東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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商店街灯の謎

2012-10-26 00:00:30 | 12期生のブログリレー

こんにちは。12期生の村山です。

 

 皆さんは、商店街にある街灯を注意してご覧になったことはありますか。商店街ごとにそれぞれ違った形(デザイン)の街路灯が立っています。

 私は商店街振興の仕事に携わって初めて、商店会が商店街灯を立てていることを知りました。今でこそ、商店街に行くと、必ず商店街灯を見るようになりましたが、それまでは、ほとんど注意して見たことなどありませんでした。一般の人にどれほど認知されているのでしょう。

  でも、商店街振興で商店会の方と話をすると、商店街灯の立て替えの話が良く出てきます。たしかに、街灯が古くなって薄汚れていると、一層、寂れた商店街というイメージが強まります。

 最近はLED化が流行ですが、立て替えとなると、デザインにどれくらい凝るか、材質をどうするか、何本立てるかにもよりますが、1千万円近くなることもあります。そのうち3分の2は東京都や区役所で補助されますが、3分の1でも、商店会にとっては大きな負担です。そこまでして、どれだけの効果があるのか。なぜ、真っ先に街灯なのか、常々、不思議に思っていました。

 先日、学習院大学非常勤講師で社会学者の新 雅史(あらた まさふみ)氏の『商店街はなぜ滅びるのか』(光文社新書)を読み、その謎が解けました。この本は、副題「社会・政治・経済史から探る再生に道」とあるように、商店街の盛衰を社会学的な視点で分析したものです。

  この本の中では、次のようなことが述べられています。

 第1次世界大戦前後に百貨店が登場し、零細小売商が脅かされます。その窮地を救うために、商店に専門性をつけさせ、その専門店同士を地域でつなげることが考えられました。それが「商店街」の理念だったのです。

 百貨店(縦に中空に聳える商店街)に対して、商店街を横に地を這う百貨店、「横の百貨店」と称したそうです。

 そして、「商店街が地域の百貨店であるならば、百貨店にシンボルマークがあるように、商店街にもシンボルが必要になる。それが、街灯であったり、街路樹であったりしたわけである。」というくだりを読んで、あーそういうことかと、納得しました。

 街灯は、商店街のシンボルだから、商店会の人は、あれほど街灯にこだわっていたのですね。

  しかし、 古くて汚い街灯は、商店街のイメージを確かに損ないますが、街灯に多額の資金を費やすだけの効果があるのでしょうか。商店街から店がなくなり、チェーン店が増えているなかで、街灯がシンボルとしての役割をどれほど果たしているのでしょう。商店会に余力があれば別ですが、もっと他に優先すべきことがあるのではないか、そう思えてなりません。

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郵便物の転送制度について思うこと

2012-10-25 00:24:28 | 12期生のブログリレー

 12期生の山岡です。今回も引っ越しネタを引っ張りたいと思います。

 皆様は引っ越しにあたって郵便物の転送サービスがあることはご存じかと思います。郵便局に届け出をしておけば、1年間は旧住所宛の郵便物を新住所に転送してくれるありがたいサービスです。しかも無料です。
 住所がどうであろうと使用に支障はでないため、携帯電話の登録住所やクレジットカードの登録住所の変更を後回しにしがちな私にとっては、なくてはならないサービスです。
 引っ越しは初めてでもないため、以前から「無料でありがたいサービスだなあ、でも1年間もやらなくても3か月くらいで十分なのになあ」と思っておりました。
 ところで最近、この転送制度は法定されていることを初めて知りました。知っている人には当たり前でしょうが、私はびっくりしました。皆様はご存じでしたか?

(以下、各条文はすべて「電子政府の総合窓口 イーガブ」の該当ページからの引用です。(http://law.e-gov.go.jp/))

郵便法
第三十五条 (転送)  郵便物(郵便約款の定めるものを除く。)は、その受取人がその住所又は居所を変更した場合においてその受取人から郵便約款の定めるところによりその後の住所又は居所を届け出ているときは、その届出の日から一年内に限り、これをその届出に係る住所又は居所に転送する。

 なるほど、法定されているならばきっかり1年間転送期間をとらなければ仕方がないですよね。

 さらに、今回、この転送制度が自動化されたシステマチックなものではなく、郵便局員(おそらく配達員?)の眼に頼った制度だということも体感しました。

 私はよくネット通販を活用するのですが、商品によってはよくゆうメールで届いたりします。
 通常、通販商品は佐川急便やクロネコヤマトなどの宅配便で届き、受領印を求められることが多いのですが、ゆうメールは通常の郵便物と同様にポストに入り、受領印は特に必要のないものです。
 とはいえ、通販で購入した商品は配達されるまでは非常に不安ですから(少なくとも私は必ず配達予定日を確認し、当日はそわそわしながら待っています)、配達状況の確認は必要です。そのあたりへの配慮なのでしょう、ゆうメールも配達状況の確認ができるようになっています。

