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アフターコロナの新常態

2020-04-10 12:00:00 | 19期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。19期の西山です。

新型コロナウイルスの拡大が止まらず、新年度に入っても影響が広がっています。

まさに今が大変なのですが、今回はあえて収束後の世界について考えてみたいと思います。

 

ビジネスのシーンで「アフターコロナ」という言葉を耳にするようになりました。

新型コロナウイルスが収束した後、という意味で使われます。

アフターコロナの世界はいったいどうなっているでしょうか?

 

コロナ問題を個人的に振り返ると、中国で報じられた当初は対岸の火事として自分事化せず、国内で感染者が見つかった時も日本は封じ込めに成功していると高をくくっていました。

つまり、「どうせそのうち終わるだろう」と思っていたのです。

しかし、その期待はあっさりと裏切られつつあります。

 

世界中で感染者が爆発的に増え、オリンピックは延期になり、日本(特に東京)はオーバーシュートの瀬戸際にあると言われています。

マスクは売り切れ、外出は自粛になり、仕事もテレワーク化が進んでいます。

私たちの日常、生活すべてがなし崩し的に変わり、それに慣れようと必死です。

コロナ以前と以後で世界は一変してしまい、コロナを経験した私たちはもう元の世界には戻れないかもしれません。

この感覚はアメリカの9・11、福島の3・11に近いものがあります。

 

ニューノーマルまたは新常態という言葉があります。

もともとはリーマンショックの時に作られた言葉で、世界経済はショックから立ち直っても、元の姿には戻れないという見解から生まれましたそうです。

その後、中国の習近平国家主席が「中国は新常態に入りつつある」と言及したことで話題になりました。

アフターコロナの世界はまさに新常態になるかもしれません。

これまでの常識や慣習が根底から壊され、昔を懐かしんでも仕方ないーー。

とてもハードで辛い世界のように感じますが、一方でいまからその世界を取り込もうとする模索も始まっています。

 

たとえば、私が好きな美術の世界でも展覧会が開けず、大きな影響を受けています。

そんな中、YouTubeなどを使った学芸員によるオンライン解説が人気を呼んでいます。

飲み会自粛の中、ビール会社がオンライン飲み会を開いて盛況だという話もありました。

厚生労働省がオンライン診療や電話診療の解禁を容認へ、という報道もあります。

 

このブログでも書かれていますが、人と対面できないから仕事にならないはオールドタイプな考え方で通用しません。

職場で、学校で、家庭で、危機をきっかけに新しい取り組みが生まれ、それが社会を良い方向へ変革していく。

そんなビジョンを胸に、一人ひとりが意識と行動を変えていく必要がありそうです。

 

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コメント (2)
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