新聞は一日に何回も作りかえられるのをご存知でしょうか?
何回目に印刷した新聞かを調べるには、紙面の枠の上に「〇版」と書かれた版数を見ると分かります。
通常全国紙では地域ごとに配達に要する時間が異なることから、最も時間を要する地域に配達される版から作られます。なので、東京都内で販売される版と例えば、神奈川県の版は違う場合があります。自宅が東京以外で勤め先が東京都内の方は、1面の記事や配置が違うことに気がつくことがあると思います。
朝刊の場合は12版から、本社の最寄り地域に配達される14版までの3版です。新しいニュースが入ると紙面の組みかえをして、印刷し直すので、版数の数字も増えていきます。新しいニュースが入らないページや特集記事、連載記事などが載っているページは、途中で記事を変えることがないので、最初に印刷された12版ということが多いです。
夕刊にも同様に3つの版があります。夕刊の発行が無い地域では統合版が作られます。
締め切り時間については、新聞協会を中心とした協定があり、朝刊は午前1時15分、夕刊は午後10時15分以後発生した事件、事故は掲載しないことになっています。この協定は、各社が最終版のゲラを協会に登録することにより担保されています。 各版の締め切り時刻は概ね以下のとおりです。
<朝刊>
12版:22:00頃
13版:24:00頃
14版:1:00頃
<夕刊> 2版:11:00 頃
3版:12:00 頃
4版:13:00 頃
これは紙媒体の場合ですが今後、どんどん電子化が進むと世界中どこでも、同時に同じ記事を読めることになりますね。
話は変わりますが、新聞には情報提供を求める窓口が掲載されています。
街のイベントなどの予定などを提供すると、取材に来て記事にして頂けることもあります。
広告の掲載だと有料になってしまいますが、情報提供をキッカケにして記事が掲載される場合は、ほとんどコストはかかりません。新聞記事は新聞社や記者が、読者に伝える価値があると評価した結果で掲載されますので、元の情報の信頼性が高まるという付加価値もあります。街の活性化や中小企業のアピールに、活用してみたら如何でしょうか。
柴 太郎 でした。
勉強になりました。ありがとうございます。