プロ野球の経営改革

皆さま、こんばんは。稼プロ！17期の依田です。

昨日に引き続き、2日連続で野球の話題となってしまいます。
私が好きな球団は広島の優勝に大きく貢献し、横浜と最後まで競い合い、
結果、クライマックスシリーズ（以下、CS）が始まって以来、
初めて出場できないという寂しい結果となりました。
広島ファンの知人からは、ありがとうとの言葉を頂きなんとも複雑な気分です。

最後までCS出場を争った横浜DeNAベイスターズですが、
一昔前は、スタンドはガラガラで赤字経営が続き、
IT企業であるDeNAに買収され、どうなるかと心配される有り様でした。
それが、いまは観客動員数も増え、チケットもなかなか取れないという人気ぶりです。
何がそんなに変わったのでしょうか。

横浜DeNAベイスターズの取り組みを見ると、
我々にも身近に感じる改革がありました。
マーケティングに力を入れ、野球ファン以外をターゲットに顧客を増やし、
魅力的なイベントを企画して、リピーターを増やす。
横浜という地域に密着し、地域とともに活動する。
その結果、ファンが増加し観客動員数は増え、
球団買収から5年で黒字化しました。
これらは、売上向上、CSRという企業経営の基本と言えるかもしれません。

その他の球団も様々な取り組みを行い
客単価の向上、新規顧客の獲得を目指すようになっています。
楽天：球場に観覧車を設置
広島：BBQができる観戦席を設置
オリックス：ペットと一緒に観戦
中日：浴衣で観戦
ソフトバンク：女性にユニフォームプレゼント

今の状況は、昔を知っている人からすると凄い変わりようだと思います。
プロスポーツと言えばプロ野球くらいしかなかった時代とは違い、
様々なスポーツがプロ化して選択肢も増え、生き残るために企業努力が必要になる。
プロ野球が、ますます盛り上がっていって欲しいと思う一方で、
次はどんな戦略をとるのか、違う視点で見てみると、なかなか勉強になると思いました。