 引っ越し直後、息子の要望でゲームソフトを予約購入しました。その際、住所をよく確認せずに購入してしまい、宛先は旧住所にしてしまいました。ネット通販は一度利用すると、クレジットカードの情報を含めて前回の情報をそのまま利用できたりするのですが、こういうときは便利さが仇になります。発売日に届くようなタイミングで手配をしており、息子にせかされることもあって配達状況は気にしておりました。
 あいにく、ゲームは発売日に届きませんでした。住所を間違えたから仕方がないか、と思ってweb上で確認すると、ゆうメールでの配達になっており、なんと「配達完了」という表示があります。あれ?届いていないしポストにも入っていなかったよ?と思ってよく見ると、そのあとに「転送中」「配達店で保管しております」という文字が。

 肝心のゲームは翌日無事届きました。配達完了の後転送中になるとはこれいかに、と考えましたが、旧住所に一度配達してしまって、その後気づいてポストから取り戻して(引き抜いて?)きたものと推測されます。旧住所は今のところ空き家なので。
 転送されてくる郵便物は、基本的にバーコードやQRコードなどが印刷されてはいません(ダイレクトメールなどでバーコードが印刷されているものもたまにありますが)。基本的には、ふつうに旧住所が印字(手書き)されていて、その上に新住所の書かれたシールが貼られ、担当印が捺印されています。
 今回のゆうメールもそうでした。

 バーコードなどであればハンディスキャナなどでスキャンし、データベースとマッチングした上、転送対象なのかそうでないのかをもれなく確認することはできるでしょう。しかし、普通の住所表示しかなければ、郵便番号くらいは機械で読み取れるでしょうが、住所表示は人の眼に頼る以外にないでしょう。
 人の眼で万一確認もれがあれば、適切な転送がなされず、誤配されてしまい、場合により郵便物の紛失などにつながりかねません。
 今回私が経験したのも、一回目の配達の際には見落とされ、旧住所に配達されてしまい、配達完了の登録をした後に誤配に気づいて、あわてて転送されたということなのでしょう。
 私の今回の引っ越しは、同じ町内の8丁目から1丁目への引っ越しで、歩いて十分程度の距離であるため、当日中に転送されなかったということが非常に不自然なのです。

 郵便物に必ずバーコードやQRコードなどを表示するようにして、そのコードで宛先を判別できるようにすればこういった誤配は劇的に減少するだろうと思いますが、実現はなかなか難しいのでしょうね。郵便局では、1,000通以上出される郵便物に関してバーコードの表示があれば料金を5%割り引く、という制度があるようですが、1,000通の郵便物というのはそれこそダイレクトメールレベルなので、個人や中小企業者レベルではなかなかそこまで出さないでしょう。
 郵便物は配達員をはじめとした方々の人の眼で支えられているのですね。

 話は変わりますが、自分の家に誤配された郵便物があったときはどうすればよいのでしょうか。ご存じかもしれませんが。

郵便法
第四十二条 (誤配達郵便物の処理)  郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。
○2  前項の場合において誤つてその郵便物を開いた者は、これを修補し、かつ、その旨並びに氏名及び住所又は居所を郵便物に表示しなければならない。

 誤配の場合の取り扱いも法定されているのですね。「誤配」と書いたメモを貼ってポストに入れるのが楽でしょうね。もし誤って開封してしまった場合はその旨と住所氏名まで表示する必要があるのですね。くれぐれも郵便物は宛先を見て、自分宛であることを確認してから開封しないといけませんね。

 なお、誤配の郵便物をそのまま放置したりすると、遺失物等横領罪に問われたりする危険もあるようなので、面倒くさがらずに誤配には対応したほうが良いですね。

 最後に、みなさんも引っ越しをされるときには、中小企業診断士として経済産業大臣に対する登録変更の届け出が必要になりますのでお忘れなきように。

中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則

(登録の変更)
第十三条
 中小企業診断士は、第七条第一号、第三号及び第四号に掲げる事項について変更があったときは、遅滞なく、様式第六による届出書を経済産業大臣に提出しなければならない。

 この「第七条第三号」が住所になりますので。
 私は協会経由で変更の届け出を出しました。

 それではまた。

 

 

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自作PCについて

2012-10-23 22:36:52 | 12期生のブログリレー

12期生の大川鉄太郎です。

ブログの順番がだんだん早く回ってくるようになってきた気がします。

昨日は診断士試験の天王山である2次筆記試験でした。勉強会で受験生の支援をしてきたので本日は受験ネタで

いこうとずっと思っていましたが、毎年続く誤問騒動などについて不遜なことを書きそうなので急遽やめました。

 PCネタでいきます。私の家のPCはここ20年くらい自作機です。自作機と聞くとオタク系だとかマニア系とかの

イメージがありますが、全然関係ないです。始めたきっかけは某社のPCを開けてパーツ交換をしようとしたところ、

マザーボードやケースにいろいろ意地悪な細工がしてあり、ケースを閉じるのにも一苦労だったことです。

なぜこのようなことをするのでしょうか? 

