皆さん、おはようございます。11月18日(土)担当の17期生山田隆司です。
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
突然ですが、我が家には、1年8ケ月になる白猫を飼っております。名前は「もふ」といいます。
飼うことになった経緯は、妻の同僚から譲り受けたことです。もともと野良猫でしたが、
生後数か月の頃に同僚宅の「壁のスキマ」に落ちて鳴き続けているのに気づき、
同僚さんのご厚意で壁に穴を開けてもらい、無事救出したという、なかなか幸運な猫ちゃんになります。
このように、生まれてすぐ飼い主が見つかるケースであればよいのですが、
様々な理由で保護施設に運ばれ、飼い主が見つからず、人知れず殺処分されている現実があります。
今回のテーマは、『動物の殺処分ゼロ活動』について、取り上げてみたいと思います。
1.ペット市場:飼育頭数の減少、ペット関連市場の増加
まずは、ペットの飼育頭数を見てみましょう。一般社団法人ペットフード協会の調査によりますと、
犬の飼育頭数は、2010年で11,861千頭から、2016年で9,878千頭と、約200万頭16.7%の減少となっています。
猫の飼育頭数は、2010年で9,612千頭から、2016年で9,847千頭と、約20万頭2.4%の増加なっています。
全体の飼育頭数は減少となります。犬の飼育世帯が減少し、屋外から室内・小型犬への傾向がみられます。
最近の猫ブームではありますが、猫は飼育世帯はほぼ横ばいですが、多頭飼いの傾向がみられます。
以上のことから、猫の飼育頭数が犬を逆転するのは時間の問題だと言えそうです。
また、市場規模としては、2010年1.39兆円から、2016年1.48兆円と、着実に増加傾向を示しています。
理由として、ペットの長寿命化や家族化などを背景に、1頭当たりの消費額が増加してるからです。
2.今まで見過ごされていた社会問題
NHKなど報道で、ブリーダーやペットショップから不要とされた動物を「引き取り屋」なる悪徳業者が
多額の金銭で引き取り、劣悪な飼育環境での飼育放棄をするという事件がありました。
処分される犬猫の数を減らすため、2013年の改正動物愛護法によって、悪徳業者の摘発が進んでいます。
2013年度の全国の動物愛護センターでの殺処分の現状をみてみますと、
保護された犬の総数は、71,642頭でその内、飼い主の基へ帰ることができた犬は16,166頭(22.6%)に対して、
行き場が無く殺処分になった犬は、38,396頭(53.6%)にも上ります。
殺処分の多くは捨て犬や迷い犬で、飼主の無責任と無知の代償として、動物が犠牲となっているのが現状です。
3.ボランティアの活躍と自治体との連携による殺処分ゼロへの挑戦
平成25年度では、札幌市、神奈川県、熊本市が犬の殺処分数がゼロを達成しています。
なぜ、神奈川県は殺処分ゼロを達成できたのでしょうか。理由の1つに、ボランティア活動が活発で、
ボランティアの方が一生懸命殺処分ゼロを目指す、強い思いがあっての結果となります。
具体的な殺処分ゼロの活動として、単純に捨て犬や捨て猫を飼いたい人に譲るのではなくて、
その人達がきちんと飼育できるかどうかまでチェックすることによって、
再び犬や猫が捨てられるという悲劇を未然に防いでいるのです。
また、神奈川県では県庁の駐車場にて捨て猫や捨て犬の譲渡が行われているなど、
県全体が連携して殺処分ゼロを目指しているという動きがあります。
4.飼い主として今自分ができること
飼い主として、動物好きとして、今自分ができることは何なのでしょうか。
自分なりに3つにまとめてみました。
(1)正しい知識と行動
・飼い主としてペットにとって何がよいのか常に考え、周りから情報を入手し、正しい知識をもつこと。
・いざ飼う際は譲渡会などを利用して、どのような方からペットを譲り受けるのかの視点が大切。
(2)長期的なライフプラン
・ペットと今後どのような生活を送っていくのかライフプランが必要。
・ライフプランの大きな変更になっても、頼れる場所があること。
(3)継続した愛情
・自分の都合だけでなく、飼育環境を整え、動物への愛情をもち続けること。
・家族全員が愛情を持ってペットと接することで、信頼関係を保つこと。
普段は、「うちの猫は世界一かわいいー!」と親バカぶりを発揮していますが、
ペットを取り巻く環境、自分とペットとの関係のあり方、普段の生活を考えるよい機会になりました。
ボランティア活動の応援や保護活動への寄付など、できる範囲で少しずつ始めていきたいと思います。
自分の人生を豊かにしてくれるペットとの生活。皆さんの頭の片隅に置いてもらえると幸いです。
■ご参考情報:里親情報サイト「ペットのおうち」
http://www.pet-home.jp/all/
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
突然ですが、我が家には、1年8ケ月になる白猫を飼っております。名前は「もふ」といいます。
飼うことになった経緯は、妻の同僚から譲り受けたことです。もともと野良猫でしたが、
生後数か月の頃に同僚宅の「壁のスキマ」に落ちて鳴き続けているのに気づき、
同僚さんのご厚意で壁に穴を開けてもらい、無事救出したという、なかなか幸運な猫ちゃんになります。
このように、生まれてすぐ飼い主が見つかるケースであればよいのですが、
様々な理由で保護施設に運ばれ、飼い主が見つからず、人知れず殺処分されている現実があります。
今回のテーマは、『動物の殺処分ゼロ活動』について、取り上げてみたいと思います。
1.ペット市場:飼育頭数の減少、ペット関連市場の増加
まずは、ペットの飼育頭数を見てみましょう。一般社団法人ペットフード協会の調査によりますと、
犬の飼育頭数は、2010年で11,861千頭から、2016年で9,878千頭と、約200万頭16.7%の減少となっています。
猫の飼育頭数は、2010年で9,612千頭から、2016年で9,847千頭と、約20万頭2.4%の増加なっています。
全体の飼育頭数は減少となります。犬の飼育世帯が減少し、屋外から室内・小型犬への傾向がみられます。
最近の猫ブームではありますが、猫は飼育世帯はほぼ横ばいですが、多頭飼いの傾向がみられます。
以上のことから、猫の飼育頭数が犬を逆転するのは時間の問題だと言えそうです。
また、市場規模としては、2010年1.39兆円から、2016年1.48兆円と、着実に増加傾向を示しています。
理由として、ペットの長寿命化や家族化などを背景に、1頭当たりの消費額が増加してるからです。
2.今まで見過ごされていた社会問題
NHKなど報道で、ブリーダーやペットショップから不要とされた動物を「引き取り屋」なる悪徳業者が
多額の金銭で引き取り、劣悪な飼育環境での飼育放棄をするという事件がありました。
処分される犬猫の数を減らすため、2013年の改正動物愛護法によって、悪徳業者の摘発が進んでいます。
2013年度の全国の動物愛護センターでの殺処分の現状をみてみますと、
保護された犬の総数は、71,642頭でその内、飼い主の基へ帰ることができた犬は16,166頭(22.6%)に対して、
行き場が無く殺処分になった犬は、38,396頭(53.6%)にも上ります。
殺処分の多くは捨て犬や迷い犬で、飼主の無責任と無知の代償として、動物が犠牲となっているのが現状です。
3.ボランティアの活躍と自治体との連携による殺処分ゼロへの挑戦
平成25年度では、札幌市、神奈川県、熊本市が犬の殺処分数がゼロを達成しています。
なぜ、神奈川県は殺処分ゼロを達成できたのでしょうか。理由の1つに、ボランティア活動が活発で、
ボランティアの方が一生懸命殺処分ゼロを目指す、強い思いがあっての結果となります。
具体的な殺処分ゼロの活動として、単純に捨て犬や捨て猫を飼いたい人に譲るのではなくて、
その人達がきちんと飼育できるかどうかまでチェックすることによって、
再び犬や猫が捨てられるという悲劇を未然に防いでいるのです。
また、神奈川県では県庁の駐車場にて捨て猫や捨て犬の譲渡が行われているなど、
県全体が連携して殺処分ゼロを目指しているという動きがあります。
4.飼い主として今自分ができること
飼い主として、動物好きとして、今自分ができることは何なのでしょうか。
自分なりに3つにまとめてみました。
(1)正しい知識と行動
・飼い主としてペットにとって何がよいのか常に考え、周りから情報を入手し、正しい知識をもつこと。
・いざ飼う際は譲渡会などを利用して、どのような方からペットを譲り受けるのかの視点が大切。
(2)長期的なライフプラン
・ペットと今後どのような生活を送っていくのかライフプランが必要。
・ライフプランの大きな変更になっても、頼れる場所があること。
(3)継続した愛情
・自分の都合だけでなく、飼育環境を整え、動物への愛情をもち続けること。
・家族全員が愛情を持ってペットと接することで、信頼関係を保つこと。
普段は、「うちの猫は世界一かわいいー!」と親バカぶりを発揮していますが、
ペットを取り巻く環境、自分とペットとの関係のあり方、普段の生活を考えるよい機会になりました。
ボランティア活動の応援や保護活動への寄付など、できる範囲で少しずつ始めていきたいと思います。
自分の人生を豊かにしてくれるペットとの生活。皆さんの頭の片隅に置いてもらえると幸いです。
■ご参考情報:里親情報サイト「ペットのおうち」
http://www.pet-home.jp/all/
私も大学時代に、捨て猫を拾ってきて飼ってた事を思い出しました。たいへんでしたが、今思えば良い想い出です。
コメントありがとうございます。
そうですね。苦労もありますが、思い出がいっぱい
中嶋さんへ>
コメントありがとうございます。
そうですね。ペットロスも問題になっていたりしますね。
また犬猫のお話ができると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
私も、タオルや古着など、必要なものを提供したり、できることをしています。
定年後は、猫を飼いたいと思っています。