こんにちは!稼プロ20期生の大野徹司です。
前回、クリティカルシンキングのステップとしてイシューついて記載しました。今回は、問題について考える順番とヒントについて考えてみます。勉強中ホヤホヤの内容ですので、自分自身の理解を深めつつ記載したいと思います。
(問題解決の手順)
① ② ③ ④
①イシューについて考える(What)
例えば、上司から「当部の営業利益低下の理由を調査してほしい」といわれたらどうしましょう。いきなり営業利益を探りにいくのではなく、なぜ営業利益を気にしているのか、上司は誰かから要請されて調査しているのか、全社的な視点から当部はどのような問題があるのか、などをイシューに思いをめぐらせましょう。イシューが発生した背景や真意を考えて、自分なりの想定を作ることがポイントだと思います。
②結果を押さえる(Where)
それでは当部のデータを見ていきます。営業利益を確認する前に、営業利益とは何かを考えます。営業利益を構成する要素として、粗利・原価・販売費・管理費などがありますね。どこが悪いのかを丁寧に調べます。例えば、「事務員人経費増加に問題がある」と特定するためには、事務員人件費以外の項目に問題がないこと確認(証明)してください。そうでないと、必ず上司や先輩から突っ込まれます^ ^。
③原因を押さえる(Why)
ここでは、結果からいえる原因を深堀してみましょう。「事務員増加により人件費が増加している」という結果には、なぜ事務員が増えているのかを考察します。切り口はいろいろですが、事務員の仕事量を業務別に分解する、モチベ・スキル・教育、営業との連携、近年の動きなどの視点でも見てみましょうもちろん、事務員にヒアリングすることも大切です。
④解決策を考える(How)
おつかれさまです、ここまで来るには頭も体力も使い果たしているかもしれません。ですので、解決策は安易に決めがちになります。それを避けるためにも、ぜひロジックツリー・MECEのフレームワークを使ってみましょう。抜け漏れがなく、幅広い打ち手アイデアを出せると思います。良いアイデアでもコストが高すぎるのは問題です。コスト・スピード・効果・リスクなどを考えて、優先度の高いアイデア(施策)を決めます。そして、大切なことは小さく実施してみて有効性を確認することです。頭で考えた施策ですので、実地で小さく始めて反応や変化をみていくほうがリスクが低くすみます。
さて、またまた自分の頭の整理をしてしまいました。問題解決の手法は、プライベートでも使える有効な手法だと思います。一方で、深く考えない問題は時間を掛けずズバズバ決めて進めるほうがいいでしょう。「この案件は問題解決手法を使う」と決めて、1日1案件くらいのペースで実践してみるのがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。