東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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今日の私が考える”三意”

2020-08-21 12:00:00 | 20期生のブログリレー

16期生の大石泰弘です。

最初に自己紹介をします。
2016年3月に法政大学の養成課程を修了した時に独立を決めました。
診断士業界を実感するために、住所の松戸市を中心に、千葉県、東京中央、
茨城県の診断士協会にはいりました。

県ごとに活動内容が全く違い、かつ毎年変化していくことがわかりました。
今も異なる目的で3つを継続しています。

今は、事業承継支援のコーディネーターをしながら、民民でファーム出身
コンサルタントのように高い時間単価で稼ぐための準備をしています。

稼プロには2016年に16期ではいりました。それ以来ブログは続けさせて
いただいています。コンサルタントは発信力が必要になると思うからです。

ここから、今日の本題です。
診断士の稼ぎ方はさまざまですが、いい仕事をするためには、どんな稼ぎ方でも
三意がベースとして必要だと実感しています。それはファーム出身者も同じです。

一方で、三意の定義はだんだん変化していくことを実感しています。
稼プロ塾生だった時にはシンプルに考えていましたが、稼ぎ方が具体化するに
つれて、だんだん物足りなくなってきました。

今日時点での定義を整理しました。
誠意:常に実力を向上させる努力をし、いつもその時のベストをアウトプットすること。
熱意:クライアントの気持ちで悩みを受け止め、クライアントが解決行動をとれる様にし、
   クライアントの笑顔をめざす。
創意:常に、世界の新しい情報に興味を持ち、クライアントの問題解決の手段を広げる。

これからも見直していきます。
みなさんと長くつきあえたらと思っております。

 

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「なりたて診断士」は何をすべきなのか

2020-08-20 12:00:00 | 20期生のブログリレー

「なりたて診断士」は何をすべきなのか

目次
1.はじめに
2.診断士を取り巻く環境 (+Withコロナ)
3.診断士の仕事環境
4.考察
5.そして「なりたて診断士」は何をすべきなのか

1.はじめに

 お盆も明けて暑い時期が続きますが、いまだ新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)の勢いは衰えておりません。
 帰省の移動や今後の人々の活動を考えても、すぐに収束することもないでしょう。
 いずれにせよ、大きく変わった仕事と生活のスタイルは、今後も更に進化し発展することになりそうです。
 私は、9月に最後の実務補習を受けて「なりたて診断士」となる予定ですが、このような状況下で「何をすればよい」のでしょうか?
 診断士を取り巻く環境に、Withコロナの影響を加味して、物事を考える必要がありそうです。
 Webから得た情報だけですが、一人で勝手に考えてみました。


2.診断士を取り巻く環境 (+Withコロナ)

 (1)コロナでの補助金増加、中長期的には減少
  コロナにより補助金が増加しています。
  中小企業を継続的に支えるために今後も一定額が供給されそうです。
  一方で、中長期的には、国の財政難を受けて全体額は減っていく方向です。
  補助金支援などの業務は、将来的にかなり競争が激しくなること市場ではないでしょうか。

 (2)顧客ニーズの変化
  中小企業の経営が厳しくなるなかでは、速攻性のある具体的な提案を求められることが増えそうです。
  長期にわたって支援する「伴走型支援」で継続的に具体的提案をすることが望まれます。
  企業研修や講習会は、速効性はなくとも、効果の有無がシビアに測定されることでしょう。
  よいコンテンツに加え、よいデリバリー(話術)が必要になります。
  
 (3)中小企業の減少
  根本的な話ですが、コロナの影響も加わったことで中小企業が大幅に減少することになりそうです。
  特に小規模企業は廃業に追い込まれる会社も多くなっています。
  一方で、コロナに耐えられる中規模企業は、IT化を含んだ高度な経営強化をより早くすすめるでしょう。

 (4)診断士の競合参入
  IT進展にともない、将来性が危ぶまれている他士業から、
  研修・補助金・経営コンサルのすべての市場に参入することが多くなり、
  診断士でもレベルの高い仕事ができなくては生き残れなくなりそうです。


3.診断士の仕事環境

 (1)Web活用の増加
  現時点でもZoomなどのWeb会議活用が増えていますが、今後は益々当たり前のことになります。
  Webでの研修・講習なども増えるでしょうし、経営相談なども増加するでしょう。
  Web相談であれば、1対1相談だけでなく、1対多など複数診断士との協業も必要となります。

 (2)支援範囲の広域化
  診断士は全国どこでも活動ができますが、移動時間と費用の制約がありました。
  今後、Webで完結する仕事が増えることになれば、これまで以上に場所の制約がなくなりそうです。
  診断士同士もWebで知り合うことやコミニケーションすることも増えそうです。


4.考察

 (1)具体的支援の増加
  経営環境が厳しい企業が増え、速攻性のある具体策を求められる機会が増えます。
 
 (2)診断士の2極化
  中小企業数は減り、診断士数は右肩上がりの現状です。
  優秀な診断士は需要がありますが、稼げない診断士が増え、更なる2極化がすすみます。

