20期生の大井です。先週偶然、5年半前に書いた「自分自身との契約書」を見つけました。すっかり存在を忘れていた書類だったのですが、とても大きな気づきがあったので紹介します。
きっかけは、昨日勤務先で実施されたキャリアワークショップ研修です。勤務先では、今年からのジョブ型人事制度への移行を受け、社員全員対象にキャリアビジョンを考える研修を実施しています。こういう取り組みは最近流行っているようで、私は前々職の会社でも同様の研修を受けたことがあります。2015年7月のことです。なので、研修の下準備でその過去の研修資料を調べていたら、資料の束にペラっと入っていました。
手書きで自筆署名入り、何とも本格的です。確か2日間の研修の最後に書いたものと記憶しています。そして、自分でも驚くような大切なことが書いてありました。少し恥ずかしいですが、紹介したいと思います。
- 私は、家族の幸せを一番に考えて、自分自身の人生設計を考えます。
- 私は、10年後、ITビジネスの事業責任者になるために、戦略立案・人脈形成にすぐに着手します。
- 私は、70歳まで働き続ける自分であるために、専門性のあるスキルをこれから5年以内に取得します。
- 私は、この10年に起こると予想されるライフイベント(教育、住宅、会議)に、計画的に対応していきます。
- 私は、会社以外の地域や団体などにも参画し、自身の人生の幅を広げるとともに、その成果を事業や家族にも還元します。
見返すと、サラリーマン的な内容も多分にあります。ただ、驚いたのは、存在を忘れていたわりに、意外と着手していたことです(2番目がちょっと怪しい・・)。この当時、診断士もプロボノもまだ考えておらず、全く手つかずでした。英語も実務経験はほとんどなかったですが、この後英会話スクールに通って外資に転職までしてしまいました(1年半の在籍でしたが・・)。
今思い起こすとこの研修は転機でした。当時、勤務先がリストラ真っ只中で、私も転籍を控え危機感がありました。真剣に考えて書いたことで自分の意識の底にずっと残っていたと思います。
しかし、こういう紙は大切に取っておかないといけなかったです。大反省。見つかってよかった。稼プロ!で作ったキャリアビジョンも、ブラッシュアップはもちろんですが、最初に書いたものを手元に置いて初心を定期的に確認しようと決意しました。5年後にほくそ笑むことを目指して(笑)。そして、この大切さを周りに伝えていこうと思います。何しろ、自分が実践しいろいろなことを掴みかけていることが確認できて、1つ自信となりました。
実践されていて、素晴らしいです!
ジョブ型へ移行するんですね。ジョブ型の企業では、自分のキャリアは自身で主体的に取り組んでいくと聞きました。私が所属している企業は、まさにそうで、自分のキャリアプランがまずあって、そこに仕事がどうあうのかをすり合わせていきます。合わなくなったら転職という道になります。会社によってかなり違いますね。
有効期限や免責事項、不可抗力条項がないのはさらに凄い。
契約を無事履行されることをお祈りいたします。