここから安房峠をトンネルで超えて、長野県側へ。上高地のすぐ近くを
かすめながら、急峻なV字谷の底を這うように走る山岳道路を松本盆地へ向けひたすら下ります。
松本ICから高速に入り、途中2ヶ所の休憩を経て、予定よりも早い約5時間のドライブで無事新宿駅
に到着。因みにSAでの休憩や、途中の降車バス停の案内の際も詳細な中・韓両国語での車内放送
は健在でした。降車バス停の時はご丁寧に液晶画面での中・韓両国語での案内標記まで。日本的な
細やかな気遣いを感じながら、ついでに中・韓両国語の勉強も少しさせてもらいました。
高速バスは、新幹線が無い地域では結構便利です。路線により予約が必要だったり、時間が
読めない等の難点はありますが、コストパフォーマンスは良好と思います。皆様ご出張の際の移動手段
の候補の一つに加えてみては?