知人に誘われて、坐禅をする機会がありました。
都内にある臨済宗のお寺です。
難儀したのは坐り方です。
両足を組むことはできても、とても続けられそうになく、左足を右足に乗せるだけにしました。
ただ、坐禅の目的は苦痛に耐えることではないそうで、あぐらを組むだけでもかまわないとのことでした。
坐禅は、30分を2回(間に休憩5分)で行われます。
半眼で(目を半分閉じること)、呼吸を整えることに集中します。
そうすることで、頭の中に浮かぶ雑念を吐き出します。
しかし、5分も経つと無意識に、仕事のこと、遊びのことを考えている自分がいます。
そこで、また呼吸を整えて無になろうとするのですが、しばらくすると、また何か考えている自分がいます。
途中で、警策を受けてみました。
これは、効きます。体の芯に電気が走るようでした。
併せて1時間の坐禅でしたが、あっという間でした。
体験程度の坐禅ではありましたが、翌日以降の仕事ぶりが変わりました。
気持ちをリセットすることで、目の前の仕事、人の話に集中しやすくなったのだと思います。
もっとも、日にちが経つにつれ、心の中のもやもやが積もってきます。
そんな時は、坐禅に赴くことで、新鮮な心を取り戻すことができるのでは、と感じました。