単純には触らせたくない、ということでしょう。ではなぜ触らせたくないのでしょう? 独自に手を入れたPCを

修理に出されたら迷惑だ、ということでしょうか? でもそれは断ればいいだけですよね。結局のところ、

メーカー自身が通常の家電製品との違いを一番よく分っていて、PCはほとんど完璧なモジュラー型で

あってその性格を少しでも隠蔽したかったのかなと今では思います。モジュラー型だと分かってしまうと

ブランドの価値はほとんど飛んでしまうからです。日本の製造業としてはとても厳しい現実ですが、

アメリカ国内で組み立てるデル社も同じ条件ですから甘えや言い訳はできません。

 その一方で個人としては標準部品で組み立てれば大きな自由度が手に入り、メリット大です。

自分の思い通りにパーツを選択できるし、途中で交換もできるからです。しかし

マニアではないので常時部品をウォッチしてどんどん交換するようなことはしませんが、時期が来るか

故障すると、そこで情報を集めて次の選択を考えます。これは子供のころの模型飛行機やプラモデル

のような楽しみがあります。

*なおノートPCはモジュラー型とは言えませんので機会があれば別途書きます。

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10月活動報告そして2012年残り2ヵ月

2012-10-23 22:10:12 | 12期生のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾12期生、先生及びサポーターの皆様

 

12期生の森田です。

第6回目の投稿テーマは「10月活動報告と2012年残り2ヵ月」についてです。

前回と同じような内容ではございますが、今年1年間を簡単に振り返りました。

 

(1)前回ブログの提案書

前回ご紹介させていただきました提案書については、無事、今月上旬に提出することができました。

今後も診断士活動で得たものを自身の価値として、所属企業・組織に役立てられるよう提案を行っていきます。

 

(2)診断報告書の作成作業

今月中旬は、診断実習の班員と活発な情報交換をし、診断報告書の作成に力を入れてまいりました。

診断実習の活動も今週末の報告会で終了となり、約1カ月、あっという間に過ぎてしまいました。

今回、班長の仕事を務めさせていただきましたが、至らない点が多々あったかと思います。

班員の方そして先生方からは様々な気付きやアドバイスをいただけた事が非常に勉強になりました。

良い経験をさせていただき皆様に大変感謝しております。

 

(3)2012年残り2ヵ月

はやいもので、2012年も残り2ヵ月となりました。

私の2012年は1月の診断士試験合格にはじまり、2月3月の実務補習の後はあっという間でした。

残り2ヶ月間の過ごし方についてですが、まず、診断報告会翌日に受験機関の実力テストを受験します。

そして12月末にも実力テストを受験するので、演習量を倍増し、

来年の本試験のための基礎力を万全なものにして今年1年を締めくくりたいと思います。

気持ちよく年越しできるよう頑張ります!

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ボイトレ合宿に参加しました

2012-10-21 12:33:11 | 講師大草からのメッセージ

こんにちは。大草です。

鴨志田先生からのご紹介で、10月6日,7日に宮崎絢子先生の教室の
ボイストレーニング合宿に参加してきました。
合宿は千葉県にある「生命の森リゾート」で行われました。

ボイストレーナーの宮崎絢子先生は来年の1月、育成塾の第7回講義に
お越しいただく予定です。

合宿では、青空の下、自然の中で「ののゆる体操」という体操をしたり、
発声の練習をしたりと、身体を動かしながら気持ちよくトレーニング
できました。

他にも、3分間スピーチをしたり、4人のグループに分かれて詩の朗読を
したりしました。
詩の朗読は初めてやりましたが、難しいものですね。

まず、詩を読み込んで内容を解釈します。
次に、それをどう表現するかを考える。
そして、伝えたいことが伝わるように表現する。

課題として与えられた詩がどのような情景を表しているのか
考えるのも難しいことですが、表現したい内容を聴き手に伝わるように
表現することの方が難しかったです。

詩の朗読に限らず、プレゼンなど人前で話す場合も同じですよね。
どう表現すれば、伝えたい内容が自然と聴き手に伝わるのか。
伝わるような通る声で話すことは大切ですが、その声をどう活用するかも
重要ですね。

間の取り方、声の強弱や話すスピードなどのメリハリ、声のトーンや感情表現、
身振り手振りや話の構成などなど、表現方法は様々です。

これまでは、ボイストレーニングのレッスンを中心に声を改善することに
注力してきましたが、これからはその声をどう活かすかも
学んでいく必要があるなと感じました。

今回の合宿では、とても気持ちよく楽しくボイストレーニングができました。
ぜひまた参加したいなと思いました。

 

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