堀江でございます。
今回は、コンピューターソフトの内外価格差について。
実はわたくし、かなりのPCヘビーユーザーです。現在家族でラップトップ7台を保有しドロップボックスとワンノートでつなげて使っています。私は歴代Thinkpadばかり4台保有。パソコンおたくではなく、PCに特段詳しいわけでもありません。古い機種を捨てずに、自分で修理して使っているうちに増えてしまいました。最新機種マニアでもありません。ウインドウズXPから7に切り替え始めたのは3か月前からです。PCの値段は下がり買いやすくなったけれど、ソフトは依然として高い。Office 2010 Home and Businessを4ライセンス分購入しただけで、5万円かかりました。
さて本日のお題。Office 2010は、海外ではもっと安いんですよ、損しているのは日本の個人利用者だけですよ、というお話。
Microsoft Officeの基本構成、つまりエクセル、パワーポイント、ワード、ワンノートを購入すると、日本では2万5,000円します。ほぼ同じ構成を、アメリカでは1万円以下で買えます。なんでこんなに値段が違うのか。実は、ソフトウェア・ライセンスの設定が日本だけ異なるからなのです。
Office2010は、殆どの国で、商用目的(Home and Business)と非商用目的(Home and Student)の2通りの利用ライセンス(正式名称はProduct Key)が販売されています。それ以外にAcademicもあり、国によってはSmall Businessやらなんやらいろいろあります。それぞれ、商用・非商用以外に、何台のPCでつかえるか、何人のユーザーで共用出来るか、学生か社会人かなど、ライセンス契約上の違いが設けてあります。このうちHome and Studentは、ソフト普及の目的があるのでしょう、各国で特に割安に価格設定されています。アメリカ本国では8,000円、中国ではなんと2,000円。勿論パワポを含んだ値段です。
残念なことに、日本ではHome and Studentが販売されていないのです。ビジネスでは使わない人が、割安で購入できる選択肢がないのです。欧州各国は勿論、中国、韓国、台湾、インドなど、殆どの国ではこのHome and Studentが販売されています。日本だけ売られていない。残念です。