 (3)診断の専門化・高度化
  速攻性があると同時に、専門的で深い診断が必要とされます。
  最新の情報や手法を常に持っていることが求められ、情報収集力と情報発信力が必要です。
  また、1つの企業に対して、専門性がある複数診断士の協業も増えるかもしれません。

  
5.そして「なりたて診断士」は何をすべきなのか

 まず、高度な経営支援に関わるために、今以上に自分の専門性を高める必要がありそうです。
 私の場合、営業と貿易にたずさわりましたが、汎用性を持ち応用できる力をつけたいと思います。
 企業研修や講習会は、専門性を活かしたコンテンツの作成に加え、
 話術などのプレゼンテクニックを学びます。
 人を元気にし、感動させ、動かせるプレゼンができるか、求められることが多いですね。

 結局、やることはあたり前のことなのでしょうが、実践できるか、それに尽きるのでしょうね。
 あー、前途多難ですが一歩一歩すすむことにします。

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セルフブランディングどうする!?つづき

2020-08-19 12:00:00 | 20期生のブログリレー

 20期生の大井です。とてつもなく暑い日々が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?1週間ちょっと前までは、朝、蝉のうるささで目が覚めていたのですが、あまりの暑さで蝉も静かになってきたように思います。まさに猛暑、酷暑。体調には気をつけて残りの夏をしのぎたいところです。

 1回目の講義から約1か月、2回目のブログが回ってきました。前回セルフブランディングで感じたことを書きましたが、あれからずっと頭の中をグルグル回っています。あまりにグルグル回るので、夏の休暇を使って前回の講義を最初からやり直しました。講義の最初は過去の自分の振り返りでしたので、そこにヒントを得て、思い切って昔の研修資料や転職の応募資料を引っ張りだし、その時々に自分が書き出した働くことへの思いや価値観を確かめることにしました。
 その資料の1つに、5年前にいた会社で受けた40代前半向けキャリア・ライフプランセミナーというのがありました。これは、自分でも驚くくらい詳細に自己分析をしていて(正しくは「させられていて」)、放置していたのは本当にもったいなかったと反省しました。再発見です。他には、転職での志望動機とか取ってつけたような自分の強みアピールとか、、、、読みなおして本当に小っ恥ずかしいものも多いです。ただ、それに耐え忍んで過去自分が書いた資料を並べてみると、面白いことに自分のこだわりが何かが朧気に軸となって浮かんできます。そんなこんなで、自分自身の価値観として洗い出したのが以下の8つです。

  1. 昨日よりも1つ良い今日を目指す。
  2. 先進と普遍性を両立させながら、挑戦をつづける。
  3. 迷ったら、本質・原点に立ち返る。
  4. 商い(仕事)は公明正大に。ウソはあかん。
  5. 目標は匍匐前進でもいいのでやり遂げる。転んでもただではおきない、何かをつかもう。
  6. できない理由より、やれる方法を考える。
  7. 新しい価値をつくって、事業貢献・社会貢献につなげよう。
  8. 仕事は楽しく明るく前向きに。

 私の三意は、1,2,7が創意、3,4が誠意、5,6,8が熱意のような気がしてきました。どうも創意へのこだわりが一番強いようです。まだまだ洗練されておらず、もっと簡潔にわかりやすくできると格好いいな、と思いつつも、これを起点にセルフブランディングをやり直しをしたところ、今回は何とか7つの項目を埋められました。前回の講義では3項目しか埋められなかったので一歩前進です。ここから、さらに練り上げていきたいと思います。
 今回よくわかったのは、継続的に自分を見つめなおすことの重要さ、そして見つめた内容を残しておいて振り返ることの大切さです。過去の自己分析がこんなにありがたいものとは思ってもいませんでした。

 ちなみに5年前のセミナーのワークの10年後の私の目標の1つに「中小企業診断士になる」と書いてあり、自分で驚いてしまいました。ただ残念ながらその後のシナリオは描いていませんでした。心の中で半分ガッツポーズしつつも苦笑いです。まだまだスタートポイント、今度は次へのシナリオを描いていきたいと思います。

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おっちょこちょい

2020-08-18 07:00:00 | 講師富岡からのメッセージ

20期生の皆さん、こんにちは。講師の富岡淳と申します。

入塾式に参加出来なかったので、まだ皆さんに直接ご挨拶できていません。

私の登壇は11月28日(土)です。お目にかかるのを楽しみにしています。

 

私はまだ皆さんのことをよく知らないのですが、例年受講生の多くは企業に

お勤めで、独立しようかどうしようか考えている方が多いようです。このプロコン

育成塾で学んだり情報収集したりして自分の将来の道筋を立てたりするわけですね。

 

