16期生 鯉沼です。
事情によりブログの順番を代わっていただきました。
以降、気をつけます。反省。
さて、今回は1/14に参加いたしましたMBC総研の勉強会「自治体交渉力研修プログラム(講師:長沼フミ子先生)」について感想を書かせていただきます。
この講義は現在も有償提供されているサービスと同等の内容を含みますので、詳細についてはここではご紹介いたしません。
ご興味のある方はMBC総研のホームページからお問い合わせいただければと思います!
(稼プロ関係の方は塾長か、一緒に受講した16期 原田さん、水口さんまたは私まで!!)
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みなさんは「交渉」に臨む、という場面に自分がいると想像したとき、どのような気持ちになりますか?
もちろん交渉における立場によって変わるとは思いますが、私はおおむねどんよりします。でも、それを楽しめる方もいますよね。
今回の勉強会のご案内を頂いたときに、私は、①自分の交渉に対する意識を変えたい②自治体に対する研修内容がどんなものなのかを知りたい③MBC総研というプロ集団の「勉強会」を覗き見たい(笑) という好奇心から、参加をすることに決めました。
内容盛りだくさんだったのですが、ポイントを一点に絞ってお話ししたいと思います。
ご案内いただいた際、この講義は「住民との交渉をコミュニケーションとして捉え、信頼関係の構築に重点をおいた内容です」とお伝えいただきました。
私にとってはこの「交渉をコミュニケーションとして捉える」考え方そのものが非常に役立ちました。
そもそも私にとっての「交渉」とは、条件をすり合わせる、あるいは調整するという行為の1ステージ上の難易度を持つものを指していました。
相手方が強弁を用いたり、あるいは高度なそれこそネゴシエータが登場して、どうにもこちらの意見を聞き入れられないような状況になった場合の対応、です。(思い込みでした)
私は「交渉」に非常に苦手意識があったのですが、考えてみれば当り前のことですよね。だって、困難なものだけを対象だと思い込んでいたわけですから。
問題なのは、そうやって私は交渉は苦手、自分には向いてない、と思い込み、それを理由にしてその能力の向上をあきらめていたことです。
本研修では、「交渉」の定義に触れ、それに続いて交渉の進め方や、それと関連するコミュニケーション・スキル、そして相手の特性に合わせた交渉方法などを学びます。
それを通じて、
- 私が従来、比較的スムーズに解決してきたことも全て「交渉」であり、困難ケース(今まで私が思っていた「交渉」)はあくまでもその延長線上にある
- 私は本当に交渉が苦手なのかもしれないけれども、それでも取り組むべきやり方はある
と、考えを改めることができました。
一方で、その場の会話をうまいことコントロールしてゴールに近づけるという小手先の方法で解決しようとすると、特に知恵の足りない私はすぐにバレてしまいます。
過去にも、やむを得ず誘導しようとしたら、「お?今日は鯉沼さんらしくない進め方だね(爆)」と一笑に付された経験があります。場は和みましたが。
教えていただいた知識をベースに準備して、かつ自分らしいコミュニケーション・スタイルを活かした交渉術を考えてみたいと思います。
なお、別の調べ物をしていた際に「マッセOSAKA」という、おおさか市町村職員研修研究センターのサイトに行き当たりました。
多くのセミナーの講演録(書き起こし?という位の内容)や研究会の報告書を公開しています。
ここで出会った「クレームを活かそう!~住民から信頼される行政へ~」という研究会報告書が、今回の長沼先生の講義で学んだことを改めて納得させてくれるようなものでしたので、ご興味のある方はGoogle等で検索してみてください。
(外部からのリンクに関するサイト方針を見つけられなかったので、直接リンクは避けておきます)
他にも興味深いマテリアルがたくさんありました。お時間あるときにのぞいて見てください。
【MBC総研というプロ集団の勉強会について】
実際にご活躍されておられる方々が、お互いにナレッジを共有しあって高めあう場面を目の当たりにして、独立を目指している身として非常に刺激を受けました。
私も早く、生々しくその会話に参加したいと感じました。
また、今回の長沼先生の講義については、内容はもちろん、進め方やその構成自体がとても勉強になりました。
さまざまな事例や知見を織り込みながら、かつ演習をバランスよく取り入れられており、いろんな意味でテキストを読み返したいと思いました。
稼プロのみなさまも、テーマにご興味がある場合にはぜひMBC総研勉強会に参加されることをお勧めします。
鯉沼和久