13期生の佐野です。
今日は朝から大変うれしいニュースが飛び込んできました。2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定したことです。本当におめでとうございます。国を挙げての招致活動が身を結び、世界中に日本の結束力を示せたのではないかと思います。これから7年後の開幕に向けて様々な取り組みが行われると思いますが、世界中が注目する中で、しっかりと日本の対応力を見せつけてあげたいですね。
さて、一昨日は当プロコン塾初の合宿が都内で行われました。鴨志田塾長、金子事務局長、大草サポーターおよび塾生、卒塾生、そして来年の塾生候補(?)を加えた総勢16名の参加により、大いに盛り上がりました。このような貴重な機会を提供いただき、準備や運営にご尽力された塾長、幹事、副幹事、そしてすばらしいファシリティを提供いただきました『シェアトモ』の山川代表には、この場を借りて御礼を申し上げます。
今回の合宿の目的は、「参加者どうしの懇親の場であると同時に、ディスカッションなどを通じて『気づき』を得ること」でした。まさにこの言葉通り、2日間通じて活発なディスカッションが行われ、自分にとって多くの『気づき』が得られた機会であったと感じています。
特に印象的だったのは2日目に行われたTTW(Think Tank Windows)という問題解決手法を使って、「独立して成功するためには今何をすべきか」というテーマを深く掘り下げていったことです。TTWについては知的財産権の関係でここには詳しく書けませんが、簡単にいうとKJ法やブレストのように、多くの参加者に意見を出させたうえで、それらを整理・体系化しかつ優先度も明確にする手法です。いろんな意見や考え方が出て、自分が思いもしていなかったこと(準備すべきこと)が次々出されました。それは、自分にとって今後キャリアプランを作っていくうえでとても有効なものだったと思います。その中で今回は特に印象に残った3つの「企業診断士でいるうちに、今為すべきこと」をご紹介したいと思います。
1.コアスキルを持つ
ここで言うコアスキルとは「他人にまねできない専門性の高いスキル」を言います。ここでの気づきは、今自分の強みと思っていることが必ずしもコアスキルとは言えない、そして、これから仕事を通じて得られるものがコアスキルとなるかもしれない、ということでした。つまり、自分の過去の成功体験や実績にしがみつくのではなく、新たなスキルの獲得も視野において日々取り組む必要があるということなのです。自分はITが強みだと思っていても、診断士にはIT業界出身者がどんどん増えていますから、これからITが自分のコアスキルと言い切れるのか?と自問すべき時期に来ています。今のスキルを研鑽して磨き続けることは当然のこと、新たなる分野への挑戦の必要性を強く感じました。
2.健康を維持する
当たり前のことではありますが、意外に普段は忘れられていることかもしれません。先輩独立診断士の言葉で強く印象に残ったのは、独立すると体を壊して休む=収入が得られないという現実です。会社員の場合、多くは風邪や腰痛やらで数日会社を休んだとしても有給休暇制度に守られ、給料が減ることはありません。しかし、独立後は休んでしまったらその日の収入はもちろん、信用すらも失いかねない怖さがあります。気軽に「今日は調子悪いから休む」的な発想は通用しないのです。もっとも恐ろしいのは生活習慣病などで長期休暇に陥ることです。そうなると家族すら養えなくなるかもしれません。自分と家族のことは自分で守る、怠惰な生活を見直し、自制のもと健康管理を怠らないことが強く求められる世界であることを、改めて認識させられました。
3.第一印象を良くする
これも会社員でいるうちはあまり意識していないことかもしれません。もちろん社会人の最低限のビジネスマナーは守りますが、それだけでは独立後はダメなのですね。身なり、姿勢、挨拶はもちろん、表情や発声にも高度なスキルが求められることに気づかされました。なにより驚いたのは、先輩独立診断士の皆様はボイストレーニングに通われていること。人前で分かりやすく物事を伝えるには、中身だけではなく、話し方(抑揚、間の取り方、声の張りなど)も重要な要素であるという気づきを頂きました。第一印象がその後のビジネスの成否を大きく左右することを考えますと、今からしっかり身に付けておかなければならないスキルだと感じました。
以上、もっとも印象に残ったテーマを3つ振り返ってみました。これ以外にも多くの気づきや学びがあったのですが、正直独立の大変さや重さをずっしりと受け止める結果となりました。ただ、この高い壁を乗り越えられるか否かが、今後の自分の人生の成果を大きく左右することになるのではないかと思います。今回同じ屋根の下で目標を同じくする同志とじっくり語り合えたのは幸せでした。この貴重な機会を活かさない手は無いと思っています。
ボイトレの効果は体験しないと分からないかもしれませんが、声は武器になりますよ。
外見については、客観的に自分の印象を知ることができるので、一度イメージコンサルを受けてみるのもいいと思います。
この教えをしばらく、実践してみませんか?
健康管理と第一印象は、心構え次第でなんとかなるものですよ。