私の場合は、おっちょこちょいなので、そういうふうに深く考えず、自分の道は

これしかないと思い込み、独立一直線でした。だからプロコン塾に入ったのも

独立1年目です。(私は9期生です)

 

それで独立してどうだったかというと、理想と現実は違っていて、思い描いていた

通りになっているわけではないのですが、試行錯誤しながらやっていくうちに、

いろいろな縁が生まれたりして、楽しく仕事は出来ています。

 

このプロコン育成塾の講師という仕事も、ひょんなことからお受けすることとなり、

なんだかんだ9年目になりました。

 

私の担当は「話すスキル」です。皆さんの力を最大限引き出すべくお手伝いしたいと

思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

富岡 淳

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20年ぶりに読み返した本からの気付き

2020-08-17 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは。20期生の安納です。

コロナ禍の短い夏休みとなりました。都内在住の親類家族がおりますが、今年は北関東の実家への帰郷を自粛したため、オンラインで盆の棚経を中継することとなりました。墓参りも今年は代行が盛んと聞きます。年中行事も諸々姿を変えていきそうな気配ですが、消えることなく継承できる知恵を培いたいものです。

さて、この度は、先日逝去された報を目にし、再読した外山滋比古氏のベストセラー「思考の整理学」からの気付きと、再読の効果について、触れたいと思います。

この本をはじめて購入したのは、学生時代の末期、まさに卒業論文に着手せんとしていた時期だったと思います。○十年前になるので、手元に置こうとした詳しい動機の記憶は乏しいのですが、恐らく、「考える」ことにそれなりに悩み、対策を求めていたのだろうと思います。

当時本書から得て大切にしていた考え方は2つありました。1つ目に、「寝させる」という、考えを熟成させるために時を置くことを是とすること、2つ目に「セレンディピティ」という、中心テーマから少しそれて周辺知識の結びつきや活性化から新たな発見を期待すること、でした。すぐに答えが出せなくてもいい、テーマからずれていると感じても探求の価値がある、そんな風にスランプ状態を肯定的にとらえるための素地として吸収していたのだと思います。特に、「セレンディピティ」の考え方は、当時傾倒していた萩原朔太郎の世界観とも融合し、自分の生活の中に「積極的迷子行動」として結実していました(名称は仰々しいですが、具体的には、普段通らない通学路を通ったり、バスの終点まで向かったりして、見慣れぬ風景に身をおいてみるという、時間にモノを言わせる趣味の時間です)。

再読いたしますと、総じてこの書籍の魅力が増したことは間違いないのですが、当時の印象も姿が変えるとともに、浮かび上がってくる部分も変化してまいります。印象の変化については、そもそも、「寝させる」ことは集めた情報をまとめ、一定の命題にしたものを対象にしており、ましてや、卒論当時に成果物に悩み「今日のところはこれで勘弁してやるか」とばかりに自分が寝る口実としていい概念ではありませんでしたし、「セレンディピティ」についても、当時と感覚が異なり、自分の課題を明確化させるための過程であるように感じられました。ある瞬間に自分がテーマとしていることが、実は本質とはそれていて、これを是正するために周辺に遊ぶ必要があるのかもしれません。

新たに印象に残った点を2つに絞れば、「触媒」という、さまざまな知識経験を融合し新たな知識感情を生み出す個性・人間のあり方、「手帖とノート」による知識のまとめ方、になります。

「触媒」の考え方は、診断士試験過程で経験したような、専門知識を外部・内部の現象に割り当て、診断と助言を導き出す診断士の姿を彷彿とさせます。企業の過去から未来を紡ぎ出す、よき触媒としての働きをこれからの心がけとして印象を刻みました。「手帖とノート」については、今まであまり考えることがありませんでした。学生時代は講義ノートをよくとったものでしたが、社会の事象、書籍、人づての耳学問、あらゆる情報は知識の源泉であり、こうしていわゆるブログネタで悩むことをきっかけに、情報を集積する行動体系を作り上げるのも重要です。大切なことは忘れないようわざとメモしない、という荒療治も紹介されていましたが、まさに本書はこうした情報整理の工夫を通して上梓された賜物である点は見逃せません。整理と融合、はこれからの活動において大きなヒントになると感じました。

また、こうして過去に読んだ本を再読することも、とても大切なことだと気づきました。新たな知識の吸収に迫られる情報社会の昨今、既読の書籍に立ち戻る機会が少なかったように思えます。しかし今回、再読する時間を設けてみて、過去の自分に出会ったような気がするとともに、時間を経た変化や立ち位置の相違による新たな気付きなど、自身を経過した時間を捉え自省するのに大いに役立つものだと認識しました。

本書の最終章は「コンピューター」で締めくくられており、記憶偏重の学習から思考力重視の学習への移行による新たな人間性の確立を促しています。言葉と考えることを大切にして、今後の講義にも取り組んでまいりたいと思います。

なお、今回のブログは「思考の整理学」(外山滋比古著 ちくま文庫)を参考にいたしました。